松田塾長直伝! 進学受験の英語、こんな勉強はするな!

「英語をしっかり勉強しているのに、なぜか模試の点数が上がらない」。そんな時は、勉強の仕方を間違えているのかもしれません。今回は、松田塾長から進学受験の英語について、「4つの間違えやすい勉強方法」を伝授して頂きました。
Teenage girl studying at desk

①問題の核を理解せず実践ばかりやってしまう

「いつも同じような点数で終わってしまう」という人は、勉強机や鞄の中を見回してみましょう。単語帳や過去問のテキストばかりが揃っていませんか?松田塾長によると、単語帳をがむしゃらに覚え実践だけを繰り返しやっている人の場合、問題の核を理解していないため、本質を問う問題が出た時に対応できないのだそう。全体はなんとなく分かっているため、ある程度点数が取れてしまうのも問題だと言います。受験は、1問の差で結果が変わってしまうもの。1問でも多く点を取れるよう、問題文の核が何かをまず理解する勉強を心がけましょう。
School bag

②基礎力がない状態で過去問に固執する

松田塾長が断言するのが、「基礎力がない場合、過去問に固執しても効果がない」ということ。多くの生徒の場合、基礎を問うセンター入試において、平均110~115点が6割未満と言う現状。その状態で過去問をいくら解いても理解はできません。自分の本当の英語力として身につけるために、過去問にかける時間の割合を基礎力にシフトしましょう。
Random collection of different words and word-forms on magnetic tiles

③単語帳をメインに学んでしまう

「単語をたくさん覚えていないと問題が解けない」と考えている人は、一度単語帳から離れましょう。松田塾長によると、「単語は、文の前後の脈絡から推測する力が大事」なのだそう。もちろん基礎的な単語は覚えなくてはいけませんが、単語ばかりに頼ると、覚えていない単語が出た途端に行き詰まってしまうと言います。日々新たな単語が生まれ、専門用語もありますから、知らない単語が出てくるのは当たり前のこと。単語の意味に頼るだけではなく、文章全体から内容を把握できるような力を伸ばしていきましょう。
Flashcards

④4択問題などを、機械的に解いて終わらせてしまう

4択問題のような問題を解く場合、「自分が問題を出すとしたらどこの部分を問題にするか」など想像力を働かせましょう。「ほとんどの子は、問題を解くだけでテーマを考えていない」と松田塾長。一つの問題を見て、「これはこういう問題としても使える」といった風に、全部説明できるようになれば、どんな問題にも対応できるようになるそうです。
Set of check mark icons. Tick and cross icons

実践の前に、「基礎力」と「想像力」で点数を上げろ!

がむしゃらに過去問や問題演習ばかりをやっていても、基礎力と想像力がなければ点数は上がりません。ピッチャーが、ボールの正しい握り方を知らず、自分の身体がどう動いているのかイメージもせずに、ひたすら球種だけを増やそうと投げ込んでも、本当の実力にはならないのと一緒です。
わからない問題が出た時に、丸ごとお手上げになるのか、分かる部分から内容を想像して正解を導き出すのか。早くから実践にとらわれるのではなく、松田塾長が掲げるポイントを考えながら、点数アップにつなげていきましょう。
Conceptual image of electric bulb against blue background