高橋先生、中3の娘が、学校に行けない日が続いています。「このままだと内申点が下がって、行ける高校がなくなるのでは」と考え始めたら、頭から離れなくなりました。「不登校 内申点」で検索してみたのですが、記事によって書いてあることが違うように見えて、何を信じてよいのか分からなくなっています。
松田塾長調べるほど迷ってしまいますよね。先にお伝えしたいのは、学校に行けない日が続いていることは、保護者の方の育て方のせいでも、お子さんの怠けでもない、ということです。そのうえで、正直にお話しします。「不登校だから内申点はこうなる」と、一律に言い切れる答えは、私にはありません。内申点のもとになる評定をつけるのは、お子さんが在籍している中学校で、何をどの程度使ってつけるかは、学校ごとに確かめる必要があるからです。

高橋言い切れないのですか。
松田塾長言い切れることと、言い切れないことを分けて整理します。この記事では、千葉県教育委員会が公表している令和9年度(2027年春)の千葉県公立高等学校入学者選抜実施要項と、文部科学省の通知を原文で読みます。そのうえで、内申点とは何のことか、欠席は調査書にどう出るのか、評定がつかない教科があるときはどうなるのか、家で学んだことが成績に反映される場合はあるのか、の順にお話しします。

高橋難しい文章を読むことになりそうで、少し不安です。
松田塾長要点だけを取り出して、表にしながら進めます。ひとつだけ先にお断りしておくと、私は医療の専門家ではありませんので、お子さんの状態を診断することはできません。心や体の不調が気になるときは、学校の先生、スクールカウンセラー、公的な相談窓口、医療機関に相談してください。窓口は、後の章にまとめています。

相談だけでも無料です
勉強のこと、塾選び、進路のこと。進学塾リオンの無料の個別相談で、まずお話しください。相談だけでもかまいません。保護者の方だけでも、オンラインで自宅からでも受けられます。無料体験授業は、中学生・高校生とも全学年が対象です。
結論 内申点は「誰が何を決めるか」を分けて、在籍校に確かめる
高橋結論から教えてください。不登校だと、内申点は下がるのですか。
松田塾長「下がる」とも「下がらない」とも、私には言えません。評定は、在籍している中学校が、そのお子さんの学習の状況を見てつけるものだからです。その代わり、誰が何を決めているのかを分けておくと、誰に何を聞けばよいかが見えてきます。

| 確かめたいこと |
決めているところ |
聞く先・見る資料 |
| 入試の日程、調査書の様式、選抜の資料の種類 |
千葉県教育委員会 |
実施要項、県教育委員会のページ |
| 評定(内申点のもとになる数字) |
在籍している中学校 |
担任や教科担任に、評価の仕組みを聞く |
| 評定にかける係数K、加点、各検査の配点 |
志望する各高校 |
各校の「選抜・評価方法」 |
| 受けるか、いつ受けるか、どこを受けるか |
お子さんと家族 |
急がず、本人の気持ちを聞く |
高橋最後の行は、制度の側では決まらないことなのですね。
松田塾長そうです。受験をするかどうかも、制度が決めることではなく、お子さんの意思と心身の状態が先です。評定のことを調べるのは、決めるための材料を集めるためで、お子さんを急がせるためではありません。

高橋この記事の範囲を教えてください。
松田塾長千葉県内の公立中学校に在籍して、千葉県の公立高校を受ける場合の話です。私立高校や他県の公立高校は、調査書の使い方が違います。それぞれの募集要項で確かめてください。また、実施要項は年度ごとに定められます。この記事は令和9年度(2027年春)入試のものを読んでいますので、受験する年度の要項を、千葉県教育委員会のページで確かめてください。

1 内申点とは何か 千葉県の公立高校入試では「調査書の評定」

高橋そもそも、内申点というのは、正式には何を指す言葉なのでしょうか。
松田塾長「内申点」は、一般に使われる呼び方です。千葉県の実施要項では、中学校の校長が作る「調査書」の中の、教科の学習の記録にある「評定」のことを指します。評定は、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語の9教科について、5段階でつけられます。

高橋中3の分だけではないのですね。
松田塾長令和9年度の実施要項では、9教科の評定の「全学年の合計値」を使うと書かれています。中1、中2、中3の評定が対象です。1教科が最大5ですから、9教科を3学年分足すと、計算の上では最大135になります。この135は要項に書かれた数字ではなく、私が計算したものです。

