高橋松田塾長、立教大学の法学部を考えているんですけど、過去問を探しても英語の問題が見つからなくて……。もしかして、探し方が悪いんでしょうか?
松田塾長探し方は悪くないですよ! 立教大学の2026年度の一般入試では、独自の英語試験を実施するのは文学部の2月11日だけでした。法学部の英語は、英語資格・検定試験のスコアか、大学入学共通テストの「外国語『英語』」の得点を、大学が独自の方法で得点化して使う仕組みなんです。

高橋えっ、そうなんですか! じゃあ、英語の配点ってどうなっているんですか?
松田塾長一般入試だと、国語が200点、地歴・公民・数学から選ぶ1科目が100点、外国語が200点で、総点は500点です。つまり英語は総点の40.0%。しかも国語と同じ重さなんですよ。この記事では、その200点がどう決まるのか、合格者が実際にどのくらいの英語得点だったのかを、立教大学の公式資料から順番に見ていきます。

松田塾長がYouTubeで対談しました|動画で見る
立教大学法学部の入試の全体像
高橋まず、法学部にはどんな学科があって、何人くらい募集しているんですか?
松田塾長2026年度の一般入試だと、法学科が約173名、政治学科が約58名、国際ビジネス法学科(グローバルコースを除く)が約43名、そして国際ビジネス法学科グローバルコースが約5名です。募集人員は全日程の合計なので、複数の試験日に分かれて受験できる形になっています。

| 学科 |
募集人員(約) |
2026年度 実質倍率 |
| 法学科 |
173名 |
4.2倍 |
| 政治学科 |
58名 |
3.8倍 |
| 国際ビジネス法学科(グローバルコースを除く) |
43名 |
3.8倍 |
| 国際ビジネス法学科 グローバルコース |
5名 |
3.7倍 |
高橋あれ、ネットで見た数字だと、政治学科と国際ビジネス法学科の人数が逆だった気がします……。
松田塾長鋭いですね! 実は入試要項に誤記があって、2025年11月6日に立教大学が訂正を出しています。正しくは政治学科が58名、国際ビジネス法学科(グローバルコースを除く)が43名です。古い数字が出回りやすいので、人数は必ず最新の要項で確認してください。

高橋日程はどうなっていましたか?
松田塾長2026年度は、試験日が2月6日(金)、8日(日)、9日(月)、12日(木)、13日(金)の5日間でした。出願は2026年1月6日(火)から1月20日(火)の15時までで、第1回の合格発表が2月21日(土)、入学手続の締切が2月27日(金)です。1つの試験日につき出願できるのは1つの学科だけですが、試験日が違えば同じ学科を何度も受けられます。共通テスト利用入試との併願もできます。

高橋選ぶ科目も、日によって違うんですか?
松田塾長そこは注意が必要です。国語は全日程にありますが、選択科目は試験日で実施科目が変わります。たとえば政治・経済は2月12日だけ、数学は2月6日と2月9日だけです。しかも選択科目はWeb出願のときに決めて、出願後の変更は一切認められません。英語の話に入る前に、ここは先に押さえておいてください。

高橋分かりました。じゃあ、肝心の英語の配点を詳しく見ていきたいです。
英語配点・比率の詳細|外国語200点は国語と同じ重さ
松田塾長一般入試と、共通テスト利用入試の2種類の配点を並べてみましょう。


| 入試方式 |
外国語(英語) |
国語 |
その他 |
総点 |
英語の比率 |
| 一般入試 |
200点 |
200点 |
選択科目100点 |
500点 |
40.0% |
| 共通テスト利用 3科目型 |
150点 |
150点 |
選択1科目100点 |
400点 |
37.5% |
| 共通テスト利用 6科目型 |
200点 |
200点 |
地歴公民・数学・理科・もう1科目で各100点 |
800点 |
25.0% |
高橋一般入試の英語が40.0%っていうのは、他の学部と比べても高いんですか?
松田塾長同じ立教大学でも学部で違います。2026年度の要項を見ると、経済学部は外国語150点で比率37.5%、社会学部は外国語100点で約33.3%。それに対して法学部は外国語200点で40.0%です。ただ、もっと大事なのは国語も同じ200点ということ。英語が40%、国語も40%で、残りの選択科目が20%という構成です。

