高橋松田塾長、青山学院大学の文学部を第一志望にしたいんですけど、英語って配点がどれくらいなんですか?学科がいくつもあって、調べても全然まとまらなくて……。
松田塾長先に結論から言いますね。青学の文学部は、英語の比重が学科と方式によって約22%から100%までここまで変わります。たとえば英米文学科のB方式は総点250点のうち英語が250点、つまり英語100%です。一方で史学科や比較芸術学科の個別学部日程だと、英語は総点450点のうち100点で、比重は22.2%にとどまります。

高橋えっ、100%と22%って、同じ学部の話なんですか!?
松田塾長同じ文学部の話です(笑)。だから「青学の文学部は英語が何割」とひとまとめにすると、対策がズレてしまうんですよ。この記事では、青山学院大学が公表している2027年度入試の配点概要と2026年度の入試結果をもとに、学科別・方式別の英語の重さから、英米文学科の出題形式、合格最低点、対策の優先順位まで順番に見ていきます。

青山学院大学文学部の入試方式と日程
高橋まず、文学部ってどんな学科があって、どんな入試方式があるんですか?
松田塾長文学部には、英米文学科、フランス文学科、日本文学科、史学科、比較芸術学科の5学科があります。入試は大きく3種類で、全学部で共通の問題を使う「一般選抜(全学部日程)」、文学部が独自問題を出す「一般選抜(個別学部日程)」、大学入学共通テストの成績で判定する「大学入学共通テスト利用入学者選抜」です。英米文学科は個別学部日程がA方式からD方式まで4つに分かれていて、ここが一番複雑なところですね。

高橋4つも方式があるんですね……!試験日はいつなんですか?
松田塾長2027年度入試の日程は、大学の公表資料だと次のとおりです。年度が変わると日程も動くので、出願前に最新の入学者選抜要項で確認してくださいね。

| 区分 |
試験日 |
合格発表 |
入学手続締切 |
| 共通テスト利用 |
2027年1月16日(土)・17日(日) |
2月18日(木) |
2月25日(木) |
| 全学部日程 |
2027年2月7日(日) |
2月15日(月) |
2月22日(月) |
| 英米文学科 A方式 |
2027年2月13日(土) 午前 |
2月24日(水) |
3月3日(水) |
| 英米文学科 D方式 |
2027年2月13日(土) 午後 |
2月24日(水) |
3月3日(水) |
| 英米文学科 B方式・C方式 |
2027年2月14日(日) 終日 |
2月24日(水) |
3月3日(水) |
高橋A方式とD方式は同じ日の午前と午後で、B方式とC方式は翌日なんですね。
松田塾長その並びですね。個別学部日程のWeb出願登録期間は2027年1月6日(水)から1月20日(水)23時までで、出願書類の提出期限は1月22日(金)の郵送必着です。全学部日程の出願登録は1月18日(月)23時までと少し早いので、併願するなら締切を別々に管理しておきましょう。なお、方式ごとの詳しい出願条件は、大学が11月中旬に掲出予定と案内している2027年度入学者選抜要項で確定します。

高橋日程は分かりました。じゃあ肝心の英語の重さを見せてください!
英語配点・比率の詳細|学科と方式で22%から100%まで
高橋英米文学科の英語って、方式ごとにどれくらいの比重なんですか?
松田塾長ここが青学文学部のいちばんの特徴です。英米文学科の配点を方式ごとに並べると、こうなります。


| 方式 |
英語の配点 |
総点 |
英語の比重 |
英語以外の科目 |
| A方式 |
250点(共通テスト英語100点+独自英語150点) |
450点 |
55.6% |
共通テスト国語100点・地歴公民100点 |
| B方式 |
250点(独自英語150点+総合問題100点) |
250点 |
100% |
なし |
| C方式 |
200点(独自英語) |
300点 |
66.7% |
独自国語100点 |
| D方式 |
論述(英語による)100点+英語資格・検定の提出 |
100点 |
論述のみで判定 |
なし |
| 全学部日程 |
150点 |
350点 |
42.9% |
国語100点・地歴公民または数学100点 |
| 共通テスト利用 3科目型 |
200点 |
400点 |
50.0% |
国語100点・地歴公民等100点 |
| 共通テスト利用 4科目型 |
200点 |
500点 |
40.0% |
国語・地歴公民・数学または情報が各100点 |
高橋B方式は本当に英語しかないんですね!国語も社会もなしですか?
松田塾長そうなんです!B方式は「外国語」150点と「総合問題(英語による)」100点だけで、総合問題はリスニングとライティングを含む英語力の問題です。英語で勝負したい人にとっては、他の科目の出来を気にしなくていい方式ということになります。逆に言うと、英語が崩れたときに他科目で取り返す手段がないので、実力がまっすぐ点数に出ますね。

