上智大学文学部 英語配点60%の英文学科と残り6学科【2026】

上智大学 塾長コラム 大学別対策ページ

高橋

高橋上智大学の文学部を考えてるんですけど、英語の配点ってどれくらいなんですか?早慶上理の中でも上智は英語が強い大学って聞くので、めちゃくちゃ比重が高いのかなって身構えてるんですけど……。
松田塾長それ、半分正解で半分注意が必要です(笑)。結論から言うと、上智大学文学部は入試方式が3つあって、方式ごとに英語の配点がまったく違うんですよ。しかも、同じ文学部でも英文学科だけ英語の配点比率が約60%と飛び抜けて高く、残りの6学科(哲学科・史学科・国文学科・ドイツ文学科・フランス文学科・新聞学科)は方式によっては英語を使わずにドイツ語やフランス語で受験することもできるんです。

松田塾長

高橋

高橋えっ、文学部なのに英語を使わなくていい学科があるんですか!?
松田塾長はい、本当です。だから「上智大学文学部は英語が厳しい」と一括りに考えると、学科や方式によっては的外れになることもあります。今日は2026年度上智大学一般選抜入学試験要項の内容にもとづいて、3つの入試方式と7学科それぞれの配点・対策を整理していきましょう。

松田塾長

上智大学文学部には3つの入試方式がある

松田塾長まず大枠から。上智大学の一般選抜は全学部共通で、①TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試)、②学部学科試験・共通テスト併用方式、③共通テスト利用方式(3教科型・4教科型)の3方式があります。文学部は国際教養学部を除く他の学部と同様、この3方式すべてを実施していて、出願要件を満たしていれば複数の方式や学科をまたいで併願することもできます。

松田塾長

高橋

高橋3つもあるんですね……それぞれ何が違うんですか?
松田塾長一言でいうと「英語をどこで測るか」が違います。①TEAPスコア利用方式は、本学独自の英語試験を行わず、事前に受験したTEAPまたはTEAP CBTのスコアを英語の得点として使う方式です。②学部学科試験・共通テスト併用方式は、大学入学共通テストの成績と、上智大学独自の学部学科試験(記述式を含む)を組み合わせて判定します。③共通テスト利用方式は、本学独自の試験を一切行わず、大学入学共通テストの成績だけで合否を判定する方式です。文学部はこの3方式いずれでも受験できますが、方式によって配点の作り方がかなり違うので、ここを混同すると対策の優先順位を間違えやすいんです。

松田塾長

高橋

高橋なるほど。じゃあまずはTEAPスコア利用方式から教えてください。

TEAPスコア利用方式の配点と英語比率

上智大学文学部 入試3方式の配点比較

松田塾長TEAPスコア利用方式は文学部の7学科(哲学科・史学科・国文学科・英文学科・ドイツ文学科・フランス文学科・新聞学科)すべてで実施していて、配点構成は実は全学科共通です。英語外部検定試験(TEAPまたはTEAP CBT)が150点、本学独自試験の国語が100点、地理歴史(哲学科のみ数学も選択可)が100点で、合計350点です。

松田塾長

高橋

高橋英語150点、国語100点、地歴100点……。英語の比率でいうとどれくらいですか?
松田塾長150÷350で約42.9%です。文系学部としては標準的かやや高めの比率ですね。ただ注意したいのは、この英語150点が「上智が独自に出す試験の点数」ではなく「TEAPという外部検定のスコアをそのまま配点化したもの」だという点です。つまり、入試当日に英語の試験を受けるわけではなく、出願前に受けたTEAPの結果がすでに確定している状態で出願することになります。TEAPは年複数回実施されるので、2024年度と2025年度に受験したスコアが有効で、複数回受けた場合は各技能ごとに最も良いスコアを組み合わせて使うことはできず、同一回の総合スコアで判定される点も実務上は重要です。

松田塾長

高橋

高橋えっ、じゃあTEAP対策は入試直前にやる話じゃなくて、もっと前から動いておかないといけないってことですよね?
松田塾長その通りです。TEAPスコア利用方式を軸に考えるなら、高3の夏までにTEAPで一定のスコアを確定させておくくらいの逆算が必要になります。国語と地歴(または数学)は上智大学独自の試験として60分〜90分で実施され、マーク式・記述式併用です。地理歴史は「歴史総合・日本史探究」「歴史総合・世界史探究」のうちから1科目を選びますが、哲学科だけは数学Ⅰ・A・B(数列)・C(ベクトル)も選択肢に入っている、というのも文学部の中での小さな違いです。

