物理

物理マスタークラス

高校物理の学習における全体像として、以下の3つの段階に分けて進めることが重要です。

    基礎知識の網羅
    解法パターンの網羅
    実力養成演習

1. 基礎知識の網羅

この段階の目的は、物理現象の正しい理解と、教科書レベルの問題を確実に解けるようになることです。具体的には以下のステップを踏みます。

基本公式の徹底理解

それぞれの単元における基本公式をしっかりと理解し、章末問題を完璧に解けるようにします。

基本問題の練習

共通テストや日東駒専レベルの入試初級問題を多く解き、基礎を固めます。

基礎知識網羅に適した教材選び

  • 基礎知識導入のための解説や公式説明が含まれる教材
  • 基本的な解法パターンが網羅された教材

リオンの物理の授業の凄さ

質の高い授業

解法パターンの学習においては、「なぜその公式を使用するのか」を理解することが鍵です。そのためには、質の高い授業や詳細な解説が不可欠です。

分野毎の徹底解説

一つの分野を完全にマスターすることで、他分野での理解力に圧倒的な差がつきます。

モチベーションの維持

関連知識の理解

異なる分野の間の関連性を理解するのにも役立ちます。
公式をただ覚えるのではなく徹底的に理解し自らの力で公式を出すことができるようになる

理解を優先

初めは自力で解くよりも、解答を見て理解することに重点を置きます。リオンでの授業で解説された解答をノートに写しながら、理解を深めます。更に自分で解説をする練習をすることで理解が深まります。

徹底した復習が大事

解答がすぐに書ける状態を目指す

各問題に対して、何も見ずに解答が書けるまで繰り返し練習します。

間違えた問題の特定と復習

間違えた問題や理解が不十分な問題は、再度復習して理解を深めます。

このような手順で「第一段階:基礎知識の網羅」を進めることで、基礎知識の堅固な土台を築き、その上で更に高度な学習を進める準備が整います。基礎がしっかりしていることが、難関大学の物理に挑むための必須条件です。

2. 解法パターンの網羅

基礎知識が身についたら、次は公式の運用方法の習得です。ここでは、典型的な問題とその解法を身に付け、思考力を高めることが目的です。

問題集の選定

受験する大学のレベルに合った問題集を選びます。

典型問題の練習

問題集を使って、典型的な問題と解法を繰り返し練習します。

異なる解法の学習

一つの問題に対して複数の解法がある場合、それらを全て学習します。

解法パターン網羅に適した教材選び

  • 典型的な解法が網羅されている
  • 思考力が必要とされる問題が多い
  • 様々な問題があり応用範囲が広い解法を身に付けられる

問題集1周目:理解に徹する

最初は解答を見て理解する:最初に問題の解答を見て、解法パターンの理解を深めます。

2周目:ノートを見返す

ノートの見返し:記述解答の写経ではなく、既に書いたノートを見返すことで、効率的な復習を行います。

3周目:記述解答の練習

記述解答の練習:問題を解く際に、解法がすぐに思い浮かぶか、記述解答をきちんと書けるかをチェックします。

4周目以降:瞬殺できるまで反復

反復練習:全ての問題が完璧になるまで繰り返し練習します。
このステップに沿って進めることで、典型的な問題に対して迅速かつ効果的に対応できるようになります。解法パターンの網羅は、大学入試において高い得点を獲得するための重要なステップです。それぞれの段階で、理解を深め、効率よく学習を進めることが重要になります。

3. 実力養成演習

最終段階では、身につけた知識と解法を実際の問題に適用し、実践力を養います。

過去問の解析

志望校の過去問を中心に、実際の試験に近い問題を解きます。

タイムマネジメントの練習

試験時間内に問題を解く練習をします。

弱点の特定と克服

間違えた問題や苦手分野を特定し、集中的に改善します。

この流れに沿って学習することで、高校数学の理解を深め、大学受験での成功を目指すことができます。各段階の目標を明確にし、計画的に学習を進めていくことが重要です。

物理講座内容

物理は現象の把握や法則の理解を徹底的に行う学問です。「力学」「熱力学」「波動」「電磁気」「原子」の5つの主要な領域で構成されています。
※「原子」は波動と電磁気の知識が必要となる為、後期のみ扱います。

1. 力学(前期全5回、後期全4回)

力学は、目で見ることができる現象について扱う高校物理の基礎となる単元です。しかし、大学入試では1番難しい単元でもあります。できるだけ早く習得をすることが必要不可欠です。前期では、力学の土台となる単元を扱います。後期では、応用となる単元を扱います。

【前期】
・運動学
・運動方程式と束縛条件
・運動の時間追跡
・運動量と力積
・力学的エネルギー

【後期】
・複数物体系の基本と衝突
・円運動
・中心力と天体の運動
・動く座標系
・剛体のつりあい

2. 熱力学(前期全3回、後期全3回)

熱力学は、温度と熱を扱う単元です。温度を求めるための「状態方程式」や熱を求めるための「熱力学第一法則」の運用方法を細かく扱います。以下のトピックスが含まれます。
※前期、後期共に内容の変化はありません

・熱力学の基本思考
・熱力学の例外処理
・熱力学の拡がり

3. 波動(前期全3回、後期全3回)

波動は大きく「力学的波動」と「光学的波動」の二つに分けることができます。「力学的波動」は公式を導出する問題が頻出であるため、授業で行なったものがそのまま出題されることがあります。「光学的波動」は実験結果を考察する問題が主となります。前期では、力学的波動を扱います。後期では光学的波動を扱います。以下の内容を学びます。

【前期】
・正弦進行波
・定常波
・固有振動
・ドップラー効果

【後期】
・光の屈折
・光の干渉
・レンズ

4. 電磁気(前期全4回、後期全4回)

電磁気は大きく「電気分野」と「磁気分野」の二つに分けることができます。電気分野で学習したものが磁気分野で必要となりますので、まずは電気分野の習得に力を注ぐことが電磁気を攻略するポイントです。前期では,多くの受験生が苦手とする「電気分野」を以下の単元に分けて扱います。後期では、入試で最も差がつく「磁気分野」を扱います。

【前期】
・静電場
・回路の基本
・回路のエネルギー

【後期】
・静磁場
・電磁誘導
・コイルを含む回路
・交流

5. 原子(後期全2回)

原子は、20世紀初頭の物理学について学習します。これまでは巨視的(マクロ)な世界を考察してきましたが,原子では微視的(ミクロ)な世界を考察します。入試では、教科書の問題がそのまま出題される為、教科書をマスターするだけで得点源にすることができます。以下の内容を学習します。

【後期】
・光の粒子性
・物質の波動性
・原子の構造
・原子核

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