高橋松田塾長、共通テスト英語の過去問を買おうと書店に行ったら、本が何種類も並んでいて、棚の前で動けなくなりました。いつから解けばいいのか、何年分やればいいのか、間違えた問題の解説はどこで読めるのか、全部が分からないんです。「共通テスト 英語 対策」で調べても、過去問の話は断片的で、結局どう進めればいいのかがつかめません。
松田塾長過去問を前にして、手が止まっているあなたへ。その迷いは、とても多い悩みです! 先に、1つだけ大事なことをお伝えします。共通テストの過去問は、大学入試センターのサイトから、問題・正解・リスニング音声・スクリプトを無料でダウンロードできます。2026年10月9日に確認した時点で、令和6年度から令和8年度までの3年度分が載っていました。

高橋無料なんですか! じゃあ、本は買わなくてもいいんでしょうか。この記事を読むと、何が決まりますか。
松田塾長買わなくても、練習は始められます。ただ、公式の過去問には、設問ごとの詳しい解説がありません。そこでこの記事では、共通テスト 英語 対策に過去問を使うために決めておきたい4つを、日付と公式の資料で決めていきます。いつから始めるか、公式の6回分を何に使うか、解説をどこで探すか、1回分をどう復習するか、の4つです。公式の資料で確認できたことと、私の指導経験からの目安は、はっきり分けてお話しします。目安の部分は「筆者(塾長)の目安」と断りますね。

この記事で分かること
– 大学入試センターで公開されている共通テスト英語の過去問(令和6〜8年度の本試験と追・再試験)に何が載っているか。2026年10月9日に確認した公開状況
– 令和6年度と令和7年度以降で、リーディングの大問構成とリスニングの配点の配分が違うこと(公式の正解・配点表から)
– 過去問はいつから解くか。2026年10月9日から2027年1月16日までの99日に、公式の6回分を置く例
– 解説の探し方。正解・配点表、スクリプト、問題評価・分析委員会報告書、設問別の正答率の使い分け
– 市販の過去問題集を選ぶ基準と、書名つきの例(順位はつけません)
– リーディング・リスニングの1回分の解き方と、復習の手順
高橋共通テスト英語の対策そのものは、この記事に入っているんですか?
松田塾長がYouTubeで対談しました|動画で見る
共通テスト 英語 対策の現状|過去問の公開状況と、本番までの日数(2026年10月9日に確認)

高橋公式のページには、具体的に何が載っているんですか?
松田塾長大学入試センターの「過去3年分の試験問題」のページを、2026年10月9日に確認しました。令和8年度、令和7年度、令和6年度の3年度分があり、それぞれ「本試験の問題」「本試験の正解」「追・再試験の問題」「追・再試験の正解」の4ページに分かれています。英語は、リーディングの問題、リスニングの問題、音量調整用の音声、音声問題のmp3、リスニングのスクリプトが、確認した6回すべてにそろっていました。

| 年度 |
本試験の実施日 |
追・再試験の実施日 |
英語で公開されているもの |
| 令和8年度(2026年1月) |
1月17日(土)・18日(日) |
追試験 1月24日(土)・25日(日) |
リーディング・リスニングの問題、正解、音量調整用の音声、音声問題、スクリプト |
| 令和7年度(2025年1月) |
1月18日(土)・19日(日) |
追・再試験 1月25日(土)・26日(日) |
同上 |
| 令和6年度(2024年1月) |
1月13日(土)・14日(日) |
追・再試験 1月27日(土)・28日(日) |
同上 |
高橋令和8年度、つまり2026年1月の問題も、載っているんですね。
松田塾長載っています。令和8年度の本試験の問題ページには、英語(リーディング)の表紙とリーディングの問題、英語(リスニング)の表紙とリスニングの問題、音量調整用音声、音声問題、スクリプトがあります。音声問題のmp3は、本試験で8.3MBと表示されていて、保存すればスマホでも聞けます。料金の表示はなく、ログインも求められませんでした。

高橋正解のPDFには、何が書いてあるんですか?
松田塾長令和8年度のリーディングの正解PDFは1ページの表で、問題番号、設問、解答番号、正解、配点が並んでいます。つまり、採点に必要なものは、公式だけでそろうということです。ただ、なぜその選択肢が正解なのかを説明する文章は、載っていません。この「解説がない」ことが、あとで大事になります。

高橋令和5年度より前の問題は、どこにあるんですか?
松田塾長同じページには載っていません。センターのサイトの「過去の試験情報」には、令和3年度から令和5年度のページがありますが、私が確認した範囲では、問題や正解のページは見当たらず、実施結果や受験案内などの資料でした。それより前の「過去のセンター試験情報」の令和2年度のページも、同じでした。ページの題名が「過去3年分」なので、新しい年度が加わると、載る年度が変わるかもしれません。これは私の見立てで、公式の予告ではありません。必要な問題は、手に入るうちに保存しておくと安心です。

公式の過去問を使う前に確かめる3つのこと
– 掲載の注記を読む ― 各ページに「著作権処理等の関係上、一部省略して掲載している科目があります」という注記があります。英語がどこまで載っているかは、問題PDFを開いて確かめてください。令和8年度本試験のリーディングのPDFは、冊子のページ番号が9・15・21・27・33ページの分、飛んでいます(追・再試験のPDFも番号が飛んでいますが、飛ぶ位置は本試験と違います)。理由は公式のページに書かれておらず、私は確認できていません
– 保存の名前を決める ― 問題PDFは印刷して書き込み、音声のmp3はスマホに保存します。ファイル名に、年度と、本試験か追・再試験かを入れておくと、解くたびに探さずに済みます
– 年度を取り違えない ― 令和8年度は2026年1月に実施された試験、令和9年度は2027年1月に実施される試験です。表紙のメモにも、年度を書いておきます
高橋追・再試験って、本試験とは別の問題なんですか?
松田塾長別の問題です。令和8年度の本試験と追試験のリーディングを開き比べたところ、第1問の題材からして違っていました。令和9年度の実施要項には、追試験は、疾病・負傷等やむを得ない事情で本試験を受験できなかった人を対象に実施する、と書かれています。ですから、追・再試験の点数を本試験の点数と単純に比べず、復習の素材として使うのが私のおすすめです。

