高橋松田塾長、学習院大学の国際社会科学部を受けようか迷ってるんですけど、英語の配点ってどれくらいなんですか?
松田塾長コア試験・プラス試験どちらも、英語は150点で合計350点のうちの42.9%です。3教科の中でいちばん重い科目ですね。

高橋国際社会学部じゃなくて国際社会科学部なんですね、すみません名前間違えてました(笑)。42.9%ってことは、ほぼ半分近くが英語で決まるってことですか?
松田塾長その通りです!(笑) 正式名称は「国際社会科学部」、英語ではISS(International Social Sciences)と呼ばれています。で、42.9%という数字自体より大事なのは、国語100点・選択科目100点と並べたときに、英語だけ一段抜けて配点が高いという構造です。つまり英語で取りこぼすと、他の2科目で挽回するのがかなり厳しくなります。

高橋なるほど……。じゃあ英語を得点源にできるかどうかで、合否がかなり変わりそうですね。
松田塾長まさにそうです。それと、国際社会科学部には「コア試験」と「プラス試験」で英語の受け方がまったく違うという、他の学部にはない特徴があるんです。これを知らずに出願する受験生も多いので、今日はそこも含めて整理していきましょう。

入試の全体像・配点構成
高橋まず全体像を教えてください。国際社会科学部ってどういう入試方式があるんですか?
松田塾長一般選抜だけで3つのルートがあります。1つ目が「コア試験」、2つ目が「プラス試験」、3つ目が「大学入学共通テスト利用入学者選抜」です。学科は国際社会科学科の1つだけなので、学科選びで迷う必要はありません。

高橋学科が1つだけなのは逆にシンプルでいいですね。コア試験とプラス試験はどう違うんですか?
松田塾長募集人員が全然違います。コア試験が80名、プラス試験が15名、共通テスト利用が5名です。コア試験が本丸で、プラス試験はかなり少数精鋭の枠だと考えてください。

高橋試験日はいつなんですか?
松田塾長コア試験が2月11日(水)、プラス試験が2月10日(火)です。出願期間はコア試験・プラス試験とも共通で1月7日(水)から1月19日(月)、合格発表はどちらも2月27日(金)です。

| 入試方式 |
募集人員 |
試験日 |
合格発表日 |
| コア試験 |
80名 |
2月11日(水) |
2月27日(金) |
| プラス試験 |
15名 |
2月10日(火) |
2月27日(金) |
| 共通テスト利用 |
5名 |
本学独自試験なし |
公式要項で要確認 |
高橋コア試験とプラス試験、合格発表日が同じ2月27日なんですね。
松田塾長はい、ここは揃っています。ただ出願はどちらか一方の試験区分を選ぶ形で、同日に実施される試験同士の併願はできません。それと国際社会科学部のコア試験では、出願できるのは第一志望学科のみというルールもあります。法学部や経済学部のように「第二志望学科」を設定できる仕組みがないので、ここは出願前に必ず確認しておいてください。

高橋配点の中身、もう少し詳しく知りたいです。英語の次に重い科目は何ですか?
松田塾長コア試験・プラス試験とも、国語100点、地理歴史・公民・数学から1科目選択100点です。つまり英語150点・国語100点・選択100点で合計350点、この構成はコア試験とプラス試験で共通しています。次のセクションで、英語配点をもう少し掘り下げますね。

英語配点・比率の詳細
高橋英語150点っていうのは、具体的にどういう試験時間なんですか?
松田塾長コア試験の場合、英語は90分で150点、朝の10時00分から11時30分に実施されます。国語は60分100点で12時30分から13時30分、選択科目は60分100点で14時30分から15時30分です。英語だけ試験時間も30分長いんですよ。

| 科目 |
試験時間 |
配点 |
実施時間帯(コア試験) |
| 英語 |
90分 |
150点 |
10時00分〜11時30分 |
| 国語 |
60分 |
100点 |
12時30分〜13時30分 |
| 地歴・公民・数学(選択) |
60分 |
100点 |
14時30分〜15時30分 |
| 合計 |
– |
350点 |
– |

高橋試験時間まで長いってことは、それだけ分量も多いってことですか?
松田塾長その通りです。後で大問構成を見ますが、90分の中に6つの大問が詰まっています。英語は配点が高いだけでなく、時間配分の練習をしていないと最後まで解き切れない科目でもあるんです。

