私立大学受験の英語対策 おすすめ参考書

勉強コラム 塾長コラム

高橋

高橋先生、私立大学の英語対策って、国公立とはちょっと違うって聞いたんですけど、具体的に何が違うんですか?単語と文法と長文をやればいいのは同じですよね?
松田塾長大枠のやることは同じですが、私立大学の英語入試には、私立ならではの特徴がいくつかあります。まず、記号選択式の設問が中心の大学が多いこと。次に、大問の中で長文読解が占める比重がかなり高いこと。そして、1問あたりにかけられる時間がシビアで、時間配分そのものが得点に直結しやすいことです。この3つを踏まえて参考書を選ぶかどうかで、同じ勉強時間でも結果が変わってきます。

松田塾長

高橋

高橋記号選択が多いと、対策の仕方も変わってくるんですか?
松田塾長変わってきます。記号選択は「正しい答えを自分で作る」というより「選択肢の中から正しいものを見抜く」力が問われます。だから、紛らわしい選択肢に引っかからないための文法・語法の正確な知識と、限られた時間で長文の要点を掴む速読力の両方が必要です。この2つを、私立大学入試を想定した参考書で鍛えていく、というのがこの記事のテーマです。

松田塾長

私立大学入試英語の傾向を数字で見る

高橋

高橋「長文の比重が高い」って、実際どれくらい違うんですか?
松田塾長大学・学部によって差はありますが、早稲田大学商学部のように、大問5題のうち大問1(会話文)以外の4題を長文読解が占める学部もあります。慶應義塾大学環境情報学部(SFC)のように、英語の配点比率がそもそも50%と非常に高く設定されている学部もあります。実際の配点や大問構成は大学・学部ごとに公式発表されているので、志望校が決まっている人は、その学部の解説記事も合わせて確認しておくと、対策の解像度が上がります。

松田塾長

高橋

高橋具体的にどこを見ればいいですか?
松田塾長例えば早稲田大学商学部の英語配点と大問別解説や、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)の英語配点と2段階選抜の解説、慶應義塾大学医学部の英語配点と対策、早稲田大学文学部の英語配点と大問5題の解説、GMARCHの一例として立教大学経済学部の英語配点と外検スコア換算のような記事で、学部ごとの配点や出題形式を具体的に確認できます。志望校がまだ固まっていない人も、複数の学部を見比べると、私立大学入試の共通点と違いが分かりやすくなります。

松田塾長

私立大学入試英語に共通しやすい特徴

記号選択式の設問が中心(大学・学部によっては記述式も併用)。大問構成の中で長文読解が占める比重が高い。試験時間に対して問題量が多く、時間配分が得点を左右しやすい。

レベル別・目的別のおすすめ参考書ルート

高橋

高橋じゃあ、実際どういう順番で参考書を進めればいいんですか?
松田塾長私立大学対策の基本ルートは、単語→文法→英文解釈→長文演習という流れです。それぞれの段階で、私立大学入試の記号選択・長文中心という特徴に合った参考書を選んでいきます。

松田塾長

steps
  1. 単語: システム英単語(駿台文庫)や英単語ターゲット1900(旺文社)で、共通テストから難関私大レベルまでの語彙を固める
  2. 文法: Next Stage 英文法・語法問題(桐原書店)や英文法・語法 Vintage(いいずな書店)のような問題演習系で、紛らわしい選択肢を見抜く力をつける
  3. 英文解釈: 英文解釈の技術100(桐原書店)で、長い1文を正確に構造で読む力を養う
  4. 長文演習: やっておきたい英語長文300→500→700(河合出版)と、段階的に語数を伸ばしながら、時間を計って解く練習に移行する
高橋

高橋単語帳や文法はさっき別の記事でも見た気がするんですけど、私大対策だと何か変わるんですか?
松田塾長使う参考書自体は共通テスト対策とそこまで大きくは変わりません。変わるのは仕上げ方です。私立大学は記号選択中心で時間もシビアなので、文法問題集も英文解釈も、最終的には「時間を計って解く」段階まで持っていく必要があります。知識として分かっているだけでなく、限られた時間で正確に選択肢を選べるかどうかまで仕上げることが、私大対策では特に重要です。