高橋A方式は共通テストの英語も使うんですか?
松田塾長A方式は、共通テストの国語・地歴公民・英語(各100点に換算)と、大学独自の英語150点の合計450点です。共通テストの英語はリーディングとリスニングの満点200点を100点に換算して使うので、独自試験とあわせると英語が合計250点で55.6%になります。共通テスト対策をした英語力がそのまま武器になる方式です。

高橋学科によってもだいぶ違うって言ってましたよね。
松田塾長ここからが5学科の比較です。まず全学部日程だと、どの学科も外国語は150点で同じです。


松田塾長英米文学科とフランス文学科は総点350点で42.9%、日本文学科・史学科・比較芸術学科は総点400点で37.5%です。ここまでは差が小さいんですが、個別学部日程になると一気に開きます。

| 学科・方式(個別学部日程) |
英語の配点(英語を選んだ場合) |
総点 |
英語の比重 |
| 英米文学科 B方式 |
250点 |
250点 |
100% |
| フランス文学科 B方式 |
共通テスト外国語200点 |
400点 |
50.0% |
| フランス文学科 A方式 |
共通テスト外国語200点 |
500点 |
40.0% |
| 日本文学科 B方式 |
共通テスト英語100点 |
250点 |
40.0% |
| 日本文学科 A方式 |
共通テスト英語100点 |
350点 |
28.6% |
| 史学科 |
共通テスト外国語100点 |
450点 |
22.2% |
| 比較芸術学科 |
共通テスト英語100点 |
450点 |
22.2% |
高橋史学科とか比較芸術学科は、独自試験に英語がないんですか?
松田塾長そうなんです。史学科の独自問題は地理歴史(世界史探究・日本史探究から選択、記述・論述を含む)、比較芸術学科は芸術評論を読んで約800字で論述する問題です。英語は共通テストの成績を使う形になります。英語の比重だけを見れば、英米文学科のB方式とは4倍以上の差があるんですよ。

高橋じゃあ、英語が苦手だから別の学科に逃げる、という選び方もありなんですか?
松田塾長学科選びは、学びたい内容を最優先にしてください。ただ、英語の比重が低い学科でも、全学部日程では外国語が150点ありますし、共通テスト利用でも外国語は200点です。「英語を避けられる学科」はない、と考えておくのが安全ですね。

高橋なるほど、方式によって英語の重さが変わるだけで、英語はどこでも必要なんですね。
英米文学科の入試方式を比べる|A・B・C・Dの違い
高橋英米文学科の個別学部日程は、結局どう選べばいいんですか?
松田塾長方式ごとの試験科目と時間を、2027年度の概要でまとめるとこうなります。

| 方式 |
募集人員 |
試験内容(独自問題) |
試験時間 |
配点 |
| A方式 |
約55名 |
外国語(英語) |
60分 |
150点 |
| B方式 |
約50名 |
外国語(英語) 80分+総合問題(英語による) 60分 |
計140分 |
150点+100点 |
| C方式 |
約40名 |
外国語(英語、リスニング含む) 80分+国語 60分 |
計140分 |
200点+100点 |
| D方式 |
約10名 |
論述(英語による) |
60分 |
100点 |
松田塾長A方式は共通テストの得点も使うので、独自試験が60分と一番短いのが特徴です。B方式は英語だけの勝負。C方式は英語の配点が200点と大きく、国語も加わります。D方式は少し特殊で、英語資格・検定試験のスコアか級を出願資格として提出して、独自の英語論述の得点が上位の人から選ぶ方式です。

高橋D方式の英語資格って、どのレベルが必要なんですか?
松田塾長2027年度の概要では、各英語資格・検定試験の提出スコアや級に下限は設けない、と書かれています。使える資格は実用英語技能検定、IELTS、TOEFL iBT、TOEIC L&RおよびS&W、TEAP(4技能)で、論述の得点上位者の中から資格の成績が上位の人を合格とする仕組みです。ちなみに2026年度の結果では、論述で80点以上の人のうち、英検準1級以上、IELTS 6.0以上、TOEFL iBT 92以上、TEAP(4技能)328以上のいずれかを満たす人が合格しています。