高橋42.9%っていう数字、改めて聞くとやっぱり大きいですね。
松田塾長そうなんです。数字そのものより大事なのは、「じゃあ自分は合格ラインに乗るために英語で何点取りに行くか」を具体的に決めることです。42.9%という事実を知って終わりにせず、そこから逆算して学習計画を立てるのが本当のスタートラインになります。

コア試験とプラス試験、英語の受け方がまったく違う
高橋さっき「コア試験とプラス試験で英語の受け方が全然違う」っておっしゃってましたけど、具体的にどういうことですか?
松田塾長コア試験は、当日90分の英語の筆記試験を受けます。でもプラス試験は違っていて、出願時に提出した外部の英語資格・検定試験(4技能)のスコアを、大学の換算表で得点に変換する仕組みなんです。つまりプラス試験の受験者は、入試当日に英語の筆記試験を受けなくていいんですよ。

高橋えっ、英語の試験を受けなくていいんですか!?
松田塾長はい(笑)。プラス試験の英語は、英検・TOEFL iBT・IELTS・TEAP・ケンブリッジ英語検定・TOEICのいずれかのスコアを、最大150点に換算した点数がそのまま使われます。例えば英検準1級合格かつCSEスコア2510点なら130点、英検2級合格かつCSEスコア2310点なら120点、TOEFL iBT61点なら120点という換算です。

高橋150点満点まで取るには、どれくらいのスコアが必要なんですか?
松田塾長換算表の最高ランクだと、英検1級でCSEスコア2630点、TOEFL iBTなら100点、IELTSなら7.0、TEAP(4技能)なら390点、ケンブリッジ英語検定なら185点、TOEICのL&R+S&Wなら合計1300点で150点満点になります。かなり高いレベルですが、逆に言えば英語の外部試験で実績がある人にとっては、それだけで150点が確定するということでもあります。

コア試験とプラス試験、どちらが自分向きか
– 当日の筆記試験で実力を発揮するタイプ → コア試験(募集80名、当日90分の英語筆記あり)
– すでに英検・TOEFLなどで高スコアを持っている → プラス試験(募集15名、英語は外部試験の換算点のみ)
– プラス試験は募集人員が15名とコア試験よりかなり少ないので、外部試験のスコアがまだ基準に届いていない場合はコア試験を軸に考えるのが現実的
高橋自分の今のスコアだと、どっちを選ぶべきか迷いそうです……。
松田塾長そこは人によって本当に差が出るところなんです。外部試験のスコアが十分に高いならプラス試験は魅力的な選択肢ですが、換算点の基準に届いていないなら、無理にプラス試験に賭けるよりコア試験で実力を出す方が堅実です。今の自分の英語力がどのレベルにあるのかを客観的に把握してから決めるのがいちばん安全ですよ。

大問構成・出題形式
高橋プラス試験の仕組みは分かりました。じゃあコア試験の90分の中身、具体的にどんな大問が出るんですか?
松田塾長コア試験の英語は6つの大問[I]から[VI]で構成されていて、最後の[VI]以外はすべてマーク式です。[VI]だけ記述式の英作文になります。


| 大問 |
内容 |
形式 |
| I |
長文読解(データ付き・約1000〜1200語) |
マーク式 |
| II |
空所補充(語彙・語法) |
マーク式 |
| III |
誤り指摘(文法・語法) |
マーク式 |
| IV |
会話文読解(アカデミックな場面) |
マーク式 |
| V |
パラグラフ空所補充 |
マーク式(記号選択) |
| VI |
意見論述(英作文) |
記述式 |
高橋大問Iの「データ付き」っていうのが気になります。普通の長文読解と何が違うんですか?
松田塾長大問Iは約1000〜1200語の記事文で、表やグラフなどのデータが付属しています。テーマは社会科学でよく扱われるグローバルイシューが中心です。設問はマーク式・正誤式が中心で、文章の読解力だけでなく、表やグラフに書かれたデータを正確に読み取る力も試されます。

高橋英語の読解なのに、データの読み取りまで必要なんですね。
松田塾長ここが国際社会科学部らしいところです。実際、この学部は国際経済・国際ビジネス・国際地域社会を英語で学ぶカリキュラムで、法学・経済学・経営学・地域研究・社会学の5分野を横断的に学ぶ学部として設計されています。入試の段階から「英語で社会科学的な情報を扱えるか」を見ているわけです。

