高橋松田塾長、高校3年生の高橋です。模試で英語を解いて、リーディングとリスニングの点数が出たんですが、「共通テスト 英語 対策」を調べても、みんなの平均点と比べてどうなのかが分からなくて……。平均点より上なら安心なんでしょうか。下なら、何をどう直せばいいんでしょう。
松田塾長平均点を見て、安心したり落ち込んだりするだけで、次に何をするかが決まらない。そんなあなたへ、この記事を書きました。共通テスト 英語 対策は、平均点という「全体の数字」から、自分の点数がどこにいるのかを読み取るところから始まります。偏差値は予備校ごとに基準が違うので、ここでは、大学入試センターが公表している数字だけで見ていきます!

高橋予備校の数字は、使わないんですね(笑) 公表されている数字だけで、自分の位置が分かるんですか?
松田塾長分かります。令和8年度の本試験について、受験者の人数、平均点、標準偏差、0点から100点までの得点別の人数、段階表示の換算表が公開されています。これを使えば、あなたの点数以上の人が、全体の何%いるかまで、計算で出せます。

この記事で決まること
– 共通テスト 英語 平均点の公式の数字(令和8年度の結果と、令和4〜8年度の推移)
– 平均点だけでは分からないこと(合格点との違い、散らばり、2科目の違い)
– 自分の点数が、受験者全体のどこにあるかの読み方(得点分布と段階表示)
– 位置から決める、リーディングとリスニングの優先順位と、次の一手
– 2026年10月9日から2027年1月16日までの進め方と、本番後の平均点の使い方
高橋「共通テスト2026の平均点」と書いてあるサイトも見ました。私が受けるのは、2027年1月ですよね?
松田塾長そこは、年度の取り違えが起きやすいところです。「共通テスト2026」は、2026年1月17日(土)・18日(日)に実施された令和8年度の本試験のことです。あなたが受けるのは令和9年度で、本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)。令和9年度の平均点は、本番が終わるまで発表されません。令和8年度の結果は、確定した公式データとして、自分の物差しに使います。

高橋英語の構成や時間配分、勉強の順番は、この記事で分かりますか?
松田塾長がYouTubeで対談しました|動画で見る
共通テスト 英語 平均点|令和8年度の結果と令和4〜8年度の推移
高橋まず、令和8年度の英語の平均点を教えてください。結局、何点だったんですか?
松田塾長令和8年度(2026年1月実施)の本試験で、英語リーディングが62.81点、リスニングが54.65点です。どちらも100点満点。大学入試センターが2026年2月5日付の「実施結果の概要」で公表しています。令和7年度はリーディング57.69点、リスニング61.31点だったので、リーディングは5.12点上がり、リスニングは6.66点下がりました。5.12点は私の引き算(計算値)で、6.66点は大学入試センターの報告書にも書かれている数字です。

| 項目 |
リーディング |
リスニング |
| 受験者数(令和8年度 本試験) |
455,114人 |
453,425人 |
| 平均点(令和8年度) |
62.81点 |
54.65点 |
| 標準偏差(令和8年度) |
23.72 |
18.40 |
| 最高点・最低点 |
100点・0点 |
100点・0点 |
| 平均点(令和7年度) |
57.69点 |
61.31点 |
| 令和7年度との差(計算値) |
+5.12点 |
−6.66点 |
| 満点(100点)の人数 |
8,724人(1.9%) |
703人(0.2%) |
高橋受験者は、どちらも45万人もいるんですね! 満点を取った人は、リスニングだと703人しかいないんですか。
松田塾長満点の人数は、公表された得点別の人数から読み取った数字で、割合は私の計算値です。リーディングが約1.9%、リスニングが約0.2%。同じ満点でも、リスニングのほうがずっと少ない科目でした。ちなみに、外国語の「リーディング」を受けた人は456,979人で、そのうち英語を選んだ人は455,738人、99.73%です(追試験・再試験を含む数字です)。ほぼ全員が受ける科目なので、英語の平均点は、受験生全体の物差しとして使えます。

高橋令和7年度より前は、どうなんでしょう。毎年こんな感じで動くんですか?
松田塾長令和4年度から令和8年度までの5年分を、図にしました。実施結果の概要の「参考3」に載っている、本試験の平均点です。


高橋リーディングが低い年は、リスニングが高いですね。令和6年度は、差が15点以上あります。
松田塾長いいところに気づきましたね! リーディングの最低は令和6年度の51.54点、最高は令和8年度の62.81点で、幅は11.27点。リスニングは、最高が令和6年度の67.24点、最低が令和8年度の54.65点で、幅は12.59点です(幅は計算値)。令和4年度から令和8年度までの4回の変化は、すべてリーディングとリスニングが逆向きに動いています。

