高橋松田塾長、立教大学の文学部を受けようか迷ってるんですけど、「一般入試には立教の英語の試験がない日がある」って聞いて混乱してます。英語って結局どう測られるんですか?
松田塾長一番大事なところに気づきましたね! 2026年度入試では、2月6日・8日・9日・12日・13日の一般入試に立教独自の英語試験はありません。共通テストの英語か英語資格・検定試験のスコアを200点に得点化して使います。ただし文学部だけは2月11日に独自の英語試験があって、こちらは75分・200点です。

高橋えっ、文学部だけ特別なんですか! 配点の中で英語はどのくらいの比重なんでしょう。
松田塾長一般入試は国語200点・地歴か数学150点・英語200点の550点満点で、英語の比率は約36%です。ただ、数字を覚えるより「自分の専修は、どの日程で、英語をどう測られるのか」を押さえる方が先ですね。今日はその全体像から、合格者の英語スコア、倍率、2月11日の英語の中身まで、立教の公式資料をもとに順番に見ていきましょう。

高橋お願いします! 公式の数字で話してもらえるのは安心です!(笑)
松田塾長ちなみに、この記事の数字は2026年度入試(2026年2月実施)の入試要項と入試結果に基づいています。志望する年度の最新の要項は、必ず立教大学の公式サイトで確認してくださいね。

松田塾長がYouTubeで対談しました|動画で見る
立教大学文学部の入試は「英語の測り方」が3種類ある
高橋まず全体像を教えてください。文学部にはどんな入試方式があるんですか?
松田塾長一般的な入試は3つです。一般入試(2月6日・8日・9日・12日・13日)、一般入試(2月11日・文学部のみ)、大学入学共通テスト利用入試ですね。違いは英語の測り方にあって、表にするとこうなります。

| 方式 |
試験日 |
英語の測り方 |
英語の配点 |
| 一般入試(2月6日・8日・9日・12日・13日) |
5日程から選択 |
共通テストの英語、または英語資格・検定試験のスコアを得点化 |
200点(550点満点中) |
| 一般入試(2月11日) |
文学部のみ |
立教独自の英語試験(75分・リスニングなし) |
200点(550点満点中) |
| 共通テスト利用入試 |
独自試験なし |
共通テストの英語、または英語資格・検定試験のスコア |
専修と科目型で200点または400点 |
高橋2月11日だけ、自分で英語の試験を受けるってことですね!
松田塾長そのとおりです。2月11日は国語・地理歴史・英語の3科目を受けて、英語資格や共通テストの英語は使えません。逆に他の5日程は、受験日当日に英語を解く試験がない代わりに、手持ちのスコアが英語の得点そのものになります。さらに、同じ専修でも試験日が違えば何回でも受験できます(2026年度要項)。

高橋学科や専修はたくさんありますよね。人数もだいぶ違いますか?
松田塾長文学部はキリスト教学科・文学科(英米文学・ドイツ文学・フランス文学・日本文学・文芸思想の5専修)・史学科・教育学科に分かれていて、募集人員は全日程の合計で約481名です。いちばん多いのが史学科の約92名、英米文学専修は約80名ですね。

高橋英米文学専修って、やっぱり英語がいちばん大事な専修ですよね。
松田塾長共通テスト利用では特にそうなんです。そのあたりを次の配点の話で見ていきましょう。

英語配点・比率の詳細|一般入試は550点中200点

松田塾長まず一般入試の配点です。2月6日・8日・9日・12日・13日も、2月11日も、文学科・キリスト教学科・教育学科は同じ配点で、史学科だけ少し違います。

| 学科・専修 |
国語 |
地理歴史・数学 |
外国語(英語) |
満点 |
英語比率 |
| キリスト教学科、文学科(5専修)、教育学科 |
200点 |
150点 |
200点 |
550点 |
約36.4% |
| 史学科 |
200点 |
200点 |
200点 |
600点 |
約33.3% |
高橋英語200点は国語と同じ重さなんですね。地歴や数学より重い……。
松田塾長そこがポイントです。英語は550点中200点で、全体の約36%を左右するのに、国語と並んで最大の配点です。しかも合否は「国語」「地歴か数学」「英語」の3科目の総点で判定されます(2026年度要項)。

高橋総点勝負なら、英語が苦手でも国語で取り返せますか?
松田塾長理屈の上では総点勝負なので可能です。ただ、英語で落とした分を国語と地歴で埋めるには、その2科目で高い得点を安定して取る必要があります。「どこかで取り返す」より「英語で大きく崩れない」ことを土台にするのが、安全な考え方だと思います。

