高橋松田塾長、長文の参考書・問題集がたくさんありすぎて、どれをどの順番でやればいいのか分からなくなってきました。「やっておきたい」「ハイパートレーニング」「The Rules」……名前は聞いたことあるんですけど。
松田塾長長文はまさに参考書の数が一番多いジャンルですね。結論から言うと、長文の参考書・問題集は「解釈書(読み方を学ぶ)」と「問題集(演習で慣れる)」の2種類に分けて、それぞれをレベル別に1冊ずつ選ぶのが基本です。

高橋2種類に分けるんですね。てっきり問題集だけをたくさん解けばいいのかと思っていました。
松田塾長問題集だけをたくさん解いても、間違えた理由が「単語」なのか「構文」なのか「設問処理」なのか分からないままだと、量をこなしても伸びが鈍くなります。まずは解釈書で読み方の基礎を固めてから、問題集で実戦形式に慣れる、という順番が大切です。

長文対策の全体像:解釈書と問題集
松田塾長長文対策で使う参考書は、役割で大きく2つに分かれます。

| 種類 |
役割 |
このジャンルの代表的な参考書 |
| 英文解釈書 |
1文ずつ正確に構造を分析する力をつける |
英文解釈の技術100(桐原書店)、ポレポレ英文読解プロセス50(代々木ライブラリー) |
| 長文問題集 |
段落・設問単位で時間内に処理する力をつける |
やっておきたい英語長文シリーズ(河合出版)、英語長文ハイパートレーニング(桐原書店)、The Rules 英語長文問題集(旺文社) |
松田塾長解釈書を飛ばしていきなり長文問題集に入ると、間違えた原因が分析できないことが多いので、まずは解釈書で土台を作ってください。

レベル別・長文問題集ルート
松田塾長長文問題集は、シリーズごとにレベルが細かく分かれています。今の実力に合わせて選んでください。

| レベル目安 |
解釈書 |
長文問題集 |
| 基礎 |
入門英文解釈の技術70(桐原書店) |
英語長文ハイパートレーニング レベル1 超基礎編(桐原書店・安河内哲也)/やっておきたい英語長文300(河合出版) |
| 標準 |
英文解釈の技術100(桐原書店・杉野隆/桑原信淑) |
英語長文ハイパートレーニング レベル2(桐原書店)/やっておきたい英語長文500(河合出版)/The Rules 英語長文問題集2 入試標準(旺文社・関正生) |
| 難関 |
ポレポレ英文読解プロセス50(代々木ライブラリー・西きょうじ) |
英語長文ハイパートレーニング レベル3 難関編(桐原書店)/やっておきたい英語長文700(河合出版)/The Rules 英語長文問題集3・4(旺文社) |
高橋同じレベルに複数のシリーズがある場合、全部やるんですか?
松田塾長いいえ、同じレベル帯の問題集を何冊も並行してやる必要はありません。1シリーズを選んで、そのレベルを1冊仕上げてから次のレベルに進んでください。複数シリーズを同時に始めるより、1冊を最後までやり切る方が力がつきます。

どの順番で・いつまでに進めるか
steps
- 解釈書で読み方を固める(1〜2ヶ月): 自分のレベルに合う解釈書を1冊選び、1文ずつ構造分析する練習をする
- 同レベルの長文問題集に接続する(1〜2ヶ月): 解釈書と近いレベルの長文問題集で、段落単位・設問単位の処理に慣れる
- 1つ上のレベルに進む: 8割前後正解できるようになったら、次のレベルの解釈書・問題集に進む
- 過去問演習に接続する: 志望校レベルまで到達したら、過去問演習に移行する
高橋長文はいつから本格的に始めればいいですか?
松田塾長文法と単語の基礎ができていれば、高校3年の夏休み前後から本格的な長文問題集に入るのが一つの目安です。ただし解釈書自体は、文法の基礎が固まった時点、早ければ高校2年の後半から始めても構いません。

よくある失敗
長文対策でよくある失敗
– いきなり難関レベルの長文に挑戦する: 単語・構文が身についていない段階で難しい長文に挑むと、正解しても理解が浅いまま先に進んでしまう
– 答え合わせで○×だけ確認して終わる: なぜ間違えたのか(単語・構文・設問処理のどこが原因か)を分析しないと、同じミスを繰り返す
– 音読・復習をせず、解きっぱなしにする: 1度解いた長文を音読・復習しないと、読むスピードが伸びにくい
松田塾長特に「答え合わせで終わってしまう」のは、量をこなしているのに伸びない受験生に共通する特徴です。1つの長文をどれだけ深く復習できるかが、結果的にスピードにも直結します。

自己診断(セルフチェック)
長文、どこでつまずいていますか?
– 単語は分かるのに1文の構造が取れない → 解釈書のレベルを上げる、または解釈書自体が不足しているサイン
– 1文ずつは読めるのに、段落・文章全体の要旨がつかめない → 長文問題集での演習量が不足しているサイン
– 内容は理解できているのに、時間内に解き終わらない → 設問処理の速度・時間配分の練習が不足しているサイン
松田塾長同じ「長文が苦手」でも、原因がこの3パターンのどれに当てはまるかで、次にやるべき参考書はまったく変わってきます。原因を取り違えると、参考書を変えても伸びないということが起こります。