松田塾長

高橋

高橋文学部なのに数学で受けられる学科があるのも意外ですね。
松田塾長そうなんです。文学部=英語と国語だけ、と思い込むと学科ごとの違いを見落とします。ここまででTEAPスコア利用方式の全体像はつかめたと思うので、次は7学科のあいだで配点差がもっとはっきり出る、学部学科試験・共通テスト併用方式を見ていきましょう。

松田塾長

学部学科試験・共通テスト併用方式は学科によって配点がまるで違う

上智大学文学部 英文学科と他6学科の英語の重み比較

松田塾長ここが文学部の入試でいちばん注意してほしいポイントです。②学部学科試験・共通テスト併用方式は、大学入学共通テスト(任意提出した外国語外部検定試験結果を含む)の成績と、上智大学独自の学部学科試験の結果を組み合わせて判定します。この方式では、英文学科だけ配点構成が他の6学科とまったく違います。

松田塾長

高橋

高橋どう違うんですか?
松田塾長英文学科は、大学入学共通テストで外国語(英語のリーディング・リスニングのみ、ドイツ語やフランス語は選べません)50点、国語50点、地理歴史・公民50点の合計150点に、本学独自の学部学科試験として「英語適性検査」100点が加わり、総合計250点になります。この英語適性検査は、英語の長文読解とその内容にもとづく英作文によって、理解力・思考力・表現力を問う75分の試験で、マーク式と記述式が併用されています。

松田塾長

高橋

高橋共通テストの英語50点と、学部学科試験の英語適性検査100点を足すと……150点ですね。250点のうち150点が英語!
松田塾長そうです、英文学科の英語比率は60%になります。文学部の中でも英語で差がつく学科No.1と言っていいでしょう。一方で、哲学科・史学科・国文学科・ドイツ文学科・フランス文学科・新聞学科の6学科は配点がまったく違います。大学入学共通テストで外国語(英語・ドイツ語・フランス語のうちから1科目選択)60点、国語40点、地理歴史・公民または数学40点の合計140点に、学部学科試験100点が加わって総合計240点です。

松田塾長

高橋

高橋英語を選んだとしても60点だけで、しかも学部学科試験は英語じゃないってことですか?
松田塾長まさにそこが上智大学文学部の面白いところです。たとえば哲学科の学部学科試験は「哲学への関心および読解力・思考力・表現力を問う試験」、史学科は「歴史学をめぐる試験」、国文学科は「現代文・古文・漢文の読解力を問う試験」、ドイツ文学科は「文化・思想・歴史に関するテクストの読解力および思考力・表現力を問う試験(日本語の文章の読解力および思考力・表現力を問う)」、フランス文学科は「フランス文学・文化・歴史に関するテクストの読解力および思考力・表現力を問う試験」、新聞学科は「ジャーナリズムに関する基礎的学力試験」です。全部日本語で解答する、専門分野への関心と国語力を測る試験なんですよ。

松田塾長

高橋

高橋じゃあ、この6学科を学部学科試験・共通テスト併用方式で受けるなら、共通テストでドイツ語やフランス語を選んでしまえば、入試全体で英語をまったく使わないことも理論上できるってことですか?
松田塾長制度上はその通りです。ただ、現実には高校でドイツ語やフランス語を専門的に学んでいる受験生は少数派なので、多くの受験生は結果的に英語を選びます。それでも配点比率でいえば60点÷240点で最大25%にとどまり、英文学科の60%とは大きな差があります。この「学科によって英語の重みが違う」という構造を理解しているかどうかで、残り時間をどの教科に投資すべきかが変わってきます。配点の作りがわかったので、次は3つめの共通テスト利用方式を見て、3方式を一通り押さえてしまいましょう。

