高橋先生、早稲田大学のスポーツ科学部を受けようと思ってるんですけど、英語だけの試験があるって先輩から聞いたんです。過去問を探したら見当たらなくて、ちょっと混乱してます。
松田塾長それ、情報が古いですね。英語単独の独自試験(旧90分)は2025年度入試から廃止されました。今は共通テスト英語(100点換算)と、学部独自の「総合問題」(100点/120分)を組み合わせる方式に変わっています。

高橋えっ、廃止されたんですか! 先輩の情報を鵜呑みにするところでした……。じゃあ今の配点はどうなってるんですか?
松田塾長共通テスト英語100点+総合問題100点で、総点200点。英語系の配点は全体の50%になります。ただし「総合問題」という科目名の中に英語のパートが含まれている、というのがポイントです。

入試の全体像・配点構成
松田塾長まず全体像を整理しましょう。2025年度入試改革以降、スポーツ科学部の一般選抜は共通テスト利用と学部独自試験を組み合わせる方式になりました。2026年度入試の総点は200点です。


高橋総合問題っていうのが、英語・国語・小論文が全部混ざったような科目ってことですか?
松田塾長総合問題は大問3構成で、大問Iが英語、大問IIが日本語、大問IIIが小論文・記述という組み合わせです。1つの科目の中に複数の言語・形式が混在しているのが、この学部独自試験の大きな特徴です。

高橋なるほど、「総合問題」という名前の中に英語が組み込まれているってことですね。じゃあ配点の中身をもう少し詳しく教えてください。
英語配点・比率の詳細
松田塾長数字で見るとこうなります。

| 試験区分 |
配点 |
総点に占める比率 |
| 共通テスト英語(換算) |
100点 |
50% |
| 総合問題(120分、うち大問Iが英語パート) |
100点 |
50% |
| 総点 |
200点 |
100% |
高橋共通テストの英語も入るし、総合問題の中にも英語があるってことは、実質的に英語の比重はもっと大きいってことですか?
松田塾長共通テスト英語100点に加えて、総合問題120分のうち大問Iが英語による長文読解・図表分析なので、単純な50%という数字以上に英語力が合否に効いてくる設計です。総合問題を「国語や小論文の科目」だと思って英語を軽視すると、大問Iで失点することになります。

配点は年度によって見直される可能性があります
ここで示した配点(共通テスト英語100点+総合問題100点、総点200点)は2025年度入試改革以降、2026年度入試時点の数値です。入試制度は今後も見直される可能性があるため、出願前に必ず早稲田大学の公式入試情報で最新の内容を確認してください。
高橋配点はわかりました。じゃあ総合問題の大問Iって、具体的にどんな問題が出るんですか?
大問構成・出題形式
松田塾長総合問題は120分で大問3構成です。それぞれ目安の時間配分も含めて見ていきましょう。


高橋大問Iの英語パートは、普通の長文読解と何か違うんですか?
松田塾長大問Iは英文読解に加えて、英語による図表分析が組み合わさっています。出典はスポーツ科学・データサイエンス系の学術英文が中心で、マークシート形式、目安時間は35〜40分です。文法単独問題はなく、長文精読力とデータ照合力に特化しているのが特徴です。

高橋文法問題がないのは意外です。じゃあ単語や文法を勉強しなくてもいいってことですか?
松田塾長いえ、そうではありません。文法・語彙の知識は長文を正確に読むための土台なので当然必要です。ただ「この空所に入る文法的に正しい語を選べ」のような独立した文法問題の枠がない、という意味です。知識は長文の中で正確さを試されると考えてください。

高橋大問IIと大問IIIはどんな感じなんですか?
松田塾長大問IIは日本語での図表・データ分析で、目安25〜30分。大問IIIは意見論述の小論文・記述で、目安45〜50分です。大問IIIでは大問I・IIで扱ったデータを論拠として使うこともあるので、3つの大問がバラバラではなく、1つの総合問題として設計されています。

高橋大問Iの英語データを、大問IIIの小論文でそのまま使えることもあるんですね! それは知りませんでした。
松田塾長出題形式はわかったので、次はつまずきやすいポイントを見ていきましょう。

頻出文法テーマ・つまずきポイント
松田塾長この学部独自試験でつまずきやすいのはデータリテラシー・図表読解・内容一致の3つです。

高橋データリテラシーって、英語というより数学とか情報っぽい言葉に聞こえるんですけど。
松田塾長そのとおりで、この試験は英語力と情報処理力の複合技を求めています。グラフや表の中から、本文の主張を裏付ける数値を素早く見つけ出す力がデータリテラシーです。英語で書かれた図表のタイトルや軸ラベルを正確に読み取れないと、本文と図表の対応関係を誤解してしまいます。

