高橋松田塾長、北海道大学の教育学部を志望してるんですけど、英語の配点ってどれくらいなんですか?正直、文系なのに数学もあるって聞いて不安で……。
松田塾長いい質問ですね。結論から言うと、北海道大学教育学部は前期日程と後期日程で英語の扱いがまったく違います。前期は英語だけで合計210点、総合計765点のうち約27.5%を占める主要科目です。でも後期になると、英語は共通テストの60点だけになって、個別学力検査は小論文に置き換わります。

高橋えっ、同じ学部なのに前期と後期でそんなに違うんですか!?
松田塾長そうなんです(笑)。だからこそ、自分がどちらの日程を受けるのか、まず整理してから対策を考える必要があります。今日は北海道大学の公式入学者選抜要項をもとに、配点の仕組みから大問別の解き方、合格ラインの目安まで、順番に見ていきましょう。

北海道大学を目指す君へ。
その問題、5秒で解く方法を知っていますか?
今までの解き方とは違う「5秒解答法」。まずは実際の解き方を動画で確かめてください。
まずは動画で体験してみよう!
松田塾長がYouTubeで対談しました|動画で見る
北海道大学教育学部の入試はどんな仕組み?
高橋まず全体像から教えてください。教育学部って、何人くらい募集してるんですか?
松田塾長北海道大学教育学部の入学定員は30人です。内訳は前期日程が20人、後期日程が10人、そのほかに帰国生徒・私費外国人留学生の若干名枠があります。北海道大学は多くの学部で前期・後期の分離分割方式を採用していて、教育学部も例外ではありません。

高橋前期と後期で試験日も違うんですよね?
松田塾長はい。前期日程の試験は2月25日、後期日程は3月12日です。どちらも大学入学共通テストの成績と、個別学力検査等(大学独自の二次試験)の成績を合算して合否を判定します。ここまでは他の国公立大学と同じ仕組みですが、北海道大学教育学部でおもしろいのは、個別学力検査の中身が前期と後期でまったく別物になる点です。

高橋別物、というと?
松田塾長前期は個別学力検査で国語・数学・英語の3教科を受けます。一方、後期の個別学力検査は小論文1本のみです。英語の試験そのものがなくなるんですよ。この違いが、配点にもそのまま表れます。次の章で数字を見ながら説明しますね。

英語の配点は前期210点・後期60点|比率はどう変わる?

高橋じゃあ具体的に、英語は何点なんですか?
松田塾長前期日程から見ていきましょう。北海道大学教育学部 前期日程の配点はこうなっています。

| 区分 |
国語 |
地歴・公民 |
数学 |
理科 |
外国語(英語) |
情報 |
合計 |
| 共通テスト |
60点 |
80点(選択) |
60点 |
40点 |
60点(リスニング含む) |
15点 |
315点 |
| 個別学力検査等 |
150点 |
– |
150点 |
– |
150点 |
– |
450点 |
| 合計 |
210点 |
80点 |
210点 |
40点 |
210点 |
15点 |
765点 |
高橋英語、共通テストと個別学力検査を合わせると210点になるんですね。国語・数学と同じ210点か……横並びなんだ。
松田塾長その通りです。前期日程では英語・国語・数学の3教科がそれぞれ210点ずつの主要3教科として扱われていて、英語だけが特別に重いわけでも軽いわけでもありません。比率で言うと210点÷765点で約27.5%です。理科や情報のように共通テストだけで決まる科目と違って、英語は記述式の個別学力検査でも試される分、対策の密度を上げる必要があります。

高橋じゃあ後期はどう違うんですか?
松田塾長後期日程の配点はこちらです。

| 区分 |
国語・地歴公民・数学・理科・情報 |
外国語(英語) |
小論文 |
合計 |
| 共通テスト |
合計255点 |
60点(リスニング含む) |
– |
315点 |
| 個別学力検査等 |
– |
– |
300点 |
300点 |
| 合計 |
255点 |
60点 |
300点 |
615点 |
高橋本当だ、英語は60点だけになってる……。じゃあ後期なら英語はあんまり勉強しなくていいってことですか?
松田塾長そこが一番の誤解ポイントです。個別学力検査に英語がなくなるだけで、共通テストの英語60点は615点のうちの約9.8%として、合否にそのまま効いてきます。しかも後期は定員10人という狭き門なので、1点の重みが前期よりむしろ大きくなりやすいんですよ。

後期日程の注意点
後期日程は個別学力検査が小論文のみになるため、「英語の勉強はもう要らない」と考えてしまう受験生がいます。実際には共通テストの英語60点は615点中の約1割を占め、小論文対策に時間を割くほど共通テスト全体の見直し時間が削られがちです。後期を受ける可能性がある人ほど、共通テスト後の英語の仕上げを後回しにしないことが大切です。
高橋配点の仕組みはわかりました。じゃあ実際、前期の英語ってどんな問題が出るんですか?
前期の英語、大問はどう構成されている?