高橋共通テスト利用はどうなんでしょう?
松田塾長こちらは専修で配点が大きく変わります。英米文学専修の3科目型は外国語400点・国語200点・選択1科目200点の800点満点で、英語の比率は50%です。6科目型は英語200点・国語200点・地歴公民100点・選択3科目300点の800点満点なので、英語は25%に下がります。

| 共通テスト利用 |
外国語 |
国語 |
その他 |
満点 |
英語比率 |
| 英米文学専修 3科目型 |
400点 |
200点 |
選択1科目200点 |
800点 |
50.0% |
| 英米文学専修 6科目型 |
200点 |
200点 |
地歴公民100点+選択3科目300点 |
800点 |
25.0% |
| キリスト教学科・他の文学科専修・教育学科 3科目型 |
200点 |
200点 |
選択1科目200点 |
600点 |
約33.3% |
| 同 6科目型 |
200点 |
200点 |
選択4科目400点 |
800点 |
25.0% |
高橋同じ英米文学専修で、型によって50%と25%って差が大きすぎます!
松田塾長驚きますよね! 英語が得意なら3科目型、英語以外も均等に取れるなら6科目型という選び方もできます。なお、共通テストの「英語」はリーディングとリスニングを1対1の割合で使います。

配点は「学科・専修・科目型」ごとに確認
この表は2026年度入試の入試要項にある配点です。同じ文学部でも、専修と科目型で満点も英語の比率も変わります。出願する年度の要項で、自分の専修の行を必ず確認してください。史学科の6科目型など、この記事の表に載せていない組み合わせもあります。
高橋日程や発表日も知っておきたいです。
松田塾長2026年度は、一般入試の出願が1月6日(火)〜1月20日(火)の15時まででした。試験が2月6日〜13日で、第1回の合格者発表が2月21日(土)、入学手続の締切は2月27日(金)です。共通テスト利用は出願が1月6日〜1月16日(金)の15時まで、発表は2月17日(火)でした。

| 項目 |
一般入試 |
共通テスト利用入試 |
| 出願受付(2026年度) |
2026年1月6日〜1月20日(15時締切) |
2026年1月6日〜1月16日(15時締切) |
| 試験日 |
2月6日・8日・9日・12日・13日と、文学部のみ2月11日 |
独自試験なし |
| 第1回合格者発表 |
2026年2月21日(土) |
2026年2月17日(火) |
| 入学手続締切 |
2026年2月27日(金)ほか(発表回で異なる) |
2026年2月27日(金) |
松田塾長次は、この「手持ちのスコアを使う」方式で、合格者の英語がどのあたりだったのかを見てみましょう。

一般入試の「英語はスコア提出」ルールと、合格者の英語ライン
高橋英語資格や共通テストの英語って、条件はあるんですか? 最低スコアとか。
松田塾長意外とシンプルです。2026年度の要項では、英語資格・検定試験に最低スコアの設定はなく、4技能(Reading・Listening・Writing・Speaking)のスコアがあれば使えます。2024年1月以降に受けたスコアなら、複数の試験を提出できます。共通テストの英語は、令和8年(2026年)1月実施分のみ有効です。

高橋複数出したら、どれが使われるんですか?
松田塾長共通テストの英語と英語資格を、立教独自の方法で得点化したうち、いちばん高い得点が自動で採用されます。試験の種類による有利・不利が出ないように統計的な処理もかかっています。つまり、英語資格の勉強をしてきた人も、共通テスト対策で英語を鍛えてきた人も、同じ土俵で比べられる設計なんです。

高橋それなら合格者って、英語はどのくらい取れてたんでしょう?

松田塾長立教は「一般入試合格者における英語の得点状況」を公表しています。英米文学専修の場合、2026年度の合格者のうち英語資格で合格した人の最低スコアはCEFR B2、共通テストの英語で合格した人の最低得点は163点(200点満点)でした。2025年度はB1と156点なので、1年で上がっています。

高橋163点って、200点満点のうち8割ちょっとですね。
松田塾長163÷200で約81.5%です。ちなみに参考値として、同じ資料に令和8年度の共通テスト「英語」の全国平均が117.46点(リーディング62.81点・リスニング54.65点)と載っています。つまり、英米文学専修に共通テストの英語で合格した人は、全員が全国平均を大きく上回っていたことになります。

| 学科・専修 |
2026年度 英語資格(最低) |
2026年度 共通テスト英語(最低) |
| キリスト教学科 |
B1 |
156点 |
| 英米文学専修 |
B2 |
163点 |
| ドイツ文学専修 |
B1 |
171点 |
| フランス文学専修 |
B1 |
163点 |
| 日本文学専修 |
B1 |
160点 |
| 文芸・思想専修 |
B1 |
159点 |
| 史学科 |
B1 |
150点 |
| 教育学科 |
B1 |
158点 |
高橋ドイツ文学専修が171点でいちばん高いんですね。
松田塾長意外ですよね! ただし、ここは読み方に注意が要ります。

