高橋松田塾長、京都大学理学部を目指してる生徒に英語の配点を聞かれたんですけど、理系だから英語は数学や理科より軽いですよね、って言われて。それ、正しいんでしょうか?
松田塾長半分正解で半分間違いですね。結論から言うと、理学部の英語は総合点1225点のうち275点、約22.4%です。数学の350点や理科の350点より小さいのは事実ですが、国語の200点よりは大きい。しかも個別学力検査(二次試験)だけで見ると、英語225点は理科300点の4分の3に迫る重さがあります。「軽い」と油断していい科目では決してありません。

高橋22.4%って意外と大きいですね……。しかも個別試験だけだと理科に迫るって、ちょっとイメージと違いました。
松田塾長そうなんです。この記事では、令和7〜9年度(2025〜2027年度入学)にわたって3年連続で変わっていない京都大学理学部の配点構成と試験時間割、英語の試験の骨格と理系の受験生がつまずきやすいところ、さらに京都大学が公表している合格者の総点データまで、理学部の英語入試を順番に整理していきます。

京都大学を目指す君へ。
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京都大学理学部の入試全体像・配点構成
高橋まず全体像から教えてください。理学部の募集人員とか、試験の仕組みってどうなってるんですか?
松田塾長京都大学理学部は前期日程のみの募集で、募集人員は274人です。これは学生募集要項に記載された基本の人数で、特色入試(数理科学入試・生物科学入試)で入学手続者が定員に満たなかった場合、その残り枠が前期日程に繰り入れられます。実際、2024年度実施・2025年度実施の入試ではどちらも301人が合格しています。要項上の274人という数字だけを見て「狭き門すぎる」と焦る必要はありません。

高橋274人が基本で、実際はもう少し広がることが多いんですね。試験の方式は?
松田塾長大学入学共通テストの成績と、個別学力検査(二次試験)の成績を総合する「分離分割方式」の前期日程のみです。志願者が募集人員の約3.0倍を超えた場合、共通テストの成績で第1段階選抜が行われることがあります。理学部の3.0倍という基準は、文学部や法学部など多くの学部が採用する3.5倍よりやや厳しめに設定されている点も覚えておいてください。

高橋3.0倍って他学部より厳しいんですね。総合点は何点満点なんですか?
松田塾長理学部は総合1225点満点です。共通テストが250点、個別学力検査が975点という内訳で、比率にすると個別試験が全体の約80%を占めます。共通テストの得点は大きく圧縮されるので、合否の大部分は二次試験の975点で決まると考えてください。

| 区分 |
国語 |
地歴・公民 |
数学 |
理科 |
外国語(英語) |
情報 |
合計 |
| 共通テスト |
50 |
25 |
50 |
50 |
50 |
25 |
250 |
| 個別学力検査(二次試験) |
150 |
ー |
300 |
300 |
225 |
ー |
975 |
| 総合点 |
200 |
25 |
350 |
350 |
275 |
25 |
1225 |
高橋この表だけでも情報量が多いですね。数学と理科がどちらも350点で並んでるのが目を引きます。
松田塾長そうです。そして見てほしいのが外国語の275点。国語の200点より75点大きく、情報を除く5教科の中で3番目に大きい配点なんですよ。理系入試だからといって英語を後回しにできる配点構成ではないというのが、まず押さえておきたい事実です。

高橋なるほど、英語が「おまけ科目」じゃないことはよく分かりました。じゃあ、英語そのものの中身をもう少し詳しく知りたいです。
英語配点・比率の詳細

松田塾長英語の配点をもう一段深く見ていきましょう。共通テストの外国語(英語)は、リーディング100点満点・リスニング100点満点(合計200点満点)を、京都大学側でリーディング150点・リスニング50点に換算した上で、最終的に50点満点に圧縮して利用します。個別学力検査の外国語(英語)は225点満点のまま加算されます。合計すると275点、総合点1225点の約22.4%です。

