高橋塾長、上智大学の国際教養学部って、英語の配点が気になって調べてるんですけど、公式サイトのどこにも「配点表」が出てこないんです。うちのミスですか……?
松田塾長いえ、ミスじゃないですよ(笑)。実は上智の国際教養学部、英語という科目の「配点」そのものが存在しないんです。他の学部みたいに「英語は何点、国語は何点」という筆記試験がそもそもないんですよ。

高橋えっ、英語の試験がないんですか!? 国際教養学部なのに!?
松田塾長そうなんです。ここが一番の盲点で。国際教養学部は一般選抜を実施していなくて、「書類選考」という、出願書類だけで合否を決める入試が基本ルートになっています。学科試験はなく、TOEFLやSATのスコア、エッセイ、成績証明書といった書類をまとめて提出して、それだけで合否が決まります。

高橋じゃあ、配点を調べても出てこないのは当然ってことですね……。でも書類だけで決まるなら、逆に何を準備すればいいのか全然わからないです。
松田塾長まさにそこが今日話したいポイントです。配点表の代わりに、「どの書類が必須か」「英語力はどう証明するのか」「いつ出願すればいいのか」を正確に知っておく必要があります。今日は上智大学国際教養学部(Faculty of Liberal Arts、通称FLA)の入試の仕組みを、公式の入学試験要項に沿って一つずつ整理していきますね。

上智大学国際教養学部の入試は「英語の配点」がない — 書類選考という仕組み
松田塾長まず大前提として、国際教養学部には「一般選抜」という受験方式自体がありません。他の上智の学部なら、英語60点・国語40点のような配点表がありますが、国際教養学部の入試は学力試験を課さず、出願書類の審査だけで合否を決める「書類選考」が入り口のメインになります。授業もすべて英語で行われる学部なので、入試の設計そのものが一般的な学部とは違うんです。


高橋「書類選考」って、具体的にどんな書類を見て決めるんですか?
松田塾長出願書類は大きく7種類あります。(A)オンライン出願フォーム、(B)エッセイ2本(Personal StatementとSelf-Reflective Essay)、(C)成績証明書、(D)卒業証明書、(E)推薦状2通、(F)標準化テストのスコア(SAT・ACT・IB・GCEのいずれか)、(G)英語力証明(TOEFL iBTまたはIELTS Academic)、それにパスポートのコピーが必要です。これをすべて揃えて、書類選考サイトからアップロードします。

高橋エッセイが2本もあるんですか。これって結構重そうですね……。
松田塾長そうですね。Personal Statement(自己の志望理由を書くエッセイ)とSelf-Reflective Essay(自己を振り返るエッセイ)の2本立てで、どちらも手書きではなくタイピングのみ、所定のフォーマットを使う決まりです。ここは後で詳しく話しますが、英語で論理的に自分を語る力が問われるパートになります。

高橋入試方式が特殊なのはわかりました。じゃあ、実際に出す書類って一つひとつどんな基準なんですか?
書類選考(メイン入試)の出願書類と選考方法
松田塾長ここでは書類選考の出願資格と各書類の基準を一つずつ見ていきます。まず募集区分は「1年次入学」と「3年次編入学」の2つで、入学時期は春学期(4月)と秋学期(9月)の両方があります。

書類選考の出願資格(1年次入学)
– 日本の学校教育制度で12年以上の教育を修了(見込み)の者
– 海外の学校制度で12年以上の教育を修了(見込み)の者
– 日本国内のMEXT認定インターナショナルスクールで12年の教育を修了(見込み)の者
– IB Diploma、Baccalaureate、Abitur、International A-Levels、GCE A-levels、European Baccalaureateのいずれかを取得(見込み)の者
– 上記と同等の資格を上智大学が個別に認定し、入学時に18歳に達する者
高橋結構幅広い基準なんですね。SATとかACTは全員必須なんですか?
松田塾長基本的には必須です。公式要項には「IB DiplomaまたはGCE A-Levels(3科目)を取得見込みの者、あるいは2年以上社会人経験がある者を除き、すべての1年次入学者はSATまたはACTのスコア(ライティングセクション含む)を提出しなければならない」と明記されています。そして面白いのが、「スコアやGPAに最低基準点は設けていない」という一文もあるんです。