高橋資格を持っているだけじゃダメで、論述でちゃんと点を取る必要があるんですね。
松田塾長その通りです。D方式は「資格があるから楽」な方式ではなく、資格と論述の両方が問われる方式と考えてください。詳細は11月中旬に出る要項で確認しましょう。

全学部日程の英語|40問すべてマーク式
高橋全学部日程の英語は、個別学部日程と違う問題なんですか?
松田塾長全く別物です。全学部日程は全学部共通の問題で、英米文学科の場合は英語80分・150点です。2026年度の出題意図と解答例を見ると、大問は4つで、すべてマーク式でした。

| 大問 |
内容 |
設問数 |
| Ⅰ |
英語の歴史文化系の解説文を読む読解問題 |
10問 |
| Ⅱ |
英語の科学技術系の解説文を読む読解問題(主題・流れ、語彙・文法・語法) |
15問 |
| Ⅲ |
文法問題(Part 1は誤りのある箇所を選ぶ問題、Part 2は空所補充) |
10問 |
| Ⅳ |
対話文(日常会話のイディオムの意味を選ぶ問題) |
5問 |
高橋合計40問で80分だと、1問あたり2分もないですね!
松田塾長そうなんです!1問あたり平均2分ほどなので、読解2題で25問ぶんの文章をどれだけ速く正確に処理できるかが勝負になります。逆に記述はないので、マーク式の読解と文法のスピードを鍛えれば対応できる設計です。英米文学科は全学部日程の募集が約5名と少なく、2026年度は倍率が10.6倍と高くなりました。

高橋約5名で10倍以上……!かなり狭き門ですね。
松田塾長狭き門ですが、試験日が2月7日(日)と早いので、「個別学部日程の前に本番の雰囲気を経験する」という使い方をする受験生もいます。ただし、倍率が高いぶん合格最低点の得点率は78.3%と高めなので、軽い気持ちで受けるのは避けたほうがいいですね。

大問構成・出題形式|英米文学科 個別学部日程
高橋個別学部日程の英語は、どんな問題が出るんですか?
松田塾長2026年度の出題意図と解答例が公開されているので、そこから見ていきます。A方式の英語は、問題Ⅰが長文読解(マーク式、10問)、問題Ⅱが英文和訳(記述式、下線部2カ所)、問題Ⅲが英語エッセイ(記述式、50語程度)、問題Ⅳが文法・語法(マーク式、5問)の4つです。問題冊子は12ページで、解答用紙は3枚でした。

高橋和訳と英作文が両方あるんですね。
松田塾長ここが青学英米の特徴で、読む・訳す・書くが1つの試験の中で全部問われます。しかも問題Ⅲの英語エッセイは、問題Ⅱで読んだ英文に関連するテーマで書く設計です。解答例には「文章中で述べられていない具体例や理由を挙げて50語程度の英文でまとまりのある文章を書く」とあります。

高橋文章に書いてあることを写すだけじゃダメなんですね。
松田塾長そこがポイントです!本文の内容を理解したうえで、自分の具体例や理由を足す力を見ています。B方式とC方式の英語は、問題Ⅰ〜Ⅲまでの形式がA方式と同じで、さらに後ろが変わります。

| 方式 |
英語の問題構成(2026年度) |
| A方式 |
Ⅰ 長文読解、Ⅱ 英文和訳、Ⅲ 英語エッセイ(50語程度)、Ⅳ 文法・語法 |
| B方式の英語 |
Ⅰ〜Ⅳ はA方式と同じ形式、Ⅴ 英文読解(マーク式、5問) |
| B方式の総合問題 |
Ⅰ リスニング(英語による講義とインタビュー、マーク式10問)、Ⅱ 英語エッセイ(100語程度) |
| C方式の英語 |
Ⅰ 長文読解、Ⅱ 英文和訳、Ⅲ 英語エッセイ、Ⅳ 文法・語法、Ⅴ リスニング(マーク式) |
| D方式の論述 |
指定されたテーマについて英語で論述(60分、100点) |
高橋B方式の総合問題は、リスニングを聞いてそのまま英語で書くんですか?
松田塾長その流れです。まず英語の講義とインタビューを聞いて10問のマーク式に答え、次に聞いた内容に関連するテーマについて、具体例や理由を挙げて100語程度の英文を書きます。出題意図には、リスニングとライティングの力を確認すると書かれています。聞く力と書く力が連動している点が、普通の文法・読解中心の入試とは違いますね。

