【我孫子市】塾に通っても中学生の英語の成績が上がらない5つの原因と対策

塾長コラム 我孫子 中学生 英語

高橋

高橋先生、相談があります。うちの子、もう何か月も塾に通っているのに、英語のテストの点がほとんど動かないんです。月謝も払っていますし、本人も休まず行っているので、「このまま続けていいのかな」と夜になると考えてしまって……。
松田塾長保護者の方から、本当によくいただく相談です。結論から言うと、塾に通っても英語の成績が動かないときは、お子さんの頑張り不足より、仕組みのどこかにずれがあることが多いです。そのずれは、授業とつまずきのずれ、基礎の穴、復習と反復の不足、宿題の作業化、テストの形と練習のずれの5つに分けられます。

松田塾長

高橋

高橋えっ、5つもあるんですか! 私は、子どもにやる気がないせいかと思っていました。
松田塾長そう思われる方は多いのですが、決めつける前に、まず答案とノートを見てみましょう。やる気の問題に見えても、実は「どこが分からないのか、本人にも説明できない」だけ、ということがよくあります。この記事では、5つの原因の見分け方と、家庭で確認できること、塾に確認するとよいことをお話しします。塾を変えることを前提にはしませんので、安心して読んでください。

松田塾長

高橋

高橋変えなくていいかもしれないんですね。それなら少し気が楽になりました! まずは、通っているのに点が動かないとき、何が起きているのか教えてください。
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塾に通っていることと、身についていることは別の話

塾に通っても英語の成績が動かない5つの原因

高橋

高橋毎週通っているのだから、少しずつでも伸びていくものだと思っていました。
松田塾長気持ちは分かります。ただ、通塾は「授業を受けた」という事実で、身についたかどうかは「自分の力で解けるようになったか」で決まります。この2つのあいだに、5つの原因が入り込むんです。まず全体を表で見てから、1つずつお話ししますね。

松田塾長

原因 どんな状態か 家庭で最初に見ること
1. 授業とつまずきのずれ 授業で扱う内容と、本人が止まっている場所が違う 授業で習った単元と、テストで間違えた単元が重なっているか
2. 基礎の穴 be動詞と一般動詞、語順など、前の内容が抜けたまま進んでいる 基本の文を、見ずに書けるか
3. 復習と反復の不足 授業では分かったつもりでも、あとで自分では再現できない 前回の授業の内容を、本人が説明できるか
4. 宿題の作業化 終わらせることが目的になり、間違いが直っていない 間違い直しのノートに、解き直しの跡があるか
5. テストの形とのずれ 練習している問題の形と、学校のテストの形が違う 返ってきた答案で、どの形式の問題を落としているか
高橋

高橋表で見ると、「うちはどれだろう」と考えながら読めそうです。
松田塾長ぜひ、そうしてください! ひとつ大事なのは、原因は1つとは限らず、2つ3つ重なっていることが多いという点です。私の経験でも、ひとつ直したのに点が動かないのは、残りの原因がまだ残っているケースが多くありました。

松田塾長

高橋

高橋点が動かないと、つい通う回数を増やしたくなります。
松田塾長その気持ちは自然ですが、原因を確かめる前の対応には、気をつけたい点があります。

松田塾長

原因を確かめる前にやりがちな3つの対応

– 通う回数や宿題の量を増やす(原因が基礎の穴なら、穴の上に作業が積み重なるだけになる)

– すぐに塾を変える(原因が家庭の復習の仕組みなら、新しい塾でも同じ場所で止まる)

– 本人を叱る(「分からない」と言い出せなくなり、原因が見えにくくなる)

高橋

高橋全部、やってしまいそうなことばかりです……。
松田塾長だからこそ、先に原因を見つけましょう。1つ目は、授業の内容と本人のつまずきがずれているケースです。

松田塾長

原因1 授業の内容と、本人のつまずきがずれている

高橋

高橋授業の内容とつまずきがずれる、というのは、塾の授業が悪いということですか?
松田塾長悪いという話ではありません。たとえば、学校の進度に合わせて今の単元を教える授業は、それ自体は正しいんです。ただ、お子さんが止まっているのが前の学年の内容なら、今の単元を丁寧に教えてもらっても、止まっている場所には届きません。授業の質が高くても、本人の穴に当たっていなければ点は動かないのです。