高橋最低基準点がない!? じゃあ、スコアが低くても出願だけはできるってことですか?
松田塾長出願自体はできます。ただ、最低基準がないからこそ、書類全体のバランス — エッセイの説得力、成績証明書の内容、推薦状の質 — で評価される仕組みになっている、と捉えるのが正確です。「基準点がないから楽」ではなく「基準点がない分、書類全体の完成度で差がつく」という話なんですよ。

高橋なるほど……。他の書類についても教えてください。
松田塾長推薦状は2通必要で、所定フォーマットの使用が強く推奨されています。成績証明書は、1年次入学なら高校の全期間の成績が出ているものが必要です。これらを全部まとめて、オンラインの出願書類アップロードサイトから提出して、あとは審査結果を待つ、という流れになります。

高橋出願するだけでもお金がかかりますよね?
松田塾長はい、出願料は35,000円で、オンライン決済手数料1,100円が別にかかります。出願料の免除はなく、一度払うと返金もされないので、出願前に書類の完成度をしっかり確認してから出すことが大事です。

高橋書類の種類はわかったんですけど、英語力の証明ってTOEFLとIELTSどっちが良いとか、何点取ればいいとか決まってるんですか?
英語力の証明方法 — TOEFL・IELTSに「決まった基準点」はない
松田塾長ここ、受験生が一番誤解しやすいところです。書類選考で提出する英語力証明はTOEFL iBTまたはIELTS(Academic)のどちらかでよく、前のセクションで話した通り、公式には最低スコアの基準が設定されていません。「何点取れば合格ラインか」という発想自体が、この入試には当てはまらないんです。

高橋それって、英語が苦手でもTOEFLのスコアが低くても出願できるってことですよね? ちょっと拍子抜けというか……。
松田塾長出願はできますが、合格できるかは別の話です。授業がすべて英語で行われる学部なので、入学後についていけるだけの英語力は当然必要になります。基準点を決めていない分、エッセイの英文の質、面接がある推薦入試なら学科試問での応答力、といった「実際に使う英語力」そのものが審査対象になる、と考えてください。数字の基準がない代わりに、英語力が文章のあらゆる場所で透けて見える入試、というのが実態です。

基準点なし=対策不要ではない
TOEFL・IELTSに最低点の指定がないからといって、「対策しなくても出願できる」と考えるのは危険です。エッセイ・推薦状・成績証明書のすべてが英語力を映す材料になるため、結果的に高い英語力を前提とした選考になっています。
高橋じゃあ、書類選考以外にも入試方式があるって聞いたんですけど、そっちは基準が決まってるんですか?
もう一つの入り口「推薦入学試験(公募制)」— TOEFL83・TEAP340が基準
松田塾長そうなんです。ここまで話した「書類選考」が国際教養学部のメインの入り口ですが、実はもう一つ、日本の高校生向けの「推薦入学試験(公募制)」という制度もあります。こちらは全学部共通の制度の中に国際教養学科の枠が用意されていて、2027年度は国際教養学科の募集定員が30名(予定)です。

高橋こっちは基準がはっきりしてるんですか?
松田塾長はい。まず学習成績の状況(評定平均)4.0以上が必要です。そして外国語検定試験の基準は、国際教養学科の場合、以下のいずれか1つを満たすことが条件になります。

| 検定試験 |
国際教養学科の基準 |
| TOEFL iBT |
83以上 |
| TOEFL ITP |
4.5以上 |
| TEAP |
340以上(読解・リスニング・スピーキング・ライティング各75以上) |
| 英検・IELTS・GTEC等 |
国際教養学科では利用不可 |
高橋英検やIELTSは使えないんですか!? 他の学部だと使えるイメージだったので意外です。
松田塾長そうなんです。神学部や文学部など他学科では英検・IELTS・ケンブリッジ英検なども基準として使えるんですが、国際教養学科はTOEFL iBT・TOEFL ITP・TEAPの3つに絞られています。これも「国際教養学部だけ仕組みが違う」ポイントの一つですね。

高橋推薦(公募制)の選考方法も書類選考とは違うんですか?
松田塾長違います。推薦(公募制)は「高等学校調査書」「自己推薦書」「レポート等特定課題」「学科試問」「面接」の5つを総合的に判断する学校推薦型選抜です。自己推薦書は国際教養学部に出願する場合、英語で記述する決まりになっています。書類選考が「書類審査のみ」なのに対して、推薦(公募制)は学科試問と面接という「その場で英語力を見られる機会」がある、という違いがあります。