高橋どうして逆向きに動くんですか?
松田塾長公表されている資料からは、理由は1つに決められません。5年分で見えるのは「逆向きだった」という事実までです。そこから「次はリスニングが易しくなる」と読むのは、根拠のない予想になります。あなたが受ける令和9年度の本試験が、どちらに動くかは、本番の問題が出てからしか分からないんです。

高橋全科目の平均点は、見なくていいんでしょうか。
松田塾長気になりますよね! 国語・数学・理科・社会・情報などの平均点は、同じ「実施結果の概要」に一覧で載っています。ただ、科目ごとに受けている人の層が違うので、「英語は何科目より難しい」と並べて決めつけるのは、おすすめしません。この記事は英語に絞ります。全科目の表が必要な人は、記事末尾の参考リンクから、公式の資料を見てください。

高橋平均点が低い年は、あとで点数が補正されるんですか?
松田塾長令和8年度は、「得点調整は行わない」と大学入試センターが決定しています。令和9年度の受験案内でも、得点調整の対象は、地理歴史の3科目の間、公民の2科目の間、理科の4科目の間(物理・化学・生物・地学)と書かれていて、英語は含まれていません。英語は、平均点が低くても、点数があとから補正される科目ではないと考えておいてください。

高橋補正に頼れない分、自分の位置を毎回確かめるのが大事なんですね。でも、平均点だけでは足りないんですか?
松田塾長足りません。平均点は、合格点ではなく、受験者全体の中での位置を知る物差しです。その理由を、次の節で3つに分けて話します!

共通テスト 英語 対策の前に|平均点だけでは足りない3つの理由
高橋平均点を超えていれば、とりあえず安心、とは言えないんですか?
松田塾長言えません。平均点だけを物差しにすると、次の3つで読み間違えます。

平均点だけで判断すると起きる、3つの読み間違い
– 平均点は合格点ではない ― 志望校の合格に必要な点数は、大学・学部・選抜区分ごとに違います。平均点は、受験者全体の中での位置を知る物差しです
– 平均点が同じでも、点数の散らばり方が違う ― 令和8年度は、標準偏差がリーディング23.72、リスニング18.40で、リーディングのほうが広く散らばっていました
– 同じ点数でも、科目が違えば全体での位置が違う ― 70点は、リーディングでは5段階、リスニングでは7段階です
高橋1つ目の「合格点ではない」は分かります。2つ目の散らばりは、どう見ればいいんですか?
松田塾長標準偏差は、点数がどのくらい散らばっているかを表す数字で、大きいほど、点数が広く分かれていることを示します。ここでは、0点から100点までの得点別の人数を10点きざみにまとめた図を見てください。公表された人数から、私が割合を計算したものです。


高橋リーディングは、80点台と90点台がいちばん多いんですか? 平均点は62.81点なのに。
松田塾長そうなんです! 90〜100点が15.8%、80〜89点が15.0%で、高得点側に多い形です。一方で、20〜29点にも8.1%の人がいます。リーディングは、低い点から満点まで広く散らばっているので、平均点が真ん中に見えても、実際には「高い人」と「低い人」が両方多い形になります。リスニングは、40〜49点が18.5%、50〜59点が18.2%と、真ん中あたりに山があって、90点以上は2.5%です。

高橋ということは、平均点のすぐ上の点数を取っても、上位半分とは限らないんですか?
松田塾長そこが、いちばん読み間違えやすいところです。令和8年度のリーディングは、平均点が62.81点でしたが、63点以上の人は全体の53.3%いました。つまり、平均点を少し上回っても、半数以上の人は、それ以上の点を取っていたことになります。受験者を点数の低い順に並べたときの真ん中(中央値)は、私の計算では65点でした。リスニングは、平均点54.65点に対して、55点以上の人が48.8%です。

平均点を少し上回った点数は、「上位半分」とは限らない(令和8年度の計算値)
– リーディング ― 平均点62.81点。63点以上の人は53.3%、中央値は65点
– リスニング ― 平均点54.65点。55点以上の人は48.8%、中央値は54点
– 割合と中央値は、大学入試センターが公表した得点別の人数から、筆者が計算した値です
高橋平均点より少し上、というだけで安心していたら、危なかったですね……。
松田塾長安心できるかどうかは、志望校の必要点と比べて決めます。平均点を超えたかどうかより、自分の点数以上の人がどのくらいいるか、のほうが具体的な数字です。3つ目の「同じ点数でも科目が違えば位置が違う」は、その表で確かめましょう。