高橋学年ごとに、つけ方が違うのですか。
松田塾長調査書の作成上の注意に、第1学年と第2学年の評定は、中学校生徒指導要録に記載されたものを転記する、とあります。第3学年の評定は、目標に準拠した5段階評価とする、とあります。調査書は、令和8年(2026年)12月末日現在で作成する、という決まりもあります。

令和9年度 千葉県公立高校 一般入学者選抜 内申点のしくみ(原文の要点)
– 選抜の資料は、中学校長から送付された調査書等の書類、学力検査の成績、学校設定検査の結果。各高校が、能力や適性などを総合的に判定する(実施要項 第9 選抜方法)
– 調査書の得点は、9教科の評定の全学年の合計値に、各高校が定めるKの数値をかけたもの。Kは原則1で、各高校が0.5以上2以下の範囲で定める
– 調査書の記載事項について、各高校は学校の特色に応じて、50点を上限として加点することができる
– 学力検査の得点、学校設定検査の得点と合わせた「総得点」に基づいて、総合的に判定する
– 各高校は、選抜の手順、資料の項目、配点などを定めた「選抜・評価方法」を作成して公表する
高橋Kというのは、高校ごとに違うのですか。
松田塾長違います。同じ評定の合計でも、Kが2の高校では調査書の得点が大きくなり、Kが0.5の高校では小さくなります。ですから、「内申点がいくつなら、この高校」という一律の話にはならず、志望する高校の「選抜・評価方法」を見る必要があります。令和9年度の分は、令和8年10月15日以降に各高校のウェブページで公表する、と高校入試Q&Aに書かれています。公表されたあとは、志望校のページで確認してください。

高橋評定だけで決まるわけではないのですね。
松田塾長はい。学力検査の得点と、学校設定検査(面接、作文、自己表現など高校が定める検査)の得点も、総得点に入ります。どの資料に、どれだけの配点を置くかは高校ごとに違います。この記事では、どの高校がどうだと比べることはしません。

2 欠席は、調査書にどう出るのか
高橋学校を休んだ日数は、調査書に書かれるのでしょうか。
松田塾長千葉県教育委員会は、令和6年(2024年)12月18日に、調査書の記載項目を精選すると発表しました。令和8年度入学者選抜から、「総合的な学習の時間の記録」「出欠の記録」「行動の記録(第3学年)」「総合所見」の4つを削除する、という内容です。理由は、配慮の必要な生徒の心理的負担等とならないように、と書かれています。

高橋令和9年度の調査書にも、出欠の欄はないのですか。
松田塾長令和9年度の実施要項に載っている調査書の様式(様式1)を見ました。欄は、学籍の記録、必修教科の評定、特別活動の記録、部活動等の記録、特記事項です。出欠の記録の欄は、見当たりません。ただし、これで欠席が選抜にまったく関係しない、と言えるわけではありません。理由は、あとでお話しします。

高橋欠席があると、評定そのものが下がることはありませんか。
松田塾長そこは、実施要項には書かれていません。評定は、各中学校が、評価の仕組みに沿ってつけるものだからです。テストの結果、提出物、授業中の様子などのうち、何をどれだけ使うかは、学校ごとに違う可能性があります。文部科学省の学習評価の通知では、各教科の観点別の評価は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点に整理されています。また、学習状況を分析的に捉える観点別の評価と、総括的に捉える評定の、両方の特長を踏まえることが重要、とされています。ただ、実際に何を材料にしてどう評定にするのかは、学校が行うことですので、在籍校に聞いて確かめるのがいちばん確かです。

高橋令和7年度の入試では、不登校の生徒への扱いが示されたと聞きました。
松田塾長同じ令和6年12月の発表に、「令和7年度入学者選抜においても、不登校経験を有する生徒について、在籍する学校における出席の状況のみをもって不利益な取扱いをしない」と書かれています。同じ発表には、欠席が多い理由について説明するために、自己申告書を提出することができる、とも書かれています。年度を正確に言うと、どちらも令和7年度入学者選抜についての記述です。