高橋日程もそれぞれ違いますよね?
松田塾長はい。2027年度の推薦(公募制)は、Web出願が2026年11月1日〜11月5日、書類の郵送消印有効が11月6日、学科試問・面接が2026年11月28日(土)、合格発表が2026年12月10日(木)、入学手続締切が2027年1月8日(金)というスケジュールです。出願資格は2027年3月に高校を卒業見込みで、上智大学を第一志望として入学を確約できることが条件になります。指定校制の推薦とは併願できない点も注意してください。

高橋2つの入り口があるのはわかりました。じゃあ、メインの書類選考の方は、いつ出願すればいいんですか?
出願スケジュールと倍率の推移
松田塾長書類選考は出願時期が複数あって、それぞれ倍率がかなり違います。まず2027年度(春学期・秋学期)入学の日程を整理しますね。

| 入学時期 |
期 |
出願期間 |
結果発表 |
入学手続締切 |
| 2027年春 |
第1期(1年次・3年次共通) |
2026年9月1日〜9日 |
2026年10月23日 |
2026年11月27日 |
| 2027年春 |
第2期(1年次のみ・在留資格要件あり) |
2026年11月11日〜12月4日 |
2027年1月29日 |
2027年3月5日 |
| 2027年秋 |
第1期(1年次のみ) |
2026年11月11日〜12月4日 |
2027年2月5日 |
2027年4月9日 |
| 2027年秋 |
第2期(1年次・3年次共通) |
2027年3月10日〜31日 |
2027年6月4日 |
2027年7月9日 |
高橋期によって対象が違うんですね。出願期間もけっこうバラバラで、うっかり出し忘れそうです……。
松田塾長そうなんです。特に秋入学の第1期は1年次入学のみが対象で、3年次編入はできません。出願書類はすべてオンラインの提出サイトから、各締切の日本時間23時59分までに完了させる必要があります。「23時59分」のような細かい時間まで要項に明記されているので、提出直前はシステムの混雑も考えて早めに動くのがおすすめです。


高橋この図、合格者の数が思ったより少ないですね。倍率ってどれくらいなんですか?
松田塾長公式の入試結果データ(過去3年度分)を見ると、はっきりした傾向が出ています。1年次入学の第1期は、2024年度春学期が志願者313名・合格者179名、2025年度春学期が342名・172名、2026年度春学期が418名・179名でした。合格率で見るとおよそ57%→50%→43%と、志願者が増える一方で合格率は少しずつ下がっています。

高橋第2期はもっと厳しいって聞いたことあるんですけど。
松田塾長その通りです。2026年度春学期の第2期は志願者144名に対して合格者12名、合格率はわずか8%ほどでした。2026年度秋学期の第2期も志願者405名に対して合格者60名で、合格率は15%程度です。同じ書類選考でも、第1期と第2期では合格率が3〜5倍ほど違うことになります。

出願時期で合格率がこれだけ違う
– 2026年度春学期 第1期: 志願者418名 → 合格者179名(合格率約43%)
– 2026年度春学期 第2期: 志願者144名 → 合格者12名(合格率約8%)
– 2026年度秋学期 第1期: 志願者588名 → 合格者193名(合格率約33%)
– 2026年度秋学期 第2期: 志願者405名 → 合格者60名(合格率約15%)
高橋じゃあ、できるだけ第1期に出した方がいいってことですか?
松田塾長一概には言えませんが、傾向としては第1期の方が合格率は高めです。第2期は「第1期で出願しきれなかった人」や「在留資格の関係で後から出願する人」が重なるぶん、応募が集中しやすい構造になっています。TOEFLやSATのスコアが出るタイミングと出願期間を逆算して、できるだけ第1期で出せるように準備を進めるのが安全な戦略です。

高橋スケジュールと倍率の話はよくわかりました。でも、そもそも国際教養学部に入ったらどんな勉強をするのか、まだイメージが掴めてないんですが。
カリキュラムの仕組み — Core Programと3つの専攻
松田塾長入学後の学びの構造を知っておくと、エッセイで「なぜ国際教養学部を志望するのか」を書くときにも説得力が増しますよ。国際教養学部の授業はすべて英語で行われ、1年次はCore Programという必修のプログラムで、critical thinking(批判的思考力)、ライティング、パブリックスピーキングの力を養います。配置テストで学生ごとの習熟度に応じたスタート地点が決まる仕組みです。