高橋えっ、じゃあ英語だけ頑張っても足りないってことですね。
松田塾長そうなんです。数字を戦略に直すと、「英語で稼いで国語の失点を取り返す」という作戦は成り立ちにくい。英語200点と国語200点を並べて、2教科で総点の8割を占めると見るのが現実的です。共通テスト利用の3科目型でも、外国語と国語はどちらも150点で同じ重さなので、考え方は変わりません。

高橋マジですか、6科目型だと英語は25.0%まで下がるんですね。
松田塾長科目数が増えるぶん、1科目あたりの比重は下がります。ただ6科目型でも外国語は200点で、国語と並んで最大配点の科目です。募集人員は、共通テスト利用の各科目型の合計で、法学科が約32名、国際ビジネス法学科が約7名、政治学科が約9名。一般入試に比べるとかなり少ないので、法学部の主戦場は一般入試だと考えてください。

高橋配点は分かりました。でも、その200点って、どうやって決まるんでしょう?
出題形式|独自試験はなく、2つのルートから選ぶ
松田塾長ここが立教大学の英語入試のいちばんの特徴です。2026年度の一般入試は、文学部の2月11日を除いて、独自の英語問題を出しません。外国語は英語資格・検定試験のスコアか、共通テストの「外国語『英語』」のどちらかを使います。


高橋学校で受ける英検とか、1月の共通テストが、そのまま入試になるってことですか?
松田塾長近いですね! 具体的なルールを確認しましょう。英語資格・検定試験は、Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能のスコアが必要で、2024年1月以降に受験したものが有効でした。最低スコアの設定はなく、4技能のスコアさえあれば使えます。共通テストの英語は、令和8年1月実施分だけが有効です。

高橋両方出したらどうなるんですか?
松田塾長両方の証明書と成績を出すと、大学が得点化した結果のうちいちばん高い方が自動的に採用されます。複数の検定試験を出すこともできますが、同じ検定試験の違う実施回の各技能を組み合わせることはできません。

高橋得点化って、英検の点数がそのまま使われるわけじゃないんですね。
松田塾長ここが落とし穴です! 立教大学は、検定の種類によって有利・不利が出ないように、統計的な処理をして得点化しています。要項のQ&Aでは、一般入試の換算の詳細は「本学独自の方法により得点化します」とだけ説明されています。しかも一般入試は、日程ごとに定員や合格最低点を決めず、受験した日程や選択科目による有利・不利が出ないように得点調整をしています。英語の成績そのものも、開示の対象外です。

高橋えーっ、自分の英語が何点だったのか、あとで分からないんですか!
松田塾長開示請求できるのは、統計処理をする前の国語や選択科目の点数で、英語の成績は開示しないと要項に書かれています。だからこそ、「何点取れば何点に換算される」という早見表に頼るのではなく、合格者の英語の水準から逆算するのが現実的なんです。なお、共通テスト利用入試のほうは、検定スコアを共通テストの得点に換算する表が公開されていて、たとえば英検のCSEスコアが2,450以上なら100%相当、2,355なら90%相当、2,265なら80%相当、2,170なら70%相当です。ただし、これは共通テスト利用入試用で、一般入試の換算表ではない点は混同しないでください。

高橋過去問を探しても見つからなかったのは、そもそも独自の英語問題がないからだったんですね(笑)。
松田塾長そのとおりです! 大学の公式サイトにある2026年度一般入試の過去問ページでも、英語は2月11日の問題だけ、つまり文学部向けのものだけが載っています。法学部の受験生が赤本で英語の独自問題を探しても、見つからないのは当然なんです。

