共通テスト 英語 対策|いつから?勉強法・参考書・過去問【2027年1月】

勉強コラム 塾長コラム

高橋

高橋松田塾長、共通テストの英語で、リーディングが80分では全然足りなくて、リスニングは1回しか流れない問題でいつも崩れます。「共通テスト 英語 対策」で検索すると、動画も記事も山ほど出てきて、結局どれを信じて何から始めればいいのか分からなくなりました(笑)。ときどき「裏ワザ」という言葉も目にするんですが、そんなものがあるんでしょうか。
松田塾長時間が足りない、リスニングで崩れる、何から手をつけるか決められない。その状態で2026年の秋を迎えたあなたへ。その悩みは、とても多い悩みです! 先に正直にお答えします。これをやれば何点上がる、という魔法のような裏ワザを、私は約束しません。ただ、手順として再現できる対策は、はっきりあります。

松田塾長

高橋

高橋再現できる対策、というところに惹かれます。この記事を読むと、何が決まるんでしょうか。
松田塾長大学入試センターが公表している数字で、共通テスト英語の現状を押さえます。そのうえで、点が伸びない原因を「リーディングの時間不足」と「リスニングの1回読み」の2つに絞り、2026年10月から2027年1月16日までの時期別の勉強法、参考書、過去問の使い方まで決めていきます。公式で確認できることと、私の指導経験にもとづく見立てを、はっきり分けてお話しします。見立ての部分は「筆者(塾長)の目安」と断りますね。

松田塾長

この記事で分かること

– 2027年1月16日(土)に実施される共通テスト英語の構成・配点・時間割と、令和4〜8年度の平均点

– 点が伸びない2つの原因(リーディングの時間不足、リスニングの1回読み)を、公式の報告書の数字で見る方法

– 2026年10月から2027年1月までの時期別の勉強法(筆者の目安)と、1週間の回し方

– 共通テスト英語の参考書を、語彙・文法・英文解釈・長文・リスニング・過去問の種類別に、書名つきで(順位はつけません)

– 過去問の使い方と記録表、志望校によって共通テスト英語の使われ方が変わること

– 英語が苦手でも間に合うかへの、条件つきの答え

高橋

高橋公式の数字で見るんですね。それなら自分の状況に当てはめやすそうです。まず現状から教えてください。

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Contents

共通テスト 英語 対策の現状|2027年1月16日の本番と、構成・配点・平均点

共通テスト英語の構成と配点の図(令和9年度の時間・配点と、令和8年度本試験の大問ごとの配点)

高橋

高橋まず結論として、共通テストの英語は、何分で何点満点なんですか?
松田塾長大学入試センターの令和9年度「出題教科・科目の出題方法等」では、英語はリーディングが80分で100点、リスニングが60分で100点です。リスニングは、60分のうち解答時間が30分です。本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)で、英語は16日です。時間割は、リーディングが15時20分から16時40分、リスニングが17時20分から18時20分と受験案内に示されています。追・再試験は、2027年1月23日(土)・24日(日)です。

松田塾長

区分 試験時間 配点 2027年1月16日(土)の時間割
リーディング 80分 100点 15時20分から16時40分
リスニング 60分(うち解答時間30分) 100点 17時20分から18時20分
高橋

高橋リスニングの60分は、ずっと音声が流れるわけじゃないんですね。
松田塾長そうなんです。受験案内では、解答開始前にICプレーヤーの準備と確認があり、そのあとの約30分が解答時間と書かれています。それと、リスニングは試験開始の17時20分までに入室していないと、受験できません。リーディングが終わってからの休憩時間の使い方も含めて、本番の流れは共通テストはいつ?日程・出願・時間割で詳しく整理しています。

松田塾長

高橋

高橋英語は、リーディングとリスニングの両方を受けるんですか?
松田塾長英語を選んだ場合は、原則としてその両方を受験します。共通テストの素点は、どちらも100点満点で同じです。ただし、志望校でどう点数に換算されるかは大学ごとに違います。この話は、あとの節で例を見ます。ここで押さえてほしいのは、リーディングとリスニングの両方が、同じ重さで勝負になるということです。

松田塾長

高橋

高橋平均点は、何点くらいなんでしょう。
松田塾長「令和8年度大学入学共通テスト 実施結果の概要」に、令和4年度から令和8年度の本試験の平均点が載っています。英語のリーディングとリスニングを、図と表にしました。

松田塾長

共通テスト英語の平均点の推移(令和4〜8年度の本試験のリーディングとリスニング)

年度(本試験) リーディング リスニング リーディングの平均点−リスニングの平均点(計算値)
令和4年度 61.80点 59.45点 +2.35
令和5年度 53.81点 62.35点 −8.54
令和6年度 51.54点 67.24点 −15.70
令和7年度 57.69点 61.31点 −3.62
令和8年度 62.81点 54.65点 +8.16
高橋

高橋年度によって、リーディングが高い年とリスニングが高い年があるんですね。
松田塾長ここが大事なところです! 令和8年度はリーディングが平均62.81点で、リスニングは54.65点でした。令和8年度の受験者数は、リーディングが455,114人、リスニングが453,425人です。令和6年度はリスニングが約15.7点高く、令和8年度はリーディングが約8.2点高いので、「リスニングは取りやすい」「リーディングが難しい」と決めつけられないことが数字から分かります。どちらかを最初から捨てる、という考え方は、取りに行く場所を減らすことになります。

松田塾長

平均点の読み方 3つの注意

– 平均点は目標点ではありません ― 志望校の合格に必要な点数は、大学・学部・選抜区分ごとに違います。平均点は、全体の中での位置を見る目安にとどめます

– 年度の比較は、問題と受験者の違いを含みます ― 平均点の差は、問題の難しさだけでなく、受験者の層によっても変わります。1年分の平均点から、次の年度の難しさを予想することはできません

– 令和9年度の平均点は、公式で確認します ― 受験案内では、平均点の中間発表が2027年1月20日(水)(予定)、最終発表が2月4日(木)(予定)と示されています。日程が変わることもあるので、大学入試センターで確認してください

高橋

高橋令和9年度の大問の数や配点は、もう決まっているんでしょうか。
松田塾長令和9年度の「出題方法等」には、時間と配点の合計が書かれています。ただ、大問の数や、大問ごとの配点までは、本試験の問題が公表されるまで確認できません。令和8年度の報告書には、令和7年度の問題構成を踏襲した、と書かれています。なので、練習の土台は、令和8年度と令和7年度の本試験になります。大問ごとに何を測っているのかを、次の節で見ていきましょう。

