心配なのは子より親!?子どもの成長を妨げてしまう親の行動とは。

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学習に懸命に取り組むお子さんの姿を見ていると、少しでも力になりたいと思うのが親心ですよね。
でもちょっと待って下さい!
良かれと思ったその行為が、お子さんの足を引っぱっているかもしれません。
今回は、お子さんの成長を妨げてしまう親の行動についてお伝えします。

お子さんの成長を妨げてしまう行為①
子どものモチベーション対策を塾に丸投げする

モチベーションというのは誰かが高めてくれるものではなく、本人が自分自身で高めて行くもの。親御さんが「先生が何とかしてくれる」というスタンスでいては、お子さんのやる気は上がりません。
モチベーションが上がらないのには、家庭生活や学校生活の何かが障害になっている可能性もあります。特に「いじめにあっている」など、学校生活があまり上手くいっていないような状況では勉強に集中ができません。最も身近な親御さんがお子さんの様子に気を配ってあげてください。
ただ、「親である私が何とかしないと!」と頑張りすぎるのも良くありません。
大切なのは、保護者、生徒、講師、教務の4者の風通しを良くすること。
リオンではご希望により、月に1回3者面談の機会を設けていますから、お子さんの生活で何か気になることがありましたら、ぜひ私たちにご相談ください。

お子さんの成長を妨げてしまう行為②
短い期間で子どもの成長を判断してしまう

入会からほんの1ヶ月程度で「偏差値が上がらない」と焦る親御さんがいます。
成長というのは、いきなり目に見えるものではなく、お子さん自身が、頑張って、耐えて、そして少しずつでも前に進んで行く中で、徐々にしていくもの。
短期間で成果を求めることは、じっくり伸びようとしているお子さんの芽を摘んでしまいます。
少なくとも最初の半年程は、親御さんも我慢をして、お子さんを信じ続けることが大事です。
また、授業が一回終わる度に「うちの子、成績は上がりますか?」という質問をされる親御さんもいますが、親御さんの焦りはお子さんへのプレッシャーになってしまいます。
1年、2年のロングスパンで、お子さんを見守れる忍耐力をつけましょう。

お子さんの成長を妨げてしまう行為③
親が子どもに構いすぎて逃げ道を用意してしまう

「朝食を食べていないから」「学校行事が大変だから」「部活が忙しいから」「試験期間中だから」ということを、お子さんが勉強に取り組めない、または成績が上がらないという言い訳にしていませんか。
「●●だからダメだった」という逃げ道を親御さんが用意してしまうのは、自分を納得させたいという甘えのあらわれ。お子さん自身も、その環境に甘えるようになってしまいます。そもそも、毎日忙しいのはどのお子さんも同じです。
その中で努力して成績を伸ばしている子どもたちはたくさんいます。
中学受験を目指す小学生ならともかく、高校生のお子さんの成績が伸びないのは、環境の責任でも親の責任でもなく、本人の責任。
親御さんがすべきなのは、お子さんの管理ではなく“応援”です。
「言い訳しない!」と叱れるような強いメンタルを持って、お子さんを後押ししてあげてください。

お子さんの成長を妨げてしまう行為④
勉強の目的が「定期テスト対策」になってしまっている

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時折、「教科書のこの部分を教えてください!」と言われる親御さんがいます。
「木を見て森を見ず」という言葉にあるように、一部分だけを勉強をしても、全体のつながりが理解できませんから成績は伸びません。
リオンでは、定期テスト対策でも基礎からしっかり教えます。
本当に生徒に必要なことを教えることで、志望校合格への確かな力を身につけていきます。

成績が伸びないのは本人の責任!どっしり構えて見守りましょう。

松田塾長によると、成績が伸びる子どもの場合、親御さんからの過度な要望や要求はほとんどないそうです。
親御さんがお子さんを信じられるかどうかで、成果は大きく変わると言います。
受験をするのは、親御さんではありません。
焦らず、頼らず、強いメンタルを持って、お子さんを見守りましょう。
お子さんに任せることで、成果が出れば自分の自信になり、逆に上手くいかなければ自分の責任になります。
ただし、お子さんに何かあった時はすぐにコミュニケーションをとることを忘れずに!
見守られている安心感と、任されている責任感を感じられることで、自主性を持って伸び伸びと勉強ができるはずです。