英語ゼロから始める大学受験 基礎固め参考書ルート

勉強コラム 塾長コラム

高橋

高橋松田塾長、相談なんですが……英語が本当に苦手で、中学の内容もあやふやなまま高校生になってしまいました。今から大学受験の英語なんて間に合うんでしょうか。
松田塾長結論から言うと、今からでも十分間に合います。ただし、いきなり高校の参考書に手を出すのではなく、中学英文法の総復習から入るのが一番の近道です。遠回りに見えて、実はこれが一番速いんですよ。

松田塾長

高橋

高橋え、中学の内容からやり直していいんですか? なんだか恥ずかしいというか、遅れている気がして……。
松田塾長全然恥ずかしいことではありません。むしろ、中学英文法があやふやなまま高校の参考書を進めて、結局理解できずに何冊も参考書を変えてしまう受験生の方がずっと多いです。土台がないところに積み上げても崩れるだけなので、まずは基礎から固めましょう。

松田塾長

「英語がゼロ」の悩みを分類する

松田塾長一口に「英語が苦手」と言っても、つまずいているポイントは人によって違います。まずはどのタイプか整理してみましょう。

松田塾長

あなたはどのタイプ?

– 単語も文法用語もほとんど覚えていない → 完全ゼロ型

– 単語は少し分かるが、文の仕組み(主語・動詞・目的語など)が分からない → 文法未整理型

– 中学までは何とかなっていたが、高校に入って急に分からなくなった → 高校文法つまずき型

松田塾長どのタイプでも、やることの土台は同じです。中学英文法を総復習してから、高校英文法の基礎に進む、という流れになります。

松田塾長

原因別の具体的な対策

高橋

高橋タイプ別に、具体的にどんな参考書を使えばいいですか?
松田塾長実際に今も書店で購入できる参考書で説明しますね。

松田塾長

完全ゼロ型・文法未整理型の対策

まず「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版」(学研プラス・山田暢彦)で、中学3年分の英文法を1冊で総復習します。難しい専門用語を避けて説明されているので、英語に苦手意識がある人でも読み進めやすい構成です。

高校文法つまずき型の対策

中学英文法に大きな抜けがない場合は、「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」(東進ブックス・大岩秀樹)から始めます。高校英文法の土台を、講義形式で1つずつ積み上げていく参考書です。

松田塾長文法のインプットと並行して、単語も少しずつ増やしていきます。いきなり難しい単語帳を使うと挫折しやすいので、まずは基礎レベルの単語帳から始めてください。基礎固めの段階では「システム英単語Basic」(駿台文庫)のような、中学〜高校基礎レベルの語彙を扱う単語帳が向いています。

松田塾長

進め方のステップ

steps
  1. 中学英文法の総復習(1〜2ヶ月): 「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」を1冊仕上げる。分からない単元があれば印をつけておき、後で見返す
  2. 高校英文法の基礎インプット(2〜3ヶ月): 「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」で高校文法の基本ルールを理解する
  3. 基礎レベルの文法問題集で定着(1〜2ヶ月): 「スクランブル英文法・語法 Basic」(旺文社・中尾孝司)のような基礎向け問題集で、理解した文法を実際に使えるか確認する
  4. 単語帳を並行して1冊仕上げる: 「システム英単語Basic」を、文法の学習と同時進行で回していく
高橋

高橋このステップ、どのくらいの期間でやればいいんでしょうか。
松田塾長高校1年生であれば半年〜1年、高校2年生であれば半年、高校3年生から始める場合でも3〜4ヶ月あれば土台は作れます。大事なのは期間より「今の自分の理解度に合った参考書から始める」ことです。

松田塾長

高橋

高橋学校の授業にはついていけなくても、この基礎固めルートだけ進めていれば大丈夫でしょうか。
松田塾長基礎固めルートを優先して進めつつ、学校の授業は「今どの単元をやっているか」を確認する場として使うのがおすすめです。授業のペースに無理についていこうとせず、まずは自分の基礎固めルートを最優先にしてください。基礎が整ってくると、結果的に学校の授業も理解しやすくなっていきます。

松田塾長

高橋

高橋部活が忙しくて、まとまった勉強時間が取れない場合はどうすればいいですか?
松田塾長その場合は、1回の学習時間を短く区切るのがおすすめです。例えば「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」は1単元が見開き2ページで完結する構成なので、15分程度のスキマ時間でも1単元ずつ進められます。毎日短時間でも触れ続ける方が、週末にまとめて長時間やるより定着しやすいです。

松田塾長

よくある失敗

基礎固めでよくある失敗

– いきなり難しい参考書に挑戦してしまう: 「もう高3だから」と焦って、自分のレベルに合わない参考書を選び、理解できずに止まってしまう

– 中学内容を飛ばして高校の内容に進んでしまう: 中学の抜けがあるまま高校文法を勉強しても、理解できない箇所が積み重なっていく

– 文法だけ、単語だけと偏ってしまう: どちらか一方だけを進めると、実際の長文に入ったときにギャップに気づいて焦ることになる

松田塾長特に「焦って難しい参考書に手を出す」のは、基礎固めの段階で一番よくある失敗です。急がば回れで、自分のレベルに合った参考書を選ぶことが結果的に一番の近道になります。

松田塾長

自己診断(セルフチェック)

高橋

高橋自分が今どのくらいのレベルから始めればいいのか、どう判断すればいいですか?
松田塾長次のチェックリストを使ってみてください。

松田塾長

今の自分のレベルをチェック

– 五文型(SVOC)が何のことか説明できない → 中学英文法の総復習から

– 現在形・過去形・進行形・受動態あたりは分かるが、それ以降(不定詞・関係詞など)があやふや → 中学の後半〜高校基礎から

– 中学英文法はほぼ問題ないが、高校文法(仮定法・分詞構文など)になると分からなくなる → 高校英文法の基礎から

松田塾長このチェックはあくまで目安です。実際には「文法は分かるけれど単語が全然足りない」というように、複数の要素が組み合わさっていることも多いので、可能であれば一度誰かに現状を見てもらうことをおすすめします。