松田塾長

共通テスト利用方式(3教科型)の配点

松田塾長③共通テスト利用方式は、上智大学独自の試験を行わず、大学入学共通テストの成績とその他の出願書類だけで合否を判定する方式です。文学部の3教科型では、外国語(英語のリーディング・リスニング、ドイツ語、フランス語のうちから1科目選択。英文学科は英語のみ)200点、国語200点、地理歴史100点の合計500点で、全7学科共通の配点です。

松田塾長

高橋

高橋英語を選んだ場合は200÷500で40%ですね。
松田塾長そうです。この方式は本学独自試験をまったく受けなくていいぶん、共通テスト本番の出来がそのまま合否に直結します。逆に言うと、共通テストで高得点が取れる自信がある受験生にとっては、わざわざ上智大学独自の記述式試験を受けに行く必要がない、効率のいい方式にもなります。ただし英文学科は外国語が英語のみ指定なので、ドイツ語・フランス語が得意でも共通テスト利用方式では活かせません。

松田塾長

3方式の配点を一言でまとめると

– TEAPスコア利用方式: 全7学科共通350点満点。英語比率は約42.9%で固定。TEAPのスコアが入試より前に決まっている。

– 学部学科試験・共通テスト併用方式: 英文学科は250点満点で英語比率60%、他の6学科は240点満点で英語比率は最大25%(ドイツ語・フランス語選択時は英語を使わない学科も)。

– 共通テスト利用方式(3教科型): 全7学科共通500点満点。英語(または独・仏)選択時の比率は40%。

頻出の出題テーマとつまずきやすいポイント

高橋

高橋配点の仕組みはわかりました。じゃあ実際どんな問題が出るんですか?
松田塾長方式ごとに測っているものが違うので、対策すべき内容も変わってきます。TEAPスコア利用方式を選ぶなら、英語に関してはTEAP対策そのものが入試英語対策になります。TEAPはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を測る検定試験で、大学入試の英語というよりは、英検やIELTSに近い実用英語の試験だと捉えたほうが対策の方向性を間違えません。

松田塾長

高橋

高橋普段の大学入試の英文法・長文対策とは少し違う感じですか?
松田塾長基礎となる文法・語彙力は共通して必要ですが、TEAPは英作文(ライティング)とスピーキングの比重もあるので、読解に偏った勉強だけでは点数が伸びにくいのが実情です。一方で、学部学科試験・共通テスト併用方式で英文学科を受ける場合は、本学独自の「英語適性検査」が長文読解+その内容にもとづく英作文という構成なので、長文を正確に読んで、自分の言葉で英語の答案を書く力が直接問われます。単語の意味がわかるだけでなく、読んだ内容を要約したり、自分の意見を英語で組み立てたりする練習が必要になります。

松田塾長

高橋

高橋英文学科以外の6学科は、英語じゃなくて国語ベースの専門試験なんですよね。そっちはどう対策すればいいんですか?
松田塾長哲学科や史学科、国文学科などの学部学科試験は、与えられた文章(テクスト)を読んで、その学問分野らしい視点で考えをまとめ、記述式で表現する力を測る試験です。たとえば史学科の「歴史学をめぐる試験」であれば、単純な年号や人物の暗記ではなく、歴史的な出来事をどう解釈し、根拠を持って説明できるかが問われます。国文学科の「現代文・古文・漢文の読解力を問う試験」は、現代文だけでなく古文・漢文も出題範囲に含まれるので、文学部だからといって古典を捨てるのは危険です。

松田塾長

英語だけ頑張っても文学部は突破できない

学部学科試験・共通テスト併用方式を6学科(哲・史・国文・ドイツ文・フランス文・新聞)で受ける場合、配点の主役は英語ではなく国語力・専門分野への関心・記述力です。英語の勉強に時間を使いすぎて、肝心の学部学科試験(100点)の対策が手薄になると、配点全体のバランスを崩してしまいます。

大問構成と解き方のプロセス

松田塾長ここからは実際の解き方の話をしましょう。英文学科の英語適性検査は、長文読解と英作文が一体になった構成です。まず長文を読んで設問に答える部分では、段落ごとに「何が言いたいか」を一文でメモしながら読むと、後の英作文で内容を参照しやすくなります。次の英作文は、読んだ内容にもとづいて自分の考えを書く形式なので、いきなり英語で書き始めるのではなく、日本語で結論→理由→具体例という骨格を先に組んでから英訳する、という手順がおすすめです。