高橋図表読解も同じような話ですか?
松田塾長図表読解は、グラフの縦軸・横軸の単位や、折れ線・棒グラフの意味を正確に把握する技術です。英語の軸ラベルを読み飛ばして数値だけ見ると、単位の見落としで誤答につながります。スポーツ科学・データサイエンス系のテーマでは、パーセンテージなのか実数なのか、時間なのか回数なのかを必ず確認する癖をつけてください。

高橋内容一致は普通の長文読解と同じですか?
松田塾長基本的な考え方は同じですが、本文だけでなく図表の情報とも一致しているかを問われる複合型の設問がある点が違います。本文と図表、両方を根拠として使う練習を過去問演習で積んでおいてください。

高橋なるほど、英語の読解力と図表を読む力、両方を鍛える必要があるんですね。じゃあ次は、大問ごとの解き方のコツを教えてください。
大問別詳細解説
松田塾長3つの大問それぞれで取り組み方を型にしておくと安心です。

steps
- 大問I(英語、目安35〜40分) — 先に図表のタイトル・軸ラベルを確認してから本文を読み、本文の主張と図表の数値がどう対応するかを意識する
- 大問II(日本語、目安25〜30分) — 大問Iで使った図表読解の技術をそのまま応用し、日本語の図表・データも同じ手順で分析する
- 大問III(小論文・記述、目安45〜50分) — 大問I・IIのデータを論拠として使えないか、書き始める前に一度見返す
- 見直し — 時間が余ったら大問Iの図表と本文の対応関係を優先して見直す
高橋120分の中で3つの大問をこなすのって、時間配分がかなりシビアそうです……。
松田塾長大問IIIの小論文・記述に45〜50分という一番大きな時間を割く設計なので、大問Iと大問IIで時間を使いすぎないことが重要です。過去問演習の段階から、大問Iを40分以内に切り上げる練習をしておいてください。

高橋大問Iを早く終わらせるコツってありますか?
松田塾長設問を先に読んでから本文と図表を照合する「設問先読み」が有効です。何を探しながら読むかが先にわかっていると、図表の該当箇所を探す時間が短縮できます。

高橋なるほど、先読みは効果ありそうですね!
松田塾長つまずきポイントが見えてきたので、次は「結局何割取れば合格ラインに乗るのか」を計算してみましょう。

配点・ボーダーシミュレーター
松田塾長スポーツ科学部の合格ラインは、受験情報を総合すると総合問題全体で6割前後が目安とされています。数字を当てはめてみましょう。

steps
- 総合問題100点満点のうち6割 — 100×0.6=60点が目安ライン
- 共通テスト英語(100点換算)が7割だった場合 — 100×0.7=70点
- 合計 — 60+70=130点。総点200点のうち65%
- 総合問題を7割まで伸ばせた場合 — 100×0.7=70点。合計は140点(70%)まで伸びる
高橋共通テストと総合問題、両方バランスよく取る必要があるってことですね。
松田塾長共通テスト英語と総合問題はどちらも100点で同じ重さなので、どちらか一方に頼った戦略は危険です。共通テスト対策と総合問題対策、両方に計画的に時間を配分してください。

ボーダー予想の扱いについて
ここで示した総合問題全体で6割前後という数字はあくまで受験情報を踏まえた目安です。年度によって変動するため、最新の入試結果は必ず早稲田大学の公式発表で確認してください。
対策・攻略法
高橋じゃあ具体的に、いつから何をやればいいんですか?
松田塾長早稲田大学の一般選抜は例年2月中旬前後に試験が実施されます。共通テストは毎年1月中旬に実施されるので、まずそこから逆算してスケジュールを組む必要があります。

スポーツ科学部 総合問題対策の優先順位
1. 共通テスト英語の得点安定化 — 総合問題より先に配点が確定するので、まず共通テストで確実に7割以上を確保する
2. 図表読解のトレーニング — 英語・日本語問わず、グラフや表の軸ラベル・単位を必ず確認する習慣をつける
3. 大問間のデータ連携を意識した演習 — 大問I・IIのデータを大問IIIの小論文で使う練習を、過去問で繰り返す
高橋過去問はどれくらい遡って解けばいいですか?
松田塾長2025年度入試改革以降の過去問が最優先です。旧形式(英語単独90分)の過去問は出題傾向が違うので、参考程度にとどめて、新形式の過去問を中心に演習してください。

