リオン塾長のWEB授業

[英文法解説]不定詞の問題を5秒で簡単に解く方法

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不定詞とは、to+動詞の原形を用いることで、文中で名詞や副詞、形容詞などの役割をするようになる品詞のことです。

 

不定詞は受験でもかなりの頻度で出題されますが、

 

不定詞には、①名詞的用法、②形容詞的用法、③副詞的用法の3つの用法があり、区別するのが難しいという方も少なくありません。

 

問題中の不定詞がどのような役割を担っているのかを、見極められるようにしましょう!

 

今回は①名詞的用法についてご紹介いたします。

 

5秒問題に挑戦!

 

松田塾長:

 

さて、今回は英作文からやってもらおうか。

 

「田舎に住むことは、大変たのしい。」という意味になるよう、単語を並替えてみてくれ。

 

もちろん、5秒でやるんだぞ!

 

それじゃあはじめ!

 

[問題]

次の日本語の意味になるように、(  )内の語または語句を並べ替えて英文を完成させなさい。

 

田舎に住むことは、大変たのしい。

It’s( a / great / in / live / pleasure / to / the country. )

 

 

 

 

松田塾長:

5・・4・・3・・2・・1・・。

 

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よし、そこまで!

 

答えてみろ。

 

生徒:

答えは、It’s a great pleasure live in to the country. です!

 

松田塾長:

不正解だ。

 

 

よく見てみろ。

 

お前が並替えた英文には動詞が2つも登場してしまっているぞ。

 

生徒:

あっ、ホントだ…。

 

どうしてこんな英文になっちゃったんだろう?

 

生徒:

でも、動詞に動詞以外の役割を持たせることってできるんですか?

 

 

松田塾長:

もちろんだ。

 

その内のひとつとして、[不定詞]について今日は説明していくぞ!

 

 

重要ポイントと例文

 

 

松田塾長:

英語には、動詞を使用しているのに、動詞以外の役割になるものがいくつかあるんだ。

 

それは、[不定詞][動名詞][分詞]だ。

 

これらは[準動詞]と呼ばれるから、覚えるように。

 

そして今日やるのは不定詞なんだが、不定詞には、名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法の3つの用法がある。

 

生徒:

3つもあるんですか!?

 

見分けられるかなあ…

 

松田塾長:

心配するな。リオンで学べば絶対わかるようになる。

 

とりあえず、「本を読むのはたのしい」という英文を作ってみてくれ。

 

生徒:

Read book is fun.

 

ですかね?

 

松田塾長:

よし、狙い通りの間違え方だ

 

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これだとバツだ。

 

そこで[不定詞]の名詞的用法の登場だ。

 

前の授業でも質問したが、名詞って何か説明できるか?

 

生徒:

(ヤバイ…忘れた…。)

 

ええっと、そりゃあ「モノの名前」のことですよ。

 

松田塾長:

まったく…。

時・条件の副詞節の授業の時と同じ答えをするんじゃない。

 

生徒:

すみません、ちょっとボケが進行していて…。

 

松田塾長:

お前、まだ高校生だろ…。

 

名詞とは (S)(C)(O)になるもの。

S)は主語、(C)は補語、(O)は目的語だ。

 

わからなかったら、数回前にやったWEB授業『時・条件の副詞節』を読んでくれ。

 

名詞とは (S)(C)(O)になるものと言ったが、

 

不定詞の名詞的用法ではto+動詞の原形で文中の(S)(C)(O)の役割になるんだ。

 

 

塾長板書:5秒で解くための重要ポイント

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松田塾長:

名詞的用法は「〜にすること」「〜になること」と意味で覚えたらダメだ。

 

不定詞にあたる部分を隠した時、文の意味が成立しないものが不定詞の名詞的用法にあたる。
で、ここからがさらに大事なところなんだが…。

 

英語は頭でっかちが嫌いなんだ。

 

英文を作るときは足長にすると覚えてくれ。

 

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生徒:

じゅ、塾長…。い、いや…、松田画伯ですね。

 

松田塾長:

何がだ…?

まあ、こいつらは絶対モテないだろうな。

 

で、話を戻すが、今回の英文を足長にする場合、次のようにしてしまうんだ。

 

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このように、意味を持たないItを置いて表現する。

 

このItのことを[形式主語]と呼ぶ。

 

[形式主語]を置く場合、真の主語は後ろに持っていくんだ。

 

その他にも、こんな使い方ができる。

 

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松田塾長:

どの例文でも、赤枠の部分、つまり不定詞がないと意味が成立しないだろ?

 

これらは全部、不定詞の名詞的用法と言えるんだ。

 

生徒:

なるほどなあ…。

 

僕、結構英語を勉強してきた自信あるのに、知らないことだらけだ…。

 

松田塾長:

Education is a progressive discovery of our own ignorance.

(勉強とは自らの無知を少しずつ発見していくことである。)

 

知らないことは恥ではない。

 

それに勉強は質ではなく量が大切だ。もっとやればもっと身につく。

 

引き続き努力していこう。

 

生徒:

沁み入る。いい言葉だなあ…。

 

僕、いろんなことがわかるように、これからも頑張りますね!

 

 

松田塾長:

心配するな!リオンがついてる!

 

さて、ここで終わりに…したいところだが、今日はもうひとつ覚えてもらいたいイディオムがあるんだ。

 

ついてこれるな?