松田塾長北海道大学の個別学力検査の英語は、実は文系・理系を問わず全学部共通の問題を使っています。教育学部の前期(文系扱い)の場合、試験時間は90分で英語1科目を解きます。大問は4題構成で、大問1・2が長文読解、大問3が長文読解に加えて70〜100語程度の自由英作文、大問4が会話文問題という組み立てです。

高橋独立した文法問題やリスニングの大問はないんですか?
松田塾長ないんです。文法・語彙の知識は、長文読解の中の空所補充や内容一致問題の形で間接的に問われます。つまり単語・文法を単体で覚えるだけでは得点につながりにくい構成で、読解の文脈の中で使いこなせるかどうかが試されます。大問1〜3で内容一致・和訳・説明問題が組み合わされていて、読む英文の総量もそれなりに多いので、90分という時間配分を意識した練習が欠かせません。

高橋理系と共通問題なのに、文系は90分しかないんですね。
松田塾長理系は120分で理科や他教科とセットで解く分、英語に使える実質時間はもっと短くなります。文系の90分は決して余裕があるわけではなく、大問4題を読解+記述でこなすにはペース配分の練習が必須です。では次に、この中でも受験生がつまずきやすいポイントを具体的に見ていきましょう。

教育学部の英語でつまずきやすいポイントは?
高橋つまずきポイント、気になります……。
松田塾長よく見るのは3つです。1つ目は長文の中の文法・語彙の見落とし。単語集で覚えた知識が、長文の中で違う形(派生語や熟語表現)で出てくると気づけないケースです。2つ目は和訳・内容説明の部分点の取りこぼし。全訳はできているのに、日本語の表現が不自然で減点されてしまうパターンですね。3つ目が自由英作文の語数不足・論理の飛躍です。70〜100語という指定の中で、言いたいことを詰め込みすぎて文法が崩れる受験生が多いです。

高橋自由英作文、確かに苦手意識あります……。
松田塾長自由英作文は「書きたいことを書く」ではなく「採点者に伝わる形で書く」ことが大事です。主張→理由→具体例という型を決めておくだけで、語数内に論理的にまとめやすくなります。この型は長文読解の大問3でも使う力なので、早いうちに練習しておくと一石二鳥です。

高橋なるほど、型を決めるのか。じゃあ実際に大問ごとにどう解けばいいか、もう少し詳しく知りたいです。
大問ごとにどう解けばいい?
松田塾長大問1・2の長文読解からいきましょう。ここは内容一致・和訳・説明問題が中心です。読み始める前に設問にざっと目を通して、「何を聞かれるか」を頭に入れてから本文を読むと、該当箇所を探す時間が大幅に減ります。和訳問題は直訳で終わらせず、主語と動詞の関係を日本語として自然になるよう整えるところまでが得点のポイントです。

高橋設問を先に見るの、確かに効率よさそうですね。
松田塾長大問3は長文読解+自由英作文のセットです。本文のテーマに関連した意見を70〜100語で書く形式なので、本文を読みながら「自分だったらどう考えるか」を意識しておくと、英作文に移ったときにゼロから考える時間を節約できます。

自由英作文を崩さないコツ
– 型を固定する: 主張(1文)→理由(1〜2文)→具体例(1〜2文)→まとめ(1文)の順で書く
– 複雑な構文を避ける: 書きながら文法が崩れるくらいなら、短く正確な文を重ねる方が減点されにくい
– 語数は指定の8割以上を目安にする: 70〜100語の指定なら56語を下回らないようにする
高橋大問4の会話文はどうですか?
松田塾長大問4は会話の流れを追う空所補充が中心です。単語の意味だけで選ぶと誤答しやすく、直前・直後の発言との自然なつながりを確認する必要があります。会話文は読解の中では得点しやすい部類なので、ここで確実に点を取れるようにしておくと、大問1〜3で多少時間がかかっても総合点を支えられます。