「合格者の最低ライン」は合格最低点ではありません
この表は、一般入試で合格した人のうち、英語資格または共通テストの英語を使った人の「最低スコア」です。合否は国語・地歴(数学)・英語の3科目の総点で決まるので、この点数があれば合格できる、という意味ではありません。2月11日の独自英語を受けた合格者は含まれません。
高橋合格最低点そのものは出てないんですか?
松田塾長2026年度の要項には、一般入試(文学部の2月11日を除く)は日程ごとに定員や合格最低点を定めず、日程や選択科目で有利・不利が出ないように得点を調整して判定する、とあります。私が確認した範囲では、公開されている入試結果の資料にも合格最低点の記載はありませんでした。だからこそ、合格者の英語ラインのような公式データを目安にするのが現実的です。

高橋じゃあ倍率は公表されていますか?
松田塾長はい、実質倍率は公表されています。次はそこを見ていきましょう。

実質倍率の推移|英米文学専修は5.0倍

松田塾長2026年度の入試結果を表にしました。2月6日〜13日の一般入試と、2月11日の実質倍率を並べています。

| 学科・専修 |
2月6日〜13日 2026年度 |
2025年度 |
2024年度 |
2月11日 2026年度 |
2025年度 |
2024年度 |
| キリスト教学科 |
5.9倍 |
4.8倍 |
4.5倍 |
5.6倍 |
4.4倍 |
4.0倍 |
| 英米文学専修 |
5.0倍 |
4.8倍 |
3.2倍 |
4.1倍 |
4.3倍 |
3.0倍 |
| ドイツ文学専修 |
8.5倍 |
4.4倍 |
3.0倍 |
8.3倍 |
3.9倍 |
3.0倍 |
| フランス文学専修 |
8.4倍 |
3.0倍 |
3.3倍 |
7.7倍 |
3.0倍 |
3.1倍 |
| 日本文学専修 |
4.7倍 |
4.9倍 |
3.6倍 |
4.6倍 |
4.6倍 |
3.5倍 |
| 文芸・思想専修 |
6.5倍 |
4.4倍 |
3.6倍 |
5.9倍 |
4.3倍 |
3.5倍 |
| 史学科 |
7.1倍 |
4.7倍 |
4.1倍 |
6.7倍 |
4.5倍 |
4.0倍 |
| 教育学科 |
5.3倍 |
3.9倍 |
3.7倍 |
4.7倍 |
3.3倍 |
3.6倍 |
| 文学部 小計 |
6.1倍 |
4.4倍 |
3.6倍 |
5.6倍 |
4.1倍 |
3.5倍 |
高橋2025年度から2026年度にかけて、多くの専修で倍率が上がってますね。
松田塾長はい。文学部の小計は、2月6日〜13日が2024年度の3.6倍から2026年度の6.1倍へ、2月11日が3.5倍から5.6倍へ上がっています。英米文学専修は2月6日〜13日の志願者が1,211人、受験者が1,150人、合格者が229人で、実質倍率は5.0倍でした。

高橋2月11日の方が、倍率はちょっと低いんですね。
松田塾長英米文学専修では2月6日〜13日の5.0倍に対して2月11日は4.1倍でした。ただ、これだけで「2月11日の方が受かりやすい」とは言えません。志願者・合格者は同じ専修の複数回受験を含んだ数字ですし、2月11日は国語に漢文が入るなど、問われる力も違います(笑) 共通テスト利用の英米文学専修は、3科目型が2.0倍、6科目型が2.6倍でした。

高橋倍率だけで日程を選ぶのは危ないんですね。じゃあ、2月11日の英語の中身を見たいです。
松田塾長ここからが本題です。立教は2月11日の英語の問題・解答例・出題意図を公開しているので、2026年度の実物をもとに解説します。