松田塾長

共通テスト 英語で点が伸びない2つの課題|リーディングの時間不足とリスニングの1回読み

高橋

高橋点が伸びない原因は、大きく分けると何なんでしょう。
松田塾長2つに絞れます。1つ目はリーディングの時間不足、2つ目はリスニングの1回読みです。まず、リーディングから数字で見ましょう。令和8年度の本試験について、公式の報告書には、設問数が33、解答数が44、本文と設問と選択肢を合わせた総語数が約5,600語と書かれています。80分で割ると、1分あたり70語です。これは計算値で、読み返しや考える時間も入るので、「1分に70語読めば足りる」という意味ではありません。

松田塾長

高橋

高橋70語って聞くと、それだけで焦ります……。
松田塾長焦る必要はありません。大事なのは、70語という数字そのものより、読むだけでなく、考えて選ぶ時間も80分に入っていることです。語彙で止まるのか、文の形が取れずに止まるのか、設問と選択肢で迷って止まるのかで、直す場所が変わります。さて、大問ごとに、公式は何を測ると書いているのか、見てみましょう。

松田塾長

大問 令和8年度の配点 公式が書いている、測りたい力(要約)
第1問 6点 簡単な語句や短い文で書かれたテクストから、情報を理解する力
第2問 12点 説明を読んで概要や要点をつかみ、推測し、事実と意見を整理しながら情報を読み取る力
第3問 9点 平易な英語の短い物語文から、概要と展開をつかむ力
第4問 12点 教師のコメントを踏まえ、読み手に分かりやすいように文章の論理の構成や展開を直す力
第5問 16点 複数の資料を比べながら必要な情報を読み取り、論理の展開や書き手の意図を理解する力
第6問 12点 平易な英語の物語を読み、概要をつかむ力
第7問 16点 日常的・社会的な話題の文章から、概要、情報の整理、論理の展開をつかむ力
第8問 17点 異なる意見が書かれた複数の資料を読み、自分の立場を支持する資料を見極め、情報を得る力
高橋

高橋「読んで答えを探す」だけじゃない大問もありますね。配点も、後ろの大問ほど高いです。
松田塾長そこに気づいたのは大事です! 第5問・第7問・第8問は、16点以上の大問で、この3問だけで49点です。同じ報告書は、正答率が比較的低かった設問も書いています。第2問の問1は、事実と意見を区別しながら読む問題でした。第3問の問2、第7問の問2、第8問の問3は、順番に並べる、または2つ選ぶ、全部合っていないと点がつかない完答の問いです。第5問の問5は、メールの書き手の意図(含意)を読み取る問いで、表面的な理解だけでは正解できない、と書かれています。

松田塾長

高橋

高橋完答の問題は、勘で1つ決めてから2つ目を探す、というやり方だと危なそうです。
松田塾長その通りです。ここまでが、公式に書かれていることです。リスニングも見ましょう。令和9年度の受験案内では、音声が流れる回数は、第1問と第2問が2回、第3問から第6問が1回です。令和8年度の配点で足し算すると、2回流れる第1問・第2問が28点と12点で合計40点、1回だけ流れる第3問から第6問が18点、12点、16点、14点で合計60点です(計算値)。1回しか流れない大問が、リスニングの6割を占めています。

松田塾長

高橋

高橋1回しか流れないところで、1語聞き逃したら終わりですよね……。
松田塾長公式の報告書も、その形を書いています。令和8年度の第5問の問32は、“aren’t”が聞き取れないと正答にたどり着けない問いでした。第6問Aの問35は、会話の最後の“as well”を聞き逃すと正答にたどり着けない問いでした。令和8年度のリスニングの平均点は54.65点で、令和7年度より6.66点低かった、とも書かれています。1語の聞き逃しが、そのまま失点になる形があるわけです。

松田塾長

高橋

高橋2つの課題は分かりました。自分がどちらなのか、見分けられますか?
松田塾長次のチェックリストで、当てはまる項目を数えてみてください。多く当てはまった種類が、最初に直す候補です。正確な診断ではなく、考えるきっかけとして使ってください。これは筆者(塾長)の目安です。

松田塾長

共通テスト英語で点を落とす原因のセルフチェック(筆者の目安)

– 語彙・文法 ― 過去問の本文に、意味の分からない単語が多く、文の内容が取れない

– 語彙・文法 ― 文法問題は解けるのに、長文の中で同じ文法が出ると意味が取れない

– 文の読み方 ― 単語は分かるのに、一文が何を言っているのか説明できない

– 時間配分 ― 最後の大問を、80分では読み切れない。大問ごとの所要時間を記録していない

– 設問の読み方 ― 本文は読めた感覚があるのに、選択肢で迷って点を落とす。正解の根拠を本文の1か所で指せない

– リスニング ― 1回しか流れない問題で、聞き逃したあとに引きずる。聞き取れなかった理由が、単語なのか音なのか区別できない

高橋

高橋私は、時間配分と設問の読み方とリスニングに多く当てはまりました……。
松田塾長それなら、この記事の後半で、その3つを順番に直していきましょう。当てはまる項目がバラバラの種類にあった場合は、土台に近い語彙・文法を先に直します。語彙や文法が弱いまま設問の練習をしても、点に変わりにくいからです。ただ、複数の原因が絡んでいると感じたら、一人で決め切らないほうが安全です。

松田塾長

高橋

高橋原因が分かったら、次は「いつから何をやるか」ですね。

共通テスト 英語 対策はいつから?時期別の勉強法(2026年10月から2027年1月まで)

2027年1月16日の本試験から逆算する、時期別の勉強の流れの図

高橋

高橋本番まで、あとどのくらいあるんでしょうか。
松田塾長2026年10月9日から2027年1月16日までは99日です(計算値)。11月1日からだと76日、12月1日からだと46日です。日数は限られていますが、何を・どの順で・いつまでにやるかを決めれば、使える日数になります。図の分け方は、筆者(塾長)の目安です。受験する年度の日程は、その年度の公式の実施要項で確認してください。

松田塾長

時期 目的 やること 避けたいこと
2026年10月 現状把握と土台 過去問を1回分、80分で解いて、大問ごとの所要時間と失点の理由を記録する。語彙と文法の穴を洗い出す。リスニングの音声に毎日触れ始める いきなり新しい参考書を何冊も買う
2026年11月 失点の理由に合わせて直す 語彙は毎日、文法と英文解釈は穴のある分野から。リーディングの読み方の型を練習し、リスニングは聞き取れなかった理由を3つに分けて直す 解いた過去問を、点数を見て終わりにする
2026年12月 本番の形で解く 過去問を本番と同じ時間で解き、時間配分を自分の型にする。弱い大問だけ、問題集で練習する 1回ごとに配分を大きく変える
2027年1月上旬 最終確認 間違えた大問だけを見直す。リスニングの音声を毎日聞く。当日の流れと持ち物を確認する 新しい教材を増やす
高橋