高橋なるほど、入試の作り自体がカリキュラムに直結してるんですね。次のセクションでもう少し文法まわりの話を聞きたいです。
頻出文法テーマ・つまずきポイント
高橋大問IIとIIIが「語彙・語法」「文法・語法」ってなってますけど、具体的にはどんな問題なんですか?
松田塾長大問IIは短い英文の空所に適切な語句を補充する問題、大問IIIは英文中の文法的に誤っている箇所を指摘する問題です。どちらも語彙・文脈理解・文法知識の力を見る大問ですが、短い孤立した文で出題されるので、単語や熟語を知っているだけでなく、文の構造を瞬時に把握する力が必要になります。

高橋文法の誤り指摘って、どこが間違ってるか探すだけでも時間かかりそうです。
松田塾長そうなんです。ここでよくあるつまずきが、「単語の意味は分かるのに、文の構造でどこが変なのか気づけない」というパターンです。例えば、主語と動詞の数の一致、時制のねじれ、前置詞の誤用などは典型的な出題ポイントですが、単語暗記だけに偏った勉強をしていると、こういう構造的なミスには気づきにくいんですよ。

語彙暗記だけでは大問III(誤り指摘)は解けない
大問IIIの誤り指摘は、単語帳の暗記量よりも「文構造を正しく分解できるか」が問われる問題です。単語は知っているのに誤り箇所が分からない、という場合は、語彙ではなく文法の運用力に課題がある可能性があります。
高橋大問IVの会話文読解も気になります。
松田塾長大問IVは、大学の中の学生同士や教職員との会話を題材にした読解問題です。2026年度の出題では、新しく来た交換留学生と現地の大学生2人がランチをしながら話す、という設定でした。日常会話というより、大学内のアカデミックな場面設定が多いのが特徴です。

高橋会話文なのに「アカデミックな場面」なんですね。普通の日常会話の練習とは違いそうです。
松田塾長その認識で合っています。友人との雑談というより、学生とアドバイザー、教職員と学生など、大学生活の中で実際に交わされそうな会話が題材になります。内容一致(True/False)形式で出題されるので、会話の流れを正確に追う練習をしておくといいですよ。

文法はバラバラに覚えているのに、長文になると急に読めなくなる人へ
国際社会科学部の長文・会話文、単語は分かるのに意味がつながらない理由
大問I・IVのように長い文章やデータを読む設問では、単語や文法を個別に覚えているだけでは太刀打ちできません。バラバラに暗記した文法知識を、読解のための「使える文法」につなげ直す講座を無料で公開しています。
バラバラな文法知識を読解力につなげる方法を見る›
大問別詳細解説
高橋大問VとVI、まだ詳しく聞いてないです。特にVIは記述式ってことでしたよね。
松田塾長大問Vは、社会科学系のテーマで書かれた1つのパラグラフの中の単語の一部が空欄になっていて、文脈から単語を推測して補う問題です。答え方がちょっと独特で、マークシート上の数字を選んで、その数字が表すアルファベットを組み合わせて単語を完成させる形式なんですよ。

高橋えっ、数字でアルファベットを表すんですか?なかなか特殊な形式ですね。
松田塾長そうなんです。だからこそ、事前に同じ形式の問題を一度練習しておくだけで、本番での戸惑いがかなり減ります。内容面では、基本的な文法の構造理解と、文脈から単語を類推できるだけの語彙の幅の両方が必要です。

高橋大問VIの英作文は、どんな形式なんですか?
松田塾長大問VIは、与えられたテーマと、賛成・反対のような立場を示す複数の文(ポジショニング・ステートメント)に対して、自分の意見を述べる記述式です。Part Aでは提示された文の中から賛成する1つの立場を選び、Part Bでその理由や具体例を挙げて肉付けしていきます。2026年度の出題テーマは「学校におけるeスポーツの位置づけ」でした。

高橋eスポーツがテーマなんて、ちょっと意外です。
松田塾長社会的なトピックを英語で論理的に説明する力を見る問題なので、身近な話題が選ばれることも多いんです。採点では、立場を明確に支持できているか、そして論理的に構成された文章が書けているかが見られます。大事なのは、指示文に書かれている文章や表現をそのまま書き写さないことです。自分の言葉で理由や具体例を組み立てる練習をしておきましょう。