高橋共通テストの200点が50点に圧縮されるのは結構インパクトがありますね。4分の1になるってことですよね。
松田塾長その通りです。だからこそ、共通テスト本番で多少の失点があっても、理学部志望なら致命傷になりにくい設計なんですよ。一方で、個別試験の英語225点は圧縮されずにそのまま効いてきます。個別学力検査975点だけで比率を出すと、英語225点は約23.1%。二次試験のなかでは、英語は国語(150点)より確実に重い科目です。

理学部の英語配点、覚えておきたい3つの数字
– 総合点1225点に対する英語の合計は275点(約22.4%)
– 個別学力検査975点に対する英語は225点(約23.1%)
– 共通テストの外国語200点は、京大の配点では50点まで圧縮される(4分の1)
高橋この数字、知って終わりじゃなくて、どう使えばいいんでしょう?
松田塾長大事なのは「英語で何点取れば、理科や数学のリスクをカバーできるか」を逆算する視点です。理科は300点という大きな配点ですが、物理・化学・生物・地学から2科目選択という性質上、得意不得意の差が出やすい科目でもあります。もし理科で失点しても、数学と英語で積み上げられれば総合点は十分に戻せます。英語は理系科目の変動を吸収する保険にもなる科目なんですよ。

高橋英語が保険になるっていう考え方、理系の受験生ほど意識してなさそうです。じゃあ次は、実際どんな問題が出るのか知りたいです。
大問構成・出題形式

松田塾長京都大学の外国語(英語)は、理学部を含む多くの学部で共通の問題が使われています。配点は学部ごとに違いますが、問題そのものは同じです。試験時間は2日目(入試2日目)の9時30分から11時30分までの120分、個別学力検査分の配点は225点です。大問は4題構成で、全問が記述式。マークシートのように選択肢から選ぶ設問はありません。

高橋全部記述式ってことは、自分で日本語や英語を書いて答えるんですね。中身はどんな力を見る試験なんですか?
松田塾長大きく3種類の力を見る作りです。1つ目は長文読解で、英文を日本語に訳す力と、内容を日本語でまとめる力が中心になります。2つ目は和文英訳、3つ目は自由英作文です。つまり「英語を日本語にする力」と「日本語や自分の考えを英語にする力」の両方が、120分のなかで問われます。

| 種類 |
答え方 |
見られる力 |
準備の方向 |
| 長文読解 |
和訳・内容説明を日本語で記述 |
構文の把握力+日本語での言い換え力 |
精読と、訳文の推敲 |
| 和文英訳 |
日本語の文を英語に直して記述 |
文法の正確さ+自然な表現選び |
平易な語彙で組み立てる練習 |
| 自由英作文 |
与えられた条件に沿って意見を英語で記述 |
論理構成+英語表現力 |
主張から結論までの型づくり |
高橋年によって、出る内容や問題数が変わったりはしないんですか?
松田塾長題材や設問の数、配分は年ごとに動きます。ただ、読む・訳す・書くという骨格は大きく変わりません。私の見立てでは、特定の年の傾向に山を張るより、この骨格に対応する基礎力を厚くしておく方がずっと確実です。過去問は、形式と120分の時間感覚をつかむために使うと考えてください。

高橋なるほど、題材を当てにいくより、読む・訳す・書くの土台を作るほうが先なんですね。じゃあ、実際どこでつまずきやすいのか知りたいです。
つまずきやすい構文・読みのポイント
高橋京大の英語で差がつくのは、具体的にどこなんですか?
松田塾長うちで生徒を見ていて、一番多いのは、単語の意味は分かっているのに和訳が崩れるパターンです。原因はだいたい3つに絞れます。1つ目は、長い一文のなかで主語と動詞の対応を見失うこと。2つ目は、修飾語句がどこにかかるのかを取り違えること。3つ目は、文中の指示語が何を指すのかを取り違えることです。