高橋1年次は基礎固めってことですね。2年次以降はどうなるんですか?
松田塾長2〜4年次で、3つの専攻(メジャー)から1つを選びます。(1)Comparative Culture(比較文化: 美術史・視覚文化、文学、宗教・哲学)、(2)International Business and Economics(国際ビジネス・経済: 経済学・経営学・会計学など)、(3)Social Studies(社会学: 歴史、政治学、人類学・社会学)の3つです。専攻を決めた後も、専攻以外の科目を取り続けられるのが特徴で、学内には50以上の国籍の学生がいる多文化環境、Writing Centerという個別のライティング支援もあります。

高橋エッセイを書くときに、この3つの専攻のどれに近いことを書きたいか、具体的にイメージできそうです。
松田塾長その発想、すごく良いですね。Personal Statementでは「なぜ国際教養学部か」だけでなく「3つの専攻のうちどの分野に関心があり、将来どう活かしたいか」まで書けると、審査する側にも志望の具体性が伝わりやすくなります。

高橋ここまで聞いて、書類選考って結構奥が深いんですね。逆に、受験生がやってしまいがちな失敗ってあるんですか?
よくある失敗・注意点
松田塾長いくつかの典型的なつまずきパターンがあります。

『配点がない=対策不要』という誤解
配点表がないことを「対策しなくていい」と解釈してしまうのが一番多い失敗です。実際は、エッセイ・推薦状・成績証明書のすべてが評価対象になるため、準備にかかる時間は一般選抜より長くなることも珍しくありません。
高橋他にはどんな失敗がありますか?
松田塾長推薦状の依頼が遅れるパターンも多いです。2通の推薦状は先生に書いてもらう必要があるので、出願直前に依頼すると断られたり、質の高い推薦状をもらえなかったりします。また、エッセイは「手書き不可、タイピングのみ」という細かいルールがあるので、フォーマットを守らずに提出して不備になるケースもあります。

推薦(公募制)での検定試験の選び間違い
国際教養学科の推薦(公募制)では、英検・IELTSなど他学科で使える検定試験の多くが利用できません。TOEFL iBT・TOEFL ITP・TEAPのいずれかで基準を満たす必要があるので、英検だけを受けて準備していたら出願資格を満たせない、という事態になりかねません。
高橋検定試験選びを間違えると、それまでの勉強が出願に使えなくなるってことですよね。怖いです……。
松田塾長その通りです。だからこそ、どの入試方式(書類選考か推薦公募制か)を使うのかを早い段階で決めて、それに合った検定試験を選ぶことが重要になります。

高橋自分の場合、どっちの方式が向いているのか、どう判断すればいいんでしょう?
自己診断 — あなたの場合はどう進めるべきか
松田塾長いくつか質問に答えてみてください。当てはまる項目が多いほど、今の自分に必要な準備が見えてきます。

セルフチェック
– 日本の高校に在籍していて、評定平均4.0以上を安定して取れている
– TOEFL iBT・TOEFL ITP・TEAPのいずれかで基準を満たせそう、または満たす計画がある
– SATやACT、IB Diplomaの取得・受験を予定している、またはすでに取得見込みがある
– 英語でエッセイ(Personal Statement・Self-Reflective Essayなど)を書くことに不安がある
– 国際教養学部の3つの専攻(比較文化・国際ビジネス経済・社会学)のうち、関心がある分野がまだ曖昧
松田塾長チェックが終わったら、準備する順番も決めておきましょう。書類選考・推薦(公募制)どちらを狙う場合でも、だいたい次の順番で動くと準備が崩れにくくなります。

steps
- 出願方式を決める(書類選考か推薦公募制か、または両方か)
- 受ける英語検定を決める(書類選考ならTOEFL iBT/IELTS、推薦公募制ならTOEFL iBT・TOEFL ITP・TEAPのいずれか)
- 検定試験のスコアを取得する(出願期間に間に合う回を逆算して申し込む)
- SAT/ACT/IB等の標準化テストの準備・受験を進める(書類選考の場合)
- 推薦状2通の依頼を早めに行う(先生への依頼は出願期間の数カ月前が目安)
- エッセイ(Personal Statement・Self-Reflective Essayまたは自己推薦書)を書き始め、何度も推敲する
- 出願期間・締切を確認し、できるだけ第1期での出願を目指す
高橋自分、最初の2つは大丈夫そうなんですけど、エッセイを書くのがすごく不安です……。英文法は覚えてるつもりなんですけど、長い文章になると急に書けなくなるというか。
松田塾長それ、すごく多い相談です。文法の知識があることと、それを使って筋の通った英文エッセイを書けることは、実は別の力なんですよね。単語や文法をバラバラに覚えていても、長い文章の中でどう使うかが繋がっていないと、結局「書けない」「読めない」という壁にぶつかります。