高橋大問I〜VIまで通して聞いてみると、普通の長文読解・文法問題集だけだとちょっと足りない気がしてきました。
松田塾長鋭いですね。大問IV・V・VIのような形式は、一般的な大学入試の問題集にはあまり出てこない形です。次は、この英語配点と大問構成を踏まえて、合格ラインをどう考えるかを見ていきましょう。

配点・ボーダーシミュレーター
高橋国際社会科学部の合格最低点って、公表されてるんですか?
松田塾長いいえ、合格最低点は一般には公表されていません。確認できるのは、UCAROというシステムを通じた成績照会だけで、しかも対象は不合格者のみです。開示される内容は科目別得点・合計得点・合格最低点(いずれも得点調整後)で、照会期間も入学年度の5月1日から5月31日までと決まっています。

高橋じゃあ、自分が今どれくらい取れれば合格ラインに乗りそうか、目安もないんですか?
松田塾長公式な数字はありませんが、配点構成から逆算する考え方はできます。大事なのは350点満点のうち、英語150点をどれだけ安定して取れるかです。

steps
- まず350点満点のうち、自分が目標にする合計点を決める(例えば6割なら210点)
- 英語150点・国語100点・選択100点のうち、自分の得意不得意を踏まえて科目ごとの目標点を配分する
- 英語は配点が一番重いので、目標合計点の中でも特に意識して引き上げる科目として位置づける
- 過去問を解いて、現在の自分の得点が科目ごとの目標点とどれだけ離れているかを確認する
高橋目標点を科目ごとに分けて考えるのって、大事なんですね。
松田塾長はい。それと、国際社会科学部にはもう1つ重要なルールがあります。コア試験・プラス試験とも、得点調整後の得点が30%未満の科目が1つでもあると、その時点で不合格になります。これは他の学部にはない、国際社会科学部ならではの足切りルールです。

科目ごとの30%未満は即不合格になるルール
合計点がどれだけ高くても、英語・国語・選択科目のいずれか1科目でも得点調整後30%未満になると不合格です。苦手科目を「捨てて他で挽回する」という作戦が通用しにくい入試だということを、早い段階で理解しておいてください。この30%ルールは、大学入学共通テスト利用選抜でも同様に適用されます。
高橋捨て科目を作る戦略が使えないっていうのは、結構厳しいですね……。
松田塾長そうなんです。だからこそ、英語で高得点を狙いつつ、国語や選択科目でも30%を大きく上回る安定感を持っておくことが必要になります。ちなみに補足ですが、プラス試験で合格者の入学手続者が予定数に届かなかった場合、国際社会科学部と国際文化交流学部だけは、プラス試験でも補欠からの繰上げ合格の対象になります。他の学部のプラス試験にはない仕組みなので、少しだけ安心材料として覚えておいてください。

対策・攻略法
高橋ここまで聞いて、英語をどう対策すればいいのか知りたくなってきました。
松田塾長優先順位をはっきりさせましょう。まず土台として、大問II・IIIで問われる語彙・文法・語法の基礎を固めること。ここが曖昧だと、大問I・IVのような長文・会話文でも文構造を正確に追えません。

国際社会科学部の英語対策・優先順位
– 第1優先: 大問II・IIIレベルの語彙・文法・語法の基礎固め(ここが弱いと他の大問にも影響する)
– 第2優先: 大問Iのような、データ(表・グラフ)付きの長文を読む練習(社会科学系のテーマに慣れておく)
– 第3優先: 大問IV形式の、大学内のアカデミックな会話文に慣れる練習
– 第4優先: 大問V・VIのような特殊な解答形式(マークシートでの単語構成、意見論述)に、過去問で慣れておく
高橋語彙・文法が土台っていうのは、どの大学の英語入試でも共通して言われますよね。
松田塾長その通りです。ただ国際社会科学部の場合、語彙・文法の土台ができていないと、大問I・IVのような分量の多い英文を90分という時間内で読み切れなくなる、という影響がより大きく出ます。だからこそ、早い段階で基礎を固めておく価値が高いんです。

高橋普段の勉強で、どんな英文に触れておくといいですか?
松田塾長社会科学系のグローバルイシューがテーマになりやすいので、ニュースや新聞・雑誌の英文記事に日常的に触れておくことをおすすめします。国際社会科学部の学部サイトでも、学習院大学ISSは国際経済・国際ビジネス・国際地域社会を英語で学ぶ学部だと説明されていて、そういう分野のトピックへの関心の高さそのものが、入試対策にもつながってきます。