松田塾長

高橋

高橋基礎固めが終わったかどうかは、どうやって判断すればいいですか?
松田塾長目安は2つあります。1つは、文法問題集の基礎レベルを解いたときに正答率が8割を超えているか。もう1つは、簡単な長文(中学レベル〜高校基礎レベル)を読んだときに、辞書なしでも大まかな内容が分かるかどうかです。この2つがクリアできていれば、次の段階(標準レベルの文法・英文解釈)に進んで問題ありません。

松田塾長

まとめ

段階 使う参考書 目的
中学英文法の総復習 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。(学研プラス) 中学3年分の文法の抜けをなくす
高校文法の基礎 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】(東進ブックス) 高校英文法の基本ルールを理解する
基礎文法の定着 スクランブル英文法・語法 Basic(旺文社) 理解した文法を問題形式で確認する
基礎語彙 システム英単語Basic(駿台文庫) 中学〜高校基礎レベルの語彙を身につける

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松田塾長基礎が固まったら、次のステップに進む記事もあわせて読んでみてください。

松田塾長

あわせて読みたい

– 基礎が固まったあとの全体ルートは大学受験英語 参考書ルート完全ガイドを参照

– 高校文法の頻出項目を一覧で確認したいなら大学受験英語 文法一覧+おすすめ参考書・問題集

– 基礎が固まった後の長文対策は大学受験英語 長文 参考書・問題集ルート完全ガイドを参照

よくある質問

高橋

高橋中学の教科書は使わなくていいんですか?
松田塾長教科書だけでも復習はできますが、大学受験を意識するなら、要点がまとまっている専用の総復習教材の方が効率的です。教科書は手元にあれば併用する程度で十分です。

松田塾長

高橋

高橋単語はどのくらいのペースで覚えればいいですか?
松田塾長基礎段階では1日20〜30語を目安に、忘れる前提で何度も繰り返すのがおすすめです。1回で完璧に覚えようとせず、周回数を増やす方が定着します。

松田塾長

高橋

高橋文法と単語、どちらを先にやるべきですか?
松田塾長どちらか一方だけを先に終わらせる必要はなく、並行して進めるのがおすすめです。文法だけ進めても語彙がなければ長文が読めませんし、単語だけ覚えても文の仕組みが分からなければ意味が取れません。

松田塾長

高橋

高橋基礎固めにはどのくらいの期間をかければいいですか?
松田塾長目安は3ヶ月〜半年です。ただし今の学年や英語の得意・不得意によって変わるので、あくまで一つの目安として考えてください。

松田塾長

高橋

高橋基礎固め中に、リスニングやスピーキングの対策も一緒にやった方がいいですか?
松田塾長基礎固めの段階では、まずは文法・単語・読解を優先してください。リスニングは文法・語彙の土台があるほど聞き取りやすくなるので、基礎ができたあとに取り組む方が効率的です。並行してやりたい場合も、基礎固めの学習時間を削らない範囲で少しずつ触れる程度で十分です。

松田塾長

ゼロからでも、あとは自分の場合だけ

松田塾長ここまで、英語がほぼゼロの状態から基礎を固めるルートをお伝えしてきました。中学英文法の総復習から始めれば、今からでも十分間に合います。ただ、実際にどこから手をつけるべきかは、一人ひとりの今の状態によって変わります。

松田塾長

高橋

高橋自分がさっきのチェックリストのどれに当てはまるのか、正直まだよく分からないです……。
松田塾長そうですよね。基礎固めで一番もったいないのは、勉強していないことより、自分のレベルに合わない参考書を選んでしまい、理解できないまま時間だけが過ぎてしまうことです。今どこでつまずいているのかを最初にはっきりさせる方が、結果的に一番の近道になります。

松田塾長

高橋

高橋でも、自分では今の実力がどのくらいなのか、正確には判断できない気がします。
松田塾長その通りです。だからこそ、英語進学塾リオンでは今の英語力を確認しながら、中学文法・高校文法・単語のどこに抜けがあるのかを一緒に整理しています。参加していただくと、今の自分がどこから始めればいいのか、そして志望校までにどれくらいの期間が必要なのかが具体的に分かります。その場で入塾を決めていただく必要はありません。気になる方は、一度確認してみるといいですよ。

松田塾長

Q. 中学の教科書は使わなくていいですか?

教科書だけでも復習はできますが、大学受験を意識するなら要点がまとまっている専用の総復習教材の方が効率的です。教科書は手元にあれば併用する程度で十分です。

Q. 単語はどのくらいのペースで覚えればいいですか?

基礎段階では1日20〜30語を目安に、忘れる前提で何度も繰り返すのがおすすめです。1回で完璧に覚えようとせず、周回数を増やす方が定着します。

Q. 文法と単語はどちらを先にやるべきですか?

どちらか一方だけを先に終わらせる必要はなく、並行して進めるのがおすすめです。文法だけでは語彙が足りず、単語だけでは文の仕組みが分からず長文が読めません。

Q. 基礎固めにはどのくらいの期間をかければいいですか?

目安は3ヶ月〜半年です。今の学年や英語の得意・不得意によって変わるため、あくまで一つの目安として考えてください。

Q. 基礎固め中にリスニングやスピーキングの対策も一緒にやった方がいいですか?

基礎固めの段階では文法・単語・読解を優先してください。リスニングは文法・語彙の土台があるほど聞き取りやすくなるため、基礎ができたあとに取り組む方が効率的です。

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