| あなたの点数 |
リーディング(その点数以上の人の割合) |
リスニング(その点数以上の人の割合) |
| 95点以上 |
7.2% |
0.7% |
| 90点以上 |
15.8% |
2.5% |
| 85点以上 |
23.6% |
5.8% |
| 80点以上 |
30.8% |
10.6% |
| 75点以上 |
37.7% |
16.6% |
| 70点以上 |
44.3% |
23.7% |
| 65点以上 |
50.8% |
31.5% |
| 60点以上 |
57.1% |
39.9% |
| 55点以上 |
63.2% |
48.8% |
| 50点以上 |
68.9% |
58.1% |
| 45点以上 |
74.4% |
67.5% |
| 40点以上 |
79.3% |
76.6% |
| 35点以上 |
84.0% |
84.8% |
| 30点以上 |
88.8% |
91.5% |
高橋同じ80点でも、リーディングは上位30.8%で、リスニングは上位10.6%なんですね。
松田塾長そのとおりです。割合は令和8年度の本試験の受験者についての計算値(小数第2位を四捨五入)で、令和9年度の分布とは違います。ただ、同じ点数でも、科目が違えば全体での位置は違うという事実は、あなたの点数を読むときの出発点になります。

高橋1つ疑問があります! リスニングで80点を取った人は、リーディングが80点の人より優れている、と考えていいんですか?
松田塾長「受験者全体の中での位置」は上です。ただ、リスニングの80点が、リーディングの80点より「えらい」わけではありません。大学によって、リーディングとリスニングに置く配点は違いますし、科目の難しさと、受けた人の準備状況は、年度で動きます。ここでは、位置を知るための道具として使ってください。

平均点の読み方で、よくある思い込み
– 「平均点が低かった年は、問題が難しかったから仕方ない」と考える。英語は得点調整の対象に入っていないので、点数は補正されません
– 「リーディングの平均点が上がったから、次も易しい」と考える。令和4〜8年度の変化は、すべて2科目が逆向きに動いていて、次の年を示す根拠にはなりません
– 「平均点を超えたから大丈夫」と考える。令和8年度のリーディングは、平均点を少し上回る63点でも、63点以上の人が過半数でした
高橋じゃあ、自分の位置をもっと分かりやすく読む方法は、ないんでしょうか。
松田塾長あります。共通テストの成績には、大学入試センターが決めた「段階表示」があります。次の節で、見ていきましょう。

共通テスト 英語 段階表示|9段階で自分の位置を読む
高橋段階表示って、成績表に載っているやつですか?
松田塾長そうです。大学入試センターの受験案内では、段階表示は、科目別得点に加えて「全体における各受験者の位置づけを示すもの」と説明されています。「スタナイン」という方式で、受験者を得点順に、おおよそ4、7、12、17、20、17、12、7、4%の群に分けて、低いほうから1〜9の段階にします。英語は、リーディングとリスニングが別々に段階表示されます。


高橋平均点62.81点のリーディングは、5段階なんですね。リスニングの54.65点も、5段階です。
松田塾長2科目とも、平均点は5段階の中にあります。ところが、同じ70点でも、リーディングは5段階(57〜72点)、リスニングは7段階(70〜78点)です。リスニングの9段階は87点以上ですが、リーディングの9段階は97点以上。2科目の点数は、足し算する前に、別々に段階で読んでください!

高橋図の「実際の受験者割合」は、理論上の4、7、12……と少しずれていますね。
松田塾長点数は整数で、同じ点数の人が同じ段階に入るので、きれいな割合にはなりません。たとえばリスニングは、4段階が18.4%、5段階が18.3%でほぼ同じ人数です。リーディングは、5段階が20.5%と、理論上の約20%に近い形でした。どちらも、公表された段階別の人数から計算した数字です。

高橋模試の点数を、この表に当てはめてもいいんですか?
松田塾長目安としては使えます。ただし、この換算表は令和8年度の得点分布から作られたものです。令和9年度の換算表は、2027年1月22日(金)(予定)に大学入試センターが発表します。令和9年度の本番でのあなたの段階は、令和9年度の分布で決まるので、令和8年度の表は「物差しの練習」として使ってください。模試の結果の読み方は、
共通テスト 英語 対策|模試はいつ?日程・結果の読み方・復習でも扱っています。

高橋段階表示は、大学の入試で使われるんですか?
松田塾長利用の有無や、利用される場合の具体的な方法は、各大学の募集要項などで確認する、と受験案内に書かれています。大学が段階表示を使うとは限りません。使わない大学のほうが、あなたの志望校かもしれない。だから、段階は「自分の位置を知る道具」と割り切って、必要な点数は、志望校の募集要項から決めます。