松田塾長

高橋

高橋個別指導なら、本人に合わせてもらえるものだと思っていました。
松田塾長個別指導に通っているのに点が動かない、というご相談も、よくいただきます。個別という形は、本人に合わせられる可能性であって、合わせてくれる約束ではありません。教材と進度が先に決まっていて、講師はその説明だけをしている個別指導もあれば、集団でも小テストで全員の抜けを見ている授業もあります。形ではなく、最初に本人の穴を調べて、授業の中身を決めているかで見てください。

松田塾長

高橋

高橋なるほど、形じゃなく中身で見るんですね! 家で見分ける方法はありますか?
松田塾長授業で扱った単元と、テストで間違えた単元を並べてみることです。並べた結果は、次の3つのどれかになります。

松田塾長

並べてみた結果 考えられること 次の動き
授業で扱った単元で間違えている 授業の内容が定着していない(原因3や4の可能性) 復習の仕組みと、宿題の確認を見る
授業で扱っていない単元で間違えている 授業が本人の穴に届いていない可能性 塾の先生に、どの単元の抜けを把握しているか聞く
授業で何を扱ったか分からない 授業の記録が家庭から見えていない 授業ノートや報告を見せてもらう
高橋

高橋3つ目は、うちかもしれません。授業で何をやっているのか、ほとんど聞いていなくて……。
松田塾長多くのご家庭がそうですから、大丈夫です(笑)。ただ、何を教えているのかが家庭から見えない状態は、ずれに気づきにくい状態でもあります。まずは「今日は何をやったの?」と聞いて、本人が1文でも説明できるか、確かめてみてください。

松田塾長

高橋

高橋それなら、さっそくできそうです! 次の基礎の穴は、いちばん心当たりがあります。

原因2 基礎の穴が残ったまま、先に進んでいる

高橋

高橋基礎の穴というのは、具体的にどんなところが抜けるんでしょうか?
松田塾長代表的なのは、be動詞と一般動詞の使い分け、主語が3人称単数のときの動詞の形、疑問文と否定文の作り方、そして語順です。教科書の出版社によって並び方は違いますが、いずれも最初の学年で出会う「文の土台」です。この土台があいまいなまま進むと、あとから習う内容がすべて不安定になります。

松田塾長

高橋

高橋土台があいまいだと、後ろも崩れるんですね。
松田塾長英語は積み上げ型の教科ですから、そうなります。文部科学省の学習指導要領の解説では、指導する語数を、小学校で600〜700語程度、中学校で1,600〜1,800語程度と整理していて、前の改訂の1,200語程度から増えています。語彙も文法も、3年間で触れる量が多いので、1か所の穴を放っておくと、次の単元で2か所、3か所に広がっていきます。

松田塾長

高橋

高橋単語の数まで増えているんですね! 1年生の穴が、2年生、3年生で響くのも分かります。
松田塾長中学の3年間では、不定詞、受け身、現在完了といった内容も扱います。どれも「主語のあとに動詞が来て、形や時制が変わる」という最初の土台の上に載っているので、後ろの学年の「分からない」の正体が、実は最初の学年の穴、ということが少なくありません。

松田塾長

高橋

高橋家で、基礎の穴があるかどうかを確かめる方法はありますか?
松田塾長あります。次の3問を、教科書や辞書を見ないで、お子さんに書いてもらってください。

松田塾長

1分でできる基礎チェック3問

– I am a student. を否定文にする(答えの例 I am not a student.)

– He plays soccer. を疑問文にする(答えの例 Does he play soccer?)

– 「彼女は犬が好きです」を英語にする(答えの例 She likes dogs.)

高橋

高橋3問目は、うちの子、she likes の s を落としそうです……。
松田塾長その「s」を落とすかどうかが、まさに見たいところなんです! ただ、1問間違えたからといって、「基礎が全部ない」という話ではありません。どこで止まるかを知るための入口ですから、間違い方を見て、語順の問題なのか、動詞の形の問題なのかを分けてください。

松田塾長

基礎の穴を見つけたときに避けたいこと

– 「こんな基本もできないの」と本人を責めて、英語を嫌いにさせる

– 穴の場所を確かめないまま、単語帳だけを増やす

– 前の学年の内容を、学校の授業と同じ速さで一度に全部やり直そうとする

高橋

高橋穴が見つかったら、どの学年のどこから戻ればいいんでしょうか。
松田塾長学年ごとにどこから学び直すかという順番は、この記事では扱いません。ここでは「穴があるかどうかを確かめる」ところまでにしておきます。穴があるかどうかが分かったら、次は、授業のあとの復習と反復を見ていきましょう。