松田塾長

早慶上理・GMARCHを目指す場合に意識したいこと

高橋

高橋早慶みたいな難関私大を目指す場合、さらに何か意識することはありますか?
松田塾長早慶上理レベルになると、長文の語数がかなり多くなり、単語・文法の知識だけでなく、限られた時間内でどれだけ正確に速く読めるかが合否を分けます。例えば早稲田大学文化構想学部の英語配点と大問5題の解説のように、大問数が多く、テーマも多岐にわたる学部もあります。こうした学部を目指す場合は、やっておきたい英語長文700まで到達しておくと、本番の長文の分量に対する耐性がついてきます。

松田塾長

高橋

高橋GMARCHレベルはどうですか?
松田塾長GMARCHレベルも記号選択中心・長文比重が高いという傾向は共通していますが、早慶上理ほど極端な語数・難易度ではない学部が多い印象です。単語・文法をしっかり固めたうえで、やっておきたい英語長文500程度まで仕上げておくと、多くの学部で戦える土台になります。ただし学部によって傾向差があるので、志望学部が決まったら、その学部の配点・大問構成を個別に確認しておくことをおすすめします。

松田塾長

松田塾長とはいえ、ここまでの話はあくまで一般的な傾向です。実際には、単語は覚えているのに時間内に長文が終わらない人、文法は分かっているのに本番形式だと選択肢で迷ってしまう人など、同じ「私大の英語が不安」でも原因は人によって違います。英語進学塾リオンでは、志望する私立大学の傾向を踏まえたうえで、今の実力とのギャップをどこから埋めればいいかを一緒に確認しています。

松田塾長

よくある失敗パターン

高橋

高橋私大対策で、やりがちな失敗ってありますか?
松田塾長一番多いのは、単語・文法の参考書は完璧に近い状態なのに、時間を計って問題を解く練習をしていないパターンです。知識はあっても、本番の制限時間の中で使えなければ得点には結びつきません。もう1つは、志望校の配点や大問構成を確認しないまま、なんとなく「私大対策」として勉強を進めてしまうパターンです。同じ私立大学でも学部によって長文の分量や設問形式はかなり違うので、志望学部が決まったら早めに配点情報を確認しておくべきです。

松田塾長

私大対策で起きやすい失敗

知識はあるのに時間を計って解く練習をしていない。志望学部ごとの配点・大問構成の違いを確認しないまま、漠然と「私大対策」を進めてしまう。どちらも、本番の形式に合わせた仕上げができていないことが原因。

自己診断:あなたの私大対策は今どの段階?

高橋

高橋自分の対策が今どの段階か、確認する方法はありますか?
松田塾長3つ質問してみます。1つ目、単語帳を見て、知らない単語が2割以上ありますか。2つ目、文法問題集で、制限時間を意識せずに解いても正答率が7割に届きませんか。3つ目、志望学部の過去問を時間を計って解いたとき、時間内に最後まで解ききれていますか。1つ目・2つ目に当てはまるなら、まだ単語・文法の土台作りが優先です。3つ目に当てはまるなら、知識はあるので、時間配分を意識した演習量を増やす段階に来ています。

松田塾長

高橋

高橋自分は単語も文法もそこそこできてるんですけど、過去問だと時間が全然足りないです……。
松田塾長それなら、次にやるべきは新しい参考書を増やすことより、今使っている長文問題集を時間を計って解く練習に切り替えることです。知識の量より、時間内に使いこなす練習が不足しているサインですね。

松田塾長

私立大学対策 参考書ルートまとめ

段階 目的 参考書の例
単語 語彙力の土台作り システム英単語 / 英単語ターゲット1900
文法 記号選択を正確に見抜く力 Next Stage 英文法・語法問題 / 英文法・語法 Vintage
英文解釈 1文を正確に構造で読む力 英文解釈の技術100
長文演習 時間内に読み切る速読力 やっておきたい英語長文300→500→700

よくある質問

高橋

高橋私立大学専用の参考書ってあるんですか?
松田塾長「私大専用」と銘打たれた参考書は多くありませんが、記号選択中心・長文比重が高いという私大の特徴に合わせて、時間を計って演習する使い方をすること自体が私大対策になります。参考書そのものより、仕上げ方を私大の出題形式に合わせることが重要です。