併願校が多い場合の長文対策
高橋併願校が多くて、大学ごとに長文の傾向がバラバラなんですが、参考書選びで気をつけることはありますか?
松田塾長併願校が多い場合も、まずは基礎〜標準レベルの解釈書・長文問題集で共通の土台を仕上げるのが先です。大学ごとの語数・出題形式の違い(要約・記述式・段落整序など)は、土台ができたあとに過去問演習の中で慣らしていく方が効率的です。最初から併願校すべての形式に合わせて参考書を選ぼうとすると、かえって基礎固めが手薄になります。

高橋記述式の大学と選択式の大学、両方受ける場合はどうすればいいですか?
松田塾長読解力そのものは共通して必要なので、基礎ルートは変える必要はありません。記述式対策として、内容をまとめて日本語で説明する練習を過去問演習の段階で追加する、というイメージで進めてください。

まとめ(長文参考書ルート早見表)
| 段階 |
目的 |
参考書の例 |
| 解釈(基礎〜標準) |
1文を正確に構造分析する |
入門英文解釈の技術70/英文解釈の技術100 |
| 解釈(難関) |
複雑な構文を素早く処理する |
ポレポレ英文読解プロセス50 |
| 長文問題集(基礎〜標準) |
段落・設問単位で処理に慣れる |
やっておきたい英語長文300/500、英語長文ハイパートレーニング レベル1・2 |
| 長文問題集(難関) |
志望校レベルの実戦演習 |
やっておきたい英語長文700、The Rules 英語長文問題集3・4 |
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よくある質問
高橋長文問題集は何周すればいいですか?
松田塾長1周目は時間を計って解き、2周目以降は音読と復習を中心にします。同じ問題集を3〜4周するくらいのつもりで取り組むと、読むスピードが安定してきます。

高橋辞書は使ってもいいんですか?
松田塾長演習中は使わず、時間を計って本番同様に解いてください。分からなかった単語は、答え合わせのあとにまとめて確認する方が、本番に近い訓練になります。

高橋長文問題集と過去問、どちらを優先すべきですか?
松田塾長志望校レベルに届く長文問題集を1冊仕上げてから、過去問に移るのがおすすめです。いきなり過去問から入ると、難しすぎて分析がしづらくなることがあります。

高橋音読はどのくらいの頻度でやればいいですか?
松田塾長一度解いた長文を、内容を理解した状態で3〜5回音読するのが目安です。毎日新しい長文を解くより、1つの長文を繰り返す方が読むスピードの向上につながります。

高橋併願校が多くて出題形式がバラバラな場合、参考書選びで気をつけることはありますか?
松田塾長まずは基礎〜標準レベルの解釈書・長文問題集で共通の読解力を仕上げてください。大学ごとの記述式・選択式といった形式の違いは、土台ができたあとの過去問演習の中で慣らしていく方が効率的です。

長文ルート、あとは自分の弱点だけ
松田塾長ここまで、解釈書と長文問題集を組み合わせた長文対策のルートをお伝えしてきました。ただ、一番大事なのはここからです。同じ「長文が読めない」という悩みでも、原因は単語なのか、構文把握なのか、時間配分なのか、人によって違います。

高橋さっきの自己診断で、自分がどれに当てはまるのか、なんとなくは分かった気がするんですけど、本当にそれだけが原因なのか自信がないです……。
松田塾長そうですよね。実際には複数の原因が組み合わさっていることも多く、自己診断だけで正確に切り分けるのは簡単ではありません。原因の見立てを間違えると、参考書を変えても点数が伸びないということが起こります。

松田塾長長文対策で一番もったいないのは、勉強していないことより、原因を取り違えたまま問題集だけを増やしてしまうことです。今どこで失点しているのかをはっきりさせる方が、結果的に近道になります。英語進学塾リオンでは、今の長文読解力を確認しながら、単語・構文・時間配分のどこに課題があるのかを一緒に整理しています。参加していただくと、今の自分に合った長文問題集と進め方が具体的に分かります。その場で入塾を決めていただく必要はありません。気になる方は、一度確認してみるといいですよ。

Q. 長文問題集は何周すればいいですか?
1周目は時間を計って解き、2周目以降は音読と復習を中心にします。同じ問題集を3〜4周するくらいのつもりで取り組むと読むスピードが安定してきます。
Q. 長文を解くときに辞書は使ってもいいですか?
演習中は使わず、時間を計って本番同様に解いてください。分からなかった単語は答え合わせのあとにまとめて確認する方が、本番に近い訓練になります。
Q. 長文問題集と過去問、どちらを優先すべきですか?
志望校レベルに届く長文問題集を1冊仕上げてから過去問に移るのがおすすめです。いきなり過去問から入ると難しすぎて分析がしづらくなることがあります。
Q. 音読はどのくらいの頻度でやればいいですか?
一度解いた長文を、内容を理解した状態で3〜5回音読するのが目安です。毎日新しい長文を解くより、1つの長文を繰り返す方が読むスピードの向上につながります。
Q. 併願校が多くて出題形式がバラバラな場合、参考書選びで気をつけることはありますか?
まずは基礎〜標準レベルの解釈書・長文問題集で共通の読解力を仕上げてください。大学ごとの記述式・選択式といった形式の違いは、土台ができたあとの過去問演習の中で慣らしていく方が効率的です。