松田塾長

高橋

高橋いきなり英語で考えようとすると時間がかかっちゃいますもんね。
松田塾長そうなんです。75分という試験時間の中で、読解と作文の両方に時間を割く必要があるので、時間配分を事前に決めておくことが点数を安定させるコツです。例えば長文読解と設問処理に40分、構成を練るのに10分、英作文の執筆と見直しに25分、といった配分をあらかじめ決めて過去問で練習しておくと、本番で焦らずに済みます。

松田塾長

高橋

高橋他の6学科の学部学科試験はどう解けばいいですか?
松田塾長共通しているのは、75分で100点のテクスト(文章)読解+記述式という構成です。たとえばドイツ文学科やフランス文学科は「日本語の文章の読解力および思考力・表現力を問う」と明記されているとおり、外国語そのものの知識ではなく、日本語で書かれた文化・思想・歴史に関するテクストをどう読み解くかが問われます。新聞学科の「ジャーナリズムに関する基礎的学力試験」も同様に、時事的な話題や社会問題について、自分の考えを筋道立てて書く力が鍵になります。いずれも、設問の要求(何を問われているか)を正確に読み取り、根拠を文章中から拾って、結論を明確に書く、という記述式の基本プロセスを繰り返し練習することが対策の土台になります。

松田塾長

配点を自分の得点戦略に変える4ステップ

高橋

高橋配点の仕組みと問題の傾向はわかってきました。でも結局、自分が何点取れば合格ラインに乗るのか、どう考えればいいんでしょう?
松田塾長ボーダー(合格最低点)そのものは学科・年度によって変動するので、ここでは特定の点数を断定するよりも、配点構成を自分の得点戦略に変換するステップを一緒に確認しましょう。

松田塾長

steps
  1. 自分が受ける方式の満点を確認する: TEAPスコア利用方式なら350点、学部学科試験・共通テスト併用方式なら英文学科250点・他の6学科240点、共通テスト利用方式なら500点。満点が違えば「何点取れたか」の意味も変わります。
  2. 英語の配点比率を把握する: 英文学科(併用方式)なら60%、他の6学科(併用方式)なら最大25%、TEAPスコア利用方式・共通テスト利用方式なら40%前後。比率が違えば、同じ「英語で8割」でも合否への影響度が変わります。
  3. 英語以外の得点源を具体的にイメージする: 国語・地歴・学部学科試験でどの教科にどれだけ時間を割けば、合計点を積み上げられるかを科目ごとに書き出す。
  4. 今の自分の実力と、方式ごとの配点のかみ合わせを見る: 英語に強みがあるなら英文学科や英語比率の高い方式が有利に働きやすく、国語・記述力に強みがあるなら他の6学科の学部学科試験・共通テスト併用方式が力を発揮しやすい、という方向性を考える。
高橋

高橋なるほど、点数そのものより「配点のどこで勝負するか」を先に決めるってことですね。
松田塾長その通りです。配点の作りを知らずに闇雲に勉強時間を増やすのと、配点に合わせて優先順位を決めて勉強するのとでは、同じ時間でも伸び方がまったく違います。

松田塾長

対策の優先順位をどう組むか

方式別の対策優先順位

– TEAPスコア利用方式を軸にする場合: 入試直前ではなく、高3の夏までにTEAPのスコアを確定させる逆算が必要。4技能(特に英作文・スピーキング)をバランスよく伸ばす。

– 学部学科試験・共通テスト併用方式で英文学科を受ける場合: 英語長文の精読力と、読んだ内容を英語で要約・意見表明する英作文力をセットで鍛える。

– 学部学科試験・共通テスト併用方式で他の6学科を受ける場合: 共通テストの英語(または独・仏)はもちろん大切だが、配点の主役は学部学科試験(国語力・記述力・専門分野への関心)。過去問形式に合わせた記述練習を優先する。