国際ビジネス法学科グローバルコースだけは仕組みが違う
– 英語は得点化されない ― 合否は国語と選択科目の合計点で判定します
– 英語資格・検定試験は出願条件と加点条件 ― 2026年度の要項では、英検2,450点以上(4技能)かつSpeaking 557点以上、IELTS 6.0以上かつSpeaking 6.0以上、TOEFL iBT 83点以上かつSpeaking 18点以上が出願条件でした
– 加点条件を満たすと5点加点 ― 英検2,600点以上かつSpeaking 557点以上、IELTS 7.0以上かつSpeaking 6.0以上、TOEFL iBT 95点以上かつSpeaking 18点以上で、国語と選択科目の合計に5点が加わります
– 共通テスト英語は使えない ― このコースでは共通テストの「外国語『英語』」の得点は利用できません
高橋2027年度も、このルールのままなんでしょうか?
松田塾長変更が予告されている点があります。立教大学は2025年12月11日に、TOEFL iBTのスコア条件を実施団体のスコアスケールに合わせて改定すること、そしてTEAP CBTは試験の実施が終わったため、2027年度入試から全入試種別で利用できなくなることを発表しました。さらに、2028年度入試からは「GTEC」CBTタイプの利用が廃止される予告も出ています。2027年度の配点・日程・グローバルコースのスコア基準は、この記事の2026年度の数字を目安にしつつ、必ず2027年度の要項で確認してください。

高橋分かりました。じゃあ、共通テストの英語を使う場合、どのくらい取れば戦えるんでしょう?
共通テスト英語ルートの試験時間と合格者の最低得点
松田塾長ここからは公式に公表されているデータで見ていきます。まず共通テストの英語そのものですが、大学入試センターの発表によると、リーディングが80分で100点、リスニングが60分で100点、合計200点満点です。リスニングは音声問題を30分で解答して、残りの時間は機器の確認などに使われます。

高橋リーディングは80分で100点、ということは……1点あたり0.8分ですか。
松田塾長いい計算です! 1点に0.8分しか使えないので、じっくり精読する時間はありません。次に、全国の平均点を見ましょう。令和8年度は117.46点(リーディング62.81点、リスニング54.65点)、令和7年度は119.00点(リーディング57.69点、リスニング61.31点)でした。

高橋年によって、リーディングとリスニングの難しさが逆になっているんですね。
松田塾長そうなんです! だから「リスニングは捨てても大丈夫」といった作戦は立てにくい。さて、立教大学は、一般入試で共通テストの英語を使って合格した人の最低得点を公表しています。


| 学科 |
2025年度 |
2026年度 |
2026年度の得点率 |
2026年度の全国平均との差 |
| 法学科 |
144点 |
149点 |
74.5% |
約32点上 |
| 国際ビジネス法学科 |
160点 |
161点 |
80.5% |
約44点上 |
| 政治学科 |
156点 |
154点 |
77.0% |
約37点上 |
高橋法学科だと、200点満点で149点が最低ラインってことですね。
松田塾長ただし読み間違えないでください。これは「この点数を取れば受かる」というボーダーではなく、共通テスト英語で判定された合格者の中でいちばん低かった人の点数です。国語や選択科目で稼いで合格した人の話なので、英語だけで合否が決まるわけではありません。それでも、全国平均より25点から44点上という水準は、平均点前後の英語力では届かないことを示しています。

高橋平均点だと、もう厳しいんですね……。
松田塾長厳しい、というより「目標を平均点に置いてはいけない」ということです。最低ラインが法学科で74.5%、国際ビジネス法学科で80.5%、政治学科で77.0%なので、目標はそれより上に置きます。余裕を見るなら、法学科でも共通テスト英語で8割前後を一つの目安にしてみてください。

高橋英検などの検定を使った人は、どのくらいのレベルだったんですか?
松田塾長検定で判定された合格者の最低スコアは、CEFRというレベル表示で公表されています。法学科、国際ビジネス法学科、政治学科は2025年度も2026年度も、最低はB1でした。立教大学の対照表で見ると、こうなります。

| CEFR |
英検CSEスコア |
IELTS(Academic Module) |
| C1 |
2,600〜3,299 |
7.0〜8.0 |
| B2 |
2,300〜2,599 |
5.5〜6.5 |
| B1 |
1,950〜2,299 |
4.0〜5.0 |
高橋ほんとに? B1でも合格した人がいるなら、英検2級くらいでも大丈夫そうですね!
松田塾長ちょっと待ってください(笑)。これも「合格者の最低」で、B1の人が全員受かるという意味ではありません。検定のスコアは立教独自の統計処理で得点化されるので、B1の人がどのくらい得点化されて合格したのかは、公表されていないんです。共通テストと同じで、最低ラインに合わせにいくのは危険だと思っておいてください。

