[英文法解説]否定疑問文の問題を5秒で簡単に解く方法

「否定疑問文」とは、その名の通り否定から始まる疑問文のことを言います。

 

「否定疑問文」は、特に会話で頻出する文法です。

 

高校受験では出題されることもありますが、あまり大学受験では出題されません。

 

だからこそ、急に出題された時に間違えないように押さえておく必要がある文法なのです。

 

今回は「否定疑問文」の問題の解き方について解説をしていきます。

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5秒問題に挑戦!

松田塾長:

早速だけど、今から聞くことにまずは答えてみようか。

 

今の自分の立場で答えてくれ。

 

質問①

“Are you a student?”

 

生徒:

塾長!僕を馬鹿にしているんですか!?

 

“Yes, I am.”に決まっているじゃないですか!

 

松田塾長:

そうだよな。

 

じゃあもう一つ質問するぞ。

 

質問②

“Aren’t you a student?”

 

生徒:

質問が「あなたは学生ではないのですか?」に対し、

 

「いいえ、学生です」と答えたいので、

 

質問の答えは“No, I am”でしょうね。

 

松田塾長:

本当に分かりやすく間違えてくれたな。

 

全ての問題をなめてかかるんじゃないぞ。

 

今日学ぶのは「否定疑問文」だ。

 

今日も5秒で問題が解けるようになるまで勉強するぞ。

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重要ポイントと例文

塾長板書:5秒で解くための重要ポイント

否定疑問文3

松田塾長:

否定疑問文とは、その名の通り否定形から始まる文法のことを言うんだ。

 

これも超シンプル。

 

ポイントさえ押さえれば間違えることはなくなるし、

 

急に大学受験で出題されても安心して解けるようになるぞ。

 

じゃあ、いつものように例文を見ながら学習してみよう。

否定疑問文6

松田塾長:

このように、答えが”Yes”なら”Yes”

 

答えが”No”なら”No”からと答えれば良いんだ。

 

簡単だろ?

 

生徒:

なるほど!

 

否定形で質問されても、答えが”Yes”なら”Yes”

 

答えが“No”なら”No”で答えるだけなんですね!

 

日本語で考えると複雑になるから、

 

このポイントさえ覚えれば間違えることはなさそうですね。

 

松田塾長:

そういうことだ。

 

じゃあ練習で何問か答えてみよう。

 

全問正解できるようにがんばってくれ。

 

練習問題に挑戦!

 

 

[練習問題] 

日本文の意味を表す英文になるように、__に適する語を書きなさい。

(1)あなたは大学生ではないのですか?-はい大学生ではありません

Aren’t you a college student?-___, I’m ___.

(2)あなたはこのサラダが好きではないのですか?-いいえ、好きです

Don’t you like this salad?-___, I ___.

(3)健は泳げないんですか?-いいえ、泳げますよ

Can’t Ken swim?-___, he ___.

(4)彼女は5時に来ないのですか?-いいえ、来るでしょう

Won’t she come at five?-___, she ___.

(5)あなたがこれらの写真を撮ったのではないのですか?はい、違います

Didn’t you take these pictures?-___, I ___.

(6)あなたは彼がいつ帰ってくるか知らないのですか?-はい、知りません

Don’t you know when he will come back?-___, I ___.

 

 

練習問題の回答

松田塾長:

よし、じゃあ問題の答えを教えてもらおうか。

 

特に問題の下線部に注目して解いてみよう。

 

生徒:

はい。

 

(1)は大学生ではないので答えは”No, I’m not.”

 

(2)はサラダが好きなので”Yes, I do.”

 

(3)は泳げるので”Yes, he can.”

 

(4)は来ると思われるので”Yes, she will”

 

(5)は違うので”No, I didn’t”

 

(6)は知らないので”No, I don’t”が正解です!

 

松田塾長:

全問正解だ!やるじゃないか!

使役動詞6

 

生徒:

和訳を読むと複雑になるので

 

ポイント通り、答えが”Yes”なら”Yes”

 

答えが“No”なら”No”で答えました!

 

とてもシンプルですね!

 

松田塾長:

素晴らしい。完璧だ。

 

この「否定疑問文」は前回勉強した「付加疑問文」とも深く関連するんだ。

 

前回、「付加疑問文」で質問の仕方を勉強したけど、

 

答え方については学ばなかったから、今回はその答え方を勉強しよう。

 

チャレンジ問題に挑戦!

松田塾長:

じゃあ、前回学んだ「付加疑問文」とのコラボ問題を出題するから答えてみよう。

 

チャレンジ問題

You aren’t student, are you?

 

生徒:

んん?

 

あれ、この場合はどうなるんだろう?

 

松田塾長:

いいから感覚で答えてみろ。

 

生徒:

はい!

 

答えは“No, I am”です!!(ドヤッ)

 

松田塾長:

・・・。

 

冒頭と同じ間違いをしてるんじゃないよ。

 

チャレンジ問題の解説

松田塾長:

 

まず、君は”No, I am”と答えたが、そもそもそんな答えは存在しない。

 

Noなら”No, I’m not”だろ?

 

生徒:

すいません。そうでした

 

松田塾長:

いいか、「基本に忠実、変化に対応」だ!

基本があれば、1を100にだってすることができる。

 

基本ができていなければ、必ずどこかで崩れる。

 

付加疑問文の質問でも基本は同じだぞ。

 

さっきの問題に戻るが、

 

質問の答えが”Yes”なら”Yes”

 

答えが”No”なら”No”で答えれば良いんだ。

 

生徒:

そうだ!

 

僕は学生だから、どんな聞かれ方をしても”Yes”と答えれば良かったんだ!

 

だから答えは”Yes, I am”ですね!

 

松田塾長:

そうだろ。

 

否定疑問は素直でいいんだ。

 

シンプルに答えていこう。

 

冒頭にも話したけど、

 

大学受験で突然出題される可能性もあるから確実に押さえておこう!

 

生徒:

はい!

 

今日の授業のまとめ

・否定疑問文とは否定形から始まる疑問文。

・元々の疑問文で答える。

・答えがYESならYESで、NOならNOで答える。

・和訳を見ると複雑になるのでシンプルに考える。

・付加疑問文とセットで出題される事があるので注意が必要。

 

 

松田塾長、今日の格言

「基本に忠実、変化に対応」

~中田英寿~

基本を大切にするのはとても地道な作業だ。

しかし、基本さえ身につけておけば、行き詰ったとき、

基本に立ち返ることで自分の現在地と進むべき方向を確認することができる。

基本という土台があるからこそ、次のステップへ進んだり、

別の分野で応用することができるという格言。

 

プロフィール

松田 貴盛

リオン塾長

1979年、千葉県出身。小学校から高校卒業まで市原市で過ごし、高校卒業後は映画監督を目指しアメリカに単身留学。4つの州を1人渡り歩き、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校を卒業。その後、2年ほどLongBeachテレビ局のカメラマンとして従事する傍ら、グレイシー柔術道場に通う。アメリカで役者も経験。2005年に帰国後、大手進学塾で英語講師として活躍。8年間のアメリカ留学で培った英語力を武器に、わずか3ヶ月でトップ講師に登りつめる。2010年12月より「英語進学塾リオン」を経営、また、“朝日奈こうや”の芸名で俳優業も続け、テレビ朝日「検事・朝日奈耀子」シリーズに6年間出演中。人生をかけて勝負している生徒以上に、常に挑戦し続けている事で、生徒と教師の信頼関係が本当に強いものとなることを提唱。教師の育成にも全力で取り組んでいる。

 

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