高橋大問ごとの役割がわかってきました。じゃあ、結局英語で何割くらい取れれば合格ラインに乗るんですか?
英語で何割取れれば合格ラインに乗る?
松田塾長ここはシミュレーションしてみましょう。前期日程の総合計は765点です。河合塾がまとめている入試結果によると、2026年度入試の前期日程(教育学部)は志願者52人・合格者20人、合格者の最低点は567.35点、満点765点に対する得点率はおよそ74.2%でした。2025年度は合格者最低点518.40点・満点750点で、得点率はおよそ69.1%でした。

高橋年によって結構差があるんですね。
松田塾長そうなんです。配点そのものも年度によって微調整されますし、倍率も毎年変わるので、「最低点の得点率」は目安であって保証ラインではありません。ただ、総合で7割前後が1つの目安になることは押さえておくといいですね。

steps
- 目標の総合得点率を決める: まずは総合計765点に対して7割(約535点)を最初の目安ラインに置く
- 共通テストの目標点を仮決めする: 共通テスト315点のうち、英語60点を含めて何点を狙うか決める
- 個別学力検査の目標点を仮決めする: 個別学力検査450点(国語・数学・英語各150点)のうち、英語で何点を取りたいかを決める
- 英語の目標合計を逆算する: 共通テストの英語点+個別学力検査の英語点を足し、210点中どれくらいを目指すか具体化する
- 現在の実力とのギャップを測る: 模試や過去問演習の得点と目標点を比べ、不足分を洗い出す
高橋こうやって段階を踏むと、ただ「7割取ろう」よりイメージしやすいです。
松田塾長大事なのは、765点という数字そのものより、自分が英語210点のうち何点を積み上げる必要があるかを具体的に決めることです。英語で稼ぐ戦略にするのか、国語・数学で安定させて英語は守りに入るのか、戦略によって日々の勉強時間の配分も変わってきます。

高橋じゃあ、実際に対策ってどこから始めればいいんですか?
対策はいつから何をすればいい?
松田塾長優先順位をつけるなら、まず長文読解の精読力からです。大問1〜3の配点が大きい以上、速く読むより先に正確に読める状態を作る方が点数が安定します。精読ができてきたら、次に和訳・説明問題の答案の書き方を練習します。意味は取れているのに日本語がこなれていなくて減点される人が多いので、ここは添削してもらう価値が高い部分です。

高橋自由英作文はいつから始めればいいですか?
松田塾長精読と並行して、型だけ先に身につけておくのがおすすめです。本番直前に型を覚えようとすると、本文の内容を考えるだけで手一杯になってしまいます。共通テストの対策が本格化する前、できれば過去問演習に入るより前の段階で、英作文の基本の型だけは固めておきましょう。

時期別の優先順位
– 基礎固めの時期: 単語・文法を長文の中で使える形で定着させ、和訳の精度を上げる
– 共通テスト対策が始まる前: 自由英作文の型を決め、70〜100語で書く練習を積んでおく
– 共通テスト後(前期直前): 個別学力検査の過去問演習に絞り、90分の時間配分を体に覚えさせる
高橋段階を追うとやることが見えてきました。でも、自分が今どの段階にいるのか、正直よく分からないです……。
松田塾長それは多くの受験生が同じことを感じています。英語進学塾リオンでは、今の英語力がどの段階にあるかを一緒に確認しながら、何を優先すべきかを整理しています。気になる方は一度、今の自分の立ち位置を確認してみるといいですよ。

高橋優先順位はわかったんですけど、逆にやりがちな失敗ってありますか?
受験生がやりがちな失敗は?
松田塾長よくあるのが、定期テストの得点と模試の得点のギャップに気づくのが遅れることです。学校の定期テストは出題範囲が決まっているので高得点が取りやすいのですが、模試や北海道大学の個別学力検査のような初見の長文になると、同じ実力でも点数が大きく下がることがあります。このギャップに気づかないまま「自分は英語ができる」と思い込んでしまうと、対策の優先順位を間違えやすくなります。

高橋確かに、定期テストはできてたのに模試で全然取れなくて焦った経験あります……。
松田塾長もう1つは、後期日程の対策を直前まで後回しにすることです。先ほど話したように、後期は個別学力検査が小論文に変わりますが、共通テストの配点構成は前期と同じです。前期の結果が出てから慌てて小論文対策を始めると、共通テスト科目の総復習との両立が難しくなります。