共通テスト 英語 対策の手順|平均点から、直す順番を決める
高橋位置の読み方は分かりました。それを、どう対策につなげるんですか?
松田塾長手順を5つにしました。これは筆者(塾長)の目安で、公式が定めた手順ではありません。

steps
- 過去問か模試の結果を、リーディングとリスニングに分けて書き出す
- 令和8年度の表で、それぞれの点数の段階と、その点数以上の人の割合を調べる
- 2科目の段階の差を見る。2段階以上離れているなら、低いほうが優先の候補になる
- 落としている大問を、大問別の得点率で探す(得点率は共通テスト英語の構成・配点・時間配分とリスニング対策に、令和7・8年度分がある)
- 志望校の募集要項で、リーディングとリスニングの配点を確かめる
高橋具体的な例で、やってみてもらえませんか?
松田塾長やってみましょう。次の点数は、読み方を見せるための例で、実際の誰かの結果ではありません。リーディング64点、リスニング46点だった場合です。

| 手順 |
リーディング(例: 64点) |
リスニング(例: 46点) |
| 令和8年度の段階 |
5段階(57〜72点) |
4段階(39〜48点) |
| 平均点との差(計算値) |
+1.19点(平均点62.81点) |
−8.65点(平均点54.65点) |
| その点数以上の人の割合 |
52.1% |
65.6% |
| 読み取れること |
平均点付近で、受験者の半数を少し超える人が同じ点以上 |
平均点より低く、受験者の6割を超える人が同じ点以上 |
高橋リスニングは、平均点より8.65点低くて、46点以上の人が65.6%もいるんですね。
松田塾長段階の差は1段階で、「2段階以上」の基準には届きませんが、平均点との差と、位置の低さから見ると、リスニングが優先の候補です。ここで、すぐに決めてはいけません。志望校の配点で、リーディングのほうが重ければ、順番は変わるからです。配点を見てから、どちらに時間を使うかを決めます。

高橋配点って、どこで見ればいいんですか?
松田塾長志望校の募集要項です。共通テストの素点は、リーディングもリスニングも100点ですが、大学で何点に換算されるかは、大学ごとに違います。大学入試センターのサイトに、共通テストを利用する大学の入試情報へのリンクをまとめた「共通テスト利用大学情報」のページがあるので、そこから探せます。

高橋大問別の得点率も、公式にあるんですよね。
松田塾長あります。令和8年度の試験情報データに、大問ごとの得点率と正答率の表が公開されています。この記事では、表の全体は再掲しません。リーディングとリスニングの大問ごとの得点率を、令和7年度と並べた図は、
共通テスト英語の構成・配点・時間配分とリスニング対策にあります。そこで「全体が苦戦した大問」と「あなたが落とした大問」を見比べてください。

高橋平均点が動いた理由は、報告書に書いてありますか?
松田塾長報告書には、問題作成部会の見解として、令和8年度のリーディングは令和7年度の問題構成を踏襲したこと、リスニングは平均点が54.65点で前年度より6.66点低くなったことが書かれています。リスニングについて報告書は、出題形式に受験者が慣れてきたことや、4技能の学習が強化されていることなどを考えると、平均点の上昇に歯止めが効かなくなる可能性にも触れています。ただ、平均点が動いた理由を、公表資料だけで1つに決めることはできません。「難化した」と言い切る文章は、私は書きません。

高橋理由が決められないなら、私は何を信じて勉強すればいいんでしょう。
松田塾長信じるのは、あなた自身の記録です。年度ごとの平均点の動きは、あなたには動かせません。動かせるのは、自分のリーディングとリスニングの段階と、大問別の失点です!次の表で、位置のタイプ別に、次の一手を決めましょう。

点数別の共通テスト 英語 対策|あなたの位置は、どのタイプ?
高橋私は、どのタイプに当てはまるんでしょうか。
松田塾長自分の2科目の段階を調べて、いちばん近いものを選んでください。次の一手は、筆者(塾長)の整理です。令和8年度の換算表は目安なので、段階が1つずれているくらいで、タイプを変える必要はありません。

| タイプ |
2科目の位置(令和8年度の段階の目安) |
まず見る数字 |
次の一手(筆者の目安) |
| A |
2科目とも1〜3段階(リーディング41点以下、リスニング38点以下) |
時間切れか、読めていないかの区別 |
語彙・文法・文の形の土台を先に固める。過去問は、形式を確かめる使い方にとどめる |
| B |
2科目の段階が2段階以上離れている |
低いほうの科目の大問別の得点率 |
低いほうの科目から、落としている大問を1つ決めて直す |
| C |
2科目とも4〜5段階で、点が動かない |
大問別の得点率と、失点の理由 |
全体より得点率が低い大問を探し、時間切れ・読み違い・聞き取れなかったに分ける |
| D |
2科目とも6段階以上で、あと数点を取りたい |
完答問題などの失点、ケアレスミス |
落とした問いを、取りこぼしと実力不足に分ける |
高橋Aのタイプは、過去問を解いてはいけないんですか? 周りは、もう何年分も解いている気がして焦ります(笑)
松田塾長解いてはいけない、ではありません。Aのタイプで、過去問を何年分も解いて点数だけを見ると、失点の原因が単語や文の形にある場合でも、「時間が足りなかった」としか分からないんです。まず1回分を、時間を測らずに解いて、読めない箇所に線を引いてみてください。そこが語彙なのか、文の形なのか、が見えます。