松田塾長ちょうど、英語進学塾リオンでは、バラバラに覚えた英文法を実際の長文や英作文につなげ直す「イメージ英文法」という無料ウェビナーを実施しています。国際教養学部のエッセイや学科試問でも、結局は「文法を読解・表現にどう繋げるか」が土台になるので、一度自分の弱点がどこにあるか確認してみるのもいいかもしれません。

文法は知ってるのに書けない人へ
その英文法、エッセイや長文で「使えて」いますか?
TOEFLのスコアは足りても、Personal Statementの英文が思うように書けない受験生は少なくありません。原因の多くは、文法知識と読解・表現がつながっていないことにあります。
バラバラの英文法がつながる仕組みを見る›
高橋最後の「専攻がまだ曖昧」っていうのも、自分に当てはまる気がします。
松田塾長専攻選びはエッセイの説得力にも直結する部分なので、できれば出願前にある程度の方向性を持っておきたいところです。ただ、ここまでの話で分かる通り、国際教養学部の対策は「評定」「検定試験」「エッセイ」「専攻への関心」と、人によって弱いところがバラバラです。一つずつ整理していくのが結局は一番の近道になります。

高橋自分の場合、どこから手をつければいいのか、だんだん見えてきました。
基本情報まとめ
松田塾長ここまでの情報を表にまとめておきますね。

| 項目 |
内容 |
| 大学名 |
上智大学 |
| 学部 |
国際教養学部(Faculty of Liberal Arts) |
| 主な入試方式 |
書類選考(学力試験なし)、推薦入学試験(公募制) |
| 英語の配点 |
設定なし(学力試験自体が存在しない) |
| 書類選考の募集人数(1年次) |
春学期60名+秋学期80名=計140名 |
| 推薦(公募制)の募集人数 |
国際教養学科30名程度(2027年度予定) |
| 推薦(公募制)の英語基準 |
TOEFL iBT 83以上/TOEFL ITP 4.5以上/TEAP 340以上(各75以上) |
| 出願料(書類選考) |
35,000円+オンライン決済手数料1,100円 |
| 公式サイト |
adm.sophia.ac.jp(上智大学入試情報サイト) |
高橋こうやって表で見ると、「配点がない」こと自体が、この学部の一番の特徴なんですね。
松田塾長まさにそうです。同じ上智大学でも、学部によって入試の仕組みがこんなに違う、というのは覚えておいて損はないポイントです。

類似する学部との比較
松田塾長上智大学の他学部と比べてみると、国際教養学部の特殊さがもっとはっきりします。
上智大学文学部は英文学科で英語配点60%という、しっかりした配点のある一般選抜を実施していますし、
上智大学法学部は方式によって英語配点が最大1.7倍変わるなど、配点自体は存在するけれど方式ごとに仕組みが異なるパターンです。
上智大学経済学部も学科によって数学の配点が変わるなど、配点表がある前提の入試です。

高橋じゃあ、国際教養学部だけ本当に特別なんですね。
松田塾長上智大学総合人間科学部は独自試験がなく共通テスト利用がメインという、また別の仕組みを持っていますし、同じ早慶上理の中でも
慶應義塾大学環境情報学部(SFC)のように2段階選抜で総合的に評価する学部もあります。「配点」という単一の軸だけで大学・学部を比べるのが難しい時代になっている、という点は意識しておくといいですよ。

高橋入試の仕組み自体をちゃんと理解しておかないと、対策の方向を間違えちゃいそうですね。
よくある質問
高橋最後に、みんなが気になりそうな質問をいくつか聞いてもいいですか?
松田塾長もちろんです。

高橋まず、国際教養学部には一般選抜がないって、本当ですか?
松田塾長はい、本当です。国際教養学部は一般選抜を実施しておらず、学力試験を課さない「書類選考」が1年次入学・3年次編入学の主要な入り口になっています。配点表が存在しないのも、学力試験自体がないことが理由です。