松田塾長

原因3 授業を受けて満足し、復習と反復が足りない

高橋

高橋3つ目は、うちの子の様子そのものです。授業のあとは「分かった」と言うのに、次の週には忘れているみたいで。
松田塾長「分かった」と「自分でできる」は別物です。授業中は講師が説明してくれて、ヒントも出ますから、分かった気持ちになるのは自然なことなんです。でも、テストでは誰もヒントをくれません。授業で分かった内容を、自分の力で再現できる状態にするのが、復習と反復の役割です。

松田塾長

高橋

高橋授業のあとだけ、「完璧に分かった」という顔をして帰ってきます(笑)。塾に週に何回か通えば、それが反復になるのでは?
松田塾長週に1〜2回の授業だけだと、英語に触れていない日のほうが多くなります。通塾の日だけが英語の日で、それ以外は英語に触れない生活だと、授業で入れた知識が定着する前に、次の授業が来てしまいます。私の経験では、通わない日に、短くても英語に触れる時間があるかどうかが、点が動く子と動かない子の分かれ目のひとつになっています。

松田塾長

高橋

高橋短くてもいいんですか? 毎日1時間なんて、部活もあって無理です……。
松田塾長長さより、中身と頻度です。次のような短い反復を、通わない日に入れてみてください。

松田塾長

steps
  1. 授業を受けた当日に、その日習った英文を3文だけ声に出して読む
  2. 次の日に、昨日の3文を見ないで書けるかどうか試す
  3. 書けなかった文だけ、もう一度読んで、もう一度書く
  4. 次の授業の最初に、前回の内容を自分の言葉で講師に話してみる
高橋

高橋1回5分くらいで済みそうです。
松田塾長そのくらいの量でいいんですよ! 大事なのは、「覚えたかどうか」を、自分で確かめる場面を作ることです。読んだだけで終わると、できたつもりになってしまいます。反復の話をしたところで、次は宿題の中身を見てみましょう。

松田塾長

原因4 宿題が「作業」になり、理解の確認がない

高橋

高橋4つ目は宿題です。宿題はちゃんとやっているんですよ。それでも点が動かないのは、どうしてなんでしょう。
松田塾長宿題を「やったかどうか」と「分かったかどうか」は、別の話だからです。作業になっている宿題には、いくつか典型的な形があります。解答を見ながら写して丸付けをする、日本語訳を見ながら英文を書く、間違えた問題の正解を赤で書き写して終わりにする、といった形ですね。

松田塾長

高橋

高橋答えを写して丸付けまで完璧です(笑)。でも、それって、見ただけでは、やっていないと気づけませんよね。
松田塾長そうなんです。提出された宿題は、見た目にはきれいに終わっています。だから塾も家庭も「やっている」と判断してしまいます。宿題は、提出したかどうかではなく、間違いが次に直っているかどうかで見るものです。

松田塾長

高橋

高橋確かめるには、どこを見ればいいですか?
松田塾長4つの場所に分けて、作業になっている様子と、理解につながっている様子を並べてみます。

松田塾長

見る場所 作業になっている様子 理解につながっている様子
間違えた問題 正解を赤で写して終わり なぜ間違えたかを一言メモし、日をあけて解き直している
英作文 日本語訳を見ながら、単語を並べている 見ずに書いたあとで、答えと照らして直している
長文の宿題 答えになりそうな部分に線を引くだけ 本文を音読し、分からなかった語や文を書き出している
宿題の量 毎回、終わらせることに必死になっている 少し余裕があり、解き直しに時間を使えている
高橋

高橋見た目は同じ「宿題をやった」でも、中身がこんなに違うんですね!
松田塾長ええ。そして、作業になりやすい場面には共通点があります。

松田塾長

宿題が作業になりやすい場面

– 宿題の量が多く、終わらせることが最優先になっている

– 提出すれば確認が済み、間違い直しまで見てもらえない

– 解答集が手元にあり、悩む前に答えを見られる

– 本人の理解度と、宿題の難しさが合っていない

松田塾長4つ目は、本人の責任というより、宿題の出し方と確認の仕組みの問題であることが多いんです。塾には、「宿題は提出の確認だけですか。間違えた問題の解き直しまで見ていただけますか」と聞いてみてください。この質問への答えで、理解の確認をどこまでしているかが見えます。最後の5つ目は、テストの形とのずれです。