高橋高3の10月からなら、この流れで進められそうです。高1や高2、浪人生の場合はどうなりますか?
松田塾長高1・高2の人は、本番までの日数が多いので、順番が変わります。次の表を見てください。これも筆者(塾長)の目安です。

松田塾長

状況 優先すること 避けたいこと
高1・高2 学校の授業の語彙と文法を、読む場面で使える形にする。長文を毎週読む習慣をつくる。過去問は1回見て、形式と英文の長さを知っておく 共通テストの形式だけを先取りして、土台を飛ばす
高3(2026年10月から) 上の表の時期別の流れで、失点の理由を集めて直す 参考書を増やして、復習の時間を削る
浪人生 前年の結果から、失点の理由を言葉にする。毎日の計画を自分で組み、週に1回見直す 前年と同じ勉強を、量だけ増やして続ける
高橋

高橋1週間は、どう回せばいいですか。
松田塾長人によって使える時間が違うので、1つの例として書きます。自分の時間に合わせて、書き換えてください。

松田塾長

steps
  1. 平日は毎日、語彙(20分前後)とリスニングの音声(15分前後)を固定する。短くても、毎日続けることを優先する
  2. 平日のうち2〜3日は、文法か英文解釈を1単元ずつ進める。間違えた問題に印をつけて、翌週に解き直す
  3. 週末に1回、過去問の大問を2〜3問、または1回分を、時間を測って解く
  4. 解いた直後に、失点の理由を記録表に書く(あとの節で表を渡します)
  5. 日曜の終わりに、翌週に直すことを1つだけ決める
高橋

高橋1つだけに絞るんですね。
松田塾長はい。何でも直そうとすると、どれも中途半端になります。失点の理由が1つ減れば、その週は成功と考えてください。さて、ここで、勉強法の話の途中で少し立ち止まります。読むのに時間がかかる原因が、文法の使い方にある人がいるからです。

松田塾長

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共通テスト 英語 勉強法|リーディングの時間不足を直す手順

高橋

高橋リーディングの時間不足は、具体的にどう直しますか?
松田塾長5つの手順で進めます。大事なのは、時間配分の「正解」を探すより先に、自分の所要時間を測ることです。大問ごとの時間は、公式には決まっていません。時間配分の考え方と、配点と語数の関係は、共通テスト英語の構成・配点・時間配分で詳しく話しています。

松田塾長

steps
  1. 過去問を1回分、本番と同じ80分で解く。大問を終えるたびに、時計の時刻をメモする
  2. 解き終わったら、大問ごとの所要時間と、失点した設問を表に書く
  3. 時間を使い過ぎた大問を見つけ、原因を「語彙で止まる」「文の形が取れない」「選択肢で迷う」「根拠を探すのに時間がかかる」に分ける
  4. 原因に合わせて、次の1週間に直すことを1つ決める(語彙なら単語帳に戻る、文の形なら一文ずつ主語と動詞に印をつける、など)
  5. 別の年度の過去問で、直した結果を確かめる。2回から3回繰り返して、自分の型にする
高橋

高橋原因が「根拠を探すのに時間がかかる」場合は、どうすればいいですか?
松田塾長設問の読み方を変えます。再現できる解き方を、5つにまとめました。ここからは筆者(塾長)の目安で、公式が推奨している解き方ではありません。

松田塾長

再現できる5つの解き方(筆者の目安)

– 1 設問を先に読む ― 本文に入る前に、何を探す問題かを決める(事実なのか、意見なのか、順番なのか)

– 2 根拠の場所を指せるようにする ― 選んだ選択肢の理由を、本文の1か所を指して説明できる状態にする

– 3 単語の一致ではなく内容の一致を見る ― 本文と同じ単語が並んでいても、内容がずれている選択肢がある

– 4 事実と意見を分ける ― 「〜は言っている」「〜と思う」と書かれた部分と、数字や出来事の部分に印をつける

– 5 完答問題は、2つ目の根拠を別に探す ― 1つ決めたあとで、もう1つを別の場所から確かめる

高橋

高橋実際に、どう使うのか見てみたいです。
松田塾長では、私が作った短い練習用の英文でやってみましょう。実際の出題ではありません。

松田塾長

練習用の英文(自作です。実際の出題ではありません)

– 英文 ― The city library will close its old building on March 31 and open a new one on April 10. The mayor says the new library will be much better. A student named Ken thinks it is too far from the station. The new building has 200 more seats than the old one.

– 設問 ― Which of the following is a fact, not an opinion?

– 選択肢 ― (a) The new library will be much better. (b) The library is too far from the station. (c) The new building has more seats than the old one. (d) Ken likes the old building.

高橋

高橋事実を選ぶ問題だから、数字や出来事が書いてある部分を探せばいいんですよね。
松田塾長その通りです! 設問を先に読んだから、探すものが決まりました。答えは(c)です。根拠は最後の文の「200 more seats」で、選択肢では「more seats」という言い換えになっています。(a)は市長の意見、(b)はケンの意見、(d)は本文のどこにも書かれていません。(a)の「better」は本文にありますが、市長が「そう言っている」だけで、事実ではありません。見るのは単語ではなく、誰が、何を、どういう立場で言っているかです。

松田塾長

再現できる解き方でも、効かない場面があります

– 語彙や文法の穴が大きい間は、設問を先に読んでも、根拠の場所が見つからないことがあります

– 設問を先に読む読み方は、大問によって合う、合わないがあります。自分の過去問の結果で試して、点が動かなければやめて構いません

– 解き方だけを増やして、土台を固めないままにすると、本番で使えない知識が増えるだけになりやすいです

高橋

高橋土台というのは、どこまでできていればいいんでしょうか。
松田塾長基準は「読む場面で使えるか」です。単語は、意味を知っているだけでなく、例文の中で見たときに分かるか。文法は、問題を解けるだけでなく、長文の中に出てきた文の形が見えるか。公式の問題作成方針も、語彙や表現、文法などの知識や技能は、概要や要点、書き手の意図を理解する力を問うことを通して評価する、と書いています。単語帳を1周した回数ではなく、長文の中で使える感覚があるかで判断するのが、私のやり方です。

松田塾長

高橋

高橋共通テストだけを見るなら、難しい単語帳を最初から回す必要はないんでしょうか。
松田塾長公式の方針では、問題のレベルは、CEFRの概ねA1〜B1レベルを目安に、本文、語彙、課題を設定するとされています。CEFRは、外国語の力を6段階で表す国際的な物差しです。なので、共通テストだけを見るなら、最初に難関大向けの語彙集へ進む必要は必ずしもない、というのが筆者(塾長)の目安です。ただし、これは志望校しだいです。個別試験で難しい英文が出る大学を受けるなら、そちらの準備は別に必要になります。