高橋令和9年度も同じ、と考えてよいのでしょうか。
松田塾長令和9年度の実施要項とQ&Aの文章を、私が確認した範囲では、「不登校」という語は見当たりませんでした。ですから、令和7年度の取り扱いが令和9年度も同じだと、私が言い切ることはできません。千葉県教育委員会の学習指導課(学力向上推進室、電話0120-23-1008)か、志望する高校に、直接確かめてください。

欠席と調査書について、原文で確かめられたこと・確かめられなかったこと
– 確かめられたこと 令和9年度の調査書の様式(様式1)に、出欠の記録の欄はない
– 確かめられたこと 令和8年度入学者選抜から、出欠の記録など4項目を調査書から削除すると、千葉県教育委員会が発表している
– 確かめられたこと 令和9年度の一般入学者選抜の応募資格に、出席日数を条件にする文は見当たらない
– 確かめられなかったこと 欠席が評定にどう影響するか(評定は在籍校がつけるもので、要項には書かれていない)
– 確かめられなかったこと 令和9年度入試で、不登校の生徒への扱いを定めた文(「不登校」の語が要項とQ&Aに見当たらない)
高橋「自己申告書」というものがあると聞きました。
松田塾長令和9年度の実施要項では、障害または病気、怪我等の状況について志望校に申告したい人が、所定の様式(様式4)で作成して提出することができる、とあります。この自己申告書は、選抜の資料としない、提出したことで不利益な取扱いをしない、とも書かれています。様式の文面は「障害又は病気、怪我等の状況について申告します」となっています。お子さんの事情がこれに当たるかどうかは、私には判断できません。在籍校の先生か、志望校に確かめてください。

高橋ほかに、気をつけて見ておくことはありますか。
松田塾長付表2という、各高校の「期待する生徒像」の一覧があります。私が読んだ範囲では、期待する生徒像の中で、中学校での欠席の少なさに触れている高校が1校ありました。「期待する生徒像」が、実際の配点や合否にどう使われるかは、この一覧からは分かりません。志望する高校の「選抜・評価方法」で、評定、検査、加点のそれぞれに、どう配点しているかを見てください。

高橋欠席のことは、調べるほど、分からないことが増えますね。
松田塾長分からないところは、分からないまま置いて構いません。一人で抱え込まずに、確かめられる人に聞く、という進め方で十分です。ここまでのことで、保護者の方だけでは確かめきれない部分が残ったら、うちにも相談に来てください。

3 評定がつかない教科があるとき
高橋学校に行けていないと、教科によっては、評価の材料が足りなくて評定がつかない、ということもあると聞きました。そうなると、どうなるのでしょうか。
松田塾長実施要項には、そのときの扱いが書かれています。調査書の教科の学習の記録に、評定の記載のない教科がある場合などについては、他の選抜の資料と併せて、他の者の資料と比較検討したうえで、総合的に判定する、とあります。一般入学者選抜の実施要項に、評定の記載がないことだけを理由に、選抜の対象から外すと読める文は、私が確認した範囲では見当たりませんでした。

高橋では、評定がなくても大丈夫、ということでしょうか。
松田塾長そこまでは言えません。「総合的に判定する」とだけ書かれていて、評定のない教科がどれだけ不利になるのか、ならないのかは、書かれていないからです。各高校の判断で配点の考え方も変わります。「大丈夫」とも「不利になる」とも言わず、志望校に確かめる、というのが正確です。

高橋調査書には、評定がない教科をどう書くのですか。
松田塾長調査書作成上の注意に、記入事項がない場合は、記号「/」や「特記事項なし」などを記入して、空欄は残さない、とあります。また、備考の欄には、各教科の評定に一つでも「/」の記入がある人について、その理由等を記入する、とあります。理由として何が書かれるかは、要項には示されていません。備考の欄の書き方は、在籍校に確かめてください。

高橋国の通知では、どうなっていますか。
松田塾長文部科学省の令和6年8月29日付けの通知に、評定を記載するにあたって、すべての教科や観点について記載することが求められるわけではない、と書かれています。評価の材料が十分に出されていないなどの場合があるためです。記載が難しい場合も、指導要録の所見欄に学習の状況を文章で記すなど、次の年度以降の指導に生かす観点で適切に記載するよう努めることが求められる、とあります。