松田塾長

原因5 定期テストの出題の形と、普段の練習がずれている

高橋

高橋最後の5つ目は、テストの形とのずれ、ですね。えっ、練習していても、テストの形が違うと点が取れないんですか?
松田塾長そういうことが起こります。学校の定期テストは、学校ごと、先生ごとに出題の形が違います。単語や文法の穴埋め、並べ替え、教科書本文からの出題、リスニング、英作文など、組み合わせは学校や学年で変わります。練習が単語テストだけの子は、英作文や本文の内容を問う問題で、知っているはずなのに点が取れない、ということが起こりやすいです。

松田塾長

高橋

高橋学校のテストの形は、どこを見れば分かりますか?
松田塾長返ってきた答案が、いちばんの資料です。加えて、学校の評価は国が示す3つの観点で行われます。文部科学省の資料では、中学校の外国語の評価の観点は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つです。表にすると、練習との関係が見やすくなります。

松田塾長

観点 国の資料での趣旨(要約) 練習が足りないと起こりやすいこと
知識・技能 語彙、表現、文法などを理解し、聞く・読む・話す・書くで使える技能を身に付けている 知識はあるのに、聞く・書くで使えない
思考・判断・表現 目的や場面に応じて、簡単な情報や考えを理解したり、活用して表現したり、伝え合ったりしている 英作文や、自分の言葉で答える問題で点を落とす
主体的に学習に取り組む態度 相手に配慮しながら、主体的に外国語を使ってコミュニケーションを図ろうとしている 授業での取り組み方など、テストの点だけでは決まらない部分が出てくる
高橋

高橋3つの観点を見ると、単語を覚えるだけでは足りないのが分かります。
松田塾長ええ。練習の形を、テストの形に近づけることが必要です。評価の付け方は学校ごとに違うので、通知表や学校から配られる評価の資料で、観点ごとの評価がどう示されているかも見てみてください。千葉県の公立高校入試では、一般入学者選抜の学力検査が令和9年2月16日と17日に実施され、英語は60分で100点と公表されています。時間内に解き切る練習は、基礎が安定してから、少しずつ入れていけば十分です。

松田塾長

高橋

高橋中1のうちは、時間を計らなくてもいいんですか?
松田塾長まずは「見ずに読める、見ずに書ける」状態を優先してください。学年ごとの優先順位は、お子さんの状況で変わるので、ここでは一般論にとどめます。さて、5つの原因が出そろったので、お子さんがどれに近いか、確かめてみましょう。

松田塾長

お子さんはどの原因に近いか セルフチェック

高橋

高橋5つの原因は分かりました。でも、うちの子がどれに当てはまるのか、自分ではまだ決めきれません。
松田塾長次の表に、よくある様子と、疑う原因を並べました。当てはまる行を探してみてください。

松田塾長

こんな様子がある 疑う原因 最初に確かめること
毎回、同じ単元で間違える 原因1・2 その単元より前の内容が分かっているか(基礎チェック3問)
授業の翌週には、内容を説明できない 原因3 授業当日と翌日に、短く見直す時間があるか
宿題は出しているのに、テストで同じ間違いをする 原因4 間違い直しノートが、解き直しになっているか
単語や文法は取れるのに、英作文や本文の問題で点が落ちる 原因5・2 答案で、どの形式の問題を落としているか
塾の授業で何をしているのか、家庭から見えない 原因1 授業ノートや報告で、扱った単元を確認できるか
英語の話になると、本人が黙る 1つには決められない 責めずに、どこまで分かるかを一緒に確かめる
高橋

高橋2行目と3行目が、うちに近いかもしれません。
松田塾長2つ以上に当てはまるのは、ごく普通のことですから、心配しないでください。ここで伝えたいのは、同じ「点が動かない」でも、原因によって直す場所がまったく違うということです。基礎の穴が原因の子に宿題を増やしても、穴は埋まりません。逆に、宿題が作業になっている子に新しい単元を教えても、同じ間違いが繰り返されます。