高橋英語を使って考えて、それを書く力が問われているんですね。
松田塾長英米文学科は、アドミッションポリシーにも「物事を多面的かつ論理的に考察し、自分の考えをわかりやすく表現し、伝えることができる」と書かれています。英語力だけでなく、論理的に自分の考えを組み立てる力まで見ているということです。

つまずきポイントと大問別の解き方
高橋実際に解くとき、どこでつまずきやすいんでしょうか?
松田塾長形式ごとに見ていきましょう。まず問題Ⅰの長文読解ですが、出題意図は「文中の論理展開や因果関係を把握して、論点と文章全体の構造を論理的に理解できているか」を確認する、とされています。つまり、一文ずつ訳せるだけでは足りなくて、段落の役割を追えるかが問われています。

高橋具体的にはどうやって読めばいいんですか?
松田塾長段落ごとに「主張」「具体例」「対比」「結論」のどれかをメモしながら読む練習が効きます。選択肢は本文の言い換えで作られることが多いので、本文のどの文を言い換えたのかを根拠として線で結ぶ習慣をつけましょう。感覚で選んで正解した問題は、見直しても再現できません。

高橋次は問題Ⅱの和訳ですね。これ、本当に苦手です(笑)……!
松田塾長和訳は「構文や語句の働きを正しく理解したうえで、文脈に即した自然な日本語に訳す」ことが求められます。手順は3ステップで考えると安定します。

steps
- 主語と動詞を決める ― まず文の骨組みになる主節の主語と動詞を見つけます。関係詞や分詞構文は、いったんカッコに入れて後回しにします。
- 修飾関係をほどく ― 関係詞節、分詞、不定詞が何を修飾しているかを確認します。たとえば、説明用に私が作った例で実際の出題ではありませんが、”the habit of checking messages every few minutes” なら「数分おきにメッセージを確認する習慣」と、of以下が後ろから habit を説明していると見抜きます。
- 文脈に合う日本語に整える ― 直訳のままでは不自然になる箇所を、前後の文の流れに合う表現に置き換えます。代名詞の指す内容や、抽象名詞のほどき方で差がつきます。
高橋なるほど!先に構造をつかんで、あとから日本語を整えるイメージですか?
松田塾長その通りです。解答例の要点も「構文や語句の働きを正しく理解した上で文脈に即した自然な日本語表現へと訳出する」となっています。逆に、単語を並べただけの訳や、構文を取り違えた訳は点が伸びません。下線部は2カ所だけなので、1カ所ごとの完成度が点数に直結します。

高橋問題Ⅲの50語エッセイは、どう書けばいいですか?
松田塾長50語は短いので、構成を型にしてしまうのがコツです。「意見(1文)→理由(1〜2文)→具体例(1〜2文)→まとめ(1文)」の型を決めておけば、本番で迷いません。たとえば、これも説明用に私が作った例で実際の出題ではありませんが、本文が「SNSは人間関係を変えた」という話なら、”I agree that social media changes how we communicate. For example, I can talk with my friend abroad every day.” のように、本文にない自分の具体例を入れます。

高橋えっ、文法ミスより内容が大事なんですか!?
松田塾長出題意図には「自分の考えを英語で正確に表現し、まとまりのある文章を書けるか」とあります。正確さとまとまりの両方が見られているので、難しい表現に挑戦するより、確実に書ける文で論理を通すほうが安全ですね。主語と動詞の一致、時制、冠詞のような基本のミスをなくすだけでも、答案の印象は大きく変わります。

高橋文法・語法の問題Ⅳはどうですか?
松田塾長文法・語法は、「英文の構造を正しく理解し、学習済みの文法知識や語彙・語法を文脈に即して適切に運用できているか」が問われます。A方式では5問と少ないので、ここで落とすのはもったいないところです。全学部日程だと誤り指摘と空所補充で10問、さらにイディオムの対話文が5問あり、文法・語法の比重がもっと高くなります。

高橋全学部日程のほうが、文法・語法の対策も必要なんですね。
松田塾長そうです。文法問題集を1冊、解いた問題の根拠を説明できるレベルまで仕上げておくと、全学部日程の文法10問、個別学部日程の文法・語法、さらに英作文の正確さまで、全部に効いてきます。

高橋リスニングは、どうやって対策すればいいですか?
松田塾長B方式の総合問題とC方式のⅤで出る可能性があります。B方式の総合問題は、英語による講義とインタビューが素材でした。普段から音声付きの英文を使って、聞いたあとに内容を英語か日本語で要約する練習をしておくと、聞き取りと「聞いた内容に関連するテーマで書く」問題の両方に対応しやすくなります。