高橋学校には、何を聞けばよいですか。
松田塾長次の章でまとめますが、たとえば「今、評定が出せない可能性のある教科はあるか」「評定を出すために、どんな材料があれば評価の対象になるか」の2点です。聞き方は、後の章に例を挙げます。

4 欠席中の学習が、成績に反映される場合がある(令和6年8月29日の通知)

高橋家で勉強したことが、成績に入ることはないのですか。
松田塾長文部科学省は、令和6年8月29日に、学校教育法施行規則の一部を改正する省令を公布し、同じ日に施行しました。不登校の児童生徒が欠席中に行った学習の成果を、成績に反映する場合を定める告示もあわせて出されています。通知には、一定の要件の下で、学校の判断で、欠席中に行った学習の成果を成績評価で考慮することができる、と書かれています。反映できる、という書き方で、確実に反映される、という書き方ではありません。

高橋要件というのは、何ですか。
松田塾長告示に定める第1号から第3号までのすべてを満たす必要がある、とされています。要点を言い換えると、次の3つです。

steps
- 学習の計画や内容 ― 在籍する学校の教育課程に照らして、適切と認められること
- 学校と保護者等の連携 ― 学校が保護者や学校外の機関と協力する体制を保ち、学習活動の状況を定期的・継続的に把握すること
- 学校と本人の関わり ― 学校が、訪問による対面指導やオンラインでの相談・指導を通じて、本人と直接関わりを継続すること
高橋学校外の施設で学んでいる場合は、どうなりますか。
松田塾長通知の対象は、教育支援センターなどの公的機関や、フリースクールなどの民間施設、自宅です。ただし、民間施設での相談・指導が一人ひとりにとって適切かどうかは、校長が教育委員会と十分に連携して判断する、とあります。塾やフリースクールに通えば、成績に反映されると読める通知ではありません。反映するかどうかは、学校が決めることです。

高橋出席の扱いも、同じ通知で決まりますか。
松田塾長指導要録上の出欠の取扱いは、令和6年の通知で、引き続き令和元年(2019年)10月25日付けの通知に基づく、とされています。出席扱いにするかどうかも、校長や学校の判断です。令和元年の通知には、高校入学者選抜について、高校で学ぶ意欲や能力を有する不登校生徒を適切に評価することが望まれる、とも書かれています。望ましい方向を示した文で、各高校の配点や扱いを定めたものではありません。千葉県の入試制度と出席日数については、
不登校でも高校受験はできる?千葉県の入試制度と準備に書きました。

高橋不登校かどうかは、誰が決めるのですか。
松田塾長通知には、「年間30日以上の欠席」という、国の調査の定義が一つの参考になるが、不登校であるかどうかの判断は、学校またはその設置者が行う、とあります。不登校の傾向が見られる児童生徒も、対象になり得る、とも書かれています。日数だけで機械的に決まるのではない、ということです。

高橋家庭では、どうすればよいのでしょうか。
松田塾長できることは、3つ思い浮かびます。1つは、学校とのつながりを、細くても保つことです。担任でなくても、養護教諭やスクールカウンセラーなど、連絡を取りやすい先生で構いません。2つ目は、家で何にどう取り組んだかを、形に残しておくことです。ノートやプリントの写真など、残せる範囲でかまいません。3つ目は、先生に「どの教科の、どんな学習が評価の対象になり得ますか」と聞いてみることです。ここまでは、お子さんが気持ちを向けられることが前提です。無理に勉強をさせる必要はありません。