松田塾長

高橋

高橋原因が違えば、やるべきことが違うんですね。うちの場合、どれなのかは家庭だけで判断できるでしょうか。
松田塾長答案とノートを見れば、かなり絞れます。ただ、「なぜ間違えたか」は本人の頭の中にあって、答案には出てきません。そこは正直に言って、家庭だけでは見えにくいところです。見当をつけたうえで、一度、お子さんの答案を第三者に見てもらうと、早く分かることもあります。

松田塾長

松田塾長リオンには、現在の学力レベルを把握して、学習すべき課題を明らかにする「リオンテスト」があります。ご家庭で見当をつけたあとの確認の場として、使っていただいて構いません。

松田塾長

高橋

高橋まず自分で確かめてから、というのは助かります!家庭で見るなら、何から始めればいいですか?

家庭で確認できること 答案とノートの見方

答案の間違いを3種類に分けて原因を探す図

高橋

高橋家庭で確認できることを、具体的に教えてください。
松田塾長見るのは、返ってきた定期テストの答案と、英語のノートの2つです。叱るためではなく、原因を探すために見る、という気持ちで進めてください。手順は次のとおりです。

松田塾長

steps
  1. 返却された答案を机に出し、間違えた問題に付箋を付ける
  2. 付箋の問題を「習っていなかった・知らなかった」「知っていたのに間違えた」「時間切れ・問題文の読み違い」の3種類に分ける(本人に聞きながら)
  3. 間違えた問題の単元を書き出し、塾や学校で扱った単元と並べる
  4. 英語のノートを開き、写しているだけか、自分の言葉の説明や間違い直しがあるかを見る
  5. 基礎チェック3問を、本人に書いてもらう
  6. 見つかったことを1枚にまとめ、塾の先生に見せる
高橋

高橋付箋を付けて分ける、というのはやりやすそうです!3種類に分けると、何が分かるんですか?
松田塾長間違い方の種類で、疑う原因が変わります。表にしますね。

松田塾長

間違い方 疑う原因 次の動き
習っていなかった・知らなかった 原因1・2(授業とのずれ、基礎の穴) 授業で扱った単元との照合、前の学年の内容の確認
知っていたのに間違えた 原因3・4(反復の不足、宿題の作業化) 解き直しの仕組みと、間違いの原因メモ
時間切れ・問題文の読み違い 原因5(テストの形とのずれ) 本番と同じ形式・同じ時間での練習
高橋

高橋ノートのほうは、どこを見ればいいでしょう。
松田塾長ノートは、次の5つが目印になります。

松田塾長

英語ノートの5つのチェック

– 英文を写しているだけでなく、日本語訳や文法のメモが、自分の言葉で書かれているか

– 間違えた問題に、正解だけでなく「なぜ間違えたか」が書いてあるか

– 同じ単元の問題を、日をあけて解き直した跡があるか

– 授業で扱った単元名と日付が、あとから分かるように書かれているか

– 分からなかったところが、空白のまま残されていないか

高橋

高橋うちの子のノートは、英文を写しているだけです……。
松田塾長それが分かっただけでも、大きな収穫です! ただ、見るときには、いくつか注意してください。

松田塾長

答案とノートを見るときの注意

– 点数だけを見て、本人を叱らない(「分からない」と言い出せなくなる)

– 保護者が一度に教えすぎない(本人がどこで止まっているのか見えなくなる)

– 1回の答案だけで原因を決めつけない(2〜3回分の答案を見比べる)

高橋

高橋本人には、どう声をかければいいでしょうか。
松田塾長「どうして間違えたの」と聞くより、「ここはどこまで分かった?」と聞くほうが、本人が話しやすいです。責めずに「どこまで分かるか」を一緒に探すと、本人の言葉で原因が出てくることがあります。見つかったことは、次の項目でお話しするとおり、塾の先生に伝えてみましょう。

松田塾長

塾を見直すときに見る点 何を診断し、どう直すか

高橋

高橋家庭で見当がついたとして、塾にはどう伝えたらいいですか? 辞めたほうがいい、という話になりますか?
松田塾長いいえ、塾を変えることが前提ではありません。まず今の塾に、答案とノートを見せて相談するのが最初の一歩です。診断と修正をしてくれるかどうかは、その反応で分かります。次の表の質問を使ってみてください。