2月11日の独自英語|75分・5大問・39問

高橋大問は何題で、どんな形式なんですか?
松田塾長2026年度は大問Ⅰ〜Ⅴの5題でした。試験時間は15時00分〜16時15分の75分で、リスニング形式の出題はありません。公式の出題意図と問題冊子を見ると、こういう構成です。

| 大問 |
内容 |
形式 |
設問数 |
| Ⅰ |
論説文の読解 |
内容一致などの選択式 |
10問 |
| Ⅱ |
論説文の読解 |
選択式9問+下線部の英文和訳(30字以内) |
9問+和訳 |
| Ⅲ |
文法・語法 |
下線部から誤りを選ぶ |
8問 |
| Ⅳ |
会話文 |
空所に入る表現を選ぶ |
6問 |
| Ⅴ |
作文 |
空所に入る1語を書く(記述) |
5問 |
高橋設問は全部で39問ですか。大問ごとの配点は決まってるんですか?
松田塾長要項で確認できたのは、英語が200点ということだけです。大問ごとの配点は確認できなかったので、出願する年度の要項で確かめてください。確認できない以上、全部の大問をまんべんなく取る前提で準備するのが安全です。

高橋1問あたりの時間にするとどのくらいですか?
松田塾長75分を39問で割ると、1問あたり約1分55秒です。ただし読解2題は長文なので、実際には文法や会話文を速く片づけて読解に時間を回すことになります。長文の分量は、私がPDFのテキストから数えた概算で、どちらも1,000語を少し超える程度でした。

2月11日の英語を数字で押さえる(2026年度)
– 試験時間 ― 75分(15時00分〜16時15分)、リスニング形式なし
– 配点 ― 200点(国語200点・地歴150点とあわせて550点満点)
– 大問数と設問数 ― 大問5題、設問は39問(Ⅱの英文和訳を1問と数えた場合)
– 記述の設問 ― Ⅱの英文和訳(30字以内、句読点を含む)とⅤの空所補充1語
– 長文の分量 ― Ⅰ・Ⅱとも1,000語強(筆者の概算で、公式の数字ではありません)
高橋記述が入ってるのが意外です。全部マークかと思ってました。
松田塾長大半はマーク式ですが、Ⅱの和訳とⅤの1語は書かせる問題です。ここは「なんとなく」で解けないので、差がつきやすい部分でもあります。次は、読解の2題から見ていきましょう。

大問Ⅰ・Ⅱ|設問が「段落番号」で指定される読解
高橋長文はどんなテーマなんですか?
松田塾長2026年度は、Ⅰが「文化や人文学を学ぶことは人をどう変えるか」を論じた文章、Ⅱが「異常気象に人間活動の気候変動がどれだけ影響したかを分析する研究者」が書いた文章でした。どちらも、文学部で学ぶ内容に近い、抽象度の高い論説文です。

高橋読んだことのない分野の話ばかりですね。知識がないと厳しいですか?
松田塾長知識は要りません。設問の多くが「本文の第○段落によると」と段落番号を指定して、その段落に書いてあることを選ばせます。つまり、設問文を先に読んで「どの段落を見ればいいか」を把握してから読むと、迷子になりにくいんです。

高橋なるほど! 具体的にどう解くんですか?
松田塾長実際の出題文は載せられないので、同じ型の練習用の例題で手順を見ましょう。

例題(実際の出題ではありません・筆者作成)
– 本文(第3段落の要旨) ― 地域の祭りは観光客を呼ぶだけでなく、住民同士のつながりを強めている。参加者の多くが「準備の時間が楽しい」と答えた。
– 設問 ― 第3段落によると、地域の祭りの価値として最も適切なものは何か。
– 選択肢 ― (イ)観光収入の増加 (ロ)住民同士の関係づくり (ハ)参加費の安さ (ニ)開催期間の長さ
松田塾長答えは(ロ)です。本文の核心は「住民同士のつながりを強める」で、(イ)は「観光客を呼ぶだけでなく」の前半にすぎません。本文に出てくる言葉を使った誤答は、一部だけ正しいというのが定番の罠なんです。

高橋たしかに、(イ)も本文に出てきた気がしてつられそうです(笑)
松田塾長2026年度のⅠ・Ⅱの設問も、「著者の主張として最も適切なもの」「次のうち本文の内容と合わないもの(EXCEPT型)」など、選択肢の言い換えを見抜く問題が中心でした。語彙は、下線部の語句と意味が近いものを選ぶ問題も出ています。

高橋和訳の30字って、どう書けばいいんでしょう。
松田塾長Ⅱ-Bは、下線部の「研究は現実世界から距離を置いては成り立たない」という内容を30字以内で訳す問題でした。公式の解答例は「研究は現実世界から離れて行うことはできない。」です。ポイントは、下線部の中心の語句をそのまま日本語にしたうえで、否定の意味を落とさないこと。30字制限は、文を整えるより、必要な要素を削らない練習になります。