初見の長文で得点が落ちる人への注意
定期テストで高得点が取れていても、模試や個別学力検査のような初見の長文で得点が落ちる場合、原因は「読むスピード」「語彙の定着範囲」「設問処理の型」のいずれかに偏っていることが多いです。原因を特定しないまま演習量だけを増やすと、弱点が温存されたまま時間だけが過ぎてしまいます。
高橋自分がどのタイプか、ちゃんと確認したほうがよさそうですね。
あなたの場合はどうですか?
松田塾長ここで一度、自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。

セルフチェック
– 単語の意味は分かるのに、長文になると文全体の意味が取れなくなる
– 和訳はできているつもりなのに、模試の採点で部分点しかもらえない
– 自由英作文を書くと、70語を超えたあたりで文法が崩れる
– 90分の個別学力検査を時間内に解き終えられたことがない
– 定期テストの英語の点数と、模試の偏差値に大きな差がある
高橋……結構当てはまります。これ、どれも同じ「英語が苦手」でひとくくりにしていいものなんですか?
松田塾長いいえ、それが実はそれぞれ原因が違うんです。単語は分かるのに長文で崩れるのは文構造の把握が弱いサイン、和訳で部分点を落とすのは答案の書き方の問題、英作文で崩れるのは型が身についていないサイン、時間内に終わらないのは処理速度か設問の取捨選択の問題です。症状は似ていても、やるべき対策はまったく違います。

高橋じゃあ、自分がどれに当てはまるかって、どうやって確認すればいいんですか?
松田塾長そこが独学で一番難しいところなんですよ。自分の答案を客観的に見て、どこで失点しているかを切り分けるのは、受験生本人にはなかなかできません。英語進学塾リオンでは、今の英語力と北海道大学教育学部の配点を照らし合わせながら、どこで点を落としているのかを一緒に確認しています。

北海道大学教育学部の基本情報まとめ
高橋ここまでの内容、一度表で整理してもらえますか?
松田塾長まとめるとこうなります。

| 項目 |
内容 |
| 大学名・学部 |
北海道大学 教育学部 |
| 入学定員 |
30人(前期20人・後期10人・その他若干) |
| 前期日程試験日 |
2月25日 |
| 後期日程試験日 |
3月12日 |
| 前期 総合配点 |
765点(共通テスト315点+個別学力検査等450点) |
| 前期 英語配点 |
210点(共通テスト60点+個別学力検査150点) |
| 後期 総合配点 |
615点(共通テスト315点+小論文300点) |
| 後期 英語配点 |
60点(共通テストのみ) |
| 個別学力検査(前期)英語の出題範囲 |
英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
| 第一段階選抜(足切り)基準倍率 |
前期4.0倍・後期10.0倍 |
| 2026年度前期 合格者最低点 |
567.35点/765点(得点率約74.2%) |
| 公式情報 |
北海道大学 入学者選抜要項(令和9(2027)年度) |
高橋こうして見ると、前期と後期で本当に別の入試みたいですね。
他の大学の教育学部とはどう違う?
松田塾長教育学部は大学によって配点の作り方がかなり違います。北海道大学教育学部(前期)の英語比率は約27.5%でしたが、他の大学と比べてみましょう。

高橋北海道大学は後期で英語の個別試験がなくなるのが、やっぱり珍しいんですね。
松田塾長そうですね。国公立大学の教育学部は英語の配点自体が大学ごとにバラバラなので、併願を考えるときは「総合点に占める英語の比率」と「個別学力検査の有無」の両方を必ず確認してください。

よくある質問
高橋最後に、よく聞かれそうな質問をまとめてもらえますか?
松田塾長いいですよ。1つずつ答えていきますね。

高橋後期日程は英語の個別試験がないのに、英語は本当に重要なんですか?
松田塾長はい、重要です。後期は個別学力検査に英語がない分、総合615点のうち英語は共通テストの60点だけになりますが、約9.8%という比率自体は変わらず合否に影響します。後期は定員10人と前期より狭き門になりやすいので、共通テストの英語を含めた総合点の仕上がりがそのまま合否を左右します。

高橋前期の英語150点(個別学力検査)はどんな問題が出るんですか?
松田塾長北海道大学の個別学力検査の英語は全学部共通問題で、大問4題構成です。大問1・2が長文読解、大問3が長文読解+70〜100語程度の自由英作文、大問4が会話文問題です。独立した文法・語彙・リスニング専用の大問はなく、読解の中で文法力や語彙力が試されます。

高橋英語の出題範囲はどこまでですか?
松田塾長北海道大学の入学者選抜要項によると、英語の出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ」「論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」です。高校で学ぶ英語の標準的な範囲で、特別な出題範囲の制限や拡張はありません。