5 在籍校に確かめたいこと 質問の例

高橋学校に聞くとき、何をどう聞けばよいか、整理したいです。
松田塾長質問の例を挙げます。そのまま読み上げる必要はありません。聞きやすい形に直して使ってください。

steps
- 評定の見通し ― 令和9年度の入試に使う評定(1年から3年)は、いまどうなっているか。3年生の評価は、いつの時点までのものが調査書に使われるか
- 評定が出せない教科 ― 評価の材料が足りず、評定を出せない可能性のある教科はあるか。出せるようにするには、どんな材料があればよいか
- 欠席中の学習 ― 家、教育支援センター、オンライン、民間施設での学習を、成績に反映する考え方や条件はあるか(令和6年8月29日の通知を踏まえて)
- 連絡の取り方 ― 誰と、どのくらいの間隔で、どんな方法(電話、オンライン、訪問など)でつながるのがよいか
- 進路の相談 ― 志望校を考える時期、面談の予定、志望校の「選抜・評価方法」の見方を教えてもらえるか
- 自己申告書 ― 自己申告書を出すことができるのは、どんな場合か。お子さんの事情は当てはまるか
高橋保護者の私だけで、学校に聞いてもよいのですか。
松田塾長お子さんが同席しなくても、保護者の方だけで先に聞く、という進め方もあります。お子さんの負担を考えて、お子さんには「こういうことを聞いてみるね」と事前に伝えておくと安心しやすいと思います。ただし、これは学校ごとの運用で変わります。担任の先生か、進路指導の先生に、どの窓口が適切かを聞いてみてください。

高橋学校の先生とは、気まずくて話しにくいです。
松田塾長そう感じる方は、少なくありません。短い連絡で構いません。たとえば「評定のことで確認したいことがあります。お時間のあるときに、電話かオンラインで相談できますか」と一言送るだけで、動き出すことがあります。

高橋聞いたあと、うちの子の状況に合うかどうか、判断に迷いそうです。
松田塾長迷ったら、うちにも相談してください。学校の先生に聞いた内容を持ってきていただければ、お子さんの勉強の進め方と合わせて、一緒に整理します。リオンが評定をつけるわけではありませんし、学校の扱いを決める立場でもありません。それでも、聞いた話を整理して、次に何を確かめるかを一緒に考えることはできます。

6 内申点が思うようにならないときの、ほかの道
高橋もし内申点が思うようにならなかったら、高校には行けないのでしょうか。
松田塾長そうとは言えません。理由は3つあります。1つ目は、選抜の資料が評定だけではないことです。学力検査の成績と、学校設定検査の結果も、総得点に入ります。2つ目は、高校ごとに、評定にかけるKの数値と、検査の配点が違うことです。評定の影響の大きさは、高校によって違います。3つ目は、進学先の形が一つではないことです。

高橋進学先の形というと、何がありますか。
松田塾長全日制のほかに、定時制、通信制、地域連携アクティブスクールがあります。令和9年度の千葉県の公立高校では、定時制の課程16校の学校設定検査の内容にいずれも「面接」が含まれていること、地域連携アクティブスクールが6校あることなどが、県のページに掲載されています。選び方や出願までの流れは、
【中学生】ひきこもりでも高校受験はできる?千葉県の入試の仕組みと進め方に詳しく書きました。

高橋評定が低くても、受験できる高校はある、ということですか。
松田塾長「ある」とも「ない」とも、私には言えません。それは、志望する高校ごとの選抜・評価方法を見てはじめて分かることです。ここで大事なのは、評定の数字だけで進路を狭めて考えないことです。選抜の資料の組み合わせや、高校の種類を知ったうえで、お子さんに合う道を一緒に探す、という順番にしてください。

高橋不登校の子の、勉強の遅れが心配です。
7 保護者の方へ 相談先と、心身の不調が気になるとき
高橋学校以外に、相談できるところはありますか。
松田塾長千葉県教育委員会の「子どもと親のサポートセンター」は、24時間のフリーダイヤルで電話相談を受けています。電話番号は0120-415-446で、千葉県内からかける電話です。同じページに、来所相談(予約制)、Eメール相談、SNS相談(小中高生対象)も載っています。入試の制度そのものについては、先ほどの千葉県教育委員会の学習指導課(学力向上推進室、電話0120-23-1008)が窓口です。

高橋我孫子市の窓口は、ないのですか。
心や体の不調が気になるとき、緊急のとき
食事がとれない、眠れない日が続く、「消えたい」などの言葉が出る、といったことがあるときは、評定や入試の話より先に、学校の先生、スクールカウンセラー、医療機関、公的な相談窓口に相談してください。「24時間子供SOSダイヤル」(0120-0-78310、24時間)は、千葉県内から、子どもと親のサポートセンターなどの電話相談につながります。命に関わる緊急のときは、110番か119番に連絡してください。
8 英語進学塾リオンの場合 相談だけでも無料です