高橋字数制限があると、つい言葉を足したくなります。
松田塾長字数制限は守る必要があるので、「直訳→不要語を削る」の順で組み立てるのがおすすめです。ここまでが読解で、次は取りこぼしたくない文法問題です。

大問Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ|文法・会話・1語記述で稼ぐ
高橋文法の大問Ⅲは、どんなことが問われるんですか?
松田塾長下線部のうち、英語表現として正しくないものを1つ選ぶ形式で、8問ありました。公式の解答例から、何が問われたかを読み取ると、要求を表す動詞のあとのthat節の動詞の形、not until型の強調構文、be eager toの後ろの形、前置詞(in charge ofなど)、tempt(誘う)とattempt(試みる)の混同、並列の品詞、主語と動詞の一致、条件節での未来の表し方でした。

高橋全部、高校で習う基本ばかりですよね。
松田塾長そうなんです。奇をてらった知識は要らず、教科書レベルの文法を「長めの文の中で見抜けるか」が問われています。こういう問題は、例題で感覚をつかみましょう。

例題(実際の出題ではありません・筆者作成)
– 問1 ― The teacher suggested that every student submits the report by Friday. → submitsが誤り。suggestのあとのthat節は動詞の原形(submit)。
– 問2 ― She is looking forward to see her grandmother this weekend. → see が誤り。look forward toのtoは前置詞なので、seeingにする。
– 問3 ― If it will be sunny tomorrow, we will have the picnic. → will beが誤り。時や条件の副詞節では未来のことも現在形(is)で表す。
高橋3問とも、知ってればすぐ分かる問題ですね! 基本って大事なんだ!
松田塾長そう、知識問題として見ると簡単です。でも本番は文が長く、下線部が4つ並ぶので、「どの文法ルールを疑うか」を決めてから探す習慣が効きます。大問Ⅳは会話文で、口語的な表現が問われました。

高橋口語表現って、単語帳だけでは足りない気がします。
松田塾長2026年度は「相手のひとことにどう返すか」「最後の返事の流れに合う表現はどれか」を選ぶ問題でした。出題意図でも口語的な表現の理解力と知識を試す問題とされています。コツは、空所の前後の2〜3行を読んで、話の流れと感情を先に決めてから選択肢を見ること。選択肢から入ると、文法的にもっともらしいものにつられます。

高橋大問Ⅴの「1語記述」はどうですか?
松田塾長問題文は著作権の関係で冊子には載っておらず、出典だけが記載されていました。解答例には、go・who・have・than・stillという語が並びます。公式の出題意図では、文脈把握力、語彙力、文法・語法の知識を試す記述式とされています。文脈を読んで、空所に入る1語を自分で書く力が求められるわけです。

高橋単語を知っているだけでは足りなくて、文脈と文法の知識の合わせ技なんですね。
松田塾長そのとおりです。ここまでの全体像を使って、時間配分を考えてみましょう。

75分の時間配分シミュレーション
高橋結局、75分をどう使えばいいですか?
松田塾長公式の時間配分はないので、以下は私の目安です。2026年度の問題構成(39問)を前提に、読解に時間を残す組み立てにしています。

steps
- 文法Ⅲ(8問) ― 6分を上限に、迷う問題は印をつけて飛ばす
- 会話文Ⅳ(6問) ― 5分。流れを先に決めてから選択肢を見る
- 1語記述Ⅴ(5問) ― 6分。文法の種類を先に決めて、空所に入る品詞を絞る
- 読解Ⅰ(10問) ― 22分。設問の段落番号を先に確認してから読む
- 読解Ⅱ(選択9問+和訳) ― 28分。和訳は4分を上限にして、残りで選択式を解く
- 見直し ― 8分。マークのずれと、記述の字数・綴りを確認する
高橋合計は……6、5、6、22、28、8で75分ですね。
松田塾長そうです。大事なのは、順番も固定しないこと。読解が苦手なら先に読解に入ってもいいんです。過去問で「どの順番だと取りこぼしが少ないか」を自分で試して決めてください。

高橋時間配分のイメージはつかめました。次は、いまの自分の英語が何点足りているのかを数字で見たいです。
松田塾長いいですね。公式データを使って、その見積もり方を紹介します。