高橋なるほど! じゃあ、実際にどのくらい競争になっているのかも知りたいです。
長文で止まる受験生へ
単語は分かるのに、リーディングの80分で時間が足りなくなりませんか?
共通テスト英語は1点に使える時間が0.8分。文法をバラバラに覚えたままだと、長文の中でその知識が使えず、読むスピードが落ちます。松田塾長の「イメージ英文法」の授業では、暗記した文法を読解につなげ直す考え方を扱っています。
自分が長文で止まる原因と関係があるか確認する›
倍率と志願状況|実質倍率は2.9倍から4.0倍へ
松田塾長2026年度の法学部の一般入試は、志願者が延べ3,982人、受験者が3,739人、合格者が931人で、実質倍率は4.0倍でした。実質倍率というのは、受験者数を合格者総数で割った数字です。


| 学科 |
2026年度 志願者 |
受験者 |
合格者 |
実質倍率(2024→2025→2026年度) |
| 法学科 |
2,586人 |
2,423人 |
582人 |
3.1倍→3.7倍→4.2倍 |
| 政治学科 |
792人 |
742人 |
196人 |
2.6倍→3.8倍→3.8倍 |
| 国際ビジネス法学科(グローバルコースを除く) |
578人 |
548人 |
146人 |
2.7倍→3.7倍→3.8倍 |
| 国際ビジネス法学科 グローバルコース |
26人 |
26人 |
7人 |
2026年度のみ3.7倍 |
| 法学部 計 |
3,982人 |
3,739人 |
931人 |
2.9倍→3.7倍→4.0倍 |
高橋2024年度の2.9倍から、2026年度は4.0倍まで上がってるんですね。
松田塾長そうなんです。ただし、立教大学の一般入試全体の2026年度の実質倍率は5.0倍なので、学部全体で見ると、法学部は立教の中ではやや落ち着いた倍率ではあります。注意してほしいのは、志願者数・受験者数・合格者数は、同じ学科への複数併願を含む延べ人数という点です。受験生1人が複数の日程を受けるぶん、実際の1人あたりの競争とは少しズレがあります。

高橋共通テスト利用入試のほうはどうなんでしょう?
松田塾長2026年度の共通テスト利用入試の法学部全体の実質倍率は3.1倍でした。学科別だと、法学科の3科目型が3.5倍、6科目型が2.3倍。国際ビジネス法学科は3科目型が3.3倍、6科目型が2.2倍。政治学科は3科目型が3.0倍、6科目型が2.1倍です。

高橋合格最低点は、公表されていないんですか?
松田塾長立教大学が公表している入試結果には、合格最低点の記載がありません。要項によると、一般入試は日程ごとに定員や合格最低点を定めず、得点調整をしたうえで判定しています。共通テスト利用入試も、指定科目の合計点だけで判定して、科目ごとの合格最低点は設定していません。だから、他の大学のように「合格最低点は何%」という表は作れないんですね。代わりに、先ほどの「合格者の英語の最低得点」と倍率が、いちばん信頼できる手がかりになります。

高橋じゃあ、その手がかりから、自分の目標をどう立てればいいんでしょう?
配点・ボーダーシミュレーター|英語で何点を目標にするか
松田塾長次の4ステップで、今の自分と合格者の水準を比べてみてください。

steps
- 今の英語力を共通テスト形式で測る ― 共通テストと同じ形式の模試か過去問で、200点満点のスコアを出します。法学科なら149点(74.5%)、国際ビジネス法学科なら161点(80.5%)、政治学科なら154点(77.0%)が、2026年度の合格者の最低得点でした
- 検定のスコアも持っているか確認する ― 英検CSEなら1,950〜2,299がB1、2,300〜2,599がB2です。2026年度の合格者の最低スコアはB1でしたが、これは最低ラインなので、B2以上を目標に置きます
- 国語200点・選択100点の見込みを出す ― 英語200点と国語200点は同じ重さなので、英語だけで目標を決めず、2教科をセットで考えます
- ルートを決める ― 検定と共通テストの両方を出して、高い方が採用される形にするのが基本です。どちらを主軸にするかは、今の得点で決めます
高橋共通テストで平均点くらいだったら、検定のルートに賭けたほうがいいんですか?
松田塾長そこは人によって答えが変わります。あくまで考え方の例ですが、共通テスト形式の模試で英語が平均点前後の人が、検定でB2相当のスコアを取れるなら、検定ルートも有力な選択肢になります。逆に、リスニングも含めて共通テスト形式に慣れている人は、共通テストの得点で勝負したほうが早いこともあります。どちらが有利かは、立教の換算が非公開なので、自分では判定しづらいんです。