合格最低点とボーダーシミュレーター
高橋英語で何割取れれば合格に近づくんですか?
松田塾長2026年度の入試結果を見ましょう。英米文学科の合格最低点と得点率は、次のとおりでした。


| 方式 |
志願者 |
受験者 |
合格者 |
倍率 |
満点 |
合格最低点 |
得点率 |
| 全学部日程 |
222 |
212 |
20 |
10.6倍 |
350 |
274 |
78.3% |
| A方式 |
408 |
378 |
144 |
2.6倍 |
450 |
340 |
75.6% |
| B方式 |
598 |
540 |
156 |
3.5倍 |
250 |
200 |
80.0% |
| C方式 |
557 |
505 |
91 |
5.5倍 |
300 |
236 |
78.7% |
| D方式 |
212 |
203 |
48 |
4.2倍 |
100 |
論述80点以上かつ資格基準 |
– |
| 共通テスト利用 3科目型 |
344 |
344 |
107 |
3.2倍 |
400 |
332 |
83.0% |
| 共通テスト利用 4科目型 |
167 |
167 |
58 |
2.9倍 |
500 |
400 |
80.0% |
高橋D方式以外は、どの方式も合格最低点が75%以上なんですね……。
松田塾長そこが大事なポイントです。D方式を除くと、合格最低点の得点率はどの方式でも75〜83%ですから、「英語は半分取れればいい」という世界ではありません。なお、B方式の合格者数156名は、大学の資料で補欠合格者を含む表記になっている数字です。倍率は受験者数を合格者数で割った値で、実際に入学した人数は別になります。

高橋合格最低点って、合格者の平均じゃないんですよね?
松田塾長合格者の中で一番低かった点数です。つまり、その点数はあくまで「ここを下回ると届かなかった」という最低ラインで、安心できる点数ではありません。それを踏まえて、方式ごとに英語で何割必要かを逆算してみます。ただし、次の数字は国語や地歴公民の得点を仮定して合格最低点から引いた試算で、大学が公表している必要得点率ではありません。

steps
- A方式(満点450点、最低340点) ― 共通テストの国語と地歴公民を換算後に各75点、合計150点とします。残り190点を英語(共通テスト英語100点+独自英語150点=250点)で取る必要があり、英語の得点率は76%です。国語・地歴公民が各70点なら200点必要で80%、各80点なら180点で72%です。
- B方式(満点250点、最低200点) ― 英語だけの勝負なので、そのまま80%が目安です。たとえば外国語150点のうち120点、総合問題100点のうち80点を取れば、合計200点で最低点に並びます。
- C方式(満点300点、最低236点) ― 国語100点で70点を取ったとすると、英語で166点が必要で、英語200点に対して83%です。国語80点なら英語は156点で78%、国語60点なら176点で88%になります。
- 全学部日程(満点350点、最低274点) ― 国語と地歴公民(または数学)を各70点とすると、英語は134点で89.3%が必要です。各80点まで引き上げると英語は114点で76.0%になります。
- 共通テスト利用3科目型(満点400点、最低332点) ― 国語と地歴公民等を各80点とすると、英語200点のうち172点、つまり86%が必要です。
高橋英語以外の科目の出来で、英語に必要な点数がこんなに変わるんですね。
松田塾長そうなんです。英語に必要な得点率は、他科目の出来で変わります。同じ大学・同じ学科でも、国語や地歴公民が得意な人と苦手な人では、英語で必要な得点率が違ってきます。全学部日程の例だと、各70点と各80点で13ポイントほども変わりました。自分の得意科目から逆算して、英語で何割取れば最低ラインに届くのかを、早めに把握しておくといいですよ。

高橋今の自分が英語で何割取れているのか、正直ちゃんと分かってないです……。
松田塾長多くの受験生がそうです。必要な得点率が分かったところで、「では自分はいま何割取れているのか」「どの形式で落としているのか」を確かめないと、対策の優先順位は決まりません。英語進学塾リオンでは、いまの英語力と志望校の合格ラインを照らし合わせながら、何が足りないのかを一緒に確認しています。

対策・攻略法|何を、どの順で、いつまでに
高橋具体的に、どんな順番で勉強を進めればいいですか?
松田塾長青学英米を志望する場合の目安を、3段階で示します。入試が2027年2月上旬から中旬なので、共通テスト利用なら2027年1月16日・17日が本番です。そこから逆算して、2026年10月に始める場合の流れを考えましょう。