高橋じゃあ単語帳を進めるだけじゃなくて、社会的な話題にも関心を持っておくのが大事なんですね。
松田塾長そうです。とはいえ、「今の自分にはどの優先順位がどれくらい必要か」は、人によって本当にバラバラです。語彙は十分でも文構造の理解が甘い人、逆に文法は分かるのに長文になると時間が足りなくなる人など、つまずき方は様々です。自分がどのタイプかを客観的に把握できると、残りの勉強時間をもっと効率的に使えます。

よくある失敗・注意点
高橋国際社会科学部を受ける人が陥りやすい失敗って、何かありますか?
松田塾長いくつかあります。1つは、「英語の配点が高いから英語だけ頑張ればいい」と思い込んで、国語や選択科目の対策が手薄になり、結果的に30%未満の足切りに引っかかってしまうパターンです。

高橋さっきの30%ルールですね……。
松田塾長はい。もう1つは、プラス試験の仕組みを誤解して、「外部試験のスコアがあれば自動的に有利になる」と思い込み、国語・選択科目の対策を後回しにしてしまうケースです。プラス試験でも英語以外の2科目は当日の筆記試験なので、油断はできません。

よくある失敗パターン
– 英語の配点の高さにばかり気を取られ、国語・選択科目の対策が後回しになり30%未満で不合格になる
– プラス試験の外部英語試験の換算点に安心して、国語・選択科目の対策を軽視してしまう
– 大問IV(会話文)・大問V(パラグラフ空所補充)・大問VI(英作文)のような特殊な形式の問題を、過去問演習なしで本番に臨んでしまう
高橋特殊な形式の問題を事前に見ておかないと、本番で戸惑いそうですね。
松田塾長そうなんです。特に大問Vのマークシートで単語を組み立てる形式は、知っていれば数分で終わる手順でも、知らないと本番でかなり時間を取られてしまいます。形式に慣れることと、英語力そのものを上げることは、どちらも対策として必要です。

自己診断(セルフチェック)
高橋自分がどのパターンに当てはまるか、チェックする方法ってありますか?
松田塾長簡単なセルフチェックを用意しました。当てはまる項目が多いほど、どこか特定の原因に優先的に手を打つ必要があるというサインです。

国際社会科学部 英語 セルフチェック
– 単語・熟語は知っているのに、長文になると文の構造がつかめず意味が取れないことがある
– 文法問題集では解けるのに、文章の中に文法が組み込まれると誤りに気づけないことがある
– 会話文を読むとき、話者が誰で何について話しているのか、途中で分からなくなることがある
– 90分という試験時間の中で、大問を最後まで解き切れたことがまだない
– 英作文で、与えられた指示文の表現をそのまま使ってしまっていることがある
高橋……実は、文法問題集では解けるのに長文になると誤りに気づけないの、結構当てはまります。
松田塾長それはよくあるパターンです。その場合、知識はあるのに「文章の中で運用する力」がまだ育っていない、ということが考えられます。ただ、同じ「長文で点が伸びない」という悩みでも、人によって本当の原因は語彙不足だったり、構文把握の弱さだったり、時間配分の問題だったりと様々です。自分の場合がどれに当てはまるのかは、実際に読解のプロセスを見てもらわないと分かりにくい部分でもあります。

文法問題集は解けるのに、長文だと誤りに気づけないあなたへ
バラバラに覚えた英文法を、読解で使える形につなげ直す
セルフチェックで当てはまる項目があった人ほど、知識はあるのに読解の場面でうまく使えていない可能性があります。暗記した文法知識を読解力へつなげ直す無料講座を公開しています。
自分の文法知識を読解力につなげる方法を見る›
基本情報まとめテーブル
高橋ここまでの情報、一度まとめてもらえますか?
松田塾長もちろんです。

| 項目 |
内容 |
| 大学名 |
学習院大学 |
| 学部 |
国際社会科学部(国際社会科学科) |
| コア試験 配点 |
英語150点・国語100点・選択100点(合計350点) |
| プラス試験 配点 |
英語150点(外部試験換算)・国語100点・選択100点(合計350点) |
| 英語配点比率 |
42.9%(150点/350点) |
| コア試験 試験日 |
2月11日(水) |
| プラス試験 試験日 |
2月10日(火) |
| 出願期間 |
1月7日(水)〜1月19日(月) |
| 合格発表日 |
コア試験・プラス試験とも2月27日(金) |
| 公式サイト |
学習院大学 国際社会科学部 |
類似する学部との比較
高橋他の学習院大学の学部とも、何か関係あったりするんですか?
松田塾長実は試験問題のつながりがあります。
学習院大学経済学部のプラス試験は、同日に実施される国際社会科学部コア試験と共通の英語の試験問題を使っています。逆に、国際社会科学部のプラス試験は、英語を除いた国語・選択科目の部分で、同日実施の
学習院大学法学部コア試験と共通の試験問題が使われています。