高橋単語を知ってるだけじゃダメそうですね……。
松田塾長その通りです。単語の意味は分かっているのに、指示語の指す先を取り違えて減点されるのは、京大レベルの英文でとても多い失点です。構文を正確に取る力と、文脈から指示対象を特定する力は別のトレーニングが必要なので、分けて鍛えてください。

和訳で点を落としやすい3つのクセ
– 英文を前から一文ずつ切って訳し、段落全体の流れと食い違う日本語を書いてしまう
– 単語を辞書の訳語に置き換えるだけで、日本語として読み返すと意味が通らない
– 指示語や代名詞の指す内容を確認せず、そのまま訳して済ませてしまう
高橋自分、まさに1つ目と2つ目をやってる気がします……。直すには何から始めればいいですか?
松田塾長長めの英文を読むとき、最初に主語と動詞に印をつけてから、修飾部分を括弧でくくる習慣をつけてください。それから訳文を声に出して読み返し、日本語として引っかかる箇所がないかを確認します。地味ですが、この往復を続けると、自分がどこで崩れやすいのかが見えてきます。

高橋括弧でくくって、読み返す。それなら今日から試せそうです。じゃあ、パートごとの解き方ももう少し詳しく教えてください。
パート別の解き方
高橋長文読解、和文英訳、自由英作文で、それぞれどう取り組めばいいんですか?
松田塾長まず長文読解です。和訳は、一文だけを見て訳すと前後の文脈と合わなくなることがあります。訳す前に段落全体の主張を一度つかんでおくと、迷ったときの判断軸ができます。内容説明は、解答欄の大きさに合わせて要点を絞るのがコツで、指示語は具体的な中身に置き換えて書くと、採点者に伝わりやすくなります。

高橋和文英訳は、どういうところを意識すればいいですか?
松田塾長難しい単語を使う必要はありません。中学・高校レベルの語彙で、主語・動詞・時制・冠詞や単複をていねいに整える力が基本です。日本語の文を直訳しようとして不自然な英語になるくらいなら、まず日本語の意味を自分の言葉で噛み砕いて、英語にしやすい形に言い換えてから訳す方が、結果的に伝わる英文になります。

高橋自由英作文は、何を基準に書けばいいですか?
松田塾長思いついた順に英語にするのではなく、日本語で骨組みを先に作ります。主張、理由、具体例、まとめの順に並べて、使える英語表現が頭に浮かぶかどうかを確認してから書き始めてください。凝った表現より、文法的に正しい平易な英語で、一貫した論理が通っていることの方が評価につながります。

高橋120分全体の時間配分は、どう考えたらいいですか?
松田塾長読解に時間を使いすぎて、最後の英作文を書き切れない受験生が少なくありません。解き始める前に、どの順番で解くか、どこで切り上げるかを決めておいてください。過去問演習のときに、各パートにかかった時間を毎回メモして、自分の配分の癖を見つけておくと本番で慌てません。

高橋パートごとに求められる力がはっきり違うんですね。じゃあ、実際に自分がどのくらい点を取れば合格ラインに乗るのか、知りたいです。
合格ボーダーシミュレーター
松田塾長ここは正直にお伝えしておきたいんですが、京都大学は英語科目単体の合格最低点を公表していません。公表されているのは総点(1225点満点)での合格者の最高点・最低点・平均点だけです。それでも、総点のデータから英語の目標ラインを逆算する考え方はできます。