青山学院大学文学部 英語対策の3段階
– 基礎固め(2026年10月〜11月) ― 単語帳と文法問題集の抜けをなくす時期です。文法問題集は、解いた問題の根拠を人に説明できるレベルまで1冊を完成させます。全学部日程の文法10問と、英作文の正確さの両方の土台になります。
– 読む・訳す・書くの連動(2026年12月〜2027年1月) ― 長文を読んだあとに、下線部を日本語にして、関連する意見を50語で書くところまでを1セットにした練習を繰り返します。和訳は構文の分解、英作文は「意見→理由→具体例→まとめ」の型を使います。
– 過去問と時間配分(2027年1月〜試験直前) ― 志望する方式の2026年度の過去問を、本番と同じ時間で解きます。A方式なら60分、B方式とC方式の英語なら80分、全学部日程なら40問を80分で解き切る練習をします。
高橋過去問って、どこで手に入るんですか?
松田塾長青山学院大学の公式サイトに、2026年度の試験問題、解答例、出題意図が公開されています。ただし長文の本文は著作権の都合で省略されていて、設問の形式や出題意図、解答の要点を確認する使い方になります。本文つきの過去問は、市販の過去問題集や赤本も併用してください。

高橋方式によって対策も変えたほうがいいですか?
松田塾長英語の土台は共通ですが、仕上げは方式で変えます。B方式を受けるならリスニング+100語ライティングの練習を厚めにして、C方式ならリスニングに加えて国語(現代の国語・言語文化、漢文を除く)の対策も必要です。A方式は共通テストの英語・国語・地歴公民も使うので、共通テスト対策と並行して進める時間配分を考えましょう。

高橋結局、英語の土台をまず固めるのが先なんですね。
松田塾長そうです。土台が固まっていない状態で過去問に進んでも、「解けない原因」が分からず時間だけが過ぎます。まずは基礎の抜けを埋めてから、形式対策に移りましょう。

文法は知っているのに、和訳と英作文で崩れる人へ
覚えたはずの文法が、下線部和訳や50語エッセイになると使えていませんか?
青学英米のように、読む・訳す・書くが1つの試験で問われる入試では、文法を知っているだけでは点になりません。バラバラに覚えた文法を、読解や英作文につなげ直す視点が必要です。松田塾長の「イメージ英文法」の授業は、その視点を扱っています。
文法を和訳や英作文につなげる授業を見てみる›
よくある失敗・注意点
高橋受験生が陥りやすい失敗ってありますか?
松田塾長青学英米の場合は、大きく3つあります。

青学文学部の英語で陥りやすい3つの失敗
– 方式の違いを調べずに出願してしまう ― 同じ英米文学科でも、A方式は共通テストを使い、B方式は英語100%、C方式は国語が加わります。自分の得意科目と合っていない方式を選ぶと、本来の力を出し切れません。
– 選択式の読解だけを練習して、和訳と英作文を後回しにする ― 個別学部日程の英語は、読む・訳す・書くがセットで問われます。マークだけ解けても、記述で失点すると合格最低点に届かなくなります。
– 英語の得点率だけを見て、他科目を軽視する ― 先ほどの逆算のとおり、国語や地歴公民の出来で英語に必要な得点率が変わります。英語ばかりに時間を使って、他の科目で崩れると、結局合格ラインに届きません。
高橋和訳と英作文の記述は、独学だと点数が付けづらいですよね。
松田塾長そうなんです。自分で書いた答案は、どうしても甘く採点してしまいます。誰かに見てもらって「主語と動詞が合っているか」「具体例が本文の写しになっていないか」をチェックしてもらうと、改善点がはっきりします。

日程と要項は必ず最新版で確認する
この記事の日程と配点は、青山学院大学が公表している2027年度入学者選抜の概要と、2026年度の入学者選抜結果にもとづいています。詳細な出願条件や、英語資格・検定試験の取り扱いは、11月中旬に掲出される予定の2027年度入学者選抜要項で確定します。出願前に必ず最新の要項を確認してください。
高橋要項が出る前の今は、概要をもとに準備を進めればいいんですね。
松田塾長その考え方で大丈夫です!2026年度の満点と2027年度の配点概要は、英米文学科では同じ構成になっていました。大きく変わる可能性は低いと思いますが、要項が出たら必ず見直してください。