松田塾長

リスニング 対策|1回しか流れない問題で崩れない勉強法

高橋

高橋リスニングは、リーディングとは別の勉強が必要ですよね。
松田塾長音声が相手なので、読む勉強だけでは足りません。まず、聞き取れなかった理由を3つに分けます。単語や表現を知らない、知っているのに音が聞き取れない、聞き取れても意味に変えるのが追いつかない、の3つです。理由が違えば、直し方が変わります。

松田塾長

聞き取れなかった理由 起きていること 直し方(筆者の目安)
単語や表現を知らない スクリプトを見ても意味が分からない語がある 語彙の勉強に戻る。リスニングの音声で出てきた語を、単語帳に足す
音が聞き取れない スクリプトを見れば分かるのに、音では聞こえない 音声を短く区切って聞き直し、ディクテーション(聞いた音を書き取る練習)と音読をする
意味への変換が追いつかない 聞こえてはいるが、次の文が来るまでに意味が取れていない 英文を前から順に理解する練習(シャドーイングや、文をカタマリで区切る音読)をする
高橋

高橋練習には、どの音声を使えばいいですか?
松田塾長大学入試センターのサイトに、令和8年度の問題音声が、本試験と追・再試験のmp3で公開されています。ICプレーヤーの操作ガイドも載っています。注意したいのは、操作ガイドの音声は、サンプルで、実際の問題音声とは異なる、と書かれていることです。過去問の入手先と使い方は、共通テスト過去問はいつから?英語の使い方と解説の探し方でまとめています。

松田塾長

steps
  1. 1回目は、本番と同じ回数で解く。1回しか流れない大問は、1回だけ聞く
  2. 解いたら採点して、間違えた設問と、迷った設問に印をつける
  3. スクリプトを見ながら、聞き取れなかった箇所に線を引き、3つの理由のどれかを書く
  4. 理由が音なら、その箇所を短く区切って聞き直し、ディクテーションをする
  5. 最後に、スクリプトを見ずにもう一度通して聞く。聞こえ方がどう変わったかを記録する
高橋

高橋1回しか流れない問題で、聞き逃したらどうすればいいですか?
松田塾長ここは、リスニングで一番差が出るところです。聞き逃した瞬間に、その問題を引きずると、次の問題の最初が聞き取れなくなります。筆者(塾長)の目安は、聞き逃したと感じたら、その問題は選択肢の中から消去法で選んで、次の問題に気持ちを切り替えることです。1問を落としても、次の1問は落とさない練習を、過去問の中でしておいてください。

松田塾長

高橋

高橋リスニングは、いつから練習すればいいですか。
松田塾長リスニングを勉強の最後に回す人もいますが、音に慣れる時間は短時間でも毎日取るほうが合う人が多いです。そのため、私は10月から、短い時間でも毎日の音声を入れることを勧めています。これも筆者(塾長)の目安です。令和8年度の配点では、リスニングの6割が1回読みの大問でした。令和9年度の大問ごとの配点は本試験の公表まで確認できませんが、始める時期を後ろにずらすほど、取り返す時間が少なくなります。

松田塾長

共通テスト 英語 参考書|種類別の書名つき一覧(順位はつけません)

共通テスト英語の参考書を、語彙・文法・英文解釈・長文・リスニング・過去問の種類別に並べた一覧の図(順位ではありません)

高橋

高橋やっと参考書の話ですね! おすすめの本を、書名で教えてほしいです。
松田塾長書名を載せます。ただし、順位や優劣はつけません。同じ参考書でも、レベルと穴の場所が違えば、合う人と合わない人が出るからです。ここに載せたのは、出版社の公式ページで、書名・出版社を確認できた本です。「公式ページで確認できる内容」の欄は、出版社の紹介文の範囲です。「使う時期の目安」の欄は、筆者(塾長)の見立てで、「この本で合格できる」という意味ではありません。

松田塾長

種類 書名・出版社・著者 公式ページで確認できる内容 使う時期の目安(筆者)
語彙 『システム英単語〈5訂版〉』(駿台文庫) 大学入試問題などを分析して単語データベースを更新。基礎レベルから順序よく掲載。音声あり 10月から、毎日短時間で回す
語彙 『英単語ターゲット1900 6訂版』(旺文社、ターゲット編集部 編) 1900語を100語ごとに区切って学習。共通テストから国公立2次・難関私大レベルをカバー 同上(語彙の種類から1冊を選ぶ)
語彙 『データベース4800 完成英単語・熟語』(桐原書店、望月正道 監修) 単語1872と熟語361を収録。6段階のレベル構成で、共通テスト・中堅大対策のレベルを含む 同上(語彙の種類から1冊を選ぶ)
文法 『Next Stage 英文法・語法問題 4th Edition 新装版』(桐原書店、瓜生豊・篠田重晃 編著) 全218のPointで、見開きの左が問題、右が解説。共通テスト・中堅大学では「差をつける」レベルの情報量 10〜11月、穴のある分野から
文法 『スクランブル英文法・語法 5th Edition』(旺文社、中尾孝司・宮下卓也 著) 入試によく出る約1700問を収録。見開き2ページ完結。基礎レベルから難関大レベルまで 同上(文法の種類から1冊を選ぶ)
英文解釈 『入門英文問題精講 4訂版』(旺文社、竹岡広信 著) 英文読解に必要な基礎ポイントを含む72問。冒頭に基本講義があり、映像授業付き 11月、文の形が取れない人が
英文解釈 『大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 入門英文解釈の技術70 音声オンライン提供版』(桐原書店、桑原信淑 著) 中学校〜高校1年生レベルの文法項目を復習しながら、解釈に運用する70の例題と演習70題 同上(英文解釈の種類から1冊を選ぶ)
英文解釈 『大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』(KADOKAWA、肘井学 著) 読解のための英文法33テーマを、183の例題→137の確認問題→38の発展問題で学ぶ 同上(英文解釈の種類から1冊を選ぶ)
長文 『関正生のThe Rules 英語長文問題集2 入試標準』(旺文社、関正生 著) 近年の入試問題から厳選した12問。全文に構文の解析つき 11〜12月、長文に慣れる段階で
長文 『大学入試 英語長文ハイパートレーニング レベル2 標準編 音声オンライン提供版』(桐原書店、安河内哲也 著) 共通テスト〜中堅大入試レベルの読解力養成に、私大入試過去問から12編を精選 同上(長文の種類から1冊を選ぶ)
共通テスト形式 『共通テスト 英語〔リーディング〕 集中講義 新装版』(旺文社、三浦淳一 著) 共通テスト過去問題を例題に解法を学び、オリジナル問題で練習する2部構成 11〜12月、形式に慣れる段階で。目次の注意は下に書きます
リスニング 『共通テスト 英語〔リスニング〕 集中講義 改訂版』(旺文社、渡辺淳志 著) 例題(共通テスト過去問題)とオリジナル問題の2部構成。巻末に放送文があり、音読やディクテーションに使える 10月から、毎日の音声と並行して
リスニング 『共通テスト英語〔リスニング〕 満点のコツ[改訂版]』(教学社、竹岡広信 著) 正解率の低かった過去問の音源から「なぜ聞き取れなかったか」を分析。ディクテーションと過去問演習 同上(リスニングの種類から選ぶ)
リスニング 『英語リスニング ハイパートレーニング パーフェクトブック』(桐原書店、安河内哲也 著・監修) リスニングの基本から、共通テスト対策のオリジナル演習2回分まで。2020年11月刊 同上(リスニングの種類から選ぶ)
過去問集 『共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング(2027年版)』(教学社、教学社編集部 編) リーディング/リスニング計26回分(本試験・追試験計24回と、オリジナル模試2回)。音声はWEB配信 12月、公式の過去問と並べて使う
高橋