松田塾長

高橋

高橋早慶とGMARCH、使う参考書のレベルは変えるべきですか?
松田塾長単語・文法の土台部分は共通で問題ありませんが、長文演習の到達レベルは変えた方がいいです。早慶上理を目指すなら、やっておきたい英語長文700程度まで、GMARCHレベルなら500程度まで到達しておくと、本番の分量に対応しやすくなります。

松田塾長

高橋

高橋志望学部の配点を知るには、どこを見ればいいですか?
松田塾長大学の公式入試要項が一次情報として一番確実です。あわせて、学部ごとの配点・大問構成をまとめた解説記事(早稲田大学商学部や慶應義塾大学環境情報学部(SFC)など)を見ておくと、対策の優先順位を考えやすくなります。

松田塾長

では、あなたの志望校の場合はどうですか

松田塾長ここまで、私立大学入試英語の傾向と、参考書ルートについてお話ししてきました。ただ、実際に一番大事なのはここからです。「記号選択中心・長文比重が高い」というのは私大に共通する傾向ですが、実際にどこまで対策が進んでいるかは、志望する大学・学部と、今の実力によって一人ひとり違います。

松田塾長

高橋

高橋確かに、単語が足りない人もいれば、知識はあるのに時間内に解けない人もいるって話でしたもんね。
松田塾長そうなんです。一番もったいないのは、参考書は正しく選べているのに、志望学部の出題形式に合わせた仕上げができておらず、本番で時間が足りなくなってしまうことです。逆に、単語・文法の土台がまだ不十分なのに、焦って過去問演習ばかりしてしまうのも遠回りになります。

松田塾長

英語進学塾リオンでは、志望する私立大学・学部の傾向を踏まえたうえで、今の単語・文法・長文それぞれの完成度を確認し、どの参考書をどの順番で、どこまで仕上げればいいかを一緒に整理しています。参加すると、志望校の配点に対して今どれくらい届いているか、優先して対策すべき分野がどこかが具体的に分かります。まずは今の志望校と実力を聞かせてもらうところからで大丈夫です。

参考リンク

この記事で紹介した参考書・関連記事

– システム英単語(駿台文庫・霜康司/刀祢雅彦著): https://www.sundaibunko.jp/contents/book/5022

– 英単語ターゲット1900(旺文社): https://www.obunsha.co.jp/product/detail/034646

– Next Stage 英文法・語法問題(桐原書店・瓜生豊ほか著): https://www.kirihara.co.jp/product/detail/431180/

– 英文法・語法 Vintage(いいずな書店・篠田重晃/米山達郎著): https://www.iizuna-shoten.com/book/sub_english/vintage-4th/

– 英文解釈の技術100(桐原書店・杉野隆/桑原信淑著): https://www.kirihara.co.jp/products_list/contents_type=89

– やっておきたい英語長文300/500/700(河合出版・杉山俊一ほか著): https://www.gakusan.com/home/info.php?isbn=9784777227457

– 早稲田大学商学部 英語配点の解説

– 慶應義塾大学環境情報学部(SFC) 英語配点の解説

– 慶應義塾大学医学部 英語配点の解説

– 早稲田大学文学部 英語配点の解説

– 早稲田大学文化構想学部 英語配点の解説

– 立教大学経済学部 英語配点の解説

Q. 私立大学専用の参考書はありますか?

私大専用と銘打たれた参考書は多くありませんが、記号選択中心・長文比重が高いという私大の特徴に合わせて時間を計って演習することが私大対策になります。参考書そのものより仕上げ方を私大の出題形式に合わせることが重要です。

Q. 早慶とGMARCHで使う参考書のレベルは変えるべきですか?

単語・文法の土台部分は共通で問題ありませんが、長文演習の到達レベルは変えた方がいいです。早慶上理はやっておきたい英語長文700程度、GMARCHは500程度まで到達しておくと本番の分量に対応しやすくなります。

Q. 志望学部の配点はどこで確認すればいいですか?

大学の公式入試要項が一次情報として確実です。あわせて学部ごとの配点・大問構成をまとめた解説記事を見ておくと、対策の優先順位を考えやすくなります。

Q. 記号選択式の対策で特に意識すべきことは何ですか?

紛らわしい選択肢に引っかからないための文法・語法の正確な知識と、限られた時間で長文の要点を掴む速読力の両方が必要です。知識として分かっているだけでなく、時間を計って選択肢を選ぶ練習まで仕上げることが重要です。

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