自分の場合はどうですか?|セルフチェック
高橋自分がいまどこを直せばいいか、どうやって判断すればいいですか?
松田塾長次のチェックリストで、当てはまるものを確認してみてください。

青山学院大学文学部 英語セルフチェック
– 段落ごとに「主張・具体例・対比・結論」のどれかをメモしながら、英文を読めているか
– 下線部を日本語に訳すとき、主語と動詞を最初に決めてから修飾関係をほどけているか
– 英語で意見を書くとき、「意見→理由→具体例→まとめ」の型で50語を書けるか
– 書いた英文を見直して、主語と動詞の一致や時制の誤りに自分で気づけるか
– 英語の講義やインタビューを聞いて、内容を日本語か英語で要約できるか
– 国語と地歴公民の得点率が安定していて、英語で必要な得点率を逆算できているか
高橋うーん、和訳と英作文は自信がないです……。長文のマークは何とかなるんですけど。
松田塾長それもよくあるパターンです(笑)。マークは取れるのに記述で落ちる人、読めているのに設問になると選べない人、文法は解けるのに英作文で使えない人。症状は「点が安定しない」で同じでも、原因は人によって違います。

高橋自分がどのタイプなのか、自分ではよく分かりません。
松田塾長そうですよね。そこを自分一人で正確に診断するのは、実は難しいんです(笑)。

長文は読めるのに点が安定しない人へ
単語は分かるのに、設問になると選べなくなりませんか?
原因が文法の知識不足なのか、文法を読解に使う感覚が育っていないのかで、直すべきことは変わります。松田塾長の「イメージ英文法」の授業では、バラバラに覚えた知識を読解につなげ直す視点を扱っています。
自分の読めない原因と関係があるか確認する›
松田塾長原因が違えば、やるべき対策の順番も変わってきます。英語進学塾リオンでは、いまの英語力と志望する学科・方式を照らし合わせながら、何がどの形式で足りないのかを一緒に確認しています。気になる人は、一度見てもらうといいですよ。

基本情報まとめ
| 項目 |
内容 |
| 大学名 |
青山学院大学 |
| 学部・学科 |
文学部(英米文学科・フランス文学科・日本文学科・史学科・比較芸術学科) |
| 英米文学科の入試方式 |
全学部日程・個別学部日程(A・B・C・D方式)・共通テスト利用(3科目型・4科目型) |
| 英米文学科 英語の比重(2027年度概要) |
A方式55.6%・B方式100%・C方式66.7%・全学部日程42.9% |
| 全学部日程 英語 |
80分・150点(2027年度概要)、マーク式40問(2026年度の出題) |
| 2027年度入試日 |
全学部日程2月7日(日)、個別学部日程2月13日(土)・14日(日) |
| 2026年度 合格最低点の得点率 |
英米文学科 75.6〜83.0%(方式により異なる) |
| 2026年度 英米文学科 入学者 |
314名(一般選抜・共通テスト利用198名、学校推薦型・総合型選抜116名) |
| 公式入試情報 |
https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/examination/general_exam_individualundergraduate.html |
類似する大学・学部との比較
高橋他の大学の文学部と比べると、青学の文学部ってどんな位置づけなんですか?
松田塾長英米系の学科で英語の比重が突出して高いという点では、
上智大学文学部の英文学科が英語配点60%で近いです。ただ青学の英米文学科は、B方式のように英語100%の方式があって、さらに和訳・英作文・リスニングが1つの試験に入っているのが独自の特徴ですね。

高橋同じGMARCHだと、どうですか?
松田塾長学習院大学文学部は英語配点37.5%で学科ごとに対策が変わるタイプで、青学の全学部日程の日本文学科・史学科・比較芸術学科の37.5%と同じ水準です。早稲田の
文学部も英語配点37.5%の大問5題構成なので、記述の量や出題形式を比べてみると、志望校ごとの対策の違いが見えてきます。

高橋配点が似ていても、対策まで同じにしちゃダメってことですか?
松田塾長そうです。配点が同じでも、青学英米のように「50語エッセイ」「100語ライティング」といった出題形式が違えば、必要な練習も変わります。志望校ごとの過去問で、形式に慣れることが欠かせません。

よくある質問
高橋最後に、みんなが気になりそうなことをいくつか聞いてもいいですか?
松田塾長もちろんです。

高橋青山学院大学文学部の英語は、学科によって配点が違うんですか?
松田塾長はい。全学部日程の外国語はどの学科も150点ですが、個別学部日程では大きく変わります。英米文学科のB方式は英語100%、C方式は66.7%、A方式は55.6%で、史学科と比較芸術学科は英語の比重が22.2%です。