高橋先生の教室でも、内申点の相談を受けていただけるのでしょうか。
松田塾長うちにも相談に来てほしいと、私は思っています。英語進学塾リオンでは、長年、不登校の生徒も指導してきました。ただ、はじめにお断りしておくと、リオンは評定をつける立場でも、学校の扱いを決める立場でもありません。内申点がどうなるかは、在籍している中学校に確かめていただく必要があります。そのうえで、確かめた内容を一緒に整理したり、お子さんの勉強をどう進めるかを一緒に考えたりすることは、できます。

高橋相談は、どうすればよいですか。
松田塾長方法は2つあります。1つは、無料の個別相談です。相談だけでも無料で、保護者の方だけでも、オンラインで自宅からでも受けられます。もう1つは、無料体験授業です。中学生・高校生とも全学年が対象で、Zoomでも対面でも受けられます。体験の流れの中で、現在の英語力のチェックと、そこからのロードマップ作成を行います。相談の受け方の手順や、相談のあとの進め方は、お問い合わせで直接ご確認ください。

| 項目 |
リオンの案内 |
| 校舎 |
柏・我孫子校(我孫子市本町2-7-17 カメリア・7・ビル204号室、我孫子駅南口から徒歩1分)、千葉校(千葉市)、オンライン校(全国から受講可) |
| 無料の個別相談 |
相談だけでも無料。保護者の方だけでも、オンラインで自宅からでも受けられる |
| 無料体験授業 |
中学生・高校生とも全学年が対象。Zoomでも対面でも可。英語力のチェックとロードマップ作成を行う |
| 中学生の対応コース |
英検対策、高校受験対策、定期テスト対策。3校とも、対応コースの「その他」に不登校・引きこもり対策がある |
| 英語以外の科目 |
数学・国語・日本史・世界史・社会なども学べる環境がある。教科ごとの進め方は、お問い合わせで確認する |
| 連絡先 |
オンライン校のフリーダイヤル 0120-241-261(月曜から土曜の10時から22時)、柏・我孫子校 04-7128-8653。LINEと問い合わせフォームもある |
高橋家で勉強したことを、学校に伝える手伝いもしてもらえますか。
松田塾長学校への報告や、出席扱い・成績評価への対応については、この記事では書いていません。あいまいに伝えて誤解を招かないためです。リオンに通うことで、成績に反映される、出席扱いになる、とお約束することもできません。反映するかどうかは、先ほどの通知にあるとおり、学校の判断です。気になることは、お問い合わせで直接ご確認ください。

高橋実際に、そうしたお子さんがいたのですか。
松田塾長ひとつだけ、個人が特定されない範囲でお伝えします。小学1年生のころから学校に行けず、家で過ごす時間が長かった生徒が、いまは高校生になり、生き生きと過ごしています。あくまで個々のケースで、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。「うちの子も同じようになる」というお約束でもありません。そういう子もいる、ということだけ、お伝えしておきます。

高橋勉強のやり方が分からなくなっている場合も、相談してよいのでしょうか。
松田塾長もちろんです。リオンでは、自分で学習を進められるように、リオンが独自に作った「PT法」で、学習計画の立て方や覚え方そのものから指導します。リオンテストで現在の学力を把握して課題を明らかにし、メンタリング制度で、専属のサポーターが学習面・精神面を支える仕組みもあります。英語を中心に、数学・国語・日本史・世界史・社会なども学べる環境があります。

高橋相談したら、入塾を勧められませんか。
松田塾長まず話を聞いて、判断していただいて構いません。学校や公的な窓口と同じように、リオンも、お子さんの選択肢の一つにすぎません。どこに相談してもよいですし、リオンにも相談してよい、というのが私の考えです。

9 いまの状況から、先に確かめること
高橋うちの場合は、どこから確かめればよいか、整理したいです。
松田塾長状況ごとに、先に確かめることを表にします。当てはまるものが複数あっても構いません。

| いまの状況 |
先に確かめること |
| 学校の先生と、連絡は取れている |
評定の見通しと、評定が出せない教科の有無を聞く |
| 学校との連絡が途切れている |
保護者の方から、短い連絡を入れる。本人を無理に学校へ連れて行かなくてよい |
| 家や学校外で、少し勉強できている |
先生に、その学習を成績に反映する考え方があるかを聞く(令和6年8月29日の通知) |
| 欠席が多いことを、志望校にどう伝えるか迷う |
自己申告書の対象になるかを、在籍校と志望校に聞く |
| 志望校がまだ決まらない |
全日制、定時制、通信制など、選択肢を知る。志望校の「選抜・評価方法」を見る |
| 勉強の話を、まだ出せない |
勉強の話は置く。保護者の方が情報を集めておき、体調の不安があれば先に相談する |
高橋表を見ると、順番が少し見えてきました。
松田塾長完璧な答えを探さなくて構いません。いまのご家庭の状況に合いそうなところを一つ選んで、確かめてみる。それだけで、状況が動くことがあります。

