リオンが独自に分析! 進学受験の最新英語の傾向3選!

 
受験シーズンが終わって、はや3カ月。
リオンでは来年の大学受験に備えて、英語の入試試験の傾向を独自の視点で分析。ポイントをおさえ、わかりやすくまとめました。
まだ来年の対策を練れてないという方、必見です!
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傾向①時事問題をはじめ、様々なテーマやジャンルから出題!

英語の問題とはいっても、世界的な規模の政治・経済などの時事問題や、ビジネスや経営、カルチャーなど、様々なテーマやジャンルの問題が出題されるようになっています。
長文読解の問題などは、単に問題の英文が読めるだけではなく、その内容についての情報が事前にインプットされていないと回答できないような問題が出題されています。
特に早稲田・慶応などの難関大学はその傾向が強くなっています。
例えば、慶応大学経済学部の英作文の問題では、“コンビニを出店することを目的に、地図に記された学校・住宅街・大通りなどを見ながら、どこに出店するか?その理由は何か?”を英語120文字以上で答えなさいというような問題が出題されています。
つまり単に英語の力だけではなく、経営・ビジネスに関する知識も問われるような問題が出題されるようになっているのです。
このように、英語の勉強だけをしていれば大丈夫!という問題は少なくなり、
常日頃から様々なテーマやジャンルにアンテナをはっていないと回答できないような問題が増えてきています。
Businessman touching financial dashboard with key performance indicators

傾向②マルチタスクのスキルが求められる!

センター試験では、1つの問題を解くのに、3~4つの能力を要求される問題が増えています。
例えば、長文読解では、英文だけではなく、絵や広告を見ながら犯人捜しをしていく問題が出題されています。
とある事件のことを伝えている内容で、目撃者AとBがいて、2人の話をもとに5問出題されていて、5問のうち3問はAの話を理解できれば答えることができますが、残りの2問はBの話を理解できないと答えることができないというような問題です。
あるいは、AとB、2人の話を理解できてはじめて解ける問題などが出題されています。
このように、1つの情報をもとに「○か×か」を答えるだけの問題が少なくなっています。
さらに、問題を80分という時間の中で解いていかなくてはなりませんので、数学のように、1つの問題に関数や様々な公式を必要とする、理系的なスキルや感覚が英語の問題でも求められるようになっています。
「スマートホンを見ながら、音楽を聴いて、ご飯を食べる」というような、マルチタスクな生活をする時代背景も、問題の出題傾向にも現れているのかもしれませんね。
elegant business multitasking multimedia man using devices at home

傾向③実践的な会話やリスニング力を問われる!

会話問題では、2者間の会話を読んで理解し、その内容について問われる問題が出題されています。
早稲田大学文学部の入試では、会話文の空所補充問題が毎年出題されていますが、いかにも英語学習のために作ったような問題ではなく、大学の友人との会話などシチュエーションはオーソドックスですが、慣用的な表現を用いる問題が多くなり、難易度も上がっています。
慣用的な表現を用いるようになったのは、日本の英語力は先進国で一番低いという背景から、出題者側は実践的な問題を作るようになったのだと考えられます。
対策としては、基本的な会話表現を理解した上で、より実践的な会話の流れをつかんで、その状況や場面を想像する能力を身につける必要があります。
man wearing headset looking at computer monitor

最新の傾向で早めの対策を!

いかがでしたか?
今回は、進学受験の最新英語の傾向をリオン独自の視点でまとめました。
3つの傾向を参考に、自分なりに“今できること”“今すべきこと”を実践し、来年の大学受験は笑顔で終われるようにがんばりましょう!
This is a picture of a businessman's hand motion.