「付加疑問文」とは、相手に軽い確認や同意を求めるときに使われる文法です。
会話の中でもよく使う文法なので、覚えるとスムーズに話せるようになります。
もちろん、試験対策としても重要なので確実にポイントを押さえるようにしましょう。 https://www.youtube.com/embed/QgKNXsshF1M
5秒問題に挑戦!
松田塾長:
早速だが、今日はまず2問解いてもらいたい。
括弧の中に入る答えを考えてみよう。
[問題①] 出題:成蹊大学
( )に適語を入れなさい。
“Have a cup of tea, ( )?” “Yes, Please”
①do you
②don’t you
③won’t you
④wouldn’t you
[問題②] 出題:拓殖大学
( )に適語を入れなさい。
Let’s eat out tonight, ( ) we?
①can’t
②shall
③won’t
④will
松田塾長:
よし、じゃあ①と②の問題を続けて答えてみよう。
生徒:
はい。
問題①は”don’t you”で、
問題②は”will”だと思いました。
松田塾長:
いつものことだが、不正解だ。
今日は英会話の中でよく使われる「付加疑問文」について勉強しよう。
「付加疑問文」の問題が5秒で解けるようになるまでやるからな!
重要ポイントと例文
塾長板書:5秒で解くための重要ポイント
松田塾長:
付加疑問文は、「~だよね?」とか「~ではないよね?」とか
相手に軽く確認をする文法なんだ。
ポイントを押さえれば簡単だから例文を見て覚えよう。
松田塾長:
命令文とLet’sで始まる文章の場合は覚える必要があるけれど、
基本は、疑問文のカタチとしてひっくり返すだけだからね。
いつものように時制には注意しよう。
どうだ?ポイントさえ押さえれば超簡単だろ?
生徒:
はい。
ポイントを忘れさえしなければ簡単そうですね。
松田塾長、何問か練習問題を出してもらえませんか?
松田塾長:
お、今日は積極的だな。
よし、じゃあ今日は多めに練習問題を出すから
全問正解を目指してみよう!
練習問題に挑戦!
[練習問題①]
次の文の( )内から適する語を1つずつ選びなさい。
(1)Your sisters like music, don’t (she, you, they)?
(2)Takeshi is studying now, (doesn’t, isn’t, don’t) he?
(3)You have made dinner, (doesn’t, haven’t, didn’t) you?
(4)Nancy didn’t clean her room, (did, didn’t, hasn’t) she?
(5)Jim was surprised at the news, (was, wasn’t, didn’t) he?
[練習問題②]
次の文の__に適する語を入れて、付加疑問文を完成させなさい。
(1)Your students couldn’t solve the problem, _ _?
(2)Ken and Mari aren’t married yet, _ _?
(3)It looks like rain, _ _?
(4)Study English much harder, _ _?
(5)Let’s go for a drive, _ _?
練習問題の回答
松田塾長:
よし、じゃあ問題の答えを教えてもらおうか。
生徒:
はい。
練習問題①から答えますね。
(1)は”Your sisters”で複数形なので答えは”they”。
(2)は現在進行形で、”he”にかかるので答えは”isn’t”。
(3)は前の文章が”You have”なので答えは”haven’t”。
(4)は前の文章が”Nancy didn’t”なので答えは”did”。
(5)は前の文章が”Jim was”なので”wasn’t”が答えだと思います。
松田塾長:
全問正解だ!いい調子だぞ。
そのまま、練習問題②の答えも教えてくれ。
生徒:
はい。
(1)は前の文章が”Your students couldn’t”なので答えは”could they”。
(2)は”Ken and Mari aren’t”なので答えは”are they”。
(3)は”It looks like”なので答えは”doesn’t it”。
(4)は…。えーっと、”don’t you”ですかね。
(5)は”Let’s”で始まるので答えは”shall we”。
どうでしょうか!?
松田塾長:
なんでいつも大事なところで間違えちゃうかなー。
命令文はしっかり覚えろって言ったばかりだぞ?
生徒:
あぁ…、そうでした。
すいません。ついうっかり忘れてしまっていました!