高橋本が多くて、全部やらなきゃいけないのかと思っちゃいます(笑)。
松田塾長全部やる必要はありません。むしろ、1つの種類につき1冊を、仕上げるまで使うのが私の考えです。語彙、文法、英文解釈、長文、リスニングのうち、さきほどのセルフチェックで一番弱かった種類から手をつけます。「この本を使えば合格できる」とは言えません。本は道具で、使い方と継続が結果を左右します。

松田塾長

高橋

高橋表を見ていて、リーディング集中講義の注意が気になりました。
松田塾長気づきましたね。出版社のページに載っている目次は、第1問から第6問までの構成です。一方、令和8年度の本試験のリーディングは、第8問まであります。令和8年度の報告書は、第4問と第8問を、令和7年度から導入された新傾向の大問と書いています。出版社のページには、購入者特典として「出題構成の変更について」の案内もあるので、買う前に、対応している形式を出版社の案内で確認してください。リスニングの本は、第1問から第6問までの目次で、令和8年度の大問数と同じです。

松田塾長

steps
  1. 種類を1つ決める ― 語彙、文法、英文解釈、長文、リスニングのうち、弱い種類から選ぶ
  2. 書店で解説を1つ読む ― 自分が間違えた問題と同じ種類の解説を読み、納得できるか確かめる
  3. 目次を見る ― 自分の穴がある分野が、載っているかを確かめる
  4. 回しきれる量か考える ― 最後のページまでの日数を、自分の予定で数えてみる
  5. 迷ったら、学校の先生や塾に見せる ― 自分のレベルに合うかを、別の目で確かめてもらう
高橋

高橋書店で迷ったときの、避けたほうがいい選び方はありますか?
松田塾長次の4つは、遠回りになりやすい選び方です。

松田塾長

参考書選びで遠回りになりやすい選び方

– 評判や順位だけで決める ― 自分のレベルと穴の場所に合うかを、確かめないままになる

– 自分のレベルより高い本から始める ― 解説が分からず、1周目で止まりやすい

– 解説が答えだけの本を選ぶ ― 間違えた理由が分からず、同じ失点を繰り返す

– 最後まで回していないのに買い足す ― 新しい本を開く時間が、復習の時間を削る

高橋

高橋英語進学塾リオンでは、教材はどうしているんですか?
松田塾長リオンには、独自の教材があります。ただ、市販の参考書か、リオンの教材かの優劣を言うつもりはありません。どの教材を、どの順番で使うかは、英語力と志望校で、一人ひとり変わるからです。

松田塾長

リオンの教材

– イメージ英文法 ― リオンのオリジナル教材

– 英文法12単元 MASTER MAP ― 英文法を12の単元で整理する教材

– LION映像授業ライブラリー ― 1,000本以上の映像授業

– いずれも、冬の講習(LION WINTER 2026-2027)で全コース共通の教材・特典として使います

高橋

高橋それを、どう使うんですか?
松田塾長英語進学塾リオンでは、まず英語力と志望校を確認して、どの教材を、どの順番で使うかを一人ひとり決めます。そのうえで、英文法12単元を仕上げて判断力を鍛えます。この判断力を鍛える方法を、私たちは「5秒解答法」と呼んでいます。

松田塾長

共通テスト 英語 過去問の使い方|公式の3年分と記録表

高橋

高橋過去問は、どこで手に入りますか?
松田塾長大学入試センターのサイトに、過去3年分の試験問題が載っています。令和8年度、令和7年度、令和6年度の本試験と追・再試験で、問題と正解が確認できます。リスニングは、令和8年度の問題音声がmp3で載っています。公式の問題は、本番と同じ形式です。解説が欲しい場合は、先ほどの表の過去問集のように、解説つきの本を並べて使う方法もあります。

松田塾長

高橋

高橋どの年度から解けばいいですか?
松田塾長令和8年度、令和7年度の順を勧めます。令和8年度の報告書は、令和7年度の問題構成を踏襲したと書いています。令和6年度の本試験は、リーディングが第1問から第6問までの構成で、令和7年度以降と形式が異なります。リスニングは、令和6年度も第1問から第6問までの構成です。なので、令和6年度のリーディングは、時間を測る本番練習ではなく、読む練習として使い、リスニングの音声は令和8年度と並べて使うのが、筆者(塾長)の目安です。

松田塾長

高橋

高橋解いて点数を見て終わりになりそうです(笑)。
松田塾長そこが一番もったいないところです! 過去問は数に限りがあるので、解いた1回分から、どれだけ情報を取り出せるかが勝負です。次の記録表を、コピーして使ってください。

松田塾長

過去問の記録表(コピーして使えます)

– 日付と年度 ― いつ、どの年度のどの試験を解いたか(本試験か、追・再試験か)

– 所要時間 ― 大問ごとに何分かかったか。80分に収まったか

– 失点した設問 ― 大問の番号と、設問の番号

– 失点の理由 ― 語彙で止まった、文の形が取れなかった、設問を読み違えた、時間が足りなかった、聞き逃した、のどれか

– 次にやること ― 理由に合わせて、次の1週間で直す内容を1つだけ書く

高橋

高橋失点の理由を5つに分けておけば、書きやすそうですね。
松田塾長そうなんです。理由が分かれば、次の勉強が決まります。語彙なら単語帳に戻り、文の形なら一文の骨組みを取る練習をします。設問なら先ほどの5つの解き方を試し、時間なら大問ごとの所要時間を見直します。聞き逃しなら、公式の音声を止めながら聞き直します。過去問は、点数ではなく「失点の理由」を集めるために使うと、1回分の価値が大きく変わります。模試の結果の読み方は、共通テスト模試の使い方も参考にしてください。