高橋令和9年度の本番までは、何日あるんですか?
松田塾長令和9年度の本試験は、2027年1月16日(土)と17日(日)で、英語は16日です。リーディングは15時20分から16時40分、リスニングは17時20分から18時20分という時間割が、実施要項に載っています。追・再試験は、2027年1月23日(土)と24日(日)です。日程や出願の全体は、
共通テストの日程・出願・時間割の記事にまとめています。2026年10月9日から1月16日までは99日(計算値)で、14週と1日になります。この99日に、公式の6回分と復習の時間をどう入れるか。これが、この記事の中心の問題です。

共通テスト 過去問 英語の課題|年度で形が違う・公式に解説がない・点数だけ見て終わる

高橋過去問は、どの年度でも同じように使えるんですか?
松田塾長ここに最初の落とし穴があります。公式の正解・配点表を並べると、令和6年度と、令和7年度以降では、形が違います。リーディングは、令和6年度が第1問から第6問までの6大問で、令和7年度と令和8年度は第1問から第8問までの8大問です。冊子の表紙に書かれたページ数も、令和6年度は40ページ、令和7年度と令和8年度は39ページで、そろっていません。

| 比べるもの |
令和6年度(2024年1月) |
令和7年度(2025年1月) |
令和8年度(2026年1月) |
| リーディングの大問数 |
6(第1問〜第6問) |
8(第1問〜第8問) |
8(第1問〜第8問) |
| リーディングの大問ごとの配点 |
10・20・15・16・15・24 |
6・12・9・12・16・12・16・17 |
令和7年度と同じ |
| リスニングの大問ごとの配点 |
25・16・18・12・15・14 |
28・12・18・12・16・14 |
令和7年度と同じ |
| リーディングの冊子のページ数(表紙の記載) |
40ページ |
39ページ |
39ページ |
| 英語の出題範囲(公式資料の科目名) |
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ、英語表現Ⅰ |
英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ |
令和7年度と同じ |
高橋令和6年度の過去問は、解かないほうがいいんですか?
松田塾長解かなくていい、とは言いません。令和8年度の報告書には、リーディングは令和7年度の問題構成を踏襲した、と書かれています。第4問と第8問は、令和7年度から導入された新傾向の大問の一つ、という説明もあります。つまり、公式の過去問のなかで、令和9年度の本番の形に近い可能性が高いのは、令和7年度と令和8年度の形です。これは私の見立てで、令和9年度の構成の予告ではありません。令和9年度の大問ごとの配点は、私が確認した資料には載っていません。ですから、令和6年度は「形の違う年度」として、使い方を変えます。その使い方は、あとの節で決めます。

高橋点数も、年度で意味が変わるんですか?
松田塾長変わります。大学入試センターの実施結果の概要によると、リーディングの平均点は、令和7年度が57.69点、令和8年度が62.81点でした。リスニングは逆に、令和7年度が61.31点、令和8年度が54.65点です。同じ100点満点でも、年度によって平均点が動くので、
年度の違う過去問の点数を並べて、力が上がった・下がったと決めつけないほうがいいんです。令和8年度の平均点や結果は、
共通テスト 英語 対策の令和8年度の平均点と結果の読み方で詳しく説明しています。

高橋過去問でつまずく人は、どんな場面で止まるんでしょう。
松田塾長4つの場面が多いです。ここまでの話を、場面別にまとめます。

過去問で止まりやすい4つの場面
– いつから ― 基礎が固まってからと思い続けて、10月になっても1回も解いていない
– 何回分 ― 公式の6回分を最初の数週間で解き切って、復習の時間が残らない。または、年数を増やすことに時間を使い、形の違う年度ばかり解いてしまう
– 解説 ― 公式の正解表だけで終わる。または、解説を読んでも、自分が間違えた理由には答えてくれない
– 復習 ― 点数を見て終わり、失点の原因を残さない。次の回に、同じ種類の失点を繰り返す
高橋私は、4つ全部に当てはまりそうです(笑)。
松田塾長全部に当てはまる人も、珍しくありません! 順番に決めていけば大丈夫です。足りなくなるのは、過去問の数より、1回ごとの復習に使える時間だからです。次は、いちばん聞かれる「いつから」を、日付で決めていきましょう。

共通テスト 英語 対策は過去問をいつから?2026年10月9日から2027年1月16日までの置き方

高橋結局、過去問はいつから解けばいいんですか? 単語も文法もまだ不安なので、始めるのが早すぎる気もします。
松田塾長「いつから」の答えは、日付より、自分の状態で決まる部分が大きいです。ただ、日付の事実を先に出します。令和9年度の本試験は2027年1月16日(土)で、2026年10月9日からは99日です(計算値)。毎週の土曜日だけを数えても、10月10日から1月9日まで14回あります(計算値)。公式の過去問は6回分なので、毎週1回ずつ解くと、6週で使い切ります。

高橋1回解くのに、どれくらい時間がかかるんですか?
松田塾長試験時間だけで、リーディングが80分、リスニングが60分(うち解答30分)です。本番と同じ時間割で通すと、15時20分から18時20分までの3時間になります。そこに、採点と復習がかかります。復習には、解いた時間と同じか、その倍くらいを見ておくと、失点の原因が見えてきます。ここは筆者(塾長)の目安です。

| 状況 |
最初の1回 |
その後の目安(筆者) |
| 高3・浪人で、基礎がある程度できている |
10月中に1回。令和7年度か令和8年度の本試験を、時間を測って解く |
1〜2週間に1回。解いた回の復習が終わってから、次の回に進む |
| 高3・浪人で、基礎に不安がある(長文が半分も読めない、文法の抜けが多い) |
診断として、10月中に1回だけ先に解く。点数ではなく、足りないものを知るため |
基礎の勉強を主にして、過去問は月に1〜2回。通しは12月から増やす |
| 高3・浪人で、まだ1回も解いていない |
遅すぎるということはない。2026年10月10日(土)から10月18日(日)の週末に1回 |
回数を欲張らず、1回ずつ復習する |
| 高2 |
通しは急がない。公式のページで形式を見て、リスニングの音声を聞く程度 |
一般的な学年の進み方なら、本番は令和10年度。本試験は2028年1月15日(土)・16日(日)と、大学入試センターに載っています |
| 高1 |
解く必要はない。単語・文法・音読の土台づくりが先 |
一般的な学年の進み方なら、本番は令和11年度。日程は、私が確認した公式ページには載っていませんでした |
高橋基礎が不安なときに解くと、全然読めなくて落ち込みそうです。
松田塾長落ち込まなくて大丈夫です。1回目の目的は、点数ではなく診断だからです。読めない原因が、単語なのか、文の形なのか、文法の判断の遅さなのかが分かれば、基礎の勉強の中身が決まります。基礎が固まるまで1回も解かないと、「どの基礎が、どの大問の失点につながっているか」が見えないままになります。過去問は、腕試しの前に、診断の道具として使えるのです。