– 共通テスト利用方式を軸にする場合: 上智大学独自の記述式試験を受けずに済む代わりに、共通テスト本番の総合力で決まる。苦手教科を残さない学習計画を立てる。

高橋

高橋自分がどの方式を中心にするかで、最初にやることが全然違うんですね。
松田塾長はい。文学部は学科も方式も選択肢が多いぶん、「とりあえず英語を頑張る」という大雑把な対策ではもったいない大学だと思います。次は、受験生がよく陥りやすい失敗のパターンを見ておきましょう。

松田塾長

よくある失敗・注意点

出願前に確認しておきたい落とし穴

– TEAPスコアの有効期限を見誤る: TEAPスコア利用方式で使えるのは2024年度・2025年度に受験した結果のみ。それより古いスコアは使えません。

– 外国語の選択科目を勘違いする: 文学部英文学科と外国語学部英語学科は、大学入学共通テストの外国語がドイツ語・フランス語を選べず英語のみ指定です。この2学科では外国語の外部検定試験結果も英語以外は利用できません。

– 学部学科試験を軽視する: 学部学科試験・共通テスト併用方式では、共通テストの点数が良くても、学部学科試験(100点)の対策を怠ると総合点が伸びません。

– 出願期間を混同する: TEAPスコア利用方式・学部学科試験・共通テスト併用方式はWeb出願が1月5日10時〜1月22日23時59分、書類の郵送は1月23日消印有効です。共通テスト利用方式はWeb出願が1月5日〜1月15日23時59分、書類の郵送は1月16日消印有効と、期限が異なります。

高橋

高橋出願の締め切りが方式によって違うのは知らないと怖いですね……。
松田塾長そうなんです。せっかく実力があっても、出願の手続きミスで受験できなければ元も子もありません。情報を正しく整理しておくことも、立派な「対策」の一部です。さて、ここまでで文学部全体の仕組みはかなり詳しくなったはずです。最後に、自分自身に当てはめて考えるチェックをしてみましょう。

松田塾長

英文の「意味」はわかるのに、長文になると急に読めなくなる理由

文法は覚えたのに読めない?
英文の「意味」はわかるのに、長文になると急に読めなくなる理由
上智大学文学部の学部学科試験でも、英語適性検査でも、結局は「読んだ内容をどう扱うか」が問われます。でも、その手前の「正確に英文を読む」段階でつまずいている人は実は多いです。バラバラに覚えた英文法を、長文の中で使える形につなぎ直す無料ウェビナーを行っています。

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自分の場合はどうか、セルフチェック

高橋

高橋自分に当てはめて考えるって、具体的にはどうすればいいですか?
松田塾長次の項目に、心当たりがあるかどうか確認してみてください。

松田塾長

上智大学文学部を目指すなら確認したいセルフチェック

– TEAPを受けたことがない、またはスコアが低くて利用できるか不安

– 英語の長文は読めるが、内容を自分の言葉で英語の文章にまとめるのが苦手

– 現代文は得意だが、古文・漢文や記述式の答案作成に自信がない

– 自分が受ける学科の学部学科試験がどんな内容か、具体的に把握していない

– 「英語が得意だから文学部でも大丈夫」と思っているが、志望学科の英語比率を確認していない

高橋

高橋うーん……TEAPのスコアがどれくらい必要か、正直まだよくわかってないです。あと、英作文がどれくらい書けたら合格ラインに乗るのかも、自分じゃ判断できないですね。
松田塾長それは多くの受験生が同じ悩みを持っています。配点の仕組みは今日の話でクリアになったと思いますが、「今の自分の実力が、その配点の中でどの位置にあるか」は、記事を読むだけではわからない部分です。ここは一人ひとり状況が違うので、実際に今の英語力を確認してみることをおすすめします。