高橋Bのタイプは、リスニングが低い場合、聞き取れていないのか、答えの選び方で落としているのかを分ける、ということですか?
松田塾長そのとおりです。聞き取れていないなら、音の練習や語彙。聞き取れていても選択肢で落とすなら、設問の先読みや選択肢の読み方。1回しか流れない大問で集中が切れる場合は、また別の練習です。令和8年度のリスニングについて、報告書には、第1問の問1・問2の正答率が低かったことと、第5問が難易度の高い大問だったことが書かれています。ただ、全体が苦戦した大問だからといって、あなたの失点の原因が同じとは限りません。

高橋Cのタイプの「点が動かない」は、まさに私です。
松田塾長Cは、平均点付近にいる人の数がいちばん多い位置です。リーディングは4〜5段階に37%、リスニングは4〜5段階に36.7%の人がいます(段階別の人数からの計算値)。人数が多いぶん、「みんなと同じ勉強」をしていると、同じ位置にとどまりやすい。だからこそ、大問別の得点率で、あなた自身の失点の場所を見つけることが近道になります。

高橋Dのタイプは、もう少しで満点圏、という人ですか?
松田塾長令和8年度は、6段階以上の人が、リーディングで約40%、リスニングで約42%です(段階別の人数からの計算値)。Dに入る人は、点数が高いぶん、落とす問いが少ないので、失点の中身を細かく見られます。たとえば、解答をすべて合わせて初めて得点になる「完答問題」で、1つだけ落としていないかを確かめます。令和8年度のリーディングでは、第7問の問2が完答問題で、正答率が比較的低かったと報告書に書かれています。

高橋自分のタイプを決めたあとは、勉強の順番や参考書を決めるんですね。
共通テスト 英語 対策の本|位置別に選ぶ(書名つき・順位なし)
高橋位置が決まったら、どんな本を選べばいいんでしょうか。書名で教えてもらえますか?
松田塾長書名を載せます。ただし、順位や優劣はつけません。出版社の公式ページで、書名・出版社・著者を2026年10月9日に確認できた本だけを載せています。「公式ページで確認できる内容」は、出版社の紹介文の範囲です。使う時期や、どのタイプに合うかは、筆者(塾長)の見立てです。

| 種類 |
書名・出版社・著者 |
公式ページで確認できる内容 |
合いやすいタイプ(筆者) |
| 語彙 |
『システム英単語〈5訂版〉』(駿台文庫) |
基礎レベルから順序よく掲載。音声はダウンロード版・別売CDで提供 |
A(語彙が土台の人) |
| 文法 |
『Next Stage 英文法・語法問題 4th Edition 新装版』(桐原書店、瓜生豊・篠田重晃 編著) |
全218のPointで、左頁が問題、右頁が解説。共通テスト・中堅大学では「差をつける」レベルの情報量 |
A・C(文法で落とす人) |
| 共通テスト形式(リーディング) |
『共通テスト 英語〔リーディング〕 集中講義 新装版』(旺文社、三浦淳一 著) |
共通テスト過去問題を例題に解法を学ぶ。オリジナル問題で練習する2部構成 |
C(形式に慣れたい人) |
| 共通テスト形式(リスニング) |
『共通テスト 英語〔リスニング〕 集中講義 改訂版』(旺文社、渡辺淳志 著) |
例題(過去問題)とオリジナル問題の2部構成。音声を使った音読・ディクテーションのページがある |
B・C(リスニングが低い人) |
| リスニング |
『共通テスト英語〔リスニング〕 満点のコツ[改訂版]』(教学社、竹岡広信 著) |
正解率の低かった過去問の音源から「なぜ聞き取れなかったか」を分析。ディクテーションと過去問演習 |
B・C(聞き取れない原因を知りたい人) |
| 過去問集 |
『共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング(2027年版)』(教学社、教学社編集部 編) |
リーディング/リスニング計26回分(本試験・追試験計24回とオリジナル模試2回)。音声はWEBで配信 |
C・D(自分の記録をつけて回す人) |
高橋本が多くて、全部やらなきゃいけないのかと思っちゃいます(笑)
松田塾長全部やる必要はありません。自分のタイプで、いちばん弱い種類から1冊を、最後まで回すのが私の考えです。ここは1つだけ注意があります。『共通テスト 英語〔リーディング〕 集中講義 新装版』は、出版社のページに載っている目次が第6問までの構成で、令和8年度の本試験のリーディング(第8問まで)とは大問の数が違います。報告書は、第4問と第8問を、令和7年度から導入された大問と書いています。出版社のページには、購入者特典として、出題構成の変更について扱った資料の案内があります。買うときは、収録内容を確かめてください。