高橋先生の塾では、基礎の部分はどう見ているんですか?
松田塾長英語進学塾リオンでは、英文法12単元を仕上げて判断力を鍛える、という考え方を大切にしています。この判断力を鍛える方法を、私たちは「5秒解答法」と呼んでいます。過去問を1回解いて、1文を読むたびに文法の判断で止まっていると分かった人は、そこから見直したほうがいいことがあります。ここは、一人ひとりの状態で変わるので、目安として聞いてください。

高橋99日の中で、過去問をどの順番で置けばいいですか?
松田塾長次の6つの区切りで考える例を出します。すべて筆者(塾長)の目安で、公式の情報ではありません。自分の予定に合わせて、入れ替えてかまいません。

steps
- 10月10日から11月1日 ― 診断の1回。令和7年度の本試験を、時間を測って解く。復習に1〜2週間かけて、失点の原因を分ける
- 11月 ― 原因に合わせた勉強と、2回目。令和7年度の追・再試験で、前回と同じ種類の失点が減ったかを見る
- 11月下旬から12月上旬 ― 弱い大問を重点的に。令和8年度の追・再試験は、全問を通さず、苦手な大問だけでもよい。令和6年度は、読む練習とリスニングの音声に使う
- 12月19日(土)前後 ― 令和8年度の本試験を、本番と同じ時間割(15時20分開始)で通す。本番予行にする
- 12月下旬から2027年1月9日 ― 2周目。間違えた問題と、正解でも根拠が言えない問題だけを解き直す
- 2027年1月10日から15日 ― 新しい問題は解かない。復習の記録と、聞き取れなかった箇所の確認で整える
高橋令和8年度を先に解いて、令和7年度を予行に使うのは、だめですか?
松田塾長どちらを先にしても、かまいません。
共通テスト 英語 対策の勉強の順番と参考書では、令和8年度から解く例を出しています。この記事で大事にしたいのは、順番より、「診断の1回」と「本番予行の1回」を、別々に決めておくことです。予行に使う回を最後まで残しておくと、本番と同じ時間割で解く経験を、12月に入れられます。

共通テスト 過去問 英語は何年分?公式6回分の使い道と、年数を増やす前の確認
高橋周りには「10年分やった」という人もいて、焦っています。何年分やれば十分なんですか?
松田塾長年数で十分かどうかは決まらない、というのが私の答えです。公式で無料の英語の過去問は、令和6〜8年度の3年度分で、本試験3回と追・再試験3回の、合計6回分でした。しかも、令和6年度と令和7年度以降は形が違うので、年数を増やしても、令和9年度に近い形の問題が増えるとは限りません。大切なのは、何年分解いたかより、1回分を何周、説明できる状態にしたかです。

高橋その6回を、どう使い分けるんですか?
松田塾長回ごとに目的を決めます。次の表は、先ほどの6つの区切りに対応した、筆者(塾長)の目安です。

| 回 |
年度・試験 |
使い道(筆者の目安) |
目安の時期 |
| 1 |
令和7年度 本試験 |
診断。令和9年度に近い形で、出発点を知る |
10月 |
| 2 |
令和7年度 追・再試験 |
診断で見つけた原因を、直せたかを確かめる |
11月 |
| 3 |
令和8年度 追・再試験 |
弱い大問を重点的に。全問を通さなくてもよい |
11月下旬 |
| 4 |
令和6年度 本試験 |
形が違う年度。時間を測る本番練習にはせず、読む練習とリスニングの音声に使う |
11月〜12月上旬 |
| 5 |
令和8年度 本試験 |
本番予行。15時20分開始の時間割で通す |
12月19日(土)前後 |
| 6 |
令和6年度 追・再試験 |
余力があれば。リスニングの音声と、苦手な大問だけ |
12月 |
高橋令和6年度は、リーディングの時間を測らなくていいんですか?
松田塾長令和6年度のリーディングは6大問で、令和7年度以降の8大問と、大問ごとの配点も違います。時間配分の練習は、令和7年度以降の形で行うほうが、令和9年度の本番に近くなります。令和6年度のリーディングは、英文を読む練習と、設問の出し方の違いを知るために使うのが、私の目安です。リスニングは、大問数は同じ6問ですが、配点の配分が違います。音を聞く練習としては、そのまま使えます。

高橋6回が終わったら、どうするんですか?
松田塾長2周目に入ります。1周目は、新しい問題で力を試すもの。2周目は、自分が間違えた理由を直せたかを確かめるものです。2周目では、全問を解き直さず、×の問題と、△の問題(正解でも根拠が言えない問題)だけを解きます。1周目より時間はかからないので、12月下旬から1月上旬の短い日にも入れやすくなります。

高橋市販の過去問題集には、もっと古い年度も載っていますよね。それは意味がありませんか?
松田塾長意味がない、とは言いません。たとえば、教学社の『共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング』(2027年版)の出版社ページには、本試験が各7回分(2021〜2026年度)、追試験が各5回分(2022〜2026年度)と書かれています。2021年度は本試験が2日程で実施されたため、6年分で7回です。ただ、令和6年度の問題でさえ、令和7年度以降と形が違います。それより古い年度は、令和9年度の形からさらに離れている可能性があります。これは私の見立てです。公式の6回分を2周した人が、形に慣れる補助として使う、という位置づけを私は勧めます。