配点・合格ラインのシミュレーター|今の英語は何点足りている?
高橋結局、自分が合格ラインに届いてるかどうかを知りたいです。
松田塾長合格最低点が非公表なので、断定はできません。でも、公式データを使って「今の自分の位置」を推定する手順はあります。一般入試で共通テストの英語を使う場合の、英米文学専修を例にしてみましょう。

steps
- 志望専修の配点を確認する ― 一般入試なら英語200点・国語200点・地歴か数学150点の550点満点
- 英語を200点満点に換算する ― 共通テスト形式の模試で、リーディング100点とリスニング100点の合計を出す
- 合格者の英語最低ラインと比べる ― 英米文学専修の2026年度は163点。差が大きいほど、英語に優先して時間をかける
- 英語資格を使うなら級を確認する ― 2026年度の最低ラインはCEFR B2(英検のCSEスコアで2,300〜2,599が目安)
- 国語と地歴(数学)の位置も確認する ― 英語だけで補えないので、3科目の総点を意識する
- 2月11日を受けるなら過去問で素点を測る ― 公式サイトの2月11日の問題と解答例で、39問の正答数を数える
高橋たとえば共通テスト形式の模試で英語が140点だったら、どうなりますか?
松田塾長仮の話をすると、163点との差は23点ですね。リーディング100点・リスニング100点なので、どちらかを12点ずつ上げるイメージになります。ここで大事なのは、リーディングとリスニングのどちらが伸びしろ大きいかを見極めること。同じ23点でも、リスニング強化が最短の人もいれば、長文の速読が先の人もいるんです。

高橋数字にするとやることが見えますね! ところで、163点って「必要点」なんですか?
松田塾長ここは誤解しやすいので繰り返します。163点は、合格者の中での英語の最低得点です。国語や地歴が高ければ、英語がこれより低くても合格している可能性はありますし、その逆もあります。「目安の1つ」として使ってくださいね。

高橋了解です。じゃあ、対策の順番を具体的に教えてください。
対策・攻略法|何を・どの順で・いつまでに
松田塾長2026年度入試のスケジュール(出願が1月6日〜20日、試験が2月6日〜13日)から逆算した、基本の順番を示します。

立教大学文学部の英語 対策の優先順位
– まず入試方式を決める ― 英語資格・共通テスト英語で勝負する日程と、2月11日の独自英語を受けるかを早めに決める
– 英語資格を使う人 ― 4技能のスコアが必要で、2024年1月以降の受験分が対象(2026年度要項)。受験日と出願期限を逆算する
– 2月11日を受ける人 ― 大問Ⅰ・Ⅱの読解に最も時間をかけ、文法Ⅲと会話Ⅳは短時間で正確に取る練習をする
– 9月〜10月 ― 文法の穴を埋める。Ⅲの8問で問われた基本事項(that節の形、前置詞、時制など)を総復習する
– 11月〜12月 ― 過去問で75分を通して解き、順番と時間配分を固める。和訳(30字)と1語記述は書いて練習する
– 1月 ― 共通テストの英語を実戦形式で解き、リスニングの得点を安定させる。出願期限と必要書類を確認する
高橋英語資格のスコアは、いつまでに取ればいいんですか?
松田塾長2026年度は出願期間(1月6日〜1月20日)に書類を出す必要があったので、それまでにスコアを手元に用意しておく必要がありました。試験の実施日と結果が出るまでの日数は試験によって違うので、少なくとも出願の1か月前には受験を終えておくと安心です。

高橋逆に、文学部は英語資格を持ってなくても大丈夫ですか?
松田塾長共通テストの英語でも受験できますし、2月11日の独自英語なら、資格は要りません。自分に合う道を選ぶのが大事です。

「文法問題は解けるのに長文で使えない」のはなぜ?
大問Ⅲの文法は取れるのに、読解になると崩れる人へ
立教の2月11日の英語には、文法問題と2題の長文が同じ75分に入っています。文法のルールは覚えたのに、長文の中で出てくると見抜けない。その原因の多くは、バラバラに覚えた英文法が読解につながっていないことにあります。松田塾長が担当する無料ウェビナーでは、そのつなぎ直し方を「イメージ英文法」の考え方で解説しています。
文法が読解の中で使える感覚を無料で体験する›
よくある失敗・注意点
高橋受験生が間違えやすいポイントはありますか?
松田塾長4つあります。まず「一般入試は英語の試験がないから、英語は後回しでいい」という誤解。スコアの準備に時間がかかるので、これは危ないですね。

日程によって英語の準備が変わる
2月6日・8日・9日・12日・13日は、共通テストの英語か英語資格のスコアを使います。2月11日だけが立教独自の英語試験です。2月11日の国語は漢文を含みますが、他の日程の国語は漢文を除きます。地理歴史も、2月11日は日本史探究か世界史探究のみで、数学は選べません。日程ごとに他の科目まで準備が変わる点に注意してください。
高橋2月11日だけ、国語も地歴も他と違うんですね。気づかなかったです……。
松田塾長要項をよく読むと分かるんですが、見落としやすいんですよ。2つ目は、さっきの「合格者の最低ライン」を合格ラインだと思い込むことです。