高橋平均点から本まで、つながってきました! 本の使い方も、やっぱり位置で変わるんですね(笑)
共通テスト 英語 対策の進め方|2026年10月9日から2027年1月16日まで
高橋時期の面では、いつまでに何を決めればいいですか? 本番まで、あとどのくらいなんでしょう。
松田塾長令和9年度の本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)で、英語は初日の16日です。2026年10月9日から2027年1月16日まで、暦日数で99日。11月1日からは76日、12月1日からは46日、2027年1月1日からは15日です(いずれも計算値)。学校行事や他教科もあるので、勉強できる日数ではありません。この99日を、位置の読み方に合わせて、4つに分けました。


高橋10月の23日間は、「位置を測る」なんですね。
松田塾長はい。次の分け方は、筆者(塾長)の目安です。人によって、どこから始めるかは変わります。

steps
- 2026年10月9日〜10月31日(23日間)は、過去問を1年分、リーディングとリスニングに分けて採点し、段階を調べる。志望校の配点を募集要項で確かめる
- 2026年11月1日〜11月30日(30日間)は、大問別の得点率で、落としている大問を1〜2個に絞り、失点の理由を分ける
- 2026年12月1日〜12月31日(31日間)は、絞った大問に合う練習をして、本番の順(リーディング、次にリスニング)に通しで解く回を作る
- 2027年1月1日〜1月15日(15日間)は、新しい教材を増やさず、記録を見直す
- 2027年1月16日の本番では、リーディングとリスニングを別々の科目として管理する
高橋12月に「通しで解く回」を作るんですね。本番の時間割や、出願の期限は、どこで確認すればいいですか?
松田塾長本番の時間割や、リスニングの入室の締め切り、出願の期間は、
共通テストはいつ?日程・出願・時間割に詳しくまとめています。この記事は、結果の数字の読み方に絞るので、日程の話は、その記事で確かめてください。

2027年1月の本番後|共通テスト 英語 平均点の発表と、使い方
高橋本番が終わったあとも、平均点は使えますか?
松田塾長使えます。令和9年度の受験案内では、正解と配点は、各日の全試験が終わったあとに、大学入試センターのウェブサイトで発表されると書かれています。平均点は、中間発表が2027年1月20日(水)(予定)、最終発表が2月4日(木)(予定)。得点調整の実施の有無と、段階表示の換算表は、2027年1月22日(金)(予定)です。いずれも予定なので、日程が変わることもあります。

高橋発表を見て、平均点より上か下かで、受ける大学を決めていいんでしょうか。
松田塾長平均点より上か下かだけでは、決められません。この記事で見てきたように、平均点は合格点ではなく、点数の散らばりや、2科目の違いで、意味が変わる数字です。本番後も、平均点より上か下かだけでは決めません。同じ手順でやります。まず、自分のリーディングとリスニングを別々に、発表された換算表で段階を調べる。次に、志望校の配点で、共通テストの得点がどう換算されるかを募集要項で確かめる。そのうえで、出願の判断は、学校の先生や塾と、一緒に決めてください。

高橋結果が悪かったら、もう挽回できないですよね……?
松田塾長共通テストのあとに、私立大学や国公立大学の個別試験を控えている人も、たくさんいます。平均点の発表を見て落ち込むより、自分の失点の理由を整理して、次の試験の準備に切り替えてください。令和8年度の結果が示すとおり、同じ英語でも、リーディングとリスニングで平均点は10点以上離れる年があるんです。1つの数字で、すべてを決めつけないでください。

この記事の信頼性|解説・監修と数字の出典
高橋この記事の数字は、どこから持ってきているんですか?
松田塾長大学入試センターが公表している資料だけです。そして、解説と監修は私が担当しています。