時間配分の目安
120分のうち、大問Iに35〜40分、大問IIに25〜30分、大問IIIに45〜50分という配分が目安です。過去問演習の段階からこの配分を体に染み込ませておくと、本番で小論文の時間が足りなくなる事態を防げます。
高橋なるほど、新形式の過去問をとにかく優先するのが大事なんですね!
基本情報まとめ
松田塾長ここまでの内容を表にまとめておきますね。

| 項目 |
内容 |
| 大学名 |
早稲田大学 |
| 学部 |
スポーツ科学部 |
| 総点 |
200点 |
| 英語系配点 |
共通テスト英語100点+総合問題(大問I英語含む)100点、比率50% |
| 試験時間 |
総合問題120分 |
| 分析対象年度 |
2026年度(2025年度入試改革以降) |
| 公式サイト |
https://www.waseda.jp/fsps/sps/ |
高橋他の早稲田の学部と比べると、スポーツ科学部の配点ってどうなんですか?
類似する大学・学部との比較
松田塾長同じ早稲田でも
早稲田大学 教育学部は標準配点で国語・外国語・地歴公民が各50点均等の150点満点方式で、共通テストとの組み合わせはありません。
スポーツ科学部のように共通テストと学部独自試験を組み合わせる方式は、入試改革が進んだ学部に特有のパターンです。

高橋学部によって共通テストを使う・使わないがバラバラなんですね。
松田塾長そのとおりです。
早稲田大学 商学部のように学部独自試験のみで完結する学部もあれば、スポーツ科学部のように共通テストと組み合わせる学部もあります。志望学部を決めるときは、配点の比率だけでなく「どの試験を組み合わせて使うか」まで確認しておくと安心です。

高橋併願を考えるときは、それぞれの学部の試験制度をちゃんと調べないといけないんですね。
よくある質問
高橋最後にいくつか気になっていることを聞いてもいいですか?
松田塾長もちろんです、どうぞ。

高橋英語単独の独自試験はもう本当に存在しないんですか?
松田塾長2025年度入試から英語単独の独自試験(旧90分)は廃止されています。現在は共通テスト英語と総合問題の組み合わせ方式のみです。

高橋総合問題の大問Iで文法問題は本当に出ないんですか?
松田塾長独立した文法単独問題の大問はありません。ただし長文読解の中で正確な文法知識が問われる場面は当然あるので、文法学習自体は引き続き必要です。

高橋共通テストの英語が苦手な場合、総合問題で挽回できますか?
松田塾長配点が同じ100点ずつなので、理論上は挽回可能です。ただし共通テスト英語は配点が先に確定する試験なので、まずそちらを安定させたほうが精神的にも戦略的にも有利です。

高橋最後に、これから対策を始める人に一言お願いします!
松田塾長2025年度入試改革で試験の形が変わったという事実を、まず正確に理解してください。古い情報のまま対策を進めると、文法単独問題の対策に時間を使いすぎるなど、ズレが生じます。最新の入試制度に合わせた対策を積み上げていきましょう。

高橋ありがとうございます! 今日から新形式の過去問を中心に演習してみます!
松田塾長いいですね、その意気です! 図表読解と英語読解を組み合わせる力は、一度身につけば他学部の入試にも応用が効きます。焦らず、でも着実に積み上げていきましょう。

参考リンク
– 早稲田大学スポーツ科学部(公式): https://www.waseda.jp/fsps/sps/
– 早稲田大学スポーツ科学部 2025年度入試改革(公式): https://www.waseda.jp/fsps/sps/applicants/admission-reform-2025/
Q. 早稲田大学スポーツ科学部に英語単独の入試はありますか?
2025年度入試から英語単独の独自試験(旧90分)は廃止されています。現在は共通テスト英語(100点換算)と学部独自の総合問題(100点/120分)を組み合わせる方式です。
Q. 総合問題の大問構成はどうなっていますか?
大問Iが英語(英文読解+図表分析、目安35〜40分)、大問IIが日本語(図表・データ分析、目安25〜30分)、大問IIIが小論文・記述(意見論述、目安45〜50分)の3部構成です。
Q. スポーツ科学部の英語系配点は何点ですか?
共通テスト英語100点+総合問題100点(うち大問Iが英語パート)で、総点200点のうち比率50%です。
Q. 総合問題の大問Iに文法単独問題はありますか?
文法単独問題はなく、長文精読力とデータ照合力に特化した出題です。ただし長文読解の中で文法知識自体は必要です。
Q. 合格ボーダーの目安はどれくらいですか?
受験情報を踏まえると、総合問題全体で6割前後が目安とされています。ただし年度によって変動するため、最新の公式発表を必ず確認してください。