共通テスト 過去問の解説の探し方|公式の資料と、設問別正答率の使い方

高橋解説は、どこで読めるんですか? 公式には、解説は載っていなかったんですよね。
松田塾長設問ごとの詳しい解説は、私が確認した範囲では、公式の過去問のページにありません。ただ、大学入試センターのサイトには、解説を読むときの手がかりになる資料が、ほかにもあります。リスニングのスクリプト、問題評価・分析委員会報告書、試験情報データの3つです。報告書は、令和6年度、令和7年度、令和8年度の本試験と追・再試験の分が、「問題評価・分析委員会報告書」のページに並んでいます。

| 資料 |
載っているもの |
使いどころ(筆者の目安) |
| 正解・配点表(PDF) |
問題番号、設問、解答番号、正解、配点。*のついた設問は、全部正解の場合のみ点が与えられる |
採点と、完答の設問の見分け |
| リスニングのスクリプト(PDF) |
音声の英文と、試験の進行の説明 |
聞き取れなかった箇所を、目で確かめる |
| 問題評価・分析委員会報告書 |
令和8年度の英語では、大問ごとの出題意図と解答結果。正答率が低かった設問の理由の説明もある |
「何を測る大問か」と、全体でも難しかったかを知る |
| 試験情報データ(本試験) |
設問別の得点率・正答率の表(CSV)と、設問別正答率のグラフ(PDF) |
復習の順番を決める |
| 市販の解説、学校の先生、塾 |
選択肢ごとの根拠、解き方の手順 |
自分で根拠を探しても分からないとき |
高橋報告書って、どんなことが書いてあるんですか?
松田塾長令和8年度のリーディングの報告書は、大問ごとに、何を読み取る力を測る問題なのかを書いています。たとえば第6問は、登場人物の特徴や心境、物語の展開を読み取る大問で、問1と問2の正答率が他より低かった、とあります。問2は、物語の展開を時系列で並べる完答問題で、完答問題だったことが、正答率が低くなった理由の一つとして挙げられています。解説の代わりではなく、解説を読むときの補助線として使えます。

高橋設問別の正答率は、どう使うんですか?
松田塾長試験情報データの説明では、正答率は「部分点の有無に関わらず、完全に正答した受験者の割合」とされています。令和8年度の本試験で数えると、リーディングは33設問の中で、いちばん低いのが解答番号24-25の27.24%、いちばん高いのが解答番号1の87.31%でした。リスニングは、いちばん低いのが解答番号28-29の12.71%、いちばん高いのが解答番号10の92.69%です。同じ回の中でも、設問によって、これだけ開きがあります。

| 令和8年度 本試験 |
解答番号 |
正答率(公式のCSV) |
報告書の説明(要約) |
| リーディング 第6問 問1 |
24-25 |
27.24% |
登場人物の行動や態度から、性格を読み取る。具体的な情報を抽象化して捉える力が求められた |
| リーディング 第6問 問2 |
26-29 |
39.16% |
物語の展開を時系列で並べる完答問題 |
| リスニング 第5問 |
28-29 |
12.71% |
完答問題。言い換えを結び付けにくかったことなどが理由として挙げられている |
| リスニング 第5問 |
32 |
18.73% |
否定の短縮形が聞き取れないと、正解にたどり着けなかった |
| リスニング 第6問 |
35 |
20.87% |
会話の最後の語句を聞き逃すと、正解にたどり着けなかった |
高橋正答率が低い設問は、気にしなくていいんですか?
松田塾長気にしなくていい、ではなく、優先順位を決める材料にします。ここからは筆者(塾長)の目安です。自分が落とした設問の正答率が高いなら、多くの人が取れている問題を落としたのですから、先に直します。正答率が低い設問を落としたなら、同じ設問を落とした人が多いので、取れる問題を確実に取るほうが先です。リスニングで言えば、報告書にあるように、1語の聞き逃しで正解に届かない設問があります。そういう設問は、聞き取りの練習の材料になります。

高橋CSVのデータは、自分で開くんですか?
松田塾長開けます。公式の説明に、Excelで開くと「解答番号」が「〇月〇日」と表示されてしまう場合があるので、テキスト形式で使うように、という注記があります。自分で表を作る必要はありません。見るのは、復習した設問の正答率だけで十分です。同じデータは、PDFのグラフでも見られます。正答率のデータは本試験のものです。私が確認した範囲では、追・再試験の設問には、同じ表がありません。

高橋市販の解説や、学校の先生に聞くのは、どんな場面ですか?
松田塾長公式の資料を見ても、根拠が分からない設問のときです。その前に、「ここまでは分かった、ここから分からない」の場所に印をつけておきます。質問が具体的になるほど、答えも具体的になります。志望大学の個別試験の過去問は、大学ごとに公開のしかたが違うので、募集要項や大学の入試ページで確認してください。大学別の傾向は、
東京大学教養学部(文系) 英語対策や
明治大学法学部 英語対策のように、学部ごとの記事で読めます。

高橋公式の資料を調べても分からない設問が、何問も残りそうです。
松田塾長残って当然です。公式の資料は、出題の意図や全体の傾向を伝えるもので、あなたの答案を見て説明するものではありません。どこで自分の考えがずれたのかは、答案を見ないと分かりにくいところです。英語進学塾リオンでは、リオンテストで、文法・長文読解・リスニング・ライティングなどのセクションを診断しています。過去問の答案があれば、一緒に持ってきていただくと、話が早く進みます。

共通テスト 過去問 英語のおすすめの選び方|市販の過去問題集(書名つき・順位なし)
高橋結局、おすすめの過去問題集は、どれなんですか?
松田塾長書名を載せますが、順位や優劣はつけません。同じ本でも、合う人と合わない人がはっきり分かれるからです。ここに載せたのは、出版社の公式ページで、書名・出版社・著者を確認できた本です。「公式ページで確認できる内容」の欄は、出版社の紹介の範囲で、「使いどころの目安」の欄は筆者(塾長)の見立てです。「この本で合格できる」という意味ではありません。