松田塾長:
何がついうっかりだよ。
お前はうっかり「オシム」って言っちゃった川淵キャプテンか。
生徒:
おしむ?
松田塾長、そのキャプテンさんは何を惜しんだんですか?
松田塾長:
もういいよ。
練習問題の解説
松田塾長:
さて、改めて大事なポイントを押さえてみよう。
基本は、疑問文のカタチとしてひっくり返すだけだからね。
そして注意が必要なのが、命令文とLet’sで始まる文章だ。
命令文で始まる文章の場合は、
「命令文, <will or won’t> you?」となる。
ただし、否定の命令文の場合は
必ず「否定の命令文, will you?」となるから注意しよう。
そしてLet’sで始まる文章の場合は、
「必ず”shall”がくる」と覚えよう。
そうすると練習問題②の(4)の答えは何になるんだ?
生徒:
“Study English much harder”は命令文なので、
答えは”will you”ですね!
松田塾長:
正解だ!
ちなみに”won’t you”でも正解だからね。
もうついうっかり忘れることがないように頼むぞ。
生徒:
はい!
5秒問題の解説
松田塾長:
最後に最初に出題した5秒問題に答えてみよう。
[問題①] 出題:成蹊大学
( )に適語を入れなさい。
“Have a cup of tea, ( )?” “Yes, Please”
①do you
②don’t you
③won’t you
④wouldn’t you
[問題②] 出題:拓殖大学
( )に適語を入れなさい。
Let’s eat out tonight, ( ) we?
①can’t
②shall
③won’t
④will
生徒:
命令文で始まる文章の場合は、
「命令文, <will or won’t> you?」となるので
問題①の答えは”won’t you”で、
練習問題②のようにLet’sで始まる文章の場合は、
「必ず”shall”がくる」ので”shall”が正解ですね!
松田塾長:
その通りだ。
生徒:
付加疑問文の問題は、
命令文とLet’sで始まる文章に気をつけながら、
基本のポイントである疑問文のカタチとしてひっくり返す
という事を忘れなければ簡単に解けそうです!
松田塾長:
その通りだ。
If you quit ONCE it becomes a habit. Never quit!!!
とにかく何度も反復するように!
次回は「否定疑問文」を勉強
からな。
それまで今日勉強した内容を忘れないように頼むぞ。
生徒:
はい!
今日の授業のまとめ
・基本は、疑問文のカタチとしてひっくり返すだけ。
・命令文で始まる文章の場合は、「命令文, <will or won’t> you?」となる。
ただし、否定の命令文の場合は必ず「禁止の命令文, will you?」となるので注意が必要。
・Let’sで始まる文章の場合は必ず”shall”となる。
松田塾長、今日の格言
If you quit ONCE it becomes a habit. Never quit!!!
基本を何度も反復すること!
誰よりも量をこなすという、心もちが大切だ!
(一度でもあきらめてしまうと、それが癖になる。絶対にあきらめるな!)
NBAのスーパースターである、マイケル・ジョーダン氏の英語名言。
諦めない心が、成功に繋がると教えてくれる言葉。
プロフィール
松田 貴盛
リオン塾長
千葉県出身。小学校から高校卒業まで市原市で過ごし、高校卒業後は映画監督を目指しアメリカに単身留学。4つの州を1人渡り歩き、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校を卒業。その後、2年ほどLongBeachテレビ局のカメラマンとして従事する傍ら、グレイシー柔術道場に通う。アメリカで役者も経験。2005年に帰国後、大手進学塾で英語講師として活躍。8年間のアメリカ留学で培った英語力を武器に、わずか3ヶ月でトップ講師に登りつめる。2010年12月より「英語進学塾リオン」を経営、また、“朝日奈こうや”の芸名で俳優業も続け、テレビ朝日「検事・朝日奈耀子」シリーズに6年間出演中。人生をかけて勝負している生徒以上に、常に挑戦し続けている事で、生徒と教師の信頼関係が本当に強いものとなることを提唱。教師の育成にも全力で取り組んでいる。
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