松田塾長

志望校で変わる共通テスト英語の使われ方|東京大学・学習院大学の例

高橋

高橋共通テストで英語が何点取れればいいのかは、志望校によって違うんですか?
松田塾長違います。共通テストの素点は、リーディング100点とリスニング100点ですが、大学によって、その点数をどう換算するかが違うからです。大学の公式の資料で確認できた2つの例を紹介します。

松田塾長

大学・方式 共通テストの英語の使い方 出典
東京大学(前期日程) リーディング100点とリスニング100点の計200点満点を、リーディング140点満点、リスニング60点満点に換算して利用する 令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項(2026年7月)
学習院大学 経済学部 経済学科(大学入学共通テスト利用) リーディング100点を160点に、リスニング100点を40点に換算する 令和8(2026)年度 一般選抜募集要項
高橋

高橋同じ共通テストの英語でも、リーディングとリスニングの重さが違うんですね。
松田塾長そうなんです。たとえば学習院大学経済学部の経済学科では、リーディングの比重が大きい換算でした。この数字は、2026年度入試の募集要項のものです。受ける年度の要項は、必ず志望校の公式で確認してください。換算が違えば、対策の重点も変わります。大学ごとの詳しい配点は、東京大学教養学部(文系)の英語対策、学習院大学経済学部の英語対策、上智大学経済学部の方式別の配点などの大学別の記事でまとめています。

松田塾長

高橋

高橋志望校がまだ決まっていない場合は、どうしたらいいですか?
松田塾長決まっていなくても、共通テストの英語の力は、どの志望校でも土台になります。そのうえで、受ける可能性のある大学の要項で、共通テストの英語がどう使われるかを、早めに見ておくとよいです。科目の選び方や、国公立・私立での違いは、共通テストの科目一覧にまとめています。

松田塾長

共通テスト 英語が苦手でも間に合う?|条件つきの答え

高橋

高橋正直に聞きます。英語が苦手でも、本番までに間に合いますか?
松田塾長結論から言うと、「間に合います」とは言えません。間に合う可能性を上げるために、確認すべきことがある、というのが誠実な答えです。「苦手」といっても、語彙が足りない人、文の形が取れない人、読めているのに時間が足りない人では、原因が違うからです。

松田塾長

間に合うかを左右する4つの条件(筆者の目安)

– 開始日 ― 2026年10月9日から2027年1月16日までは99日、12月1日からだと46日(計算値)。始める日が遅いほど、直せる種類が減る

– 失点の原因 ― 語彙・文法、文の読み方、時間配分、設問の読み方、リスニングのどこで落としているか

– 毎日使える時間 ― 他の科目との配分を、志望校の配点に合わせて決める

– 続けられる形か ― 計画が数日で崩れないか。崩れたとき、自分で立て直せるか

高橋

高橋自分で全部やれる人と、誰かに見てもらったほうがいい人は、どう違うんですか。
松田塾長難しさの種類が違います。次の2つのリストで、自分に近いほうを見てください。これも筆者(塾長)の目安で、どちらが優れているという話ではありません。

松田塾長

自分で回せる人の目安

– 失点の理由を言える ― 過去問を解いたあと、失点の理由を自分の言葉で書ける

– 記録を続けている ― 大問ごとの所要時間と失点を、毎回記録している

– 計画を守れる ― 1週間分の計画を自分で作り、おおむね守れたことがある

– 解説で納得できる ― 解説を読めば、間違えた理由が分かる

伴走があった方が進みやすい人の目安

– 失点の理由が分からない ― 解説を読んでも、なぜ間違えたのかが説明できない

– 優先順位を絞れない ― 何をどこまでやればいいのか、自分では決められない

– 計画が数日で崩れる ― 立て直そうとしても、また同じ形で止まってしまう

– 教材が増え続けている ― 参考書を買い足しているのに、どれも最後まで終わらない

– リスニングの原因が分からない ― 聞き取れない理由を、自分では区別できない

高橋

高橋両方に当てはまる項目があります。どうしたらいいですか?
松田塾長両方に当てはまる人は多いです。そのときは、自分で回せる部分は自分で回し、足りない部分だけ誰かの目を借りるのが現実的です。たとえば、過去問の記録は自分でつけて、失点の理由の分類だけ先生に見てもらう、という形です。

松田塾長

この記事の信頼性|解説・監修と数字の出典

高橋

高橋この記事の数字は、どこから持ってきているんですか?
松田塾長大学入試センターや大学が公表している資料だけです。そして、解説と監修は私が担当しています。

松田塾長

この記事の解説・監修

– 解説・監修 ― 松田貴盛(英語進学塾リオン塾長)

– 松田貴盛は、大手進学塾での英語講師として、20年にわたり若者の夢の実現をサポートしてきた。1998年に渡米し、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の映像学科を卒業。著書に『読むだけでおもしろいくらい脳に残るイメージ英文法』がある

この記事の数字の出典(いずれも2026年10月9日に取得)

– 大学入試センター 令和9年度の実施期日(本試験2027年1月16日・17日、追・再試験1月23日・24日)

– 大学入試センター 令和9年度 出題教科・科目の出題方法等、問題作成方針、受験案内(英語の時間・配点・時間割・音声の流れる回数)

– 大学入試センター 令和8年度大学入学共通テスト実施結果の概要(令和4〜8年度の英語の平均点、令和8年度の受験者数)

– 大学入試センター 令和8年度 問題評価・分析委員会報告書(英語リーディング・リスニングの自己評価)

– 大学入試センター 令和8年度本試験・令和6年度本試験 英語の正解・配点表、過去3年分の試験問題、英語リスニングの音声ページ

– 東京大学 令和9(2027)年度入学者選抜要項、学習院大学 令和8(2026)年度一般選抜募集要項(共通テストの英語の換算)

– 参考書の書名・出版社・紹介内容は、各出版社の公式ページ(旺文社、桐原書店、駿台文庫、KADOKAWA、教学社)

高橋

高橋計算した数字や、塾長の見立ては、どれなんですか?
松田塾長「99日」「1分70語」「配点の40対60」「平均点の差」などは、公表された数字から私が計算した値で、記事中に「計算値」と書いています。時期別の勉強法、1週間の回し方、5つの解き方、参考書を使う時期は、私の目安として書き分けています。令和9年度の本試験の内容や日程は変わる可能性があるので、受験前に大学入試センターの公式で確認してください。