| 種類 |
書名・出版社・著者 |
公式ページで確認できる内容 |
使いどころの目安(筆者) |
| 過去問集(複数年) |
『共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング』2027年版(教学社、教学社編集部 編) |
リーディング/リスニング計26回分。本試験・追試験の計24回と、本書オリジナル模試2回。別冊問題編とマークシート解答用紙つき。リスニング音声はWEB配信で、配信期間は2027年3月末予定 |
公式の6回分を2周したあと、解説を読みたいとき、形に慣れる補助に |
| 解法を学ぶ(リーディング) |
『共通テスト 英語〔リーディング〕 集中講義 新装版』(旺文社、三浦淳一 著) |
例題は共通テスト過去問題で、チャレンジテストは過去問題を分析して作ったオリジナル問題の2部構成。目次は第6問Bまで。購入者特典に出題構成の変更についての案内 |
過去問の失点の原因が「解き方」にあるとき。買う前に、対応する大問構成を確かめる |
| 解法を学ぶ(リスニング) |
『共通テスト 英語〔リスニング〕 集中講義 改訂版』(旺文社、渡辺淳志 著) |
例題は共通テスト過去問題で、チャレンジテストはオリジナル問題の2部構成。巻末に放送文があり、音読やディクテーションに使える。音声つき |
大問ごとの形式と、聞き取れない原因を確かめたいとき |
| 聞き取りの分析 |
『共通テスト英語〔リスニング〕満点のコツ[改訂版]』(教学社、竹岡広信 著) |
正解率の低かった過去問の音源を聞き込み、「なぜ、どこで聞き取れなかったか」を分析。ディクテーションと過去問演習で構成。注記に、共通テスト(2021〜2024年度)とセンター試験の過去問の分析を基にした本で、放送回数や解答時間(無音部分)は実際の試験と異なる場合がある、とある |
スクリプトを見れば分かるのに、音では取れないとき |
高橋『共通テスト過去問研究』は、公式の6回分と何が違うんですか?
松田塾長出版社の紹介では、解答・解説編があり、本試験が6年分、追試験が5年分まとまっていて、マークシート解答用紙も付いています。一方で、リスニング音声は公式のものも無料で聞けますから、本に付くのは、解説と、年度の数と、1冊にまとまる便利さです。ここで大事なのは、実際に出題された過去問と、出版社が作った問題を、区別して使うことです。この本は、26回分のうち2回が、本書オリジナルの模試だと書かれています。

高橋『リーディング 集中講義』の「目次は第6問Bまで」というのは、どういう意味ですか?
松田塾長出版社ページの目次が、第1問から第6問Bまでなのです。令和8年度のリーディングは、第8問まであります。出版社のページには、「出題構成の変更について」という購入者特典の案内もあります。本が使えない、という意味ではありません。買う前に、自分が解く年度の構成と、本の構成が合っているかを、出版社の案内で確かめてください。

過去問題集を選ぶ チェックリスト(書店・通販ページ用)
– 掲載年度 ― 令和7年度以降の本試験が入っているか。令和8年度(2026年1月)の分まで載る版かを、表紙や商品ページで確かめる
– 本試験だけか、追・再試験も入っているか ― 追・再試験の問題は、公式で無料。入っていれば、年度の数が増える分のよさになる
– 解説の詳しさ ― 正解だけでなく、本文のどこが根拠か、ほかの選択肢がなぜ誤りかまで書いてあるか。試し読みで、自分が間違えた設問の解説を読み、納得できるか確かめる
– リスニングの音声 ― 入手方法(ダウンロード、WEB配信、CDなど)が自分の環境で使えるか。配信の期間が決まっていないか。スクリプトと語注があるか
– 大問の構成 ― 令和7年度以降と同じ8大問か。例題や模試の形式が、古い構成のままではないか
– 過去問か、予想問題か ― 実際に出題された問題か、出版社が作った問題かを区別する。この記事の「過去問」は、実際に出題された問題のことです
– 版と更新 ― 新しい年度を加えた版が出ているか。出版社の案内ページで確認する
高橋試し読みで、自分が間違えた設問の解説を読む、というのはいい方法ですね。
松田塾長自分が間違えた設問で比べると、本の違いがよく分かります。読んで「ああ、そうか」と思えれば合っています。読んでも分からなければ、その本は、自分には合っていません。見るのは、正解の理由ではなく、自分が間違えた理由に答えてくれる説明かどうかです。

高橋リオンの教材は、ここに入っていないんですね。
松田塾長英語進学塾リオンには、イメージ英文法、英文法12単元 MASTER MAP、LION映像授業ライブラリー(1,000本以上)という教材があります。ただ、市販の過去問題集とリオンの教材の優劣を言うつもりはありません。どの教材を、どの順番で使うかは、英語力と志望校で、一人ひとり変わるからです。

共通テスト 英語 対策の過去問の解き方|リーディング80分・リスニング1回読みの練習手順
高橋過去問を解くとき、いちばん大事なことは何ですか?
松田塾長本番に近い条件で解くことと、解いた直後に記録を残すことです。令和9年度の出題方法等では、リーディングは80分で100点です。まず、80分で最後の大問まで進む経験を作ります。1回目に最後まで届かなくても、落ち込む必要はありません。どの大問に何分かかったかを記録して、次の回と比べます。時間配分の考え方は、
共通テスト 英語 対策の時間配分とリスニング対策で、構成と合わせて説明しています。

steps
- 時計かタイマーを置き、スマホは別の場所に置く。机の上は、問題冊子と筆記具だけにする
- 80分を測る。大問を解き終えた時刻を、余白にメモする
- 迷った設問には印をつけて、先へ進む。最後の大問まで進んでから、戻る
- 時間が来たら、そこで止める。続きは別の色のペンで解き、時間内の得点と分けて採点する
- 採点するときに、*のついた完答の設問を確かめる。部分的に合っていても、点にならない設問があるため
高橋時間が来たあとも解いて、別の色で書くんですね。
松田塾長はい! 時間内の得点は「本番の実力」、時間を過ぎたあとを含めた得点は「時間さえあれば解ける力」です。2つの差が大きい人は、知識より、読む速さと時間の使い方に課題がある可能性が高いです。差が小さい人は、時間の問題より、根拠を探す力や知識の問題が中心だと考えられます。ここは筆者(塾長)の見立てで、原因を探るための道具だと思ってください。

高橋リスニングも、過去問で練習できますか?
松田塾長できます。令和9年度の出題方法等では、リスニングの試験時間は60分で、そのうち解答時間は30分です。試験時間には、解答を始める前に、ICプレーヤーの作動確認と音量調節を、受験者本人が行うための時間が加えられています。公式の過去問には、音量調整用の音声と音声問題のmp3があるので、本番に近い順番で練習できます。大学入試センターの「英語リスニングについて」のページでは、ICプレーヤーの操作ガイドも体験できます。