 

生徒:

はい!

 

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松田塾長:

例えば、「私はフランス語をマスターすることが難しいと思った。」という英文を作りたいとする。

 

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find (O) (C) を使いたいわけだが、まずこの文で(O)にあたる部分は?

 

生徒:

んーと、「フランス語をマスターすること」って部分ですか?

 

松田塾長:

そうだ。そして英語は「お腹が出てる」のも嫌いだ。

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生徒:

英語は、頭がでかいのも、お腹が出てるやつも嫌いなんですね。

 

松田塾長:

そうだ。

 

「フランス語をマスターすること」というのを英文の真ん中に入れると、お腹が出てしまって、かっこ悪いわけだ。

というわけで、ここでもItの登場だ。

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生徒:

なるほどなあ。

 

塾長が説明してくれたことをふまえて、冒頭の問題を解き直してみます!

 

 

[問題]

次の日本語の意味になるように、(  )内の語または語句を並べ替えて英文を完成させなさい。

 

田舎に住むことは、大変たのしい。

It’s( a / great / in / live / pleasure / to / the country. )

 

生徒:

この文は形式主語が使われていたんですね。

 

替えてみると…。

 

It’s a great pleasure to live in the country.

 

to live にして、「住むこと」という行為を表します!

 

松田塾長:

正解だ!

 

それじゃあ、いつものように練習問題をやってみよう!

 

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練習問題に挑戦!

 

[練習問題1]

次の文の適する位置にtoを入れて全文を書き換えなさい。

またその文を日本語の文に直しなさい。

(1)I want know about your family.

(2)His plan is go to Canada.

(3)Suddenly the girls began laugh.

(4)Sing is a lot of fun.

 

松田塾長:

さて、全部言えるか?

 

生徒:

全部、言っちゃうね。

 

松田塾長:

出家しないようにな。

 

さ、答えてくれ。

 

生徒:

(1)は“I want to know about your family.”でto以下が(O)の名詞的用法。

 

日本語にすると、「私はあなたの家族について知りたいです。」になります!

 

(2)は“His plan is to go to Canada.” to go to Canadaは「カナダに行くこと」になるので、(C)の役割です。

 

日本語にすると、「彼の計画はカナダに行くことです。」という意味です!

 

(3)は、“Suddenly the girls began to laugh. ”で、to laughは(O)になります。

 

「突然、女の子たちは笑い始めた。」という意味です。

 

最後に、(4)は、“To sing is a lot of fun.”です。To sing isは(S)にあたります!

 

これは、「歌うことは、とても楽しいです。」という意味です。

 

松田塾長:

OKだ!

 

見違えるほどの成長だな。

 

それじゃあ、最後にもう1問だ!
[練習問題2](駿河台大)

日本文の意味になるように(  )に適語を入れなさい。

 

われわれは煙草を売ることが困難だと思っています。

We find(  )difficult to(  )cigarettes.

 

生徒:

んと、We find it difficult to sell cigarettes.でしょうか?

 

松田塾長:

正解だ!

 

どうだ?不定詞の名詞的用法、覚えられそうか?

 

生徒:

ボケが進行していますが、大丈夫です!

 

松田塾長:

若いから大丈夫だ。

 

さて、今回教えた[不定詞]だが、今後のWEB授業ではこれに関連したものをいくつか勉強して行くことになるから、家でしっかり復習するようにな!

 

それでは、次のWEB授業でまたお会いしましょう!

 

今日の授業まとめ

 

[不定詞][動名詞][分詞]のことを[準動詞]と言う。

[不定詞]の名詞的用法とは、英文中の不定詞にあたる部分を隠し

 た時、文の意味が成立しないものである。

・英語は(S) (O) が長いのが嫌いなので、意味のない it [形式

 主語/形式目的語]を置いて、本当の (S) / (O) を後ろに置く!

 

 

 

今日の格言

 

Education is a progressive discovery of our own ignorance.

〜ウィリアム・ダラント(アメリカの哲学者)〜

 

知らないことは、恥ずかしいことではない。

少しずつ、少しずつ、学びが自分の中に蓄積され知識となっていく。

ただ、知らないことを恥じて学びを辞めてしまうことは、これからの人生を彩ることを諦めてしまうことと同じだ。

どんなことでも、知らないことに対して積極的な姿勢でいよう!

新しい知識や経験が、今よりもっと素敵な君を創っていくぞ!

 

 

プロフィール

 

松田 貴盛

リオン塾長

 

1979年、千葉県出身。小学校から高校卒業まで市原市で過ごし、高校卒業後は映画監督を目指しアメリカに単身留学。4つの州を1人渡り歩き、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校を卒業。その後、2年ほどLongBeachテレビ局のカメラマンとして従事する傍ら、グレイシー柔術道場に通う。アメリカで役者も経験。2005年に帰国後、大手進学塾で英語講師として活躍。8年間のアメリカ留学で培った英語力を武器に、わずか3ヶ月でトップ講師に登りつめる。201012月より「英語進学塾リオン」を経営、また、“朝日奈こうや”の芸名で俳優業も続け、テレビ朝日「検事・朝日奈耀子」シリーズに6年間出演中。人生をかけて勝負している生徒以上に、常に挑戦し続けている事で、生徒と教師の信頼関係が本当に強いものとなることを提唱。教師の育成にも全力で取り組んでいる。

 

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