専修や科目型を確認せずに併願する
同じ文学部でも、専修ごとに募集人員も倍率も、合格者の英語ラインも違います。共通テスト利用は、英米文学専修の3科目型だけ英語が400点で、他の専修は200点です。出願前に、志望する専修の配点・科目型・日程を要項の表で確認してください。
高橋あと2つは何ですか?
松田塾長3つ目は、英語資格のスコアの有効期間を確認しないこと。2024年1月以降の受験分が対象で、共通テストの英語は令和8年1月実施分のみ有効という指定がありました。4つ目は、倍率だけで日程を選ぶことです。これは先ほどお話ししましたね。

高橋年度ごとに有効期間が変わる可能性もありますよね。
松田塾長そのとおりです。受験する年度の要項を、出願前に必ず読んでください。

高橋注意点は分かりました。自分に当てはまるものがあるか、チェックしてみたいです。
自己診断|あなたの英語はどこで点を落としていますか?
高橋自分がどこで崩れているのか、自分では分かりにくいです……。
松田塾長だからセルフチェックをしてみましょう。当てはまる項目が多いほど、原因をはっきりさせる価値があります。

立教大学文学部 英語セルフチェック
– 読解 ― 単語は分かるのに、論説文になると段落の主張がつかめない
– 文法 ― 文法問題は解けるのに、長文の中で出てくると見抜けない
– リスニング ― 共通テスト形式の英語で、リーディングとリスニングの得点に大きな差がある
– 英語資格 ― 英語資格を持っているが、立教の志望専修でどの扱いになるか分かっていない
– 2月11日 ― 受けるつもりなのに、国語の漢文と英語の記述対策が後回しになっている
– 情報整理 ― 志望する専修の配点・日程・倍率を、まだ一度も表で確認していない
高橋……僕、3つ当てはまりました(笑)
松田塾長同じ「立教の文学部志望」でも、つまずく原因は人によって違います。語彙が足りない人、文構造が取れていない人、リスニングが弱い人、国語に時間をかけすぎている人。原因が違えば、優先する勉強も変わってきます。

高橋自分の優先順位って、どうやって決めたらいいんでしょう。
松田塾長一人で考えると、どうしても得意な科目に時間を使いがちです。だから、いまの得点の内訳を、客観的に見てもらう機会を作るのがいいですね。

基本情報まとめ
| 項目 |
内容 |
| 大学名 |
立教大学 |
| 学部 |
文学部(キリスト教学科・文学科5専修・史学科・教育学科) |
| 募集人員 |
一般入試の全日程合計で約481名(英米文学専修は約80名) |
| 一般入試の満点 |
550点(史学科は600点) |
| 英語の配点 |
200点(一般入試・約36.4%、史学科は約33.3%) |
| 英語の測り方 |
2月6日・8日・9日・12日・13日は共通テストの英語または英語資格を得点化。2月11日は独自英語(75分) |
| 共通テスト利用の英語比率 |
英米文学専修は3科目型50%・6科目型25% |
| 実質倍率(2026年度・英米文学専修) |
2月6日〜13日が5.0倍、2月11日が4.1倍 |
| 合格最低点 |
要項上、一般入試(2月11日を除く)は日程ごとに定めない。公開資料では確認できず |
| 入試年度 |
2026年度入試(2026年2月実施)の要項・結果に基づく |
| 公式情報 |
立教大学 入試結果・データ |
似た文系学部とどう違う?他大学の文学部との比較
高橋他の大学の文学部とも比べたいです。
松田塾長立教の文学部は、
日程ごとに英語の測り方が違うのが最大の特徴です。同じ立教の経済学部の英語の考え方は
立教大学経済学部の記事で、他大学の文学部との比較は下の表と記事リンクを使ってくださいね。

| 大学・学部 |
英語の位置づけ |
ひとこと |
| 立教大学 文学部(本記事) |
一般入試は550点中200点(約36%) |
2月11日だけ独自英語、他日程はスコアを得点化 |
| 立教大学 経済学部 |
同じ立教で方式が異なる |
英語資格スコアの換算を軸に解説 |
| 学習院大学 文学部 |
英語配点37.5% |
学科ごとに入試方式が変わる |
| 明治大学 文学部 |
英語100点/300点 |
60分・大問5題の対策を解説 |
| 青山学院大学 文学部 |
学科・方式で22〜100%と幅がある |
方式の違いを学科別に比較 |
| 上智大学 文学部 |
英文学科は60%と突出 |
学科によって英語の重みが大きく変わる |
高橋学習院の37.5%と立教の約36%は近いですね。
松田塾長数字は近くても、立教は「スコアを使う日」と「独自試験の日」が混ざっているので、準備の設計が変わります。志望校が複数あるなら、どこまで共通の対策にできるかを考えると効率がいいですよ。