高橋音声は、止めながら聞いてもいいですか?
松田塾長1回目は、止めずに通してください。令和8年度のリスニングの問題冊子の表紙には、音声が流れる回数が、第1問と第2問は2回、第3問から第6問は1回、と表で示されています。令和8年度の配点で数えると、2回流れる第1問・第2問は合計40点、1回だけの第3問から第6問は合計60点です(計算値)。本番は止められないので、練習も、1回目は止めずに通すのが基本です。止めて聞くのは、復習のときです。

| 復習で見ること |
分かること |
次にやること(筆者の目安) |
| スクリプトを見ると意味が取れる |
音の聞き取りが課題。語彙は知っている |
音声を聞きながらスクリプトを目で追い、同じ箇所を繰り返し聞く |
| スクリプトを見ても意味が取れない |
語彙や文の構造が課題 |
リスニングより先に、単語と文法の確認に戻る |
| 聞こえたのに、選択肢で迷った |
設問の読み方や、情報の整理が課題 |
設問と選択肢を先に読む順番を、1回ごとに決める |
高橋1回しか流れない問題の練習は、具体的にどうすればいいんでしょう。
松田塾長リスニングの練習の中身は、
共通テスト 英語 対策の時間配分とリスニング対策に詳しく書きました。この記事で押さえたいのは、過去問の使い方です。1回目は止めずに通して解き、採点のあとで、スクリプトと音声を並べて、聞き取れなかった箇所に印をつけます。その印の数と種類が、次の2週間の練習の材料になります。

共通テスト 過去問の復習|失点の原因を取り出す手順
高橋解き終わったあとは、どう復習すればいいんですか? 正解を見て、解説を読んで、終わりでしょうか。
松田塾長それだと、読んだだけで終わりやすいです。復習の目的は、解説を読むことではなく、答えの根拠を、自分の言葉で説明できる状態にすることです。説明できれば、似た設問でも、同じ考え方が使えます。説明できなければ、読んで分かった気になっているだけの可能性があります。

steps
- 時間内の得点と、時間を過ぎたあとを含めた得点を、分けて採点する
- 設問ごとに、○(正解で、根拠を言えた)、△(正解だが、根拠が言えない)、×(誤答)を付ける
- ×と△の設問を、公式の資料の順に調べる。正解・配点表で完答の設問かを見る。報告書で、その大問の出題意図を読む。試験情報データで、正答率を見る。リスニングは、スクリプトを見る
- 解説を読む前に、自分が選んだ根拠を、一文で書く。そのあとで解説と照らし、ずれた所に線を引く
- 失点の原因を、語彙・文の構造・設問の読み違い・時間・聞き取りのどれかに分ける。次の1週間で直すことを、1つだけ書く
- 1週間後に、×と△の設問だけを解き直す
高橋△って、正解しているのに、復習するんですか?
松田塾長します! 正解でも、根拠が言えない設問は、たまたま当たった可能性があります。本番で似た設問が出たときに、当てられるかは分かりません。△を×と同じ扱いで復習するのが、2周目で点数が安定していく近道だと、私は考えています。ここも筆者(塾長)の目安です。

高橋声に出して説明する、というのも手順に入りますか?
松田塾長入れておくと、ごまかしがききません(笑)。解説を閉じて、同じ根拠を声に出して説明してみてください。詰まったところが、まだ自分の力になっていない部分です。記録の書き方は、
共通テスト 英語 対策の過去問の記録表にもあるので、使いやすいほうを選んでください。復習に使う時間は、解いた時間と同じくらいから、その倍くらいが目安です。

高橋点数は、見なくていいんでしょうか。
松田塾長見てかまいません。ただ、1回ごとの点数は、問題の難しさでも動きます。先ほどの平均点の動きを思い出してください。点数が下がったときに落ち込むより、
点数の中身(どの設問を、なぜ落としたか)を見るほうが、ずっと意味があります。点数は、年度で比べず、同じ種類の失点が減ったかで見てください。模試の点数との付き合い方は、
共通テスト 英語 対策の模試の使い方と結果の読み方にまとめています。

過去問の復習でありがちな失敗
– 採点して点数を見て終わりにする。間違えた理由を書き出さない
– 解説を読んで分かった気になり、自分の言葉で根拠を説明しない
– リスニングを、スクリプトを見ながら解いてしまい、1回しか流れない設問の練習をしていない
– 追・再試験の点数を、本試験の点数と比べて、一喜一憂する
– 次の問題集を買う前に、手元の過去問の×と△を解き直していない
あなたの過去問の使い方はどのタイプ?自己診断と、最初の2週間
高橋自分がどこで止まっているのか、整理できていません。
松田塾長次のチェックで、当てはまる数が多いタイプを見てください。答えが出る診断ではなく、考えるための材料です。

タイプA 始め方で止まっている人
– 解く日が決まっていない ― 過去問を、いつ解くかのカレンダーがない
– 基礎が固まってからと思っている ― 10月になっても、1回も解いていない
– どの年度から解くか決められない ― 年度の違いを、まだ調べていない
– 本の前で迷っている ― 公式で無料の6回分を、まだ見ていない
タイプB 点数だけ見て終わる人
– 採点して次を探す ― 点数が悪いと、次の問題集を探し始める
– ×の理由を書いていない ― 失点の原因が、記録に残っていない
– 時間内の得点を分けていない ― 時間を過ぎたあとの得点も混ぜている
– 年度の違う点数を比べる ― 追・再試験と本試験の点数を並べて、一喜一憂する
タイプC 解説を読んでも、次に使えない人
– 読むと分かった気になる ― 次の設問で、同じ間違いをする
– △が多い ― 正解しても、根拠を説明できない設問がいくつもある
– 解説を先に読む ― 自分の根拠を書く前に、解説を見てしまう
– 聞き取れない原因が分からない ― スクリプトを見ると分かるが、音では取れない
タイプD 年数や冊数を増やして、安心する人
– 「10年分やった」が気になる ― 周りの話で、焦っている
– 古い年度や問題集を先に買い足す ― 公式の6回分が、まだ復習できていない
– 形の違う年度に時間を使っている ― 令和6年度以前の回を、先に何回も解いている
– 解き直しが終わっていない ― 新しい問題のほうに、手が伸びる
高橋私は、AとBとCに当てはまる気がします(笑)。
松田塾長複数に当てはまる人は、珍しくありません。そのときは、1つだけ選びます。全部を一度に直そうとすると、どれも中途半端になりやすいからです。迷ったら、Aに当てはまる数が多い人は、まず日付を決めることから。Bなら復習の型を、Cなら根拠を書く習慣を、Dなら公式の6回分の復習を、先に進めてください。

| 一番多いタイプ |
最初の2週間にやること(筆者の目安) |
| A 始め方 |
公式の過去問のページから、令和7年度か令和8年度の本試験を保存する。解く日を、カレンダーに書く。当日までに、時計と筆記具を用意する |
| B 点数だけ |
時間内の得点と、時間外の得点を分けて採点する。×と△の設問に、失点の原因を一言ずつ書く |
| C 根拠が言えない |
解説を読む前に、自分の根拠を一文で書く習慣をつける。△の設問を数える |
| D 年数・冊数 |
新しい本は買わない。公式の6回分のうち、まだ復習が終わっていない回を、×と△だけ解き直す |
高橋タイプは、なんとなく分かりました。でも、本当にそのタイプで合っているのか、自分では確信が持てなくて……。
松田塾長そこが、自己診断のいちばんの限界です。同じ「過去問で点が取れない」でも、原因は人によって違い、いくつも重なっていることもあります。そして、重なっている原因のどれから直すかは、答案を見てもらわないと決めにくいところです。個別の確認ができる場を、1つ置いておきますね。