steps
- 直近2年の総点データを確認する: 2025年度実施は最高点1019.00点・最低点776.12点・平均点844.25点(満点1225点)。2024年度実施は最高点914.75点・最低点657.25点・平均点738.19点(当時の満点1200点)でした。
- 最低点を得点率に直す: 2025年度実施の最低点776.12点は得点率で約63.4%、2024年度実施の657.25点は約54.8%でした。1年で得点率が10ポイント近く上がっている点には注意が必要です。
- 英語の目標ラインに置き換える: 総点で6割前後が合格者最低点の目安だとすると、英語275点満点なら165点前後(6割)が一つの基準になります。ただし理科・数学で大きく上回れる受験生は英語がやや低くても合格できますし、逆に英語で稼ぐ受験生もいます。
- 自分の得意科目とのバランスで調整する: 総点の6割という基準はあくまで全体の目安です。数学・理科が得意なら英語は6割弱でも許容範囲になりますし、英語が武器なら7割以上を狙うことで他科目の負担を減らせます。
高橋総点の最低点が1年で10ポイントも上がってるのは、ちょっと怖いですね……。
松田塾長そうなんです。だからこそ「去年の最低点だから大丈夫」という考え方は危険です。満点自体も1200点から1225点に変わっていますし、年度によって問題の難易度や受験者層も変動します。絶対点ではなく得点率で自分の立ち位置を考える習慣をつけておくと、どの年度の入試にも対応できます。

高橋得点率で考えるクセ、今のうちからつけておいたほうがよさそうです。じゃあ、具体的にどう対策していけばいいか教えてください。
対策・攻略法
高橋結局、理学部志望の受験生は英語をどう勉強していけばいいんですか?
松田塾長優先順位をはっきりさせましょう。まず最優先は、長文読解で必要になる構文の把握力です。主語と動詞を最初に押さえ、修飾関係を分解していく読み方を、「読んだ瞬間に文の骨格が見える」レベルまで仕上げることが土台になります。単語力より先に、この構文把握を固めてください。

理学部志望者がやるべき英語対策の優先順位
– 第1段階: 基本5文型と、関係詞節・分詞・前置詞句などの修飾関係を、「読んで即座に構造分解できる」レベルに固める
– 第2段階: 構文把握を踏まえた上で、文脈から指示語(it・that・themなど)が指す内容を特定し、訳文を声に出して読み返す練習を積む
– 第3段階: 和文英訳で、中学・高校レベルの語彙を使って文意を正確に伝える練習を重ねる
– 第4段階: 自由英作文で、主張・理由・具体例・まとめの型に沿って日本語で骨組みを作ってから英訳する練習をする。並行して、過去問で120分の時間配分を体に覚えさせる
高橋単語より先に構文なんですね。意外でした。
松田塾長単語力ももちろん必要ですが、京大の英文は単語が分かっても構文を誤読すると和訳が崩れる作りになっています。語彙を増やす前に、まず構文を正確に取る力を仕上げる方が、結果的に得点に直結しやすいんですよ。理科・数学の勉強に時間を取られがちな理系受験生ほど、英語の学習時間を「構文把握」に集中させて効率化する必要があります。

高橋でも、構文が弱いのか、単語が弱いのか、自分ではよく分からない気がします……。
松田塾長そうなんです。実はここが多くの受験生がつまずくポイントで、原因は人によって本当に違います。単語は知っているのに構文で崩れる人、構文は取れるのに指示語の把握で失点する人、和訳はできるのに時間切れで自由英作文を書き切れない人。原因が違えば、優先してやるべき対策も変わってきます。

高橋原因を正確に知らないまま、なんとなく単語帳を増やしても遠回りになりそうですね。じゃあ、受験生がよくやってしまう失敗も知りたいです。
よくある失敗・注意点
高橋理学部志望の受験生が、英語でよく失敗しちゃうパターンってありますか?
松田塾長典型的なのは、理科・数学の演習量を優先しすぎて英語の学習時間が後回しになるパターンです。理学部は理科300点・数学350点という大きな配点があるので気持ちは分かりますが、英語275点を軽視すると総合点全体が伸び悩みます。

理学部志望者が陥りやすい3つの誤解
– 「理系だから英語は最低限でいい」と考え、構文の基礎固めを後回しにしてしまう
– 定期テストの英文法問題は解けるのに、長文の中で同じ構文が出ると気づけない
– 自由英作文を直前期にまとめて対策しようとして、型を身につける時間が足りなくなる
高橋定期テストはできるのに長文になると崩れる、って自分にも心当たりがあります……。
松田塾長それ、実はすごく多い相談です。文法問題集で単発の知識として構文を覚えていても、長文という文脈の中で瞬時に構造を認識する力はまた別のトレーニングが必要なんですよ。知識として知っていることと、試験本番で使える状態にあることは別だと理解しておくと、対策の優先順位を間違えにくくなります。