高橋確かに……。自分がどっちのルートに向いているのか、全然分からないです。
松田塾長ここまでで分かったのは、法学科なら共通テスト英語で75%前後が合格者の最低ラインということです。ただ、今の自分がその水準まであと何点なのか、検定と共通テストのどちらが近道なのかは、数字を眺めているだけでは判断しづらいところです。英語進学塾リオンでは、今の英語力を確認しながら、志望校の合格者の水準との差を一緒に整理しています。気になる人は、一度確認してみてください。

高橋差が分かったら、次は具体的にどう勉強するか、ですよね。
対策・攻略法|何を、どの順で、いつまでに
松田塾長独自の英語問題がない入試なので、対策は「スコアをどう用意するか」の設計から始まります。順番はこの4つです。

立教大学法学部 英語対策の4ステップ
– ルートの設計(今から2026年内) ― 検定を受けるか、共通テストを主軸にするかを決めます。検定は、受験日程と証明書の発行に時間がかかるので、出願期間から逆算して受験回を決めます。2026年度は2024年1月以降に受けたスコアが有効でしたが、2027年度の有効期間は要項で確認してください
– 共通テスト形式の演習(2027年1月の共通テスト本番まで) ― 目標は、合格者の最低ライン(法学科74.5%、国際ビジネス法学科80.5%、政治学科77.0%)より上に置きます。リーディングは1点あたり0.8分で解く感覚を、80分の時間を計った演習で体に入れます。リスニングは、平均点がリーディングと逆転する年もあるので、毎日短時間でも音声に触れ続けます
– 検定のスコアを確保(出願期間の前まで) ― 英検CSEなら、合格者の最低ラインのB1(1,950〜2,299)を超えて、B2(2,300〜2,599)以上を目標にします。複数回受けて、いちばん良いスコアを使えるようにします
– 国語と選択科目を並行して固める ― 国語200点は英語と同じ配点です。選択科目はWeb出願のときに決めて変更できないので、試験日ごとの実施科目を見て早めに決めます
高橋検定と共通テストの両方を準備するのは、負担が大きそうです……。
松田塾長確かに負担は増えますが、検定の4技能対策は共通テストのリーディング・リスニングの土台にもなるので、まったくの二重投資ではありません。特に、長文を速く正確に読む力は、どちらのルートでも使います。ただ、スピーキングやライティングの対策は検定特有なので、最初から全部やろうとせず、今の自分の弱いところから手をつけるのがコツです。

高橋失敗しやすいパターンも知っておきたいです。
よくある失敗・注意点
松田塾長立教の英語入試は仕組みが特殊なので、独特のつまずき方があります。

検定スコアで陥りやすい落とし穴
– 対象外の試験を受けてしまう ― 自宅受験が可能な方式のスコアは使えません。英検IBAと英検プレテストも使えません。ケンブリッジ英語検定のLinguaskillは公開受検のスコアだけが有効です
– 証明書の取得が間に合わない ― 証明書の発行に時間がかかる検定があり、出願後の差し替えは追加出願を除いて認められません。スコアが出る時期と、証明書が手元に届く時期の両方を、出願期間から逆算します
– TEAP CBTのスコアを前提にしている ― 2027年度入試から全入試種別で利用できなくなる予告が出ています
高橋検定を受ければ何でもいい、というわけじゃないんですね。
松田塾長そうなんです。もう1つ、受験生がよく勘違いするのが、「独自の英語試験がないから、対策は軽くて済む」という考え方です。