この記事の解説・監修
– 解説・監修 ― 松田貴盛(英語進学塾リオン塾長)
– 松田貴盛は、大手進学塾で英語講師を務め、20年にわたり若者の夢の実現をサポートしてきた。1998年に渡米し、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の映像学科を卒業。著書に『読むだけでおもしろいくらい脳に残るイメージ英文法』がある
この記事の数字の出典(いずれも2026年10月9日に取得)
– 大学入試センター 令和8年度 実施結果の概要(令和8年2月5日。受験者数・平均点・標準偏差と、令和4年度から令和8年度の平均点)
– 大学入試センター 令和8年度 試験情報データ「科目別成績分布」(0点から100点までの得点別人数と、段階別の人数)
– 大学入試センター 令和8年度 段階表示換算表(令和8年1月23日)と、令和8年度の得点調整実施の有無についての資料
– 大学入試センター 令和9年度 実施期日、受験案内(試験実施後の発表日程、得点調整、段階表示)
– 大学入試センター 令和8年度 問題評価・分析委員会報告書の英語(リーディング・リスニング)の自己評価
– 各書籍の出版社の公式ページ(旺文社・桐原書店・教学社・駿台文庫)
高橋計算した数字は、どれなんですか?
松田塾長リーディングとリスニングの平均点の差(令和7→8年度、各年度の差、幅)、満点の割合、10点きざみの割合と「その点数以上の人の割合」、中央値、段階別の割合の合計、リーディング64点・リスニング46点の例、99日などの日数は、公表された数字から私が計算したもので、記事中に「計算値」などと書いています。タイプ分けや進め方、本の合いやすさは、私の目安です。偏差値は、予備校ごとに基準が違うので使っていません。令和9年度の試験の詳細は、大学入試センターの公式ページで確認してください。

よくある質問
高橋共通テスト 英語 平均点は、何点でしたか?
松田塾長令和8年度(2026年1月実施)の本試験で、英語リーディングが62.81点、リスニングが54.65点です。どちらも100点満点で、大学入試センターが2026年2月5日付の実施結果の概要で公表しています。

高橋共通テスト 英語 対策は、平均点を見ることから始めればいいですか?
松田塾長平均点は、全体の位置を知る物差しとして使い、対策の出発点は、自分のリーディングとリスニングの点数にします。令和8年度の段階表示の換算表で、それぞれの段階を調べ、大問別の得点率で落としている大問を探す順番がおすすめです。

高橋平均点を超えていれば、安心していいですか?
松田塾長平均点は合格点ではありません。令和8年度のリーディングは、平均点62.81点を少し上回る63点でも、63点以上の人が53.3%(計算値)でした。志望校の必要点は、大学ごとに配点や使い方が違うので、募集要項で確認して、そこから目標点を決めます。

高橋平均点が低い年は、得点調整で点数が上がりますか?
松田塾長令和8年度は、得点調整を行わないことが公表されています。令和9年度の受験案内では、得点調整の対象は、地理歴史・公民・理科の科目の間で、英語は含まれていません。

高橋令和9年度の平均点は、いつ分かりますか?
松田塾長令和9年度の受験案内では、平均点の中間発表が2027年1月20日(水)(予定)、最終発表が2月4日(木)(予定)です。本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)なので、本番の結果は、そのあとに分かります。日程が変わることもあるので、大学入試センターで確認してください。

高橋リスニングの平均点が下がったのは、難しくなったからですか?
松田塾長令和8年度のリスニングの平均点は54.65点で、令和7年度より6.66点低くなりました。ただ、公表資料は、その理由を1つに決めて書いていません。難化と言い切らず、自分の点数を段階で読んで、大問別の失点を確かめることをおすすめします。

高橋自分の点数が全体のどのあたりか、どうやって調べますか?
松田塾長令和8年度の段階表示の換算表で、リーディングとリスニングを別々に段階で読みます。この記事の表では、リーディングとリスニングそれぞれについて、点数以上の人の割合も読めます。令和8年度の分布を使った目安なので、令和9年度の本番の位置は、2027年1月22日(予定)の換算表で確かめてください。

共通テスト 英語 対策、次の一歩|無料の英語力診断・個別相談
松田塾長ここまで、令和8年度の英語の平均点がリーディング62.81点・リスニング54.65点だったこと、平均点を少し上回る点数でも上位半分とは限らないこと、点数は段階と「その点数以上の人の割合」で読めることをお話ししてきました。数字は、大学入試センターが公表している資料で確かめられます。ただ、その数字を見ても、あなたがどこから直すべきかは、決まりません。

高橋そうなんです。位置は分かったんですけど、リスニングが低い理由が、自分では分けられなくて。
松田塾長同じ「リスニングの段階が低い」でも、原因はいろいろです。単語を知らない人、音のつながりに慣れていない人、設問を先に見ていない人、1回しか流れない大問で集中が切れる人。リーディングでも、時間切れの人、語彙が足りない人、完答問題でどこか1つ落としている人と、さまざまです。症状が同じでも、原因が違えば、やることも変わります。

高橋原因が分からないまま勉強すると、どうなるんでしょう。
松田塾長平均点を見て「みんなも低いから大丈夫」と思ったまま、時間だけが過ぎるのが、いちばんもったいないです。または、全体が苦戦した大問に時間をかけて、自分の本当の失点を放っておくこともあります。2027年1月16日という日付は動きません。勉強量を増やす前に、自分がどこにいて、何が原因で点を落としているのかを、先にはっきりさせるほうが近道です。