高橋知ってるだけじゃダメで、使える状態にしないといけないんですね。自分はどっちなのか、ちょっと確認してみたいです。
自己診断(セルフチェック)
高橋自分がどのパターンに当てはまるか、チェックする方法ってありますか?
松田塾長いくつか質問してみますね。あなたの場合はどうですか?

理学部志望者向け・英語セルフチェック
– 関係代名詞節が2つ以上重なった文を読んで、瞬時に主語と動詞の対応が取れるか
– 長文中の it や that、them が何を指しているか、見失わずに追えているか
– 和文英訳で、難しい日本語を簡単な英語に言い換える発想ができているか
– 自由英作文を、主張・理由・具体例・まとめの型を意識して時間内に書き切れているか
– 自分で書いた和訳を読み返したとき、日本語として自然に通じる文になっているか
– 理科・数学の演習時間に押されて、英語の学習時間が週単位で減っていないか
高橋うわ、これ全部「できてるつもり」で終わってるかもしれないです……。
松田塾長多くの受験生がまさにそこで止まっているんです。「できてるつもり」と「本番で実際に得点できる」の間には、意外と大きな距離があります。この距離がどこにあるのかは、問題集を1人で解いているだけだと気づきにくいんですよ。

高橋自分がどこで距離があるのか、一度ちゃんと見てもらったほうがいいかもしれないですね。
松田塾長そうですね。模試の判定や点数だけでは、構文の問題なのか、指示語の把握の問題なのか、時間配分の問題なのかまでは分かりません。原因を特定してから対策を組み立てる方が、同じ勉強時間でも伸び方が変わります。

高橋なるほど……。じゃあ最後に、理学部の入試情報を一覧で確認できるものがあれば見たいです。
基本情報まとめ
| 項目 |
内容 |
| 大学名 |
京都大学 |
| 学部 |
理学部 |
| 募集人員(前期日程) |
274人(特色入試からの繰入により実績は301人程度になる年度あり) |
| 総合点満点 |
1225点 |
| 英語配点(共通テスト+個別) |
275点(約22.4%) |
| 個別学力検査の英語配点 |
225点 |
| 個別学力検査の英語試験時間 |
120分(2日目 9時30分〜11時30分) |
| 第1段階選抜の倍率目安 |
約3.0倍 |
| 2025年度実施 合格者最低点(総点) |
776.12点/1225点(約63.4%) |
| 公式サイト |
京都大学 入試情報 |
高橋この表だけで配点から試験時間まで一目で分かりますね。他の大学の理学部とも比べてみたいです。
類似する大学・学部との比較
松田塾長理学部という同じ括りでも、大学によって英語の位置づけはかなり違います。
東京大学理学部は英語120点(他教科と同一配点)で、理科一類からの進学者が中心という独自の仕組みを持っています。京都大学のように前期日程一発勝負で学部を直接選抜する方式とは入り口の設計が異なります。

高橋同じ京都大学の中でも、学部によって違いはあるんですか?
松田塾長あります。
京都大学文学部は英語を含む全問が記述式という点は理学部と共通していますが、英語配点の比率は理学部よりやや高めです。
京都大学教育学部(理系)は募集人員10人という狭い枠で、英語の総合配点が理科を上回るという、理学部とは違う配点バランスを持っています。私立大学まで視野を広げるなら、
東京理科大学理学部第一部のように英語の出題傾向がまったく異なる大学と比較してみるのも、自分に合う対策を見極める上で参考になります。