松田塾長

確認すること 見たい答えの特徴 気をつけたい答え
入塾時にどう診断したか 問題を解かせて、抜けている単元を確かめた 学年と教材だけで、進める内容を決めた
授業を何に合わせているか 学校の進度と本人の穴の両方を見て、配分を決めている 学校の進度だけ、または塾の教材の順番だけで進めている
宿題をどう確認するか 間違い直しや解き直しまで見ている 提出したかどうかだけを見ている
通わない日の学習はどうするか 短い反復の内容が決まっている 「家で頑張ってください」だけで、具体策がない
家庭への報告 何ができて、何が課題かを、次のテストに向けて説明する 「頑張っています」だけで、状態が分からない
修正の仕方 結果を見て、計画を変えている 最初の計画のまま、通う回数や宿題の量だけが増える
高橋

高橋「気をつけたい答え」の列に、うちの塾が当てはまりそうな行があって、少しどきっとします。
松田塾長当てはまる行があっても、すぐに塾が悪いという話にはなりません。先生は見ているのに、家庭に伝わっていないだけ、ということもあるからです。聞いてみて、診断の説明と修正の提案が返ってくるかどうかを見てください。説明が返ってこないようなら、ほかの選択肢を考える材料になります。

松田塾長

高橋

高橋相談するときの伝え方にも、コツはありますか?
松田塾長責める言い方にならないことです。次の3つを意識すると、話が前に進みやすくなります。

松田塾長

塾の先生に相談するときの伝え方

– 答案とノートを見せて、「ここで止まっているように見える」と事実から話す

– 「教え方が悪い」ではなく、「何が原因だと見ているか教えてください」と聞く

– 次の定期テストまでに、何を直すかを一緒に決めてもらう

高橋

高橋それでも納得できる説明がなかったら、塾を変えることになりますか?
松田塾長そのときは、候補を比べる基準が必要になります。通いやすさと英語の教え方を見る基準は我孫子の中学生の塾選びに、基準と料金の見方は中学生の英語塾の選び方に、個別かオンラインかの比べ方は中学生の英語塾は個別かオンラインかにまとめています。ここでは塾の選び方の細かい話は広げずに、まず「今の塾で原因を確かめる」ところまでにしておきますね。

松田塾長

高橋

高橋分かりました! 疑問が残っているので、よくある質問も聞かせてください。

よくある質問

高橋

高橋塾に通い始めてから、どれくらい待てば英語の成績は動きますか?
松田塾長一律には言えません。通った期間より、「どこを直しているのか」を説明してもらえているかで見てください。通い始めてから日がたっても、診断や修正の説明がない場合は、次のテストを待たずに塾へ相談して構いません。

松田塾長

高橋

高橋個別指導に通っているのに、英語の成績が上がらないのはなぜですか?
松田塾長個別指導は本人に合わせられる形ですが、合わせてくれると決まっているわけではありません。教材や進度が先に決まっていて本人の穴に届いていない、宿題の確認が提出だけで終わっている、といった原因が考えられます。形よりも、入塾時の診断と、宿題の確認の仕方を確かめてください。

松田塾長

高橋

高橋成績が上がらないのは、子どもにやる気がないせいでしょうか?
松田塾長やる気だけで決めつけないでください。分からない場所が多いと、やる気がないように見える状態になることがあります。まず答案とノートで、どこで止まっているのかを確かめましょう。

松田塾長

高橋

高橋今の塾をやめて、別の塾に変えたほうがいいですか?
松田塾長変えることを先に決める必要はありません。まず今の塾に答案とノートを見せて、診断と修正の説明があるかを確かめてください。納得できる説明がないときは、ほかの塾を検討する材料になります。

松田塾長

高橋

高橋家で、親が英語を教えてもいいですか?
松田塾長教え込むより、本人に説明してもらうほうが、理解の場所が見えます。「この文はどういう意味」「どうしてこの形になるの」と聞いて、答えられるかを見てください。分からないところは、そのまま塾や学校の先生に伝えて構いません。

松田塾長

お子さんの英語は、どこで止まっているのか

松田塾長ここまで、塾に通っても英語の成績が動かない5つの原因と、家庭で確認できることをお話ししてきました。通っていることと身についていることは別で、そのあいだに、授業とのずれ、基礎の穴、反復の不足、宿題の作業化、テストの形とのずれが入り込んでいる、という話でしたね。