高橋学部をまたいで問題が共通してるんですね。
松田塾長そうなんです。それと、
学習院大学理学部も国際社会科学部と同じく、コア試験は第一志望学科のみの出願というルールが共通しています。一方で
学習院大学文学部は、学科によって第二志望学科を設定できる制度があるので、ここは対照的です。併願を考えている人は、この出願ルールの違いも必ず確認しておいてください。

よくある質問
高橋最後によくある疑問をまとめて聞いてもいいですか?
松田塾長もちろんです、どうぞ。

高橋国際社会科学部は英語の配点が高いって聞きましたが、本当に42.9%もあるんですか?
松田塾長はい、コア試験・プラス試験とも350点満点中150点が英語なので、42.9%という比率になります。

高橋プラス試験では本当に英語の筆記試験がないんですか?
松田塾長ありません。プラス試験の英語は、出願時に提出した外部の英語資格・検定試験(4技能)のスコアを、大学の換算表で得点に変換したものがそのまま使われます。

高橋コア試験とプラス試験、どちらも第二志望学科を選べますか?
松田塾長選べません。国際社会科学部のコア試験・プラス試験は、どちらも出願できるのは第一志望学科のみです。

高橋国語や選択科目の対策は後回しにしても大丈夫ですか?
松田塾長おすすめしません。国際社会科学部は得点調整後30%未満の科目が1つでもあると不合格になるルールがあるので、英語以外の科目もしっかり対策しておく必要があります。

まとめ
松田塾長ここまでで分かったのは、国際社会科学部の英語配点が42.9%と重いこと、コア試験とプラス試験で英語の受け方がまったく違うこと、そして英語以外の科目も30%未満だと不合格になるという、独自のルールがあることです。ただ、ここから先は「じゃあ自分はどこから手をつければいいのか」という、一人ひとり違う話になってきます。

高橋確かに、自分がどのタイプのつまずき方をしているのか、まだちゃんと分かってないです。
松田塾長同じ「長文で点が伸びない」という状態でも、単語の絶対量が足りない人、文法は分かるのに文章の中で運用できない人、読めているのに時間が足りない人、設問の処理でミスをしている人と、原因は本当にさまざまです。原因が違えば、やるべき対策の順番も変わってきます。

高橋原因を間違えたまま勉強を続けるのが、一番もったいないパターンってことですね。
松田塾長その通りです。勉強していないことより、優先順位を間違えたまま時間だけが過ぎてしまうことの方が、受験では痛手になります。だからこそ、勉強量を増やす前に「今どこで点を落としているのか」をはっきりさせる方が、結果的に近道になるんです。原因さえ正しく把握できれば、今は読み切れていない大問I・IVの長文や会話文も着実に読み取れるようになり、42.9%を占める英語を得点源にして合格ラインに近づいていけます。英語進学塾リオンでは、今の英語力と志望学部を踏まえて、何をどの順番で改善すべきかを一緒に整理しています。気になる方は、一度確認してみてください。

Q. 国際社会科学部は英語の配点が高いって聞きましたが、本当に42.9%もあるんですか?
はい、コア試験・プラス試験とも350点満点中150点が英語なので、42.9%という比率になります。
Q. プラス試験では本当に英語の筆記試験がないんですか?
ありません。プラス試験の英語は、出願時に提出した外部の英語資格・検定試験(4技能)のスコアを、大学の換算表で得点に変換したものがそのまま使われます。
Q. コア試験とプラス試験、どちらも第二志望学科を選べますか?
選べません。国際社会科学部のコア試験・プラス試験は、どちらも出願できるのは第一志望学科のみです。
Q. 国語や選択科目の対策は後回しにしても大丈夫ですか?
おすすめしません。国際社会科学部は得点調整後30%未満の科目が1つでもあると不合格になるルールがあるので、英語以外の科目もしっかり対策しておく必要があります。