松田塾長

共通テストの関連記事|日程・科目・模試・過去問・平均点・時間配分

高橋

高橋日程や科目、模試のことも、もっと詳しく知りたいです。
松田塾長この記事は、共通テスト英語の対策に絞りました。気になることがあれば、次の記事を読んでみてください。

松田塾長

高橋

高橋ありがとうございます! 最後に、よくある疑問も聞いていいですか?
松田塾長もちろんです。検索でよく見られる質問に、順番に答えます。

松田塾長

よくある質問

高橋

高橋共通テスト 英語 対策は、いつから始めればいいですか?
松田塾長本番の2027年1月16日までは、2026年10月9日から99日(計算値)です。私の目安では、10月に現状把握と土台、11月に失点の理由に合わせた対策、12月に本番の形での過去問、1月上旬に最終確認、という流れです。高1・高2の人は、学校の授業の語彙と文法を、読む場面で使える形にすることから始めてください。

松田塾長

高橋

高橋共通テスト 英語の勉強法は、何から始めればいいですか?
松田塾長まず、過去問を1回分、本番と同じ時間で解いて、大問ごとの所要時間と失点の理由を記録してください。理由が、語彙、文の形、設問の読み方、時間配分、リスニングのどれかが分かれば、最初に直す種類が決まります。原因を決めないまま参考書を増やすのは、遠回りになりやすいです。

松田塾長

高橋

高橋リーディングの時間が足りないときは、どう対策しますか?
松田塾長時間配分の「正解」を探す前に、自分の所要時間を測ります。令和8年度のリーディングは、総語数が約5,600語で、80分で割ると1分あたり70語です(計算値)。語彙で止まるのか、文の形で止まるのか、設問で迷うのかで直す場所が変わるので、過去問で大問ごとの分数を記録し、止まった原因を分けてください。

松田塾長

高橋

高橋リスニング 対策は、いつから何をすればいいですか?
松田塾長短い時間でも、毎日音に触れる形が合う人が多いです。公式サイトで公開されている令和8年度の音声を使い、聞き取れなかった箇所を、単語を知らない、音が聞き取れない、意味への変換が追いつかない、の3つに分けて直してください。1回しか流れない第3問から第6問は、令和8年度の配点で合計60点なので、始める時期を後ろにずらさないことが大切です。

松田塾長

高橋

高橋共通テスト 英語の参考書は、何冊くらいやればいいですか?
松田塾長冊数に正解はありません。語彙、文法、英文解釈、長文、リスニングの種類ごとに、1冊を決めて回しきるほうが、何冊も手を出すより点になりやすいというのが、筆者(塾長)の目安です。書名の例は記事の表にありますが、順位はつけていません。書店で解説を読み、自分のレベルと穴に合うかを確かめてから選んでください。

松田塾長

高橋

高橋共通テストの過去問は、何年分、いつから解けばいいですか?
松田塾長大学入試センターのサイトに、過去3年分(令和8年度、令和7年度、令和6年度)の本試験と追・再試験が載っています。令和7年度以降は、令和6年度までと大問の形式が違うので、令和8年度、令和7年度を、本番と同じ時間で解くのが中心です。最初の1回は、2026年10月のうちに解いて、自分の位置を知るために使うことを勧めます。

松田塾長

高橋

高橋共通テスト 英語に裏ワザはありますか?
松田塾長一気に点が上がると約束できる裏ワザは、私は知りませんし、約束もしません。ただし、設問を先に読む、根拠の場所を指す、事実と意見を分けるといった、再現できる解き方はあります。これらは語彙・文法・読解の土台があって初めて働くので、自分の失点の原因から直すのが近道です。

松田塾長

高橋

高橋共通テスト 英語の平均点は、何点ですか?
松田塾長令和8年度本試験の平均点は、リーディングが62.81点、リスニングが54.65点です。令和4年度から令和8年度の平均点は、年度によってリーディングが高い年とリスニングが高い年があり、どちらが取りやすいかは年度で変わります。平均点は目標点ではないので、志望校の配点と必要な得点率から、目標を決めてください。

松田塾長

高橋

高橋英語が苦手でも、本番までに間に合いますか?
松田塾長「間に合う」とは言い切れません。開始日、失点の原因、毎日使える時間、続けられる形の4つで、間に合う可能性が変わります。原因が分かれば、何を優先するかが決まるので、まず過去問を1回分、記録をつけながら解いてみてください。自分で決め切れないときは、英語進学塾リオンの無料の個別学習相談を、外部生の方もお使いください。

松田塾長

難関大学の英語の問題がたった5秒で解ける!5秒解答法を今すぐ無料で体験する

では、あなたの共通テスト英語は、どこで点を落としていますか

松田塾長ここまで、共通テスト英語の状況を、大学入試センターの数字で見てきました。分かったのは、リーディングとリスニングが同じ100点で、平均点の高低が年度によって入れ替わること。リーディングは80分、令和8年度の総語数が約5,600語で、時間配分が問われること。リスニングは、令和8年度の配点で、6割が1回しか流れない大問だったということです。

松田塾長

高橋

高橋状況は分かりました。でも、自分がどこで点を落としているのかは、まだ自信がありません。
松田塾長そこが、記事だけでは決められないところです。同じ「リーディングで時間が足りない」でも、語彙が足りない人、文の形が取れていない人、読めているのに設問で迷う人がいます。「リスニングが苦手」も、音が聞き取れない人、聞き取れても意味に変えるのが遅い人、1語の聞き逃しで崩れる人と、原因が違います。症状は同じでも、直す場所が違うんです。

松田塾長

高橋

高橋原因を決めずに、参考書や裏ワザを探し続けるとどうなりますか?
松田塾長一番もったいないのは、新しい解き方や新しい参考書を探すあいだに、日付だけが進んでしまうことです。2027年1月16日の本試験に向けて、土台が抜けたまま解き方を増やすと、本番で使えない知識だけが増えます。勉強していないことより、方向がずれたまま続けることのほうが、取り返しにくいんです。

松田塾長

高橋

高橋原因が分かれば、残りの日数の使い方も変わりますか?
松田塾長変わります! 失点の原因が分かれば、次の2週間で何をやるか、どの種類の教材を使うか、自分で回す部分はどこかが見えてきます。迷いが減って、勉強を積み上げやすくなります。