松田塾長

上智大学文学部 基本情報まとめ

松田塾長ここで一度、文学部全体の基本情報を表に整理しておきますね。

松田塾長

学科 学部学科試験のテーマ(方式②) 英語選択の制約
哲学科 哲学への関心および読解力・思考力・表現力を問う試験 英・独・仏から選択可(地歴・数学も選択可)
史学科 歴史学をめぐる試験 英・独・仏から選択可
国文学科 現代文・古文・漢文の読解力を問う試験 英・独・仏から選択可
英文学科 英語適性検査(英語長文読解+英作文) 英語のみ(独・仏は不可)
ドイツ文学科 文化・思想・歴史に関するテクストの読解力・思考力・表現力を問う試験 英・独・仏から選択可
フランス文学科 フランス文学・文化・歴史に関するテクストの読解力・思考力・表現力を問う試験 英・独・仏から選択可
新聞学科 ジャーナリズムに関する基礎的学力試験 英・独・仏から選択可
入試方式 満点 英語配点(選択時) 英語比率
TEAPスコア利用方式 350点(全学科共通) 150点 約42.9%
学部学科試験・共通テスト併用方式(英文学科) 250点 150点(共通テスト50+学部学科試験100) 60%
学部学科試験・共通テスト併用方式(他6学科) 240点 最大60点 最大25%
共通テスト利用方式(3教科型) 500点(全学科共通) 200点 40%
項目 内容
大学名 上智大学
学部 文学部(哲学科・史学科・国文学科・英文学科・ドイツ文学科・フランス文学科・新聞学科)
出願期間(①②方式) 2026年1月5日10時00分〜1月22日23時59分(書類郵送は1月23日消印有効)
出願期間(③方式) 2026年1月5日10時00分〜1月15日23時59分(書類郵送は1月16日消印有効)
入学手続締切日 2026年3月16日
公式入試情報 上智大学 入学センター

類似する大学の文学部と比較してみる

高橋

高橋他の大学の文学部と比べると、上智の文学部はどのくらい英語の比重が重いんですか?
松田塾長大学によって英語の測り方がかなり違うので、興味があれば見比べてみるといいですよ。早稲田大学文学部は大問5題構成で英語配点比率が約37.5%、東京大学文学部は英語120点を文科三類共通の枠組みで使う形式、京都大学文学部は英語配点約30%で全問記述式という特徴があります。上智大学文学部は、TEAPという外部検定を使う方式がある点、そして学科によって英語の重みが大きく変わる点が、他大学との大きな違いです。

松田塾長

高橋

高橋同じ「文学部」でも、大学が違うと英語の役割もこんなに違うんですね。
松田塾長そうなんです。だからこそ、志望校を決めるときは大学名や学部名のイメージだけでなく、実際の配点構成を学科単位で確認することが欠かせません。

松田塾長

よくある質問

高橋

高橋最後に、よくある疑問をいくつか聞いてもいいですか?
松田塾長もちろんです、どうぞ。

松田塾長

高橋

高橋TEAPスコア利用方式と学部学科試験・共通テスト併用方式、両方に出願することはできますか?
松田塾長できます。全学統一日程のTEAPスコア利用方式は、指定された受験科目が共通していれば一度の試験で複数の学部・学科を併願でき、他の一般選抜方式(学部学科試験・共通テスト併用方式、共通テスト利用方式)との併願も可能です。出願要件を満たしている限り、同じ受験生が文学部内で複数の方式・学科に挑戦することもできます。

松田塾長

高橋

高橋英検やIELTSのスコアも使えますか?
松田塾長方式によって扱いが異なります。TEAPスコア利用方式はTEAP・TEAP CBTのスコアのみが対象です。学部学科試験・共通テスト併用方式と共通テスト利用方式では、CEFRレベルA2以上(共通テスト利用方式はB2以上)の外国語外部検定試験結果を任意で提出すると、共通テストの外国語の得点に加点、またはみなし得点として利用できる仕組みがあります。英検・ケンブリッジ英語検定・TEAP・TEAP CBT・TOEFL iBT・IELTS・GTECなど、複数の検定が対象になっています。

松田塾長

高橋

高橋英文学科以外の学科で、ドイツ語やフランス語を選んで受験する人は実際どれくらいいるんですか?
松田塾長具体的な人数は公表されていませんが、高校でドイツ語・フランス語を専門的に学べる環境は限られるため、英語選択が多数派になりやすいとは言えます。ただ、ドイツ文学科やフランス文学科を目指していて、すでに第二外国語の学習経験がある受験生にとっては、選択肢として十分検討する価値があります。