松田塾長

高橋

高橋はい。ただ、読んでいても、「うちの子はどれなのか」というところは、まだ残っています。
松田塾長そこがいちばん大事なところです。同じ「点が動かない」でも、原因は子どもによって違います。be動詞と一般動詞のところで止まっている子、授業は分かるのに一度も見直していない子、宿題を写して終わらせている子、学校のテストの形に慣れていない子。見た目の症状は同じでも、直す場所がまったく違います。

松田塾長

高橋

高橋原因が違うのに同じことをしても、意味がない、ということですね。
松田塾長ええ。中学生の英語でいちばんもったいないのは、頑張っていないことより、頑張る方向がずれたまま時間が過ぎてしまうことです。宿題を増やす、単語帳を買い足す、塾を変える。どれも間違いではありませんが、原因に合っていなければ、同じ場所でまた止まります。反対に、原因が分かれば、今の勉強のどこを変えればいいかが見えて、部活や学校行事がある中でも、迷わず積み上げられます。

松田塾長

高橋

高橋そこを一緒に見てもらえる場所があると心強いです。先生の教室は、どんなところですか?
松田塾長英語進学塾リオンの我孫子教室は、我孫子駅南口から徒歩1分、千葉県我孫子市本町2-7-17のカメリア・7・ビル204号室にあります。私は教育業界に20年以上おり、2010年12月に英語専門の進学塾を開いてから、累計で1万人以上の生徒を指導してきました。英検の会場になっています。英検から毎年奨励賞をいただいています。

松田塾長

高橋

高橋長く見てこられた分、いろんなパターンをご存じなんですね。
松田塾長だからこそ、原因を決めつけずに、お子さんの今の状態をきちんと見たいんです。リオンの無料体験授業は、Zoomでも対面でも受けられます。リオンには、現在の学力レベルを把握して学習すべき課題を明らかにする「リオンテスト」、生徒さんと保護者の方のご希望を聞いて具体的な目標を決める「ワンオンワン面談」、生徒ごとに専属のサポーターがつき、学習の進み具合や悩みなど学習面・精神面を支える「メンタリング制度」があります。まず話を聞いて、判断していただいて構いません。体験授業でも LINE からでも、お気軽にどうぞ。

松田塾長

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参考リンク

参考リンク

– 英語進学塾リオン 公式サイト: https://lion-institution.co.jp/

– 英語進学塾リオン 英検対策・無料体験のご案内: https://lion-institution.co.jp/lp_eiken/

– 文部科学省 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編: https://www.mext.go.jp/content/20210531-mxt_kyoiku01-100002608_010.pdf

– 文部科学省 各教科等・各学年等の評価の観点等及びその趣旨(別紙4): https://www.mext.go.jp/component/b_menu/nc/__icsFiles/afieldfile/2019/04/09/1415196_4_1_2.pdf

– 千葉県教育委員会 令和9年度 千葉県公立高等学校入学者選抜 一般入学者選抜の学力検査: https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r9/r80519senbatuyoukou.html

Q. 塾に通い始めてから、どれくらい待てば英語の成績は動きますか?

一律には言えません。通った期間より、「どこを直しているのか」を説明してもらえているかで見てください。通い始めてから日がたっても、診断や修正の説明がない場合は、次のテストを待たずに塾へ相談して構いません。

Q. 個別指導に通っているのに、英語の成績が上がらないのはなぜですか?

個別指導は本人に合わせられる形ですが、合わせてくれると決まっているわけではありません。教材や進度が先に決まっていて本人の穴に届いていない、宿題の確認が提出だけで終わっている、といった原因が考えられます。形よりも、入塾時の診断と、宿題の確認の仕方を確かめてください。

Q. 成績が上がらないのは、子どもにやる気がないせいでしょうか?

やる気だけで決めつけないでください。分からない場所が多いと、やる気がないように見える状態になることがあります。まず答案とノートで、どこで止まっているのかを確かめましょう。

Q. 今の塾をやめて、別の塾に変えたほうがいいですか?

変えることを先に決める必要はありません。まず今の塾に答案とノートを見せて、診断と修正の説明があるかを確かめてください。納得できる説明がないときは、ほかの塾を検討する材料になります。

Q. 家で、親が英語を教えてもいいですか?

教え込むより、本人に説明してもらうほうが、理解の場所が見えます。「この文はどういう意味」「どうしてこの形になるの」と聞いて、答えられるかを見てください。分からないところは、そのまま塾や学校の先生に伝えて構いません。

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