この記事のまとめ
高橋最後に、要点を復習させてください。
松田塾長表にまとめます。

| ポイント |
内容 |
| 内申点とは |
千葉県の公立高校入試では、調査書の9教科の評定の全学年の合計値。高校ごとのKの数値(0.5以上2以下)をかけて、調査書の得点にする |
| 評定をつけるのは |
在籍している中学校。何をどう使ってつけるかは、在籍校に確かめる |
| 欠席と調査書 |
令和9年度の調査書の様式に、出欠の記録の欄はない。ただし、欠席が評定に与える影響は、要項には書かれていない |
| 令和9年度の不登校の扱い |
要項とQ&Aに「不登校」の語は見当たらない。千葉県教育委員会か志望校に確認する |
| 評定がつかない教科 |
他の資料と併せて、他の者と比較検討し、総合的に判定する、とある。影響の大きさは書かれていない |
| 欠席中の学習 |
令和6年8月29日の通知で、一定の要件の下、学校の判断で成績に反映できる。反映するかは学校が決める |
| 評定だけではない |
学力検査と学校設定検査も総得点に入る。配点は高校ごとに違う |
| リオン |
評定を決める立場ではないが、相談はできる。無料の個別相談は、相談だけでも無料。保護者の方だけでも、オンラインで自宅からでも受けられる |
高橋「分からない」ことが整理できたのは、よかったです。
松田塾長分からないことを、分からないと整理できたのは、大きな一歩です。次は、確かめられる人に、一つずつ聞いていく番です。

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よくある質問
高橋不登校だと、内申点は下がりますか。
松田塾長下がるとも下がらないとも、一律には言えません。千葉県の公立高校入試で使う「内申点」は、調査書の9教科の評定の全学年の合計値のことで、評定をつけるのは在籍している中学校です。何を材料にどうつけるかは学校ごとに確かめる必要があるので、担任や教科担任に、評価の仕組みを聞いてみてください。

高橋欠席した日数は、千葉県の公立高校入試の調査書に書かれますか。
松田塾長令和9年度(2027年春)入試の調査書の様式(様式1)には、出欠の記録の欄がありません。千葉県教育委員会は、令和8年度入学者選抜から、出欠の記録など4項目を調査書から削除すると発表しています。ただし、欠席が評定にどう影響するかは実施要項に書かれていないため、在籍校と志望校に確かめてください。

高橋評定がつかない教科があると、受験できないのでしょうか。
松田塾長令和9年度の実施要項の一般入学者選抜では、評定の記載のない教科がある場合などについて、他の選抜の資料と併せて、他の者の資料と比較検討したうえで、総合的に判定する、と定められています。評定の記載がないことだけを理由に対象から外すと読める文は、私が確認した範囲では見当たりませんでした。どれだけ影響するかは書かれていないので、志望校の「選抜・評価方法」を見て、在籍校にも確かめてください。

高橋家で勉強したことは、成績に反映されますか。
松田塾長文部科学省の令和6年8月29日付けの通知で、不登校の児童生徒が欠席中に行った学習の成果を、一定の要件の下で、学校の判断で成績に反映できることが示されました。要件は、学習の計画や内容が適切であること、学校と保護者等が連携して状況を把握すること、学校が本人と直接関わりを続けることの三つです。反映するかどうかは学校が決めますので、在籍校に聞いてみてください。

高橋保護者だけで、英語進学塾リオンに相談できますか。
松田塾長できます。英語進学塾リオンの無料の個別相談は、相談だけでも無料で、保護者の方だけでも、オンラインで自宅からでも受けられます。無料体験授業は、中学生・高校生とも全学年が対象です。リオンは評定をつける立場ではありませんが、在籍校に聞いた内容を一緒に整理することはできます。受け方の手順や、相談のあとの進め方は、お問い合わせで直接ご確認ください。