高橋原因が分かったら、どうなるんでしょう。
松田塾長自分の位置、大問別の失点の型、志望校の必要点が並べば、2027年1月16日までに何をどの順番でやるかが決まります。英語進学塾リオンでは、リオンテストで、文法・長文読解・リスニング・ライティングなどのセクションを細かく診断して、強化すべきところを明確にしています。そのうえで、ワンオンワン面談で、生徒と親御さんの希望を伺い、具体的な目標を決めます。

高橋先生の塾では、共通テストの講座もあるんですか?
松田塾長2024年度の冬期講習では、高校1・2・3年生と浪人生を対象に、共通テストのReading講座とListening講座を開きました。塾生以外の方も受講できる形でした。2026年度の日程、講座、空き状況は、学年と状況を伺ってから、個別にご案内します。リオンの冬の講習の全体像は、
冬期講習はいつから?短期と100日間・値段の見方にもあります。それから、リオンでは、英文法12単元を仕上げて判断力を鍛える方法を「5秒解答法」と呼んでいます。相談のときに、あなたに合うかどうかを、お話しします。

高橋相談では、何が分かるんでしょうか。売り込みをされないか、少し心配です。
松田塾長相談で分かるのは、リーディングとリスニングそれぞれの位置、大問別に落としている場所、志望校との差、ここまでの勉強法を続けてよいかどうかです。外部生の個別学習相談は無料で、無理に講座を勧めることはありません。他の塾と比べるための材料として使ってもらっても構いません。

高橋柏・我孫子校は、柏市にあるんですか?
松田塾長教室があるのは、千葉県我孫子市です。拠点は3つで、電話は0120-241-261(月〜土 10時〜22時)でも受け付けています。

| 校舎 |
所在地 |
電話番号 |
| 柏・我孫子校 |
千葉県我孫子市本町2-7-17 カメリア・7・ビル204号室(我孫子駅南口から徒歩1分) |
04-7128-8653 |
| 千葉校 |
千葉県千葉市中央区新町22-1 新町55ビル401(JR千葉駅南口から徒歩3分) |
043-216-5604 |
| オンライン校 |
全国対応 |
0120-241-261(受付は月〜土の10時〜22時) |
高橋まず、自分の2科目の点数と段階を書き出して、相談に行ってみます!
松田塾長それがいいと思います。リーディングとリスニングの点数を別々に書いたメモと、大問ごとの得点があれば、話が早く進みます。なければ、なくても構いません。気になる方は、一度、確認してみてください。

参考リンク
Q. 共通テスト 英語 平均点は、何点でしたか?
令和8年度(2026年1月実施)の本試験で、英語リーディングが62.81点、リスニングが54.65点です。どちらも100点満点で、大学入試センターが2026年2月5日付の実施結果の概要で公表しています。
Q. 共通テスト 英語 対策は、平均点を見ることから始めればいいですか?
平均点は、全体の位置を知る物差しとして使い、対策の出発点は、自分のリーディングとリスニングの点数にします。令和8年度の段階表示の換算表で、それぞれの段階を調べ、大問別の得点率で落としている大問を探す順番がおすすめです。
Q. 平均点を超えていれば、安心していいですか?
平均点は合格点ではありません。令和8年度のリーディングは、平均点62.81点を少し上回る63点でも、63点以上の人が53.3%(計算値)でした。志望校の必要点は、大学ごとに配点や使い方が違うので、募集要項で確認して、そこから目標点を決めます。
Q. 平均点が低い年は、得点調整で点数が上がりますか?
令和8年度は、得点調整を行わないことが公表されています。令和9年度の受験案内では、得点調整の対象は、地理歴史・公民・理科の科目の間で、英語は含まれていません。
Q. 令和9年度の平均点は、いつ分かりますか?
令和9年度の受験案内では、平均点の中間発表が2027年1月20日(水)(予定)、最終発表が2月4日(木)(予定)です。本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)なので、本番の結果は、そのあとに分かります。日程が変わることもあるので、大学入試センターで確認してください。
Q. リスニングの平均点が下がったのは、難しくなったからですか?
令和8年度のリスニングの平均点は54.65点で、令和7年度より6.66点低くなりました。ただ、公表資料は、その理由を1つに決めて書いていません。難化と言い切らず、自分の点数を段階で読んで、大問別の失点を確かめることをおすすめします。
Q. 自分の点数が全体のどのあたりか、どうやって調べますか?
令和8年度の段階表示の換算表で、リーディングとリスニングを別々に段階で読みます。この記事の表では、リーディングとリスニングそれぞれについて、点数以上の人の割合も読めます。令和8年度の分布を使った目安なので、令和9年度の本番の位置は、2027年1月22日(予定)の換算表で確かめてください。