「独自試験がない」ことへの誤解
– 英語200点は軽くない ― 英語は総点500点の40.0%を占め、国語と並んで最大の配点です
– 合格者の最低ラインは平均点より高い ― 共通テスト英語で判定された合格者の最低得点は、全国平均より25点から44点上でした
– 模試の判定だけで合否を決めつけない ― 一般入試は日程ごとに合格最低点を定めず、得点調整もあるので、模試の偏差値だけで合否を予想しにくい入試です
高橋「試験がない」と聞くと、つい気が楽になっちゃいますけど、実はスコアで勝負する試験なんですね(笑)。
松田塾長まさにそれです! では、ここで自分の状況を確かめるチェックをやってみましょう。

自分の場合はどうですか?|セルフチェック
松田塾長次のリストで、当てはまるものを数えてみてください。

立教大学法学部 英語セルフチェック
– 共通テスト形式の英語で、200点満点の得点を一度でも測ったことがある
– 測った得点が、法学科の合格者の最低ライン(149点)に届いているか把握している
– リーディングを80分で最後まで解き切れている
– リスニングの得点が、リーディングと同じくらい安定している
– 英語資格・検定試験の4技能スコアを、出願期間までに用意する計画がある
– 検定を受ける回と、証明書が届く日を、カレンダーで確認している
– 国語と選択科目の得点も、英語と同じ重さで見積もっている
高橋うわ……半分くらいしか「はい」と言えないです。
松田塾長実はそれが普通なんですよ!同じ「英語が伸びない」でも、単語が足りない人、文法は分かるのに長文で使えていない人、読めているのに時間が足りない人、リスニングだけ極端に弱い人と、原因は人によってまったく違います。原因が違えば、優先すべき勉強も変わります。

高橋自分がどのタイプなのか、自分で見分けるのは難しそうです。
松田塾長そうなんです。そこを一人で正確に診断するのは、意外と難しいんですよ。

文法を学んだのに読めない人へ
文法問題は解けるのに、長文の中で使えていない気がしませんか?
原因が文法の理解不足なのか、文法を読解に使う感覚が育っていないのかで、必要な対策は変わります。松田塾長の「イメージ英文法」の授業では、バラバラに覚えた英文法を、読解につなげ直す視点を扱っています。
自分の読めない原因を確認する›
松田塾長ウェビナーで考え方を知ったうえで、あらためて自分のスコアと向き合うと、勉強の優先順位がつけやすくなります。では、ここまでの情報を表にまとめておきましょう。

基本情報まとめ
| 項目 |
内容 |
| 大学名 |
立教大学 |
| 学部 |
法学部(法学科・政治学科・国際ビジネス法学科) |
| 一般入試の総点 |
500点(国語200点・選択科目100点・外国語200点) |
| 英語(外国語)の配点 |
200点(40.0%) |
| 英語の判定方法 |
英語資格・検定試験のスコアか、共通テスト英語の得点を立教大学が得点化し、高い方を採用 |
| 独自の英語試験 |
法学部は実施せず(文学部2月11日のみ) |
| 2026年度の試験日 |
2026年2月6日・8日・9日・12日・13日 |
| 2026年度の実質倍率(法学部計) |
4.0倍 |
| 共通テスト英語の合格者最低得点(2026年度) |
法学科149点、国際ビジネス法学科161点、政治学科154点(200点満点) |
| 合格最低点 |
入試結果資料に記載なし(一般入試は日程ごとに合格最低点を定めない) |
| 2027年度の日程・配点 |
2027年度の入試要項で確認 |
| 公式入試情報 |
https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/undergraduate/ |
高橋立教の他の学部とも比べてみたいです。
類似する大学・学部との比較
松田塾長同じ立教大学の
立教大学経済学部も、独自の英語試験を課さず、検定スコアか共通テストを得点化する仕組みです。経済学部は英語が150点で総点が400点、比率は37.5%なので、法学部のほうが英語の比重はやや重いですね。

高橋他の大学の法学部だと、どうですか?
松田塾長同じGMARCHの
明治大学法学部は、英語150点・総点350点で、大学が独自に作る英語問題を解く形です。
学習院大学法学部も英語150点・総点350点で、独自の問題が出ます。早慶上理クラスなら、
上智大学法学部のように、方式によって英語の比重が最大1.7倍も変わる学部もあります。

高橋立教だけ、問題を解くスタイルじゃないんですね。
松田塾長そうなんです。他の大学の法学部と併願するなら、独自問題の過去問演習と、スコアを揃える準備は、別々の対策として並行して進める必要があります。立教に合わせて検定スコアを伸ばしておくのは、他大学の長文対策にも役立ちますよ。