松田塾長

高橋

高橋文学部の中で一番人気が高い、または倍率が高い学科はどこですか?
松田塾長学科ごとの倍率は年度によって変動するため、ここで断定的な数字を挙げることは避けますが、募集人員は英文学科や新聞学科が比較的多く、哲学科やドイツ文学科・フランス文学科は募集人員が少なめです。募集人員が少ない学科ほど、合格ラインの年度ごとのブレも大きくなりやすいという一般的な傾向は意識しておくといいでしょう。

松田塾長

松田塾長ここまで、上智大学文学部の3つの入試方式と、7学科それぞれの配点の違いをお伝えしてきました。ポイントを一言でまとめると、「文学部だから英語が全部」ではなく、方式と学科の組み合わせで英語の重みが42.9%から60%、さらに学科によっては0%近くまで変わるということです。

松田塾長

高橋

高橋最初に聞いたときはびっくりしましたけど、仕組みがわかると結構納得できました。
松田塾長ただ、ここからが本番です。「では、自分はどの方式・どの学科で、何点を目指せばいいのか」は、実は受験生一人ひとり違います。同じ「英語に不安がある」という状態でも、原因が単語力不足の人もいれば、長文は読めるのに英作文で手が止まる人、TEAPのスピーキングだけが極端に苦手な人、記述式の国語で時間が足りなくなる人など、原因はさまざまです。原因が違えば、やるべき対策の順番も変わってきます。

松田塾長

高橋

高橋自分がどのタイプなのか、自分では判断しづらいです……。
松田塾長そうなんですよ。受験でもったいないのは、勉強していないことではなく、優先順位を間違えたまま数ヶ月が過ぎてしまうことです。TEAP対策に全力を注ぐべきだったのに記述式の国語ばかり練習してしまったり、逆に学部学科試験の記述対策が手薄なまま英語だけ伸ばしてしまったり。方向を間違えたまま努力を続けるのは、本当に避けたいパターンです。

松田塾長

松田塾長英語進学塾リオンでは、現在の英語力と志望する学科・方式を確認しながら、何を・どの順番で・いつまでに改善すべきかを一緒に整理しています。特別な宣伝文句を並べるつもりはありませんが、上智大学文学部のように方式・学科によって配点の作りが大きく異なる入試では、一度自分の現在地を整理してもらうことが近道になりやすいです。気になる方は、一度確認してみるといいですよ。

松田塾長

参考リンク

Q. TEAPスコア利用方式と学部学科試験・共通テスト併用方式、両方に出願することはできますか?

できます。全学統一日程のTEAPスコア利用方式は、指定された受験科目が共通していれば一度の試験で複数の学部・学科を併願でき、他の一般選抜方式(学部学科試験・共通テスト併用方式、共通テスト利用方式)との併願も可能です。出願要件を満たしている限り、同じ受験生が文学部内で複数の方式・学科に挑戦することもできます。

Q. 英検やIELTSのスコアも使えますか?

方式によって扱いが異なります。TEAPスコア利用方式はTEAP・TEAP CBTのスコアのみが対象です。学部学科試験・共通テスト併用方式と共通テスト利用方式では、CEFRレベルA2以上(共通テスト利用方式はB2以上)の外国語外部検定試験結果を任意で提出すると、共通テストの外国語の得点に加点、またはみなし得点として利用できる仕組みがあります。英検・ケンブリッジ英語検定・TEAP・TEAP CBT・TOEFL iBT・IELTS・GTECなど、複数の検定が対象になっています。

Q. 英文学科以外の学科で、ドイツ語やフランス語を選んで受験する人は実際どれくらいいるんですか?

具体的な人数は公表されていませんが、高校でドイツ語・フランス語を専門的に学べる環境は限られるため、英語選択が多数派になりやすいとは言えます。ただ、ドイツ文学科やフランス文学科を目指していて、すでに第二外国語の学習経験がある受験生にとっては、選択肢として十分検討する価値があります。

Q. 文学部の中で一番人気が高い、または倍率が高い学科はどこですか?

学科ごとの倍率は年度によって変動するため、ここで断定的な数字を挙げることは避けますが、募集人員は英文学科や新聞学科が比較的多く、哲学科やドイツ文学科・フランス文学科は募集人員が少なめです。募集人員が少ない学科ほど、合格ラインの年度ごとのブレも大きくなりやすいという一般的な傾向は意識しておくといいでしょう。

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