では、お子さんの場合は、何から確かめればよいでしょうか
高橋ここまで読んで、制度のことは整理できました。でも、うちの子の場合にどうなるのかは、まだ分かりません。
松田塾長そうですね。内申点の記事を読んで分かるのは、制度の枠と、確かめる順番までです。お子さんの評定が実際にどうなるのか、どの高校が合うのかは、記事だけでは分からないところが残ります。

高橋同じ「不登校」でも、違うのでしょうか。
松田塾長同じ言葉でも、中身はご家庭ごとに違います。学校の先生と連絡が取れている子、取れていない子、家では少し勉強できる子、まだ勉強の話を出せない子。同じように見えても、先に確かめることが変わります。評定の見通しを確かめる前に、志望校だけが決まったり、家での学習を学校に伝えないまま時間が過ぎたりすると、あとから整理し直すことになる場合もあります。

高橋順番を間違えると、どうなりますか。
松田塾長いちばん心配なのは、焦って動き、お子さんが「また自分はだめだった」と感じてしまうことです。評定の数字を取り戻すことより、本人が「自分でも進める」という感覚を失わないことのほうが、長い目では大事だと私は考えています。反対に、誰に何を聞けばよいかが見えていれば、お子さんのペースに合わせて、急がずに進められます。

高橋先生の教室に相談すると、何が分かりますか。
松田塾長うちにも相談に来てほしいと、私は思っています。英語進学塾リオンの無料の個別相談は、相談だけでも無料です。保護者の方だけでも、オンラインで自宅からでも受けられます。在籍校に聞いた内容をお持ちいただければ、勉強の進め方や、次に確かめることを一緒に整理できます。無料体験授業では、現在の英語力のチェックと、そこからのロードマップ作成を行います。「勉強のことは、まだ考えられない」という段階でも構いません。

高橋相談の申し込み方や、そのあとの進め方は、どう確かめればよいですか。
松田塾長受け方の手順や、相談のあとの進め方は、お問い合わせで直接ご確認ください。まず話を聞いて、判断していただいて構いません。

参考リンク
Q. 不登校だと、内申点は下がりますか。
下がるとも下がらないとも、一律には言えません。千葉県の公立高校入試で使う「内申点」は、調査書の9教科の評定の全学年の合計値のことで、評定をつけるのは在籍している中学校です。何を材料にどうつけるかは学校ごとに確かめる必要があるので、担任や教科担任に、評価の仕組みを聞いてみてください。
Q. 欠席した日数は、千葉県の公立高校入試の調査書に書かれますか。
令和9年度(2027年春)入試の調査書の様式(様式1)には、出欠の記録の欄がありません。千葉県教育委員会は、令和8年度入学者選抜から、出欠の記録など4項目を調査書から削除すると発表しています。ただし、欠席が評定にどう影響するかは実施要項に書かれていないため、在籍校と志望校に確かめてください。
Q. 評定がつかない教科があると、受験できないのでしょうか。
令和9年度の実施要項の一般入学者選抜では、評定の記載のない教科がある場合などについて、他の選抜の資料と併せて、他の者の資料と比較検討したうえで、総合的に判定する、と定められています。評定の記載がないことだけを理由に対象から外すと読める文は、私が確認した範囲では見当たりませんでした。どれだけ影響するかは書かれていないので、志望校の「選抜・評価方法」を見て、在籍校にも確かめてください。
Q. 家で勉強したことは、成績に反映されますか。
文部科学省の令和6年8月29日付けの通知で、不登校の児童生徒が欠席中に行った学習の成果を、一定の要件の下で、学校の判断で成績に反映できることが示されました。要件は、学習の計画や内容が適切であること、学校と保護者等が連携して状況を把握すること、学校が本人と直接関わりを続けることの三つです。反映するかどうかは学校が決めますので、在籍校に聞いてみてください。
Q. 保護者だけで、英語進学塾リオンに相談できますか。
できます。英語進学塾リオンの無料の個別相談は、相談だけでも無料で、保護者の方だけでも、オンラインで自宅からでも受けられます。無料体験授業は、中学生・高校生とも全学年が対象です。リオンは評定をつける立場ではありませんが、在籍校に聞いた内容を一緒に整理することはできます。受け方の手順や、相談のあとの進め方は、お問い合わせで直接ご確認ください。