松田塾長

高橋

高橋それを、一緒に決めてもらえるんでしょうか。
松田塾長英語進学塾リオンでは、リオンテストで英語の力を、文法・長文読解・リスニング・ライティングなどのセクションごとに診断します。結果をもとに、何を強化すべきかを明確にして、ワンオンワン面談で生徒さんと保護者の方の希望を聞きながら、目標を決めます。相談では、どこで点を落としているか、次の2週間でやること、使う教材の種類、自分で回す部分と手を借りる部分をお伝えします。拠点は、我孫子市の柏・我孫子校、千葉市の千葉校、全国から参加できるオンライン校です。

松田塾長

高橋

高橋共通テストの講座も、あるんでしょうか。
松田塾長2024年度の冬期講習では、共通テストのReading講座とListening講座を実施しました。2026年度の共通テスト向けの講座の内容は、この記事には載せません。必要な講座が人によって違うので、先に相談で状況をうかがってから、ご案内する形にしています。

松田塾長

高橋

高橋相談したら、入塾を勧められますか?
松田塾長外部生の個別学習相談は無料です。まず話を聞いて、判断していただいて構いません。冬の講習(LION WINTER 2026-2027)は、私の完全1対1授業を軸にした、STANDARD(限定20名)、PREMIUM(限定5名)、ELITE(限定3名)の3コースで、内容は冬期講習はいつから?短期と100日間・値段の見方にまとめました。料金や受けられる校舎は、無料の英語力診断・個別相談で個別にご案内します。電話は0120-241-261(月〜土 10時〜22時)です。

松田塾長

高橋

高橋まず、自分の失点の原因を知るところから、始めてみます!
松田塾長それでいいと思います。参考書の選び方も、リスニングの練習も、原因が分かれば決めやすくなります。気になる方は、一度、状況を聞かせてください。

松田塾長

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参考リンク

参考リンク

– 大学入試センター ― 令和9年度試験(実施期日・受験案内)

– 大学入試センター ― 令和9年度 出題教科・科目の出題方法等(PDF)

– 大学入試センター ― 令和9年度 問題作成方針(PDF)

– 大学入試センター ― 令和9年度 受験案内 A 試験概要(PDF)

– 大学入試センター ― 令和8年度 実施結果の概要(PDF)

– 大学入試センター ― 令和8年度 本試験 英語リーディングの自己評価(PDF)

– 大学入試センター ― 令和8年度 本試験 英語リスニングの自己評価(PDF)

– 大学入試センター ― 過去3年分の試験問題

– 大学入試センター ― 英語リスニングについて(ICプレーヤー操作ガイド・問題音声)

– 東京大学 ― 令和9(2027)年度 入学者選抜要項(PDF)

– 学習院大学 ― 令和8(2026)年度 一般選抜募集要項(PDF)

– 進学塾リオン ― 2024年度 冬期講習(過去の実績)

– 進学塾リオン ― 無料体験授業(リオンテスト・ワンオンワン面談)

– 進学塾リオン ― 授業料のご案内(外部生の個別学習相談)

– 進学塾リオン ― 松田塾長のご紹介

– 大学別記事の一覧 ― 英語入試対策の大学別一覧

Q. 共通テスト 英語 対策は、いつから始めればいいですか?

本番の2027年1月16日までは、2026年10月9日から99日(計算値)です。私の目安では、10月に現状把握と土台、11月に失点の理由に合わせた対策、12月に本番の形での過去問、1月上旬に最終確認、という流れです。高1・高2の人は、学校の授業の語彙と文法を、読む場面で使える形にすることから始めてください。

Q. 共通テスト 英語の勉強法は、何から始めればいいですか?

まず、過去問を1回分、本番と同じ時間で解いて、大問ごとの所要時間と失点の理由を記録してください。理由が、語彙、文の形、設問の読み方、時間配分、リスニングのどれかが分かれば、最初に直す種類が決まります。原因を決めないまま参考書を増やすのは、遠回りになりやすいです。

Q. リーディングの時間が足りないときは、どう対策しますか?

時間配分の「正解」を探す前に、自分の所要時間を測ります。令和8年度のリーディングは、総語数が約5,600語で、80分で割ると1分あたり70語です(計算値)。語彙で止まるのか、文の形で止まるのか、設問で迷うのかで直す場所が変わるので、過去問で大問ごとの分数を記録し、止まった原因を分けてください。

Q. リスニング 対策は、いつから何をすればいいですか?

短い時間でも、毎日音に触れる形が合う人が多いです。公式サイトで公開されている令和8年度の音声を使い、聞き取れなかった箇所を、単語を知らない、音が聞き取れない、意味への変換が追いつかない、の3つに分けて直してください。1回しか流れない第3問から第6問は、令和8年度の配点で合計60点なので、始める時期を後ろにずらさないことが大切です。

Q. 共通テスト 英語の参考書は、何冊くらいやればいいですか?

冊数に正解はありません。語彙、文法、英文解釈、長文、リスニングの種類ごとに、1冊を決めて回しきるほうが、何冊も手を出すより点になりやすいというのが、筆者(塾長)の目安です。書名の例は記事の表にありますが、順位はつけていません。書店で解説を読み、自分のレベルと穴に合うかを確かめてから選んでください。

Q. 共通テストの過去問は、何年分、いつから解けばいいですか?

大学入試センターのサイトに、過去3年分(令和8年度、令和7年度、令和6年度)の本試験と追・再試験が載っています。令和7年度以降は、令和6年度までと大問の形式が違うので、令和8年度、令和7年度を、本番と同じ時間で解くのが中心です。最初の1回は、2026年10月のうちに解いて、自分の位置を知るために使うことを勧めます。

Q. 共通テスト 英語に裏ワザはありますか?

一気に点が上がると約束できる裏ワザは、私は知りませんし、約束もしません。ただし、設問を先に読む、根拠の場所を指す、事実と意見を分けるといった、再現できる解き方はあります。これらは語彙・文法・読解の土台があって初めて働くので、自分の失点の原因から直すのが近道です。

Q. 共通テスト 英語の平均点は、何点ですか?

令和8年度本試験の平均点は、リーディングが62.81点、リスニングが54.65点です。令和4年度から令和8年度の平均点は、年度によってリーディングが高い年とリスニングが高い年があり、どちらが取りやすいかは年度で変わります。平均点は目標点ではないので、志望校の配点と必要な得点率から、目標を決めてください。

Q. 英語が苦手でも、本番までに間に合いますか?

「間に合う」とは言い切れません。開始日、失点の原因、毎日使える時間、続けられる形の4つで、間に合う可能性が変わります。原因が分かれば、何を優先するかが決まるので、まず過去問を1回分、記録をつけながら解いてみてください。自分で決め切れないときは、英語進学塾リオンの無料の個別学習相談を、外部生の方もお使いください。

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