高橋同じ「理学部」でも大学ごとに全然違うんですね。最後に、よくある疑問をまとめて聞いてもいいですか?
よくある質問
高橋理学部志望の受験生からよく聞かれる質問、まとめて教えてもらえますか?
松田塾長いいですよ。順番に答えていきますね。

高橋まず、理学部の英語は他学部と問題が違うんですか?
松田塾長いいえ、京都大学の外国語(英語)は理学部を含む多くの学部で共通の問題が使われています。配点だけが学部ごとに異なります。

高橋リスニングはあるんですか?
松田塾長個別学力検査にリスニングはありません。リスニングが関わるのは大学入学共通テストの外国語(英語)のみで、100点満点を50点満点に換算して利用します。

高橋共通テストの英語は捨ててもいいくらい配点が小さいんですか?
松田塾長「捨てていい」は言い過ぎです。50点でも総合点1225点の一部であり、第1段階選抜では共通テストの成績だけで足切りが行われる可能性もあります。配点が小さいからこそ、共通テストで確実に得点しておくことが二次試験への安心材料になります。

高橋和訳と自由英作文、どっちを先に対策すべきですか?
松田塾長配点の大きさと、他の受験生との差がつきやすさを考えると、まず長文読解の構文把握と和訳から固めるのがおすすめです。自由英作文は型さえ身につければ安定しやすい一方、構文把握は積み上げに時間がかかるので、早い時期から着手した方が得点が伸びやすくなります。

松田塾長ここまで、京都大学理学部の英語配点と対策の優先順位をお伝えしてきました。総合点1225点のうち英語は275点、共通テストは4分の1に圧縮され、二次試験の225点が合否を大きく左右するということ、そして全問記述式で、長文読解の和訳・内容説明、和文英訳、自由英作文という3つの力が120分で問われるということ、ここまでは大学・学部共通の事実としてお伝えできます。

高橋はい、配点と出題形式の全体像はよく分かりました。
松田塾長ただ、一番大事なのはここからです。「では、自分は何から始めればいいのか」は、実は一人ひとり違います。同じ「長文で点が伸びない」という受験生でも、構文は分かるのに指示語の把握で落とす人、構文そのものが崩れている人、和訳はできるのに時間が足りず自由英作文を書き切れない人と、原因はさまざまです。原因が違えば、やるべき対策の順番も変わってきます。

高橋確かに、自分がどのタイプなのか、自分ではなかなか判断できないです……。
松田塾長そうなんです。受験で一番もったいないのは、勉強していないことより、原因を特定しないまま理科・数学の演習ばかりに時間を使い、英語の優先順位を間違えたまま数カ月が過ぎてしまうことです。英語進学塾リオンでは、今の英語力と京都大学理学部という志望校を踏まえて、構文把握・指示語の読み取り・和文英訳・自由英作文・時間配分のどこに課題があるのかを一緒に整理しています。気になる方は、一度確認してみるといいですよ。

参考リンク
Q. まず、理学部の英語は他学部と問題が違うんですか?
いいえ、京都大学の外国語(英語)は理学部を含む多くの学部で共通の問題が使われています。配点だけが学部ごとに異なります。
Q. リスニングはあるんですか?
個別学力検査にリスニングはありません。リスニングが関わるのは大学入学共通テストの外国語(英語)のみで、100点満点を50点満点に換算して利用します。
Q. 共通テストの英語は捨ててもいいくらい配点が小さいんですか?
「捨てていい」は言い過ぎです。50点でも総合点1225点の一部であり、第1段階選抜では共通テストの成績だけで足切りが行われる可能性もあります。配点が小さいからこそ、共通テストで確実に得点しておくことが二次試験への安心材料になります。
Q. 和訳と自由英作文、どっちを先に対策すべきですか?
配点の大きさと、他の受験生との差がつきやすさを考えると、まず長文読解の構文把握と和訳から固めるのがおすすめです。自由英作文は型さえ身につければ安定しやすい一方、構文把握は積み上げに時間がかかるので、早い時期から着手した方が得点が伸びやすくなります。