高橋TOEFLとIELTS、どっちを受けた方がいいですか?
松田塾長書類選考であれば、TOEFL iBTとIELTS(Academic)のどちらでも提出可能で、公式には最低点の基準もありません。どちらを選ぶかは、自分が受けやすい試験、学校や塾でサポートを受けやすい試験を基準に決めて大丈夫です。一方、推薦(公募制)の国際教養学科はIELTSが使えず、TOEFL iBT・TOEFL ITP・TEAPのいずれかが必要になるので、推薦を考えている場合はここだけ注意してください。

高橋書類選考と推薦(公募制)、両方に出願することはできますか?
松田塾長書類選考と推薦(公募制)は別の入試制度なので、原則として併願は可能です。ただし推薦(公募制)は「上智大学を第一志望とし、入学を確約できる者」が出願資格になっているので、他大学との併願や、上智大学内での併願条件は入学試験要項で必ず確認してください。また、推薦(公募制)と指定校制の推薦は併願できません。

高橋エッセイって、どのくらいしっかり書けばいいんですか?
松田塾長書類選考ではPersonal StatementとSelf-Reflective Essayの2本が必須で、所定のフォーマットを使ってタイピングのみで作成します。推薦(公募制)の自己推薦書はA4サイズ1枚以内で、国際教養学部に出願する場合は英語で記述する決まりです。文字数や体裁のルールを守ること自体が最初のチェックポイントになるので、まずは公式の入学試験要項でフォーマットを確認してください。

松田塾長今日の話を振り返ると、国際教養学部は「配点がないから簡単」なのではなく、「配点がない分、書類全体の完成度と英語力そのものが問われる」学部だということがわかってもらえたと思います。評定・検定試験・エッセイ・専攻への関心、どこが強くてどこが弱いかは一人ひとり違います。

高橋確かに、自分の場合どこから手をつければいいのか、記事を読む前よりはっきりしてきました。でも、本当に今の自分の準備で足りているのか、正直まだ自信が持てないです……。
松田塾長その感覚、大事にしてください。書類選考は「基準点がない」からこそ、何が足りないのかを自分だけで判断するのが難しい入試なんです。エッセイの説得力が足りないのか、英語力そのものが足りないのか、専攻への理解が浅いのか — 原因を間違えたまま時間だけが過ぎてしまうのが、一番もったいないパターンです。

松田塾長そこで英語進学塾リオンでは、上智大学国際教養学部を目指す受験生の現在の英語力と出願書類の方向性を一緒に確認しながら、何を・どの順番で仕上げていくべきかを整理するお手伝いをしています。TOEFL・TEAPのスコアの伸ばし方から、エッセイで使う英文の精度まで、実際に確認してから判断していただいて大丈夫です。気になる方は、一度自分の状況を話してみてください。

参考リンク
Q. 国際教養学部には一般選抜がないって、本当ですか?
はい、本当です。国際教養学部は一般選抜を実施しておらず、学力試験を課さない「書類選考」が1年次入学・3年次編入学の主要な入り口になっています。配点表が存在しないのも、学力試験自体がないことが理由です。
Q. TOEFLとIELTS、どっちを受けた方がいいですか?
書類選考であれば、TOEFL iBTとIELTS(Academic)のどちらでも提出可能で、公式には最低点の基準もありません。どちらを選ぶかは、自分が受けやすい試験、学校や塾でサポートを受けやすい試験を基準に決めて大丈夫です。一方、推薦(公募制)の国際教養学科はIELTSが使えず、TOEFL iBT・TOEFL ITP・TEAPのいずれかが必要になるので、推薦を考えている場合はここだけ注意してください。
Q. 書類選考と推薦(公募制)、両方に出願することはできますか?
書類選考と推薦(公募制)は別の入試制度なので、原則として併願は可能です。ただし推薦(公募制)は「上智大学を第一志望とし、入学を確約できる者」が出願資格になっているので、他大学との併願や、上智大学内での併願条件は入学試験要項で必ず確認してください。また、推薦(公募制)と指定校制の推薦は併願できません。
Q. エッセイって、どのくらいしっかり書けばいいんですか?
書類選考ではPersonal StatementとSelf-Reflective Essayの2本が必須で、所定のフォーマットを使ってタイピングのみで作成します。推薦(公募制)の自己推薦書はA4サイズ1枚以内で、国際教養学部に出願する場合は英語で記述する決まりです。文字数や体裁のルールを守ること自体が最初のチェックポイントになるので、まずは公式の入学試験要項でフォーマットを確認してください。