高橋共通テストの英語にリスニングは含まれますか?
松田塾長含まれます。北海道大学の入学者選抜要項には「大学入学共通テストにおける英語の配点にはリスニングの成績を含みます」と明記されています。共通テスト60点の中にリーディングとリスニングの両方が反映される仕組みです。

高橋教育学部前期の合格最低点はどれくらいですか?
松田塾長河合塾がまとめている入試結果によると、2026年度入試では合格者最低点が567.35点(満点765点、得点率約74.2%)、2025年度は518.40点(満点750点、得点率約69.1%)でした。年度によって変動するので、あくまで目安として捉えてください。

高橋第一段階選抜(いわゆる足切り)はあるんですか?
松田塾長あります。北海道大学教育学部は、志願者が多い場合に共通テストの成績で第一段階選抜を行う基準倍率を定めていて、前期は4.0倍、後期は10.0倍です。志願者数がこの倍率を超えない限り、個別学力検査を受験できないという事態にはなりにくいですが、年度ごとの志願状況は確認しておくと安心です。

松田塾長ここまでで、北海道大学教育学部の英語配点と前期・後期の違い、大問構成、対策の優先順位が分かったと思います。ただ、一番大事なのはここからです。「では、自分は何から始めればいいのか」は、実は一人ひとり違います。

高橋さっきのセルフチェックでも、当てはまる項目がいくつもありました……。
松田塾長同じ「長文で点が伸びない」という受験生でも、単語が足りない人、文構造を正確に取れていない人、読めているのに和訳や設問処理で落としている人、自由英作文の型が身についていない人と、原因はさまざまです。原因が違えば、やるべき対策も変わってきます。

松田塾長受験で一番もったいないのは、勉強していないことより、優先順位を間違えたまま前期直前まで時間が過ぎてしまうことです。勉強量を増やす前に、今どこで点を落としているのかをはっきりさせる方が、結果的に合格までの近道になります。

松田塾長そこで英語進学塾リオンでは、北海道大学教育学部を志望する皆さんの現在の英語力を確認しながら、何を・どの順番で改善すべきかを一緒に整理しています。前期で英語210点を積み上げる戦略にするのか、後期も見据えて総合点を安定させる戦略にするのか、現在地によって最適なルートは変わります。まず話を聞いてから判断していただいて構いません。気になる方は、一度確認してみるといいですよ。

参考リンク
Q. 後期日程は英語の個別試験がないのに、英語は本当に重要なんですか?
はい、重要です。後期は個別学力検査に英語がない分、総合615点のうち英語は共通テストの60点だけになりますが、約9.8%という比率自体は変わらず合否に影響します。後期は定員10人と前期より狭き門になりやすいので、共通テストの英語を含めた総合点の仕上がりがそのまま合否を左右します。
Q. 前期の英語150点(個別学力検査)はどんな問題が出るんですか?
北海道大学の個別学力検査の英語は全学部共通問題で、大問4題構成です。大問1・2が長文読解、大問3が長文読解+70〜100語程度の自由英作文、大問4が会話文問題です。独立した文法・語彙・リスニング専用の大問はなく、読解の中で文法力や語彙力が試されます。
Q. 英語の出題範囲はどこまでですか?
北海道大学の入学者選抜要項によると、英語の出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ」「論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」です。高校で学ぶ英語の標準的な範囲で、特別な出題範囲の制限や拡張はありません。
Q. 共通テストの英語にリスニングは含まれますか?
含まれます。北海道大学の入学者選抜要項には「大学入学共通テストにおける英語の配点にはリスニングの成績を含みます」と明記されています。共通テスト60点の中にリーディングとリスニングの両方が反映される仕組みです。
Q. 教育学部前期の合格最低点はどれくらいですか?
河合塾がまとめている入試結果によると、2026年度入試では合格者最低点が567.35点(満点765点、得点率約74.2%)、2025年度は518.40点(満点750点、得点率約69.1%)でした。年度によって変動するので、あくまで目安として捉えてください。
Q. 第一段階選抜(いわゆる足切り)はあるんですか?
あります。北海道大学教育学部は、志願者が多い場合に共通テストの成績で第一段階選抜を行う基準倍率を定めていて、前期は4.0倍、後期は10.0倍です。志願者数がこの倍率を超えない限り、個別学力検査を受験できないという事態にはなりにくいですが、年度ごとの志願状況は確認しておくと安心です。