この記事の信頼性|解説・監修と数字の出典
高橋この記事の数字は、どこから持ってきているんですか?
松田塾長大学入試センターが公表している資料と、各出版社と英語進学塾リオンの公式ページだけです。そして、解説と監修は私が担当しています。

この記事の解説・監修
– 解説・監修 ― 松田貴盛(英語進学塾リオン塾長)
– 松田貴盛は、大手進学塾で英語講師を務め、20年にわたり若者の夢の実現をサポートしてきた。1998年に渡米し、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の映像学科を卒業。著書に『読むだけでおもしろいくらい脳に残るイメージ英文法』がある
この記事の数字の出典(いずれも2026年10月9日に取得)
– 大学入試センター 過去3年分の試験問題(令和6・7・8年度の本試験・追・再試験の問題と正解のページ、英語の問題・正解・音声・スクリプト、問題冊子の表紙)
– 大学入試センター 過去の試験情報(令和3〜8年度)、過去のセンター試験情報(令和2年度)、令和9年度・令和10年度試験(実施期日、実施要項、出題方法等、問題作成方針)
– 大学入試センター 令和8年度 実施結果の概要(令和7・8年度の英語の平均点)
– 大学入試センター 問題評価・分析委員会報告書(令和8年度 本試験の英語リーディング・リスニング)、令和8年度 試験情報データ(設問別得点率及び正答率表、csvデータの説明)
– 大学入試センター 英語リスニングについて(ICプレーヤー操作ガイド、令和8年度の問題音声)
– 書籍の書名・出版社・著者・紹介内容は、教学社(赤本オンライン)と旺文社の公式ページ
高橋計算した数字や、塾長の見立ては、どれなんですか?
松田塾長「99日」「14回の土曜日」「第1・2問40点と第3〜6問60点」「正答率が50%未満の設問の数」は、公表された数字から私が数えたもので、記事中に「計算値」と書きました。6回分の使い道、復習の手順、タイプ別の2週間、書名の使いどころは、私の目安として書き分けています。令和9年度の試験の詳細は変わる可能性があるので、受験前に、大学入試センターの公式で確認してください。

過去問の前後に読む記事|日程・模試・結果・時間配分・勉強の順番
高橋日程や模試、平均点のことも、もう少し詳しく知りたいです。
松田塾長この記事は、過去問の使い方に絞りました。気になることがあれば、次の記事を読んでみてください。

よくある質問
高橋共通テスト 英語 対策で、過去問はいつから始めればいいですか?
松田塾長高3や浪人生で基礎がある程度できている人は、10月中に1回分から始めるのが私の目安です。基礎に不安がある人は、診断として1回分だけ先に解いて、失点の原因を知ってください。本番の2027年1月16日までは、2026年10月9日から99日(計算値)です。高1・高2は、通しで解くのを急がず、公式のページで形式を見る程度で十分です。

高橋共通テスト 過去問 英語は、何年分やればいいですか?
松田塾長年数より、1回分を何周、説明できる状態にしたかが大切です。公式で無料の英語の過去問は、令和6〜8年度の本試験と追・再試験で、6回分あります。令和6年度は令和7年度以降と形が違うので、令和7年度と令和8年度の本試験を優先して、2周目で、間違えた問題と、根拠が言えない問題を解き直してください。

高橋共通テストの過去問は、どこで無料で手に入りますか?
松田塾長大学入試センターの「過去3年分の試験問題」のページから、問題、正解、リスニング音声、スクリプトをダウンロードできます。2026年10月9日に確認した時点で、料金の表示はなく、ログインも求められませんでした。令和6〜8年度の本試験と追・再試験が載っています。

高橋共通テスト 過去問の解説は、どこで読めますか?
松田塾長公式の過去問のページには、設問ごとの詳しい解説は、私が確認した範囲ではありません。正解・配点表で採点し、問題評価・分析委員会報告書で大問ごとの出題意図を読み、試験情報データで設問別の正答率を見てください。それでも分からない設問は、市販の解説や、学校・塾の先生に、具体的な質問として聞くのが近道です。

高橋共通テスト 過去問 英語のおすすめの問題集は、ありますか?
松田塾長書名の順位はつけていません。掲載年度、解説の詳しさ、リスニング音声、大問の構成、実際の過去問か出版社の作った問題か、の5つで選んでください。試し読みで、自分が間違えた設問の解説に納得できるかを確かめるのが、いちばん確実です。書名の例は、記事の表にあります。

高橋令和8年度(2026年1月)の問題と正解は、公開されていますか?
松田塾長公開されています。大学入試センターの「過去3年分の試験問題」のページに、令和8年度の本試験と追・再試験の問題と正解があり、英語はリーディングとリスニングの問題、正解、音声、スクリプトが載っています。令和8年度の本試験は2026年1月17日・18日、追試験は1月24日・25日の実施でした。

高橋追・再試験の過去問も、解いたほうがいいですか?
松田塾長本試験とは別の問題なので、復習の素材として使えます。ただ、点数は本試験と並べて比べないでください。私の目安では、令和7年度の追・再試験は、診断で見つけた原因を直せたかの確認に、令和8年度の追・再試験は、弱い大問を重点的に直すために使います。

高橋高1・高2も、過去問を解いたほうがいいですか?
松田塾長通しで解く必要はありません。公式のページで形式を見て、リスニングの音声を聞いてみる程度で十分です。一般的な学年の進み方なら、高2の人の本番は令和10年度の2028年1月15日・16日です。高1の人が受ける令和11年度の日程は、私が確認した公式ページには載っていませんでした。単語、文法、音読の土台づくりのほうが、先にやることです。