よくある質問
高橋最後にいくつか質問させてください。
高橋立教大学文学部の英語は何点満点ですか?
松田塾長一般入試では200点(550点満点中)です。史学科は600点満点なので比率が少し下がります。共通テスト利用は専修と科目型で変わり、英米文学専修の3科目型は400点です。

高橋2月11日の英語試験は何分で、リスニングはありますか?
松田塾長2026年度は15時00分〜16時15分の75分で、リスニング形式の出題はありませんでした。大問は5題で、読解2題・文法・会話文・1語記述の構成です。

高橋英語資格を持っていれば、2月11日も使えますか?
松田塾長使えません。2月11日は立教独自の英語試験を受ける日で、英語資格のスコアも共通テストの英語も利用できません。他の5日程では使えます。

高橋合格最低点は公表されていますか?
松田塾長2026年度の要項では、一般入試(文学部の2月11日を除く)は日程ごとに合格最低点を定めないとされています。公開されている入試結果の資料でも、合格最低点の記載は確認できませんでした。実質倍率と、合格者の英語スコアの最低ラインが公式の目安です。

高橋立教の文学部の倍率はどのくらいですか?
松田塾長2026年度の英米文学専修は、2月6日〜13日が5.0倍、2月11日が4.1倍でした。文学部の小計は、2月6日〜13日が6.1倍、2月11日が5.6倍です。年度で変動するので、最新の入試結果も確認してください。

結局、立教大学文学部の英語で一番大事なことは
松田塾長ここまで、立教大学文学部の英語の配点、スコアの使い方、合格者の英語ライン、倍率、2月11日の英語の中身をお伝えしてきました。一般入試は550点中200点で、英語の測られ方が日程ごとに違う。ここまでが、学部共通で分かる事実です。

高橋情報としては分かったんですが、「じゃあ自分はどこから手をつければいいのか」がまだ分からないです……。
松田塾長そこが一番大事なところです。同じ「英語で点が伸びない」でも、原因は人によって違います。単語や文法が足りない人、論説文の構造が取れない人、リスニングで崩れる人、スコアは出ているのに国語や地歴で足を引っ張っている人。原因が違えば、直す順番も変わります。

高橋頑張っているのに優先順位が違っていたら、もったいないですよね。
松田塾長そうなんです。受験でいちばんもったいないのは、勉強していないことより、方向を間違えたまま数か月が過ぎることです。勉強量を増やす前に「いまどこで点を落としているのか」をはっきりさせる方が、結果的に近道になります。英語進学塾リオンでは、現在の英語力と志望専修を照らし合わせながら、何を・どの順番で改善すべきかを一緒に整理しています。外部生の個別学習相談は無料ですので、進め方などの詳細はお問い合わせください。

参考リンク
Q. 立教大学文学部の英語は何点満点ですか?
一般入試では200点(550点満点中)です。史学科は600点満点なので比率が少し下がります。共通テスト利用は専修と科目型で変わり、英米文学専修の3科目型は400点です。
Q. 2月11日の英語試験は何分で、リスニングはありますか?
2026年度は15時00分〜16時15分の75分で、リスニング形式の出題はありませんでした。大問は5題で、読解2題・文法・会話文・1語記述の構成です。
Q. 英語資格を持っていれば、2月11日も使えますか?
使えません。2月11日は立教独自の英語試験を受ける日で、英語資格のスコアも共通テストの英語も利用できません。他の5日程では使えます。
Q. 合格最低点は公表されていますか?
2026年度の要項では、一般入試(文学部の2月11日を除く)は日程ごとに合格最低点を定めないとされています。公開されている入試結果の資料でも、合格最低点の記載は確認できませんでした。実質倍率と、合格者の英語スコアの最低ラインが公式の目安です。
Q. 立教の文学部の倍率はどのくらいですか?
2026年度の英米文学専修は、2月6日〜13日が5.0倍、2月11日が4.1倍でした。文学部の小計は、2月6日〜13日が6.1倍、2月11日が5.6倍です。年度で変動するので、最新の入試結果も確認してください。