実録!成功したリオン生たち。 合格を引き寄せる英語の学び方とは。
志望校に合格したリオン生たちは、どんな学び方で成功を掴んだのか。今回は、実際の成功例を元に、松田塾長が考える「成功できる英語の学び方」を伝授して頂きました。
<成功する学び方:早稲田大学進学・A君の場合>
リオンの伝説とも言えるA君が入塾してきたのは、20歳の時。受験間際の3月でした。彼は既に大学に進学していましたが、早稲田・慶応と言った一流大学に入りたいという気持ちがあったんです。入塾時の英語の偏差値は30台。ところがたった2ケ月で69まで上がり、早稲田大学にトップで合格したのです。
彼の頑張りは、地元の教育委員会まで知れ渡るほど。私も「彼の先生だったんですか!?」と言われましたね。
問題の意図を理解することで急成長。
A君は、文法を2ケ月間しっかりと学び直したことで、「自分でもこれだけ問題が解けるんだ」と世界が広がりました。それから、勉強も解答も自発的にするようになり、問題の意図を正しく理解できるようになっていったんですね。
例えば、早稲田の問題は、12個ある選択肢のうち4つはダミーです。それを私が説明しなくても「Bの選択肢はHの選択肢のダミーですよね?」と言えるまでになっていました。
私が指導で大事にしているのは、「出題者の意図がわかるようになること」。A君は、最も理想的な成長を遂げていたのです。
ひとつの問題を、複数の切り口で考える。
A君が最初にしたことは、文章を書く練習でした。文章が書ければ、4択問題も簡単に解けますし、英作文もできます。さらに英作文をやりながら和訳もできる。1つの問題でも同時に複数のことができるようになったわけです。
成功できる子と言うのは、問題を「点」として捉えません。単純な4択問題であっても、答えを出してそこで終わりにしないで、問題で聞かれていないことまで説明できるように考えます。
単純な4択問題でも、見方を少し変えるだけで、長文演習にも読解の問題にも変わります。例えば、使役動詞をテーマにした4択問題を、「これは使役動詞の問題だけれど、助動詞や副詞の部分を聞かれたら、答えられるかな?」と考えてみる。「この問題を違う問題に変えるとしたら、どんな問題を作るかな?」と。そこから出題者の意図が分かるようになります。自分で問題を作り直すことができる能力があれば、ひとつの問題から色々なことを勉強できるのです。
文法においても、今まで学んだものをどのように使って問題を解くかという練習が非常に大事になってきます。間違ってもいいんです。頭を使って過程を考えることが非常に大事なのです。
覚える能力と過程を考える能力、6:4で勉強を。
西洋の教育では、意見を言わせて、答えを出しません。過程を考えることを重視しているのです。一方、日本人は覚えることは得意ですが、過程を考えることが苦手です。詰め込み勉強だけでは世界に通用しないことも分かってきていますから、大学の入試制度も少しずつ変わってきてはいますが、それでも日本で受験をする上では、詰め込み勉強を無視することはできません。
日本人にとって、覚える能力6、過程を作る能力4くらいの割合で学ぶことが、進学に必要な英語を効率的に学ぶ上でも良いのではないかと思います。
合格を引き寄せる英語の学び方まとめ〜A君の場合〜
- 文法を学んだことで、「こんなに問題が解けるんだ」と世界が拡大。
- 文章読解力を高めたことで、問題を複数の視点で考えられるように。
- 出題者の意図が分かるようになり、入塾後2ヶ月で、偏差値30台から69へ!
- 早稲田大学に、見事トップで合格!