では、あなたの共通テスト 英語 対策は、過去問のどこから始めますか
松田塾長ここまで、公式の過去問の中身、年度ごとの形の違い、いつから解くか、6回分の使い道、解説の探し方、解き方と復習の手順を、お話ししてきました。公式で確認できたのは、3年度分・6回分が無料で手に入ること、令和6年度と令和7年度以降で形が違うこと、設問ごとの解説の代わりに、報告書と正答率のデータがあることでした。

高橋道具と進め方は分かりました。でも、自分の過去問の使い方が合っているのか、まだ自信がありません。
松田塾長そこが、記事だけでは決められないところです。公式の過去問は、同じ問題を「初めて見る問題」として解けるのが、1回だけです。2回目からは、答えを覚えている部分が混ざります。同じ「点が取れない」でも、語彙が足りない人、文の形が取れない人、設問を読み違える人、時間の使い方がずれている人、聞き取れない人で、1回目に何を見ておくべきかが違います。

高橋原因が分からないまま、6回分を解いてしまうと、どうなりますか?
松田塾長一番もったいないのは、1回目に、診断として使えるはずの情報を、取りこぼすことです。点数だけを見て、次の回に進むと、同じ種類の失点を、6回続けて記録するだけになりかねません。6回しかない公式の問題を、診断にも、練習にも、本番予行にも使い切るには、1回目の取り出し方が大事です。

高橋原因が分かったら、何が変わりますか?
松田塾長次の2週間に何をするか、どの回を何に使うか、自分で回せる部分はどこかが、決まります。2027年1月16日から逆算して、残りの回の置き方も、自分の予定に合わせて組み直せます。迷う時間が減って、積み上げるだけの日が増えます。

高橋それを、一緒に決めてもらえるんでしょうか。
松田塾長英語進学塾リオンでは、リオンテストで英語の力を、文法・長文読解・リスニング・ライティングなどのセクションごとに診断し、何を強化すべきかを明確にしています。そのうえで、ワンオンワン面談で、生徒さんと保護者の方の希望を伺い、目標を決めます。2024年度の冬期講習では、共通テストのReading講座とListening講座を、千葉校、柏・我孫子校、オンライン校で開きました。塾生以外の方も受講できる形でした。2026年度の共通テスト向けの講座の内容は、この記事には載せません。必要なことが人によって違うので、先に状況を伺ってから、ご案内する形にしています。

高橋相談では、何が分かるんですか?
松田塾長過去問の失点が、時間によるものか、読み違いか、聞き取りか。公式の6回分を、どの順で、どう使うか。次の2週間で、何を直すか。この3つが、相談で持ち帰れる材料です。外部生の個別学習相談は無料で、ホームページにも「無理に講座を勧めることはありません」と書いています。まず話を聞いて、判断していただいて構いません。

高橋どこで相談できるんですか?
松田塾長拠点は、千葉県我孫子市の柏・我孫子校、千葉市の千葉校、全国から参加できるオンライン校です。柏・我孫子校は、柏市ではなく我孫子市にあります。電話は、フリーダイヤルの0120-241-261(月〜土 10時〜22時)で受け付けています。解いた過去問の答案と、大問ごとにかかった時間のメモがあれば、話が早く進みます。なくても構いません。

高橋まず、令和7年度の本試験を1回、時間を測って解いてみます。
松田塾長それがいいと思います。解いたあとに、原因が自分で決めきれなかったら、一度、状況を聞かせてください。

参考リンク
Q. 共通テスト 英語 対策で、過去問はいつから始めればいいですか?
高3や浪人生で基礎がある程度できている人は、10月中に1回分から始めるのが私の目安です。基礎に不安がある人は、診断として1回分だけ先に解いて、失点の原因を知ってください。本番の2027年1月16日までは、2026年10月9日から99日(計算値)です。高1・高2は、通しで解くのを急がず、公式のページで形式を見る程度で十分です。
Q. 共通テスト 過去問 英語は、何年分やればいいですか?
年数より、1回分を何周、説明できる状態にしたかが大切です。公式で無料の英語の過去問は、令和6〜8年度の本試験と追・再試験で、6回分あります。令和6年度は令和7年度以降と形が違うので、令和7年度と令和8年度の本試験を優先して、2周目で、間違えた問題と、根拠が言えない問題を解き直してください。
Q. 共通テストの過去問は、どこで無料で手に入りますか?
大学入試センターの「過去3年分の試験問題」のページから、問題、正解、リスニング音声、スクリプトをダウンロードできます。2026年10月9日に確認した時点で、料金の表示はなく、ログインも求められませんでした。令和6〜8年度の本試験と追・再試験が載っています。
Q. 共通テスト 過去問の解説は、どこで読めますか?
公式の過去問のページには、設問ごとの詳しい解説は、私が確認した範囲ではありません。正解・配点表で採点し、問題評価・分析委員会報告書で大問ごとの出題意図を読み、試験情報データで設問別の正答率を見てください。それでも分からない設問は、市販の解説や、学校・塾の先生に、具体的な質問として聞くのが近道です。
Q. 共通テスト 過去問 英語のおすすめの問題集は、ありますか?
書名の順位はつけていません。掲載年度、解説の詳しさ、リスニング音声、大問の構成、実際の過去問か出版社の作った問題か、の5つで選んでください。試し読みで、自分が間違えた設問の解説に納得できるかを確かめるのが、いちばん確実です。書名の例は、記事の表にあります。
Q. 令和8年度(2026年1月)の問題と正解は、公開されていますか?
公開されています。大学入試センターの「過去3年分の試験問題」のページに、令和8年度の本試験と追・再試験の問題と正解があり、英語はリーディングとリスニングの問題、正解、音声、スクリプトが載っています。令和8年度の本試験は2026年1月17日・18日、追試験は1月24日・25日の実施でした。
Q. 追・再試験の過去問も、解いたほうがいいですか?
本試験とは別の問題なので、復習の素材として使えます。ただ、点数は本試験と並べて比べないでください。私の目安では、令和7年度の追・再試験は、診断で見つけた原因を直せたかの確認に、令和8年度の追・再試験は、弱い大問を重点的に直すために使います。
Q. 高1・高2も、過去問を解いたほうがいいですか?
通しで解く必要はありません。公式のページで形式を見て、リスニングの音声を聞いてみる程度で十分です。一般的な学年の進み方なら、高2の人の本番は令和10年度の2028年1月15日・16日です。高1の人が受ける令和11年度の日程は、私が確認した公式ページには載っていませんでした。単語、文法、音読の土台づくりのほうが、先にやることです。