高橋英米文学科のB方式は、英語しか試験がないんですか?
松田塾長はい。B方式は外国語(英語)150点と総合問題(英語による)100点で、合計250点がすべて英語です。総合問題はリスニングと100語程度のライティングを含みます。

高橋英米文学科の合格最低点は、何割くらいなんですか?
松田塾長2026年度は方式によって異なり、A方式が75.6%、全学部日程が78.3%、C方式が78.7%、B方式が80.0%、共通テスト利用の3科目型が83.0%、4科目型が80.0%でした。D方式を除くどの方式も、75%以上が必要でした。

高橋D方式の英語資格は、何点以上必要なんですか?
松田塾長2027年度の概要では、各英語資格・検定試験の提出スコアや級に下限は設けないとされています。独自の論述の得点上位者の中から、資格の成績が上位の人を合格とする仕組みです。詳細は11月中旬に出る要項で確認してください。

松田塾長ここまで、青山学院大学文学部の英語が学科と方式で22%から100%まで変わること、英米文学科では読む・訳す・書くが1つの試験に入っていること、合格最低点の得点率が75〜83%だったことをお伝えしてきました。ただ、一番大事なのはここからです。「自分は英語をどう伸ばせばいいのか」は、人によって違います。

高橋確かに、和訳も英作文もマークも、全部自信がないわけじゃなくて、どこが弱いのかが分からないです……。
松田塾長そこが本質です。同じ「英語が伸びない」でも、構文が取れていない人、文法を書く場面で使えていない人、読めているのに設問処理で落としている人では、やるべき対策が違います。受験で一番もったいないのは、勉強していないことよりも、方向を間違えたまま数か月が過ぎてしまうことです。

高橋方向が合っていれば、残りの時間でも間に合うんですね。
松田塾長現状と志望校との差、直す優先順位、やる勉強の順番がはっきりすれば、迷わず積み上げていけます。英語進学塾リオンでは、いまの英語力と青山学院大学文学部の学科・方式を照らし合わせながら、何がどの形式で足りないのか、何をどの順番で改善するのかを一緒に確認しています。個別の学習相談は無料なので、まず話を聞いてから、必要かどうかを判断してもらって構いません。

参考リンク
参考リンク
– 青山学院大学 一般選抜(個別学部日程)(公式) | https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/examination/general_exam_individualundergraduate.html
– 2027年度 入学者選抜日程(公式資料) | https://www.aoyama.ac.jp/wp-content/uploads/2026/05/ad_exam2027_p149_20260507_k3w1A.pdf
– 2027年度 入学者選抜概要・英語資格・検定試験の取扱い(公式資料) | https://www.aoyama.ac.jp/wp-content/uploads/2026/05/ad_exam2027_p150_p167_20260507_d3U5s.pdf
– 2026年度 入学者選抜結果(公式資料) | https://www.aoyama.ac.jp/wp-content/uploads/2026/04/ad_exam2027_p179_p184_20260424_jYw27.pdf
– 2026年度 一般選抜 出題の意図・試験問題・解答例(公式) | https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/guide/ippan_shutsudai_nerai
Q. 青山学院大学文学部の英語は、学科によって配点が違うんですか?
はい。全学部日程の外国語はどの学科も150点ですが、個別学部日程では大きく変わります。英米文学科のB方式は英語100%、C方式は66.7%、A方式は55.6%で、史学科と比較芸術学科は英語の比重が22.2%です。
Q. 英米文学科のB方式は、英語しか試験がないんですか?
はい。B方式は外国語(英語)150点と総合問題(英語による)100点で、合計250点がすべて英語です。総合問題はリスニングと100語程度のライティングを含みます。
Q. 英米文学科の合格最低点は、何割くらいなんですか?
2026年度は方式によって異なり、A方式が75.6%、全学部日程が78.3%、C方式が78.7%、B方式が80.0%、共通テスト利用の3科目型が83.0%、4科目型が80.0%でした。D方式を除くどの方式も、75%以上が必要でした。
Q. D方式の英語資格は、何点以上必要なんですか?
2027年度の概要では、各英語資格・検定試験の提出スコアや級に下限は設けないとされています。独自の論述の得点上位者の中から、資格の成績が上位の人を合格とする仕組みです。詳細は11月中旬に出る要項で確認してください。