よくある質問
高橋最後に、みんなが気になりそうなことをいくつか聞いてもいいですか?
松田塾長もちろんです。

高橋立教大学法学部の一般入試に、英語の独自試験はありますか?
松田塾長ありません。2026年度の一般入試で独自の英語試験を実施したのは、文学部の2月11日だけです。法学部は、英語資格・検定試験のスコアか、共通テストの「外国語『英語』」の得点を、立教大学が得点化して外国語200点として使います。

高橋検定のスコアと共通テストの両方を出したら、どちらが使われるんですか?
松田塾長両方を提出した場合は、大学が得点化した結果のうち、いちばん高いものが自動的に合否判定に採用されます。

高橋英検は何点以上ないと出願できませんか?
松田塾長一般入試の法学部(グローバルコースを除く)には、英語資格・検定試験の最低スコアの設定はありません。2026年度の合格者のうち、検定で判定された人の最低スコアはCEFRのB1でした。ただし、これは最低ラインなので、B2以上を目標にするのが安全です。

高橋国際ビジネス法学科のグローバルコースは、英語の点数はいらないんですか?
松田塾長グローバルコースは英語を得点化せず、国語と選択科目の合計点で合否を判定します。そのかわり、2026年度は英検2,450点以上(4技能)かつSpeaking 557点以上などの出願条件があり、加点条件を満たすと5点が加わります。2027年度の基準は、要項で必ず確認してください。

松田塾長ここまでで、立教大学法学部の英語が総点500点の40.0%で、独自の問題ではなく検定スコアか共通テストの得点で決まること、そして共通テスト英語で判定された合格者の最低得点が法学科で149点だったことが分かりました。ただ、ここからが本番です。「じゃあ自分は、どのルートで、あと何点伸ばせばいいのか」は、人によってまったく違います。

高橋確かに、自分が検定向きなのか、共通テスト向きなのか、よく分からないです……。
松田塾長同じ「英語が伸びない」という悩みでも、単語が足りない人、構文が正確に取れていない人、読めているのに時間が足りない人、リスニングで崩れる人と、原因はさまざまです。原因が違えば、検定を狙うべきか、共通テストを磨くべきかも変わります。受験でいちばんもったいないのは、勉強していないことより、ルートを間違えたまま数カ月が過ぎてしまうことなんですよ。

松田塾長現状と、法学部の合格者の水準との差、優先して直す弱点、そのためにやる勉強の順番がはっきりすれば、迷わず積み上げていけます。英語進学塾リオンでは、今の英語力と立教大学法学部の合格者の水準を照らし合わせながら、何を・どの順番で・いつまでに改善すべきかを、一緒に整理しています。外部生の方の個別学習相談は無料ですし、まず話を聞いてから、必要かどうかを判断してもらって構いません。気になる方は、一度確認してみてください。

参考リンク
Q. 立教大学法学部の一般入試に、英語の独自試験はありますか?
ありません。2026年度の一般入試で独自の英語試験を実施したのは、文学部の2月11日だけです。法学部は、英語資格・検定試験のスコアか、共通テストの「外国語『英語』」の得点を、立教大学が得点化して外国語200点として使います。
Q. 検定のスコアと共通テストの両方を出したら、どちらが使われるんですか?
両方を提出した場合は、大学が得点化した結果のうち、いちばん高いものが自動的に合否判定に採用されます。
Q. 英検は何点以上ないと出願できませんか?
一般入試の法学部(グローバルコースを除く)には、英語資格・検定試験の最低スコアの設定はありません。2026年度の合格者のうち、検定で判定された人の最低スコアはCEFRのB1でした。ただし、これは最低ラインなので、B2以上を目標にするのが安全です。
Q. 国際ビジネス法学科のグローバルコースは、英語の点数はいらないんですか?
グローバルコースは英語を得点化せず、国語と選択科目の合計点で合否を判定します。そのかわり、2026年度は英検2,450点以上(4技能)かつSpeaking 557点以上などの出願条件があり、加点条件を満たすと5点が加わります。2